NO.544
2004/02/13 (Fri)
K-Ci & Jojo Are Half Of Jodeci, K-Ci Is Half Of K-Ci & Jojo: Live At Shibuya Duo
暑熱厚。

入口で、「今日、ジョジョが病気で来れなくて、代わりにバックコーラスの一人、ティモシーがジョジョの役をやります」と言われた。おやおや、いきなり。(苦笑) 渋谷に新しくできたライヴハウス「Duo(デュオ)」。以前オンエアーだったところ。僕も今回が初めて。客を椅子に座らせて飲みながらライヴを観てもらう、ブルーノートのようなライヴハウスを狙っているようだ。

ケイシー&ジョジョは何度も来日しているが、このようなライヴハウスでは初めて見るので、どうなるのか興味があった。中に入ると、確かにテーブルがあって、ブルーノートを、いや、モーションブルーをさらにエコノミカルにカジュアルにしたような感じ。しかし…。客席に大きな柱が3本。これゆえに、非常に死角になる席が多く、あちこちからかなり見にくい。天井は高く、2階席もあって雰囲気はいい。しかし…柱が…。これで都内・「柱が邪魔ライヴハウス・ベスト3」が出揃った。1位、デュオ、2位、ジェイジー・ブラット、3位、クアトロ。ま、そんな話と、ケイシーたちのライヴ自体の話はまったく別なわけでありまして。ここまではマクラです。

ドラム、ギター、ベース、キーボードにコーラス3人。ここにケイシーがリードシンガーとして入る。ケイシーの暑い熱い厚いヴォーカルは健在だ。ふと思い出したが、彼の英語は南部なまりがあってちょっと早口になったときなど聞き取りにくい。1曲目「イッツ・ミー」が終ったところでジャケットを着たケイシーが本日のジョジョの不在について釈明。ピンチヒッターのティムを紹介。「ジョジョはオレのことをケイシーとは呼ばない。セドリックと呼ぶんだ。みんなが今日はジョジョの代わりになってくれるかあ?」とケイシーは叫んだ。

さて、ケイシーはジョジョの分までがんばろうと思ったのか、いつも通りのサーヴィス精神で歌いまくった。ところどころ、出てくる言葉にちょっとしたメロディーがついたりする。例えば、「do you know about Jodeci?」 と普通だったら、ただの言葉なのだが、これに節がついて、ちょっとした歌になってしまうのだ。このあたりは、さすが。彼らの場合、どんなスローを歌っても、絶対にグルーヴがある。こういうところが、黒人ソウルの真髄だ。いつの間にか、ジャケットを脱ぎ捨て、シャツ姿になっていた。ジョデシー時代の大ヒット「フォーエヴァー・マイ・レイディー」では、客席の夫婦をステージにあげて、その彼女にからむ。

中盤「フリーキン・ユー」あたりで気が付くと、彼は上半身裸になっていた。既に汗が褐色の肌に光る。スティーヴィーの「レイトリー」を終え、ボビー・ウーマックの「イフ・ユー・シンク・ユーアー・ロンリー・ナウ」では、ケイシーはボディーガードともに舞台を降りて客席にやってきた。そして、おもむろにそのボディーガードに肩車させ、肩に乗って練り歩き、歌う。これはいい。肩車に乗って歌うソウルシンガーなんて他にいない。

彼の歌を聴いていると、本当に南部の感じと、教会のゴスペルの感じがしてくる。ルーツが垣間見られるのはすばらしいこと。ショウはちょっと短かったが、ジョジョが欠席のために、そのおわびの印としてこの日は特別にケイシーのサイン会が行われた。

ケイシー&ジョジョは、ジョデシーの半分。ケイシーはケイシー&ジョジョの半分。ジョデシーからすると4分の1ということになります。だから、なんてことはないのですが。(笑) 

なお、ケイシーはこの後、同じ会場で土曜までライヴがあり、その後ブルーノート各地のツアーが続く。体調が復帰すれば、ジョジョも途中から参加するかもしれない、とのことだ。

Setlist

show started 19:11

01. It's Me
02. This Very Moment
03. Life

04. Stay
05. Come & Talk To Me
06. Forever My Lady
07. Cry For You
08. Freak 'n You
09. Feenin'

10. Get On Up
11. Lately
12. If You Think You're Lonely Now
13. Crazy
14. Tell Me It's Real
15. All My Life

show ended 20:15



(2004年2月12日木曜・渋谷DUOデュオ=ケイシー&ジョジョ・ライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>K-Ci & Jojo

Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA
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