◎カーティス・ブロウ、ビッグ・ダディー・ケイン

◎ カーティス・ブロウ、ビッグ・ダディー・ケイン

【Kurtis Blow & Big Daddy Kane】

驚嘆。

二人のオールド・スクール・ラッパーのライヴ。ステージに上がってきたバンド・メンバーが、DJ一人を除いて、すべて白人。これには、本当に度肝を抜かれた。ホーン・セクション3名、パーカッション、ドラムス、ギター、ベース、キーボード、DJの9人編成バンド。ラップのオールド・スクール中のオールド・スクール、カーティス・ブロウとビッグ・ダディー・ケイン。ビッグ・ダディーがほぼステージを担当、途中にカーティスが2曲ラップするという構成。

カーティスの2曲のうち1曲「ブレイクス」は1979年暮れからの大ヒットで、シュガーヒル・ギャング、ファットバックにつぐラップの創世記の歴史的大ヒット。当時シュガーヒルのレコードは日本ではなかなかでなかったので、実質的に日本盤のラップ・レコードとしてリリースされたのは、このカーティスが初めてと言ってもいい。(ファットバックはレコードは出たが、当時はラップというカテゴリーでは捉えられなかった)

そのカーティスのアルバムのライナーで、初めてアメリカで起こっているラップ・シーンのことをかなり詳しく書いた。まさか、あの時点では、ラップがこれほど大きな現象になるなどとても予想はできなかった。30年以上も前のことだ。

さて、バンドは白人のせいか、一昔前のイギリスのレア・グルーヴ風の音を聴かせる。ブッカーTの「メルティング・ポット」をモチーフにしたり、ジェームス・ブラウン風のファンクをバックにしたビッグ・ダディーのラップは、なんとなく、もし当時ジェームス・ブラウンがラップをやったら彼みたいな感じになるのではないか、と思った。

カーティス・ブロウは、上下白のジャージー風で登場。さすがに、この2曲で超盛り上がる。

カーティスは、まさにラップ界の歴史そのもの。ビッグ・ダディーも同様。当たり前の感想だが、ラップの歴史を感じた。

■ カーティス・ブロウ

Kurtis Blow
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■ ベスト

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■ メンバー

ビッグ・ダディー・ケイン/ Big Daddy Kane(MC)
カーティス・ブロウ / Kurtis Blow(MC)

D.J. スカズ ディガ/D.J. SKAZ DIGGA (DJ)
ダン・ハスティー/Dan Hastie(Keyboards)
ダニエル・ユービック/Daniel Ubick(Guitar)
イーサン・フィリップス/Ethan Phillips(Bass)
デイヴィッド・モイヤー/David Moyer(Baritone Saxophone)
ジョエル・JB・ボウワーズ/Joel “JB” Bowers(Saxophone)
ジョーダン・カッツ/Jordan Katz(Trumpet)
ジェイク・ビックセクシー・ネイジャー/Jake “Big Sexy” Najor(Percussions)
ジャコブ・ネイジャー/Jacob Najor(Drums)

■ セットリスト
Setlist : Kurtis Blow & Big Daddy Kane

Show started 19:02
=Big Daddy Kane=
00. Intro/ Instrumental
01. Another Victory (Melting Pot)
02. Set It Off
03. Warm It Up
04. I Get The Job Done
05. Young Gifted & Black
06. Last Chance
07. Smooth Operator
08. Let’s Get It On
09. Smooth Operator
10. The Symphony
11. WDWGFH?
=Kurtis Blow=
12. Christmas Rappin’
13. The Breaks
=Big Daddy Kane
14. Just Rhymin’ With Biz
15. Ain’t No Half Stepping
16. Funky Bull
17. Wrath Of Kane (Gimme Some More, Givin’ Up Food For The Funk)
18. Raw
19. Groovin’
20. Give A Demonstration
21. Simmy Ya
22. After Laughter
23. Mic Friend
24. Ill Street Blues
25. Ape Shit
26. Sticks & Stones
27. Three Kings
28. Now I Found Out
29. Show Em Whatcha Got
30. Double Dutch
Show ended 20:13

(2012年4月26日木曜、ビルボードライブ東京、ビッグ・ダディー・ケーン、カーティス・ブロウ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kane, Big Daddy / Kurtis Blow

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