NO.671
2004/06/09 (Wed)
Man On The Wheel Chair Is Still Soooo Funky
生生粋粋。

舞台中央と右手に新しいハモンドのオルガンが2台。左手に旧式のハモンドが1台。3台がど〜んとおいてある。新しいものは、最新式だそう。まず登場したのが、ドラムスとギターと一番目のオルガン奏者、ジョーイ・デフランセスコ。白人の大柄なジョーイは、アニメのキャラクターにでもなりそうなほど。ブルースブラザースとか、ZZトップとか、なんかそんな南部のロッカーのような雰囲気。

いきなり中央のハモンドの前に座って演奏を始める。いい感じのファンキーだ。途中ドラムソロなどをはさみ長い一曲。その間、ジョーイのオルガンプレイが存分に。やはりオルガンの音がいい。

次に登場したのが、黒人のルーベン・ウィルソン。今までジョーイが座っていた同じオルガンに座る。サックスのメルヴィン・バトラーが加わる。そして、指が鍵盤に触れた瞬間、驚いた。これまでと同じオルガンを弾いたのに、なにかまったく違う音が飛び出してきたのだ。スイッチを変えて、音質を変えた、とかそういう類のことではない。触れた音が違うのだ。不思議。設定とか音源とかを変えるのかなあ。いや、そんなことは関係ないんだろうな。

今までも、同じ楽器を違うミュージシャンがやって、その音の違いに驚いたことはあった。ギターやピアノでそんなことを見てきた。しかし、このオルガンでもそういうことが起こるんだ。まあ、最初の数秒、ほんとにびっくりした。一体なんなんだろう。結局、音楽は楽器ではなく、ミュージシャンということなんでしょう。

ルーベンのオルガンは、一番ファンキーで、しかも生き生きしてて、しかも、粋粋してる。(冒頭の四文字熟語は、これからとりました。イキイキイキイキ、と読んでください) かっこいいなあ。

この2曲目が終ったところで、22時15分。ほぼ43分経過。一曲、長い。でも、全然飽きない。演奏力があるから、ずんずんこっちにくる。そして、いよいよ本日のメインイヴェント、ジミー・マグリフ! スタッフに抱えられて、舞台左手の旧式ハモンドオルガンまで座らされる。かなり足が弱っているようだ。

だが、指先の動きはしっかりしていた。ルーベンほどの速さと切れはなかったが、十分にファンキーで、洗練されていた。ここからは、3人がオルガンを弾く。3人のインタープレイは、誰がどの音をだしているかわからなくなるほど。これにサックス・ソロまではいる。サックスもオールドファッションで、しかし、いかにもジャズミュージシャンというびしっと決まったスーツでかっこいい。

しかし、このオルガン奏者を3人も集めるなんて企画、一体誰が考えたんですか。まいった。やはり、ミュージシャン力があるミュージシャンたちの生演奏は、まちがいない。

アンコールが終わり照明がついた。ジミーが又スタッフに抱えられて、ステージを下りようとしていた。ふと見るとその先は、車椅子に乗って店内を移動していた。ジミーは車椅子のオルガン奏者だったんだ。彼は68歳。リューベンは69歳で実は元気なルーベンの方が年はひとつ上ということになる。すごいな、車椅子に乗って、世界中演奏し歩くんだ。
車椅子のミュージシャンでも、ソ〜〜〜〜・ファンキーに演奏できるわけです。

Setlist (曲名はブルーノートのウェッブより)

show started 21.32

1. TAKE THE COLTRANE (From Joey DeFrancesco CD "Ballads and Blues" - 2002)
2. DR. NO SHUFFLE (From Masters of Groove CD "Masters of Groove Meet Dr. No" - 2001)
3. GIRL TALK (From Jimmy McGriff Album "The Worm" -1968)
4. SLOW BLUES
5. I'VE GOT A WOMAN (From Jimmy McGriff Album "I've Got a Woman" - 1963

show ended 22.51

関連ページ。
http://www.bluenote.co.jp/art/20040607.html

(2004年6月7日月曜、ブルーノート東京セカンド=オルガン・サミット、ジミー・マグリフ、ルーベン・ウィルソン、ジョーイ・デフランセスコ・ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>McGriff, Jimmy / Wilson, Rueben /Defrancesco, Joey

Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
|Return|