NO.453
2003/11/21 (Fri)
I'd Rather: Another Great Song By Luther
未練。

ルーサー・ヴァンドロスの 『ライヴ〜ラジオ・シティー・ミュージック・ホール』 の9曲目に収録されている「アイド・ラザー」。彼が今年の2月にこのライヴで歌った時点では「前作」アルバム 『ルーサー・ヴァンドロス』 (2001年7月発表)に収録されていた作品。一応、シングルカットはされR&Bチャートで40位、アダルト・コンテンポラリー・チャートでも17位を記録している作品です。でも、大ヒットとはいえません。

この曲を書いたシェップ・クロフォードはデボラ・コックスの大ヒット「ノーバディー・サポーズト・トゥ・ビー・ヒア」で一躍注目されています。他にもボーイズ・トゥ・メン、ホイットニー・ヒューストンなどにいろいろと作品を提供している若手のソングライター、プロデューサーです。

しかし、この曲を会場の人たちが歌うのには驚いた。初めてこのライヴを聴いて、なんでなんで、と思ってしまいました。ニューヨークではみんなこの曲知ってるんですね。すっかり、この曲の虜です。いい曲だなあ。まいった。

歌の主人公たち二人はきっと、くっついたり、別れたりしてるんでしょう。で、今回も別れた。でも、よくある別れだから、別にそれほど気にもとめていなかった。しかし今回の別れは二人に厳しかった。そこで、彼は彼女とよりを戻したいと思う。

それにしても、ルーサーらしい弱弱しいラヴソングですね。(笑) こういう女々しい歌を歌わせると天下一品。未練ソングの究極ですね。未練ソウルといえば、ルーサーのお家芸。

ルーサーがI'd rather have bad times with you, と歌うと、観客がthan good times with someone elseと歌う。もうたまりませんね、このコール&レスポンス!

こんな内容の歌です。「アイド・ラザー」は、後ろに「ザン」を伴って、私はむしろ〜〜よりも、〜〜したい、という意味です。



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「アイド・ラザー」(歌ルーサー・ヴァンドロス)
(シェップ・クロフォード作)

時にはお互いしばらく距離を置いて一人でいることが必要だ
と思ったんだ。
君は、今回ばかりはとてもつらいでしょう、と言った。
でも、僕にはその意味がわからなかった。
僕はよくあるすばらしいラヴストーリーの終焉かと思った。
だから、僕は君をひとり家において、でていった。
そして、このことがどれほどの真実の重みを持っているか、
確かめようと思った。
つまり、僕は君なしには、生きていけるのかという真実を。
今、よくわかった。僕は、考え方を変えるよ。

僕はだれか他の人と楽しいひと時をすごすより、むしろ、
つらくてもいいから君とすごしたいと思う。
僕は何も心配なく暖かいところで一人で過ごすよりも、むしろ、
君とともに嵐の中にいるほうがよっぽどいい。
二人が別れて楽に暮らすよりも、君と一緒に苦難の
道を歩むほうがいい。
僕の心をしっかりつかんでくれている君と一緒に
いるほうがいい。

そして、僕は別の女性に会った。君の代わりになれるかと思った。
僕たちはそこそこうまく行ったよ。
でもそれは結局時間の無駄だった。なぜなら、彼女は君では
ないからだ。
僕たちは楽しいひと時を過ごした。でも、楽しいふりをしていた
だけだということを二人とも知っていた。
愛とは、嘘の中には育たないんだね。
だから、僕はもう一度ここに戻ってきた。
君との愛が真実の愛だってことに気付いたからだ。
今、よくわかった。つまり、僕は君なしには、生きていけない、
という真実を。
僕は、考え方を変えるよ。

僕はだれか他の人と楽しいひと時をすごすより、むしろ、
つらくてもいいから君とすごしたいと思う。
僕は何も心配なく暖かいところで一人で過ごすよりも、むしろ、
君とともに嵐の中にいるほうがよっぽどいい。
二人が別れて楽に暮らすよりも、君と一緒に苦難の
道を歩むほうがいい。
僕の心をしっかりつかんでくれている誰かと一緒に
いるほうがいい。

君が僕の元を去っていってしまってもしょうがないね。
僕が出て行ってしまったように。
僕にはこの真実を時間かけて証明するしかないからね。
僕のものになっておくれ。


Luther Vandross: I'd Rather
--
I thought sometime alone
was what we really needed
you said this time would hurt more than it helps
but I couldn't see that
I thought it was the end
of a beautiful story
and so I left the one I loved at home to be alone (alone)

and I tried to find
out if this one thing is true
that I'm nothing without you
I know better now
and I've had a change of heart

I'd rather have bad times with you, than good times with someone else
I'd rather be beside you in a storm, than safe and warm by myself
I'd rather have hard times together, than to have it easy apart
I'd rather have the one who holds my heart
whoo-oo-oo-oo yeah

And then I met someone
and thought she could replace you
we got a long just fine
we wasted time because she was not you
we had a lot of fun
though we knew we were faking
love was not impressed with our connection they were all lies, all lies
so I'm here cause I found this one thing is true
that I'm nothing without you
I know better now
and I've had a change of heart

I'd rather have bad times with you, than good times with someone else
I'd rather be beside you in a storm, than safe and warm by myself
I'd rather have hard times together, than to have it easy apart
I'd rather have the one who holds my heart
who holds my heart

I can't blame you if you turn away from me, like I've done you,
I can only prove the things I say with time,
please be mine,

I'd rather have bad times with (please be mine) you,
than good times with someone else (I know)
I'd rather be beside you in a storm (anytime),
than safe and warm by myself (so sure baby)
I'd rather have hard times together,
than to have it easy apart
I'd rather have the one who holds my heart (my heart)

I'd rather have bad times with you (surely),
than good times with someone else (surely)
I'd rather be beside you in a storm (oh yeah),
than safe and warm by myself (all by myself)
I'd rather have hard times together,
than to have it easy apart (you know it)
I'd rather have the one who holds my heart

I'd rather have the one who holds my heart
I'd rather have the one who holds my heart
whoooo.....who holds my heart


+++++++++++++

Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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