NO.509
2004/01/12 (Mon)
As I Stepped Up Stairway, There Was A Soul Bar.
ミラーボール。

階段を上がって扉を開けると、そこはソウルバーだった。(「雪国」風に) その名は「スタイル(Style)」。中野の駅から中野ブロードウェイにアーケードを歩き、中野ブロードウェイのすぐ手前を右折、しばらく行った左側、中華料理店の2階がその店だ。店内に入るとちょうどロナルド・アイズレーのバート・バカラック作品集のCDが小さな音で流れていた。

その昔、ライヴが行われる会場というと新宿厚生年金ホールか中野サンプラザという時期があった。中野サンプラでは、クール&ザ・ギャング、バリー・ホワイト、グラディス・ナイトなどそれぞれの初来日コンサートを見た。80年だったかのマンハッタンズの時は一番前の列で見た記憶もある。クルセイダーズのランディー・クロフォード入りもサンプラだったか。

そんな中野にしばらく前にソウルバーが出来たときいていた。前から行ってみたいと思っていたのだが、やっとの思いで足を運ぶことができた。マスター兼オウナー、今井さんは、80年から82年にかけて六本木の老舗ディスコ、エンバシーにいた方。その後サンバクラブなどを経て、2003年5月20日、この中野にソウルバーをオープンした。カウンター8席、ボックス4席、テーブル3席の計15席。アナログ1500枚、CD1000枚ほどの中から選曲。個人的にはヴォーカル・グループ、とりわけスイート・ソウル系が大好きだそうだが、ダンス・クラシック、古めのR&Bなどもかかる。

黒を基調とし、嬉しいことにボックス席の色は赤。黒と赤というソウルバーの王道を行く。普段満席になることはあまりないが、と前置きして今井さんが言う。「実は昨年、テレビの『アドマチック天国』に紹介していただいて、その時はしばらくものすごくお客さんにいらっしゃっていただきました。だいたい地元の方が多いです。いつも一人で(DJもバーテンも)やっているので、満席になったりすると、ちょっと待っていただくしかありませんね。(笑) で、今度その『アドマチック』が(1月)23日(金曜)に再放送されるんですよ。今から心の準備をしておかないと(笑)。」

ずっとかかっているロナルド・アイズレーが歌うバカラック作品の数々は、実にすばらしい。http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&uid=UIDMISS70311061515161479&sql=A7cdayl14xpmb  「ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム」や「エニワン・フー・ハド・ア・ハート」は、ルーサー・ヴァンドロスもカヴァーしている。方向性は同じだが、でてくる味わいはまったく違うので、聞き比べるのも実におもしろい。

「あそこのブラックライトは、『しずおか屋』の富田さんからいただいんたですよ」と今井さんが教えてくれた。サンプラのライヴ帰りには、ぜひお勧めの落ち着いた大人の雰囲気のバー。カウンターの横で今時珍しいフットボール型のミラーボールがゆっくり回転していた。


バー・スタイル
Bar Style
住所 〒164-0001 東京都中野区中野5-55-17 
トリハラビル2階
電話 03-3389-6603
営業時間 午後8時から午前4時


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Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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