プリティー・パーディー

【プリティー・パーディー】
プリティーリボン口紅
「プリティー」といったら、可愛いってこと。日本では「プリティー」というキャッチをつけていた芸能人がいたような気もするが、ソウル界で「プリティー」といえば、御年68歳の超ヴェテラン・ドラマー、バーナード・パーディーである。
それこそ、アレサ・フランクリン、レイ・チャールズ、マイルス・デイヴィス、スティーヴィー・ワンダー、クインシー・ジョーンズなど多くのジャイアンツたちのバックをつけてきた、彼自身ジャイアントなドラマー。まさにソウルの歴史の生き字引でもあるパーディーのライヴ。ドラムス、ギター、ベース、ハーモニカ&ヴォーカルにキーボードという5人編成。ぽっちゃりとしたパーディーを中心に昔のソウルヒットが次々と披露される。曲によってはベースのチャックも歌を担当、主としてハーモニカをやるロブは盛り上げ上手なエンタテイナー。彼は新ブルース・ブラザースの片割れだ。いきなりトップはスティーリー・ダンの「ペグ」であった。
途中でちょっと見せるドラム・ソロなんかは、もう「いぶし銀」だ。若手のドラマーたちとはもはや違って勢いなどはないが、その分、枯れた、しかし独特のグルーヴ感が会場を覆い尽くす。
LTDの大ヒット「バック・イン・ラヴ・アゲイン」なんか、やってくれた。嬉しくて、そのベースリフにあわせて「全国100万人のインターFMお聞きのみなさん、こんにちは・・・」と言ってしまいそうになった。そう、「山野ミュージック・ジャム」のテーマ曲の元歌なのだ。アレサのヒット「リスペクト」の疾走感など最高だ。そういえば、アレサの未発表音源でのパーディーのドラムスの評価も高い。
途中、ドラムスのところからステージ前にでてきてメンバーを紹介したが、そのしぐさがひょうきんというか、おちゃめというか、可愛い。ま、「プリティー」そのものであった。
■メンバー
バーナード・“プリティー”・パーディー / Bernard “Pretty” Purdie(Drums/Vocals)
チャック・レイニー/Chuck Rainey(Bass/Guitar)
ジェフ・ヤング/Jeff Young(Keyboards/Vocals)
ロブ・パパロッツィ/Rob Paparozzi(Harmonica/Vocals)
ジョージ・ナーハ/George Naha/(Guitar)
Setlist : Bernard Pretty Purdie & Chuck Rainey @Billboard Live, December 3rd, 2007
セットリスト バーナード・パーディー、チャック・レイニー 2007年12月3日
[ ] indicates the acts who made hit
Show started 21:29
01. Peg [Steely Dan]
02. Hangin’ Out Right
03. Until You Come Back To Me [Aretha Franklin]
04. Kidney Stew Blues [Eddie Vinson]
05. Drown In My Own Tears [Ray Charles]
06. Back In Love Again [LTD]
07. Knock On Wood [Eddie Floyd]
08. Rock Steady [Aretha Franklin]
09. Hey Baby [Bruce Channel?]
10. Shame Shame Shame [Shirley & Company]
11. Home At Last [Little Willie John]
Enc. Back To Louisiana
Enc. Iko Iko [Doctor John]
Show ended 22:42
(2007年12月3日月曜=ビルボード・ライヴ=バーナード・パーディー&チャック・レイニー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Purdie, Bernard & Rainey, Chuck
2007-171

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