NO.596
2004/03/29 (Mon)
Motown: Yesterday, Today, & Tomorrow
特集。

今日の『ソウル・ブレンズ』では、4時間にわたって「モータウン」特集をしました。それにしても、4時間ほとんどモータウン関係の曲だけでやるというのは、かなり気持ちいいですねえ。前半などほんと、曲だけかけているだけで番組が成立する、という感じです。やはり、ラジオの原点というのは、いい音楽をかけるというところにあるんだな、と思いました。DJオッシーも、「いやあ、音楽の力っていうのは、すごいね。こういう曲かけてるだけで、成り立つんだからね」と言ってましたが、まさにそのとおりです。

そして、3時台のゲストはマーチンこと鈴木雅之さん。『ソウル・ブレンズ』的にはまいどおなじみのマーチンさんですが、モータウン特集ということで、マーチンさんもモータウンには多くの思い入れがあり、話が止まりません。しかも、3時から4時までの一時間だけでなく、4時半の『山野ミュージックジャム』のところも出演してくださいました。

4時間やっても、モータウンの話題、曲は尽きませんね。今後、ワンクールに一回くらいやっていこうか、などとも話しております。まあ、次回は映画『永遠のモータウン』が日本公開されたあたりでやるような感じです。リスナーの皆さんも、ぜひ見ていただいて、その感想を大募集したいところですね。

番組などで映画を紹介するのは、本当にむずかしいです。ある程度紹介しなければ、紹介していることにならないし、一方であまりに内容を話しすぎてしまうと、ネタバレで見る人の楽しみを奪ってしまうかもしれない。見るつもりがない人は、全部話してくれと思っているかもしれない。どこで、どう落としどころをみつけるかはとてもむずかしいですねえ。

それにしても、マーチンさんがこの映画を見て「まあ、『白い巨塔』についで号泣した。(映画の主人公、モータウンのベース奏者)ジェームス・ジェマーソンは、さしずめ財前五郎だね」のコメントには大爆笑でした。

永遠のモータウン ちなみに、 『永遠のモータウン』 ですが、原書は1989年に発売され、それ以来原作者は映画化を考えるようになっていました。しかし、なかなか製作してくれる映画スタジオが見つからず、結局10年近くかかって出資者と出会うのですね。その出資者というのはポール・エリオットとデイヴィッド・スコットの二人です。彼らは製作総指揮のクレジットで名前がでています。二人ともアマチュアのミュージシャンですが、コンピューター関係の仕事で財をなし、この映画に投資することにしたのです。2000年冬、本がでて11年の月日が流れ、いよいよ映画の撮影が始まりました。6週間で撮影された作品は2002年秋、全米で公開され、話題を集め、グラミー賞なども獲得しました。

映画 『永遠のモータウン』 のホームページができています。ここに、プロダクションノート、出演者などが詳しくでています。ごらんください。http://www.eiennomotown.com/index2.html
僕も、モータウンについて簡単な原稿を寄稿しています。また、この映画のスターたち、ファンク・ブラザースは現在ツアーを行っていますが、彼らの来日も検討されています。ぜひ生で見たいですね。



Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
|Return|