NO.442
2003/11/10 (Mon)
Party To Party: Street Cafe To Brown Sugar
恫喝。

いやあ、ロングデイでした。インターでアシャンティの話と、 『ソウル・サーチン』 のお話をしてから、まず、ストリートカフェの6周年記念パーティー@六本木エリアへ。ちょっと遅れてしまったら、どうも、ストリートカフェのひとり娘ミーのショウが終ったところだったらしい。

まもなく、日本一うさんくさいインチキソウルバンド、ワンダラーズ登場。あいかわらず、かっこいい。よくここまで徹底して楽しませてくれる。基本的にはロックンロールのオールディーズのカヴァーをやるが、中にはいい感じのソウル、R&Bのカヴァーも。歌い、飛び跳ね、踊り、ステップを踏む。黒のスーツにサングラスがどこかブルース・ブラザースを思わせる雰囲気。

彼らのお得意のウォーの「ロウライダー」なんか、ハーモニカの音も実にファンキー。そして、一番印象に残ったのがトランプスのヴァージョンの「ジング・ウェント・ザ・ストリングス・オブ・マイ・ハート」。シュアなドラムスに、低音と中域の声の二人がトランプスよろしく歌う。フィリーサウンドを熱くした感じのアレンジに感心した。

ジェームス藤木&リスペクト・オールは、もう変わらず、ファンク炸裂。 http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200306/diary20030604.html フィーチャード・シンガー、イクミも迫力満点。ジェームスさんのバンドは、曲も事前に決まっておらず、そのときの気分で次の曲が決まる、という。やはり、ジェームス・ブラウンと同じだ。(笑) 時にはテンポがはやかったりしてしまうこともある。するとジェームスさん途中で、「ちょっとテンポ、はやいんだよ」とドラマーに一言。すると、少しBPMが落ちる。非常にフリーフォームの、スポンテニアスな感じでバンド演奏が続く。きっちり決められたというよりも、その場の盛り上がり方で変幻自在のライヴ・バンドたたき上げの、言ってみれば、ライヴ・バンド中のライヴ・バンドといったところだろう。お立ち台のダンサー、付け毛のミーもかなりダンスうまい。

この会場でばったり、ニック岡井氏に遭遇。「お〜ヨシオカ! あとでブラウン、行こうよ。来るんだろ」と軽く恫喝はいる。ジェームス・バンドを見終え外にでると霧雨。音が大きかったので、ちょっとだけ静かなところでワン茶してから、ニックの恫喝に従い恵比寿ブラウン・シュガーへ。入口のところの看板に、なんと白川さん(オーナー)とダニー・レイ、フレッド・トーマスのスリーショットの写真が飾ってあるではないか。

エレヴェーターが3階につき、扉が開くと、中はものすごい熱気。ダンスパーティーになっていた。ニック、中にいて「オ〜ッス」。20年ぶり以上に会う元レコード会社の人や、ベニーKの事務所の人や、川畑さんなどいろいろな人が来ていた。

カウンターの一番左端に座ってしまったためDJケイコに直接リクエストできなかったので、DJに聴きたい曲をメールした。曲はもちろん、トランプスの「ジング・ウェント・ザ・ストリングス・オブ・マイ・ハート」だ。しばらくして、かかった。いやあ、名曲です。いつのまにか、ニックはいなくなっていた。


(2003年11月9日・日曜・六本木エリア=ストリートカフェ6周年記念イヴェント)

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ENT>MUSIC>LIVE>WONDERERS


Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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