■ジョン・レジェンド・ライヴ

■John Legend Live@ Blue Note

【ジョン・レジェンド・ライヴ】
タッチ。
そりゃあ、前回国際フォーラムA(収容人数5000人)をいっぱいにしているアーティストなんだから、ブルーノート(300人x4回)のキャパではあっという間に売り切れる。ということで、始まる前から異様な熱気。満席公演いつもながらの開演押し、そして、階段までお客さんがぎっしりだ。いつものブルーノートの客層とは違う若い層が多い。2005年5月の初来日以来毎年やってきて今回は2007年1月以来通算4度目の来日公演。
バンドメンバー(ドラムス、ギター、キーボード2、ベース、ホーン3、コーラス3=計11人)が位置につき、イントロをやりだすとさっそうとジョン・レジェンド登場。その瞬間、大歓声。前回の国際フォーラムでのライヴが会場が大きすぎたせいか、あるいは音響が悪かったせいか、いまひとつの印象があったが、さすがにこれだけ小さい箱だと、一体感がある。ブルーノートにしてはかなり音が大きいが、バンドのホーン・セクションもコーラス隊も、アップテンポの曲では振り付けをして動く。
しかし下記セットリストをごらんになるとわかるように、ほとんどメジャー第1弾アルバム『ゲット・リフテッド』と続く『ワンス・アゲイン』からの作品。どれもなかなかいい楽曲で、これだけいい曲が書けるとやはり売れるのかという感じを持った。1960年代風の「セイヴ・ルーム」とか、「PDA」に「フィール・ライク・メイキング・ラヴ」などを入れ込んで歌うあたり、昔ながらのソウル好きの心をくすぐる。
黒の上下に黒のTシャツという黒尽くめで、時にピアノを弾きながら、時に立って歌うジョン・レジェンド。「スロー・ダンス」ではその名の通り、客席から女の子をひとりピックアップして、ステージで一緒にスロー・ダンスを踊り、観客からやんやの喝采を浴びた。
前回ライヴのセットリストを見返すと、ほぼ同じ構成だが、やはりハイライトは、ジョンが弾き語りでしっとりと歌った「オーディナリー・ピープル」。バランスのあまりよくないバンド・サウンドより、音数の少ない弾き語り系の曲が圧倒的に心に響く。
本編が終わって一度退場するときに、目の前を通ったジョンに手を出すと、タッチしてくれた。
■ 『ワンス・アゲイン』[Once Again – 2006]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000Q6GW6E/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ 『ゲット・リフテッド』[Get Lifted – 2005]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0006TPIA2/soulsearchiho-22/ref=nosim/
■ ジョン・レジェンド過去関連記事
ジョン・レジェンド(毎日新聞)
http://mainichi.jp/enta/music/news/20080221dde012070032000c.html
January 12, 2007
John Legend Live: Songwriters Showcase
http://blog.soulsearchin.com/archives/001512.html
前回(3回目)ライヴ評
May 30, 2006
John Legend: MTV Pre-Show
http://blog.soulsearchin.com/archives/001044.html
2回目の来日ライヴ評
2005/03/18 (Fri)
John Legend: New Legend Of R&B
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050318.html
ジョン・レジェンドの紹介
May 08, 2005
After The Rain: Ai & John Legend Sing
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_05_08.html
初来日ライヴ評
May 09, 2005
John Legend: New Preacher Of Soul Focused On Passage Of Soul
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200505/2005_05_09.html
初来日ライヴ評
■ メンバー
ジョン・レジェンド(ヴォーカル、ピアノ) John Legend(vo,p)
ジェシカ・ウィルソン(ヴォーカル) Jessyca Wilson(vo)
ヴォーン・スティーヴンス(ヴォーカル)Vaughn Stephens(vo)
スティーブン・ティルパック(トランペット)Stephen Tirpak(tp)
アレン・アーサー(サックス) Allen Arthur(sax)
アーロン・グッド(トロンボーン) Aaron Goode(tb)
ユージン・ロバーツ(ピアノ、キーボード) Eugene Roberts(p,key)
ジョシュア・ヴァロー(オルガン、キーボード) Joshua Valleau(organ,key)
ケネス・ライト(ベース) Kenneth Wright(b)
マシュー・ホブレイ(ギター) Matthew Hobley(g)
クリス・フルエック(ドラムス) Chris Flueck(ds)
■セットリスト
Setlist : John Legend @ Blue Note Tokyo, March 12, 2008
セットリスト ジョン・レジェンド
[ ] indicates album
show started 21:49
01. Intro (Maxine’s Interlude) [Once Again]
02. Do U Wanna Ride [Live]
03. Heaven [Once Again]
04. Stereo [Once Again]
05. Let’s Get Lifted [Get Lifted]
06. Alright [Get Lifted]
07. She Don’t Have To Know [Get Lifted]
08. Dance To The Music (Back Chorus Singers) [Sly & Family Stone]
09. Number One [Get Lifted]
10. Save Room [Once Again]
11. I Can Change [Get Lifted] / I Want You (She’s So Heavy) [Live]
12. Slow Dance [Once Again]
13. P.D.A.(We Just Don’t Care) /Rock Creek Park / Feel Like Making Love / P.D.A. .(We Just Don’t Care) [Once Again]
14. Used To Love U [Get Lifted]
15. Ordinary People [Get Lifted]
16. So High [Get Lifted]
Enc. Stay With You [Get Lifted]
Show ended 23:07
(2008年3月12日水曜、ブルーノート東京=ジョン・レジェンド・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Legend, John
2008-36
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