⊿マーヴィン・ゲイ自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』予告編

⊿【マーヴィン・ゲイ自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』予告編】
予告編。
まあ、翻訳の苦労はあるのだが、この原書は本当におもしろい物語だ。映画の予告編の如く、本の予告編を。
著者デイヴィッド・リッツはマーヴィン・ゲイ不慮の死の前4~5年をマーヴィンと一緒に過ごし、ベルギーのオスタンデにも行き、多くの時間を過ごしている。そこからたくさんの事実を集め、そうして集めた事実をジグゾーパズルのピースをはめていくようにひとつひとつ埋めていきながら、ストーリーを構築し、ヴィヴィッドにマーヴィンの真実を浮かび上がらせる。
一体マーヴィンとはどんな人物なのか。どのような性格で、何を恐れ、何に喜びを感じていたのか。神と愛についてどう考えていたのか。交錯する性と聖と生と死。自分より17歳年上の最初の妻、アンナ。そして、自分より17歳年下の二人目の妻、ジャン。彼は二人の妻とどのように接していたのか。その野心と夢はいかに熟成し、彼の猜疑心と嫉妬はどのように大きくなっていくのか。
アイドルからアーティストへの成長。社会に目を向けた世紀の傑作『ホワッツ・ゴーイング・オン』はいかにして誕生したか。対照的に性をあからさまに歌った傑作『レッツ・ゲット・イット・オン』は誰に向けたメッセージだったのか。
なぜマーヴィンはこんなでたらめな生活を送るのか、なぜ彼はこんなに精神的に弱いのか、なぜ彼はライヴが嫌いなのか、なぜ彼は家に引きこもるのか。なぜ彼の心はこれほどまでにもろく、そのソウルはこんなにも簡単に引き裂かれてしまうのか。そのルーツにある幼少の頃からの父との壮絶な確執。父を憎み、しかし、最後の最後までずっと父に愛されたいと思い続けたマーヴィン・ゲイ。その愛と憎しみに引き裂かれたソウルが、父親に銃弾を発射させることになっていく。知られざる激動のそして壮絶な44年のマーヴィンの人生が明らかになる。
「セクシュアル・ヒーリング」の共同作者でもあるデイヴィッド・リッツがソウル作家として渾身のソウルを込めて書いた超力作。
マーヴィン・ゲイ、本人が語った唯一のオフィシャル自伝。マーヴィン生誕70周年、没後25周年記念発売。世界初翻訳、『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』!! ついに日本発売間近!! 
(映画の予告編みたいですね。読みたくなったでしょう?(笑))
■ マーヴィン・ゲイ唯一の本人語り下ろしの自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』(デイヴィッド・リッツ著、吉岡正晴翻訳監修=ブルース・インターアクションズ、2009年4月17日発売予定)
ENT>BOOK>Gaye, Marvin

カテゴリー: ブログ パーマリンク