NO.248
2003/05/08 (Thu)
Little language goes a long way
纏綿。

昨日(7日付け)毎日新聞の夕刊特集で『国語学者の金田一春彦さんを訪ねて〜日本語のこころを聞く」という記事がありました。2面の半分を使ったインタヴュー記事ですが、なかなかおもしろかった。

なにより驚いたのは、金田一先生、1913年4月生まれの90歳ということ。まだ6ー70歳くらいかと思っていた。根拠ないんですけど。で、ばりばりに現役なんですね。

その見だしに使われた言葉なんですが、こうでています。「相手を思いやる表現をたくさん聞いて育つ子は思いやりを持った子になる。子育て世代の親御さんは言葉に敏感になってほしい」

なるほど、って感じですね。毎日新聞のサイトをチェックしたんですが、まだ、この記事はアップされていませんでした。後日でるのかもしれません。

以前、日本語の「侘び寂(わびさび)」をどう英語で表記するかということを書いたことがありましたが、日本語には英語にならないような日本人らしさを表現する言葉がたくさんあるようです。

金田一さんは、いくつかの例をあげていますが、「気」を使った表現が日本人らしさを感じさせるひとつとしてお話されています。

「たとえば、「気がつく」「気にかける」「気に障る」「気をひく」「気を許す」・・・。どれも微妙な心の動きを表しています。」

ふむふむ。最近自分の知らない日本語に興味があってねえ。読めない漢字も。仮に何か覚えても、使えないんですよね。大体そういうのはそういう言葉を使うシチュエーションがないから、使われないんですよねえ。

「纏綿」って、読めますか? 僕は読めませんでした。見たこともない。即gooの辞書にコピペして国語辞典をクリック。読めなくても、コピペでいいんだから、いまどき超便利。昔だったら画数勘定して、漢和辞典でまず読み方を探さなければならない。それだけで一仕事です。もう、やらないですね。そんなこと。でも、今はクリックひとつ。

正解は「てんめん」。同辞書によると、

「まつわりつくこと。からみつくこと。
「憂患の胸間に―するあり/佳人之奇遇(散士)」
(1)まつわりついて離れないさま。
「お前を庇ふ心持が始終自分の心に―としてゐたものだから/疑惑(秋江)」
(2)情愛のこまやかなさま。
「情緒―」」

ほ〜〜〜。今度は「憂患」がわからない。再びコピペ。

ゆうかん
「ひどく心配して悩むこと。
「世の識者の―する所も/文明論之概略(諭吉)」

「庇ふ」がわからない。

たばう
(1)大切にしまっておく。たくわえる。
「君がため―・へる米は/仮名草子・仁勢物語」
(2)他から守る。かばう。
「身を―ひ、命を全くして心をとげたまふべし/曾我 5」

もうひとつ、「艶冶」。見たことないです。(笑) えんやと読みます。

えんや
(女性が)なまめかしく美しい・こと(さま)。
「洗い髪の―な姿態」
[派生] ――さ(名)

艶冶なジェニファーロペスの肢体と憂患な男が纏綿と重なる・・・とかって使うわけでしょうか。むずかし。でも、ちょっとソウルっぽい・・・。強烈なこじつけだ。(笑)

本日は、よくわからない日本語講座でした。

Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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