☆音恵ライヴ@マルターノ

☆Otoe Live At Martano

【音恵ライヴ@マルターノ】
戦い。
サンフランシスコ・ベイエリアを本拠に活躍する日本人女性サックス奏者、音恵(オトエ)さんが、マルターノでライヴを敢行。昨年8月にスタートしたマルターノのライヴ・シリーズも今回で7回目。7回目にして初めてドラムスが入り、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにメインのサックスという5人編成になった。
これまでここでのライヴはドラムスというより、パーカッションでリズムを作り、全体的にはアコースティックな編成が多かった。というのも、ステージが狭いということ、下にコンビニがあるため、あまり大きな音をだせないなどの理由による。だが、この5人編成で大音量を出しても、下には響かないことがわかった。ステージ上はぎりぎり5人くらいまでだが、編成的にはこのような楽器編成もできるということがわかった。
さて、音恵さんの音は初めて聴いた。ライヴ後、少し話を聴くと、大好きなサックス奏者は、たくさんいるが、メイシオ・パーカー、デイヴィッド・サンボーン、ケニー・ギャレットなどなど。バンド全体が、ロック寄りのジャズ、フュージョンにファンク味をちらりといれる。特にドラムの音は大きかった。日本に住んで25年というスコット・レイサムさん。かなりアグレシヴで、いかにも「俺が俺が」タイプの強烈なドラマーで、このバンドで見ていると、「スコット・レイサム・バンド」に「ゲストで」あるいは、「フィーチャリングで」音恵さんが入ったという印象すらする。特にマルターノは店が狭いため、ドラムの全ての音が生音で聴こえてしまうので、音圧の弱いサックスはマイクを通しても負けてしまう。ドラムスはサックスを引きたてようなどとは思っていない風に見えたところが印象に残った。なるほど、音楽は戦いだ。
音恵さんのサックスは、メイシオを目指すような方向性が感じられた。かつて、ストリートではPファンクやジェームス・ブラウンの曲も吹いていたそうだ。
■ メンバー
Scott Latham(dr)、Chris Silverstein(b)、羽仁知治(key)、樋口直彦(g)
■セットリスト 音恵 マルターノ
Setlist : Otoe Live At Martano, May 17, 2008
Show started 19:14
01. Southwick
02. I Wish
03. Crystal Rose
04. Sofia
05. Chapter II
06. Blue Tempura
07. Morning Dance
Show ended 20:14
Show started 20:48
01. Coming Home Baby
02. Love The One You’re With
03. CA Ni Ikou!
04. I Remember U
05. Pick Up The Pieces
06. Lady Luck
07. Attention Please
Enc. Through The Fire
Enc. September
(2008年5月17日土曜、藤が丘マルターノ=音恵・ウィズ・ザ・ギヴ・マイ・オール・バンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Otoe
2008-82
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