◆#シャイ・ライツ「オー・ガール」誕生秘話(パート1)~素顔の「オー・ガール」

◆#シャイ・ライツ「オー・ガール」誕生秘話(パート1)~素顔の「オー・ガール」
【Oh Girl Has Original Demo Version】
素顔。
現在ウィスコンシン州のFM局WLMXなどでプロデューサーとして仕事をし、かつてはブランズウィック・レコードなどでも働いていたケヴィン・ゴーインズさんが、フェイスブックで「オー・ガール」のオリジナル・ヴァージョンのユーチューブ映像を紹介し、解説をつけていた。
おもしろかったのでご紹介。
この「オー・ガール」は僕も大好きなシャイ・ライツの曲。1972年4月からヒットし、全米でナンバーワンになった。つまりちょうど今から40年前のヒットだ。
これは、シャイ・ライツのリード・ヴォーカル、ユージーン・レコード(故人)が書いた作品で、本人は大してヒットにもならないだろうと思い、アルバムの最後にいれようとした。
ところがブランズウィック・レコードのプロデューサー、カール・デイヴィスやテレビで活躍していたコメディアンでテレビ番組ホストのフィリップ・ウィルソンらはこの曲にヒット性を感じ、テレビ番組『フィリップ・ウィルソン・ショー』(1970年から1974年までNBCで放送。ジャクソン5なども出演し、ちょっとしたコントもやっている)で彼らに歌わせた。それがこの映像。
http://youtu.be/ctljIaPLSc0

リードのユージーンが歌い、バックの3人は、ひたすら踊って振付けている。今の、エグザイルのパフォーマー的立ち位置だ。
そしてこれが放映されるとレコード会社のオフィースにはこの「オー・ガール」をシングル・カットしてくれと要望が殺到。そこで制作陣はシングルにするなら、もう少し手を加えようと考えた。そこでアレンジャー、トム・トム・ワシントンらは、急遽ストリングスとピアノ(フロイド・モリス)を加えて再録音しシングル・カット。
すると1972年4月から大ヒットし、見事に全米ナンバーワンになった。
ストリングス、ピアノの入りの、現在のCDなどに収録されている誰もが知っているヴァージョンがこちら。
http://youtu.be/yq2aoY8Y1Kw

確かに聞き比べると、こんどはピアノとストリングスがちゃんと入っている。
改めて、この曲が収録されたアルバム『ア・ロンリー・マン』をひっぱりだしてきいてみると、もちろん、ピアノ、ストリングスが入っている。入っていないヴァージョンが実に素朴に聴こえる。
■ 「オー・ガール」だけだったら、ベストで十分。これは、最初に「オー・ガール」が収録されたアルバム『ア・ロンリー・マン』のCD。廃盤のせいか、値段が高騰中。

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■ こちらがベスト。1000円以下。

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ピアノとストリングスが入っていなくても、ヒットはしただろうが、入っていたほうがよりビッグヒットになったような気はする。
楽曲というのは、女性に似ている。美人は化粧をしていなくても美人だが、すばらしい化粧をすると、さらに美人になる、といったような感じか。名曲は過剰な化粧をしなくても名曲。だが、ちょっと化粧を施すだけで、さらに魅力が倍増する。
佐藤輝夫さんが、これに「弦がなくても、名曲は名曲」とコメントされた。まさに、その通り。
今回紹介された「オー・ガール」はまさに素顔の「オー・ガール」。メイクアップした「オー・ガール」もさらに美しくなった。
表記。
ところで、Chi-Litesの日本語表記だが、1972年当時「オー・ガール」がでたとき、カタカナで「チ・ライツ」とされていた。
$吉岡正晴のソウル・サーチン-Oh Girl
http://www.soundfinder.jp//img/products/102158/1327158000/4f1c0f11-0b18-446a-bac1-55f57697bade/635975.jpg
その後はチャイ・ライツになったり、最近はシャイ・ライツになっている。さすがに、「チ・ライツ」はないが、シャイ・ライツかチャイ・ライツかは、微妙なところ。しいていえば、シャイ・ライツがいいかな、という感じ。
当時僕はこの曲の17センチシングル盤を買った。ビクターからリリースされていて、裏面には「ビーイング・イン・ラヴ」という曲がはいっていて、これも気に入っていてよく聞いた。シングルが出たのは、全米でヒットしてからずいぶん後だったはず。
リード・シンガーのユージーン・レコードは、2005年7月22日、64歳で死去している。
また、「オー・ガール」は、1979年、レオ・セイヤー、1990年にイギリスのポール・ヤングなどがカヴァーしている。
ところで、「オー・ガール」が大ヒットした1972年4月から5月にかけては、特に僕にとっても思い入れがある時期なので、そのことを明日のブログで書いてみたい。
(明日に続く)
GREAT SONG STORY>Oh Girl

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