A Chat About Minneapolis With Curry Udon

雑談。

『フィールン・ソウル』の収録が終った後、オッシーと青山に軽くゴハンを食べに行った。店のドアを開けると中は超満員。お店の人に、「空いたら電話ください」と言ってでようとしたら、一人で来ていたお客さんが食べ終わって「今、でるよ」と言ってくれ、そこに座ることになった。そしたら、横の席にいた某レコード会社のディレクターG氏に「ヨシオカさん!」と声をかけられた。「おおおっ、お久しぶり」 もちろん、オッシーも知っていて、妙に音楽話で花が咲いた。

G氏、担当アーティストのミックスでよくミネアポリスに行くということで、プリンスやタイムやミネアポリス話がど~と盛り上がる。G氏「ミネアポリスって、ミシシッピ川が走ってるんですよね。ミシシッピ川っていうと、南部っていうイメージでしょ。ミネアポリスのような北に通ってるって知らなくて。で、南のデルタブルーズのような土臭いものがシカゴや、もっと北に行くにつれて、どんどん洗練されてくるんですよね。なんか、そういうことが、あの土地に行って初めてわかった気がしましたね」 あ~、な~るほど。そういう見方もありますねえ。基本的には、北に行けば都会になり、物事は洗練されていく、という状況はあります。

「僕も、ミネアポリス、86年かな初めて行って以来、何回か行った。あそこって黒人人口が数パーセントしかないのね。だから、基本的にはロックの街なんですよね。ブラックステーションとかもひとつくらいしかないし。それと冬がめちゃくちゃ寒くて雪で閉ざされるから、冬はすごくみんな引きこもるんですよね」と僕。「そうそう、だから宅録みたいのが多くなるんですよね」とG氏。僕。「プリンスのデビューとかは、ひとりスティーヴィー・ワンダーだからね。(全楽器ほとんどプリンス一人でやって録音した) でも、プリンスの場合、レヴォリューションあたりから、ミュージシャンと一緒に音楽を作ることをすごくやり始めたわけでしょ。それが、特に最近は顕著になってるのね。そのあたりがすごいよね」 

その後、ジャム&ルイスに日本人として初めてインタヴューした話や、アレキサンダー・オニール運転のBMWで、お隣のセントポールのライヴハウスまで行った話とか、G氏がミュージシャンのヨットでミネトンカ湖(だったかな)でクルージングしていたら、そのミュージシャンが湖に沿ったところにある豪邸をさして、「あれがジミー・ジャムの豪邸だよ」と教えられた話などがぽんぽん飛び出してきた。いやあ、ミネアポリス話したら、ミネアポリスにまた行きたくなってしまった。(笑)  

ちなみに、食べたのはカレーうどんでした。「ここで、そのカレーうどんは東京一ですよねえ。それ頼んだら、最後に白いゴハン頼んで、そんなかにいれて食べないと」とG氏がうんちく。 「えええ~っ、知らなかったよ、その技」とオッシー。二人で白ゴハンをひとつ頼み、分けてカレーの中にいれて食した。オッシー曰く「うまいっすねえ。これからは、必ずこうします」  カレーうどんとミネアポリス談義で更けていく青山の夜。

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