NO.651
2004/05/22 (Sat)
Kawaguchi Kyogo Sings "Sakura" At Fukamachi Jun's Live
誕生日。

「来週の土曜日(29日=今月の最終土曜日にあたる)は、日本のフュージョンのアーティストたちが集まるライヴのリハーサルがあるので、こちらでできないので、特別に(今月の会は)今日という日になりました。1万人のお客さんのほうを選んだわけです。大きなイヴェントに魂を売ったわけですが・・・。(笑)」 それが今回、金曜日に定例会が行われた理由です。深町純のライヴ。

この日は金曜ということもあってか、7時を過ぎてもそれほど混みあっていない。やはり仕事があると7時過ぎにやってくるのはむずかしいのかもしれません。先月初めてコンサートにいらしたというおかあさまがまた、いらしていました。先月のが大変気に入られたのでまた足を運ばれたそうです。

さて、今日は歌のゲストが登場。「実は今日のゲストの彼の『桜』という曲のピアノを僕が弾いてるんです。レコーディングした時、まだ彼は無名で、『じゃあ、アートカフェで歌わせてやるか』なんて思っていたんですが(笑)、一月もしないうちに大ヒットして、いまや毎日のようにテレビにでるほどの売れっ子になってしまいました。僕は、声のインパクトが楽器よりもひじょうに強いということを知っています。声というのは、ものすごく強いんです。ではなぜ僕が楽器にこだわるかというと、やはり、インストゥルメンタルにしか出せないものがあるからと思ってるんです」 

間に乾杯をはさんでゲストを紹介。「今日のゲスト、河口恭吾くんです。(拍手) 質問しようかな。(笑) たぶん、この『桜』っていう曲は何万回って歌ったと思うんだけど、いまだに、心を込めてこの曲を歌えるの?(笑)」 すると河口さん「ええ、そうですねえ、この『桜』だけは飽きませんねえ」。

彼は、「桜」と、新曲の「愛の歌」を深町ピアノと彼のアコースティックギターで歌いました。「桜」、知ってました。たぶん、F横の「ザ・チャート」で聴いたんだと思う。(笑) 新曲は彼自身が言うようにひじょうにシンプルな曲ですね。2曲を歌い終えると、深町さん「ま、若者だから、あんなもんじゃないですか(笑)」といつもの毒舌を一言。彼はあっという間に帰っていきました。「売れるっていうことは、ほんとにこういうことなんだよねえ」と深町さん。

そして、本日はたまたま深町さん58歳の誕生日ということで、円道一成さんが飛び入りで「ハッピーバースデイ」をソウルフルに歌いあげました。

第二部で、何回か演奏しているパーカッション奏者のマサさんが登場。深町さんが「じゃあ、君から何か始めて」というだけで、あとは何も打ち合わせなしで、いきなり演奏が始まりました。マサさんとやると、深町ピアノがいつになくパーカッシヴになる! これがまさにミュージシャン同士に起こる化学反応(ケミストリー)なのですね。

しかしねえ、毎回来る人の半分が初めて来る人なんですよねえ。不思議ねえ。僕は個人的には、始まり時間遅くてもいいから毎回金曜がいいなあ(笑)。

(2004年5月21日金曜、恵比寿アートカフェ=深町純ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>Jun, Fukamachi

Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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