△▽ 代官山蔦谷(つたや)オープン~見所たくさん

△▽ 代官山蔦谷(つたや)オープン~見所たくさん
【Daikanyama Tsutaya~ For Adult】
大人。
代官山・旧山手通り沿いに代官山蔦谷書店(つたやTSUTAYA)が2011年12月5日、オープンした。広大な敷地(約2000坪)に、3館から成る蔦谷は雑誌書籍、映画・音楽DVD、音楽CDなどを多数そろえている。ほかには同敷地内にはレストラン、アイヴィー・プレイス(Ivy Place)、コーヒーのスターバックス、コンビニのファミリー・マートなどが入っている。全体的なコンセプトは、大人向けのエンタテインメント・プレイス、という感じだ。カフェ、レストランなどは深夜2時まで。1階は朝7時から、またアイヴィー・プレイスも朝7時から深夜2時まで営業する。
吉岡正晴のソウル・サーチン
早速行ってみた。
大きく分けて、旧山手通りから見て向かって左の1号館が映画、2号館がラウンジ、3号館が音楽。1階にその3館をつきぬく感じでマガジン・ストリートというものがある。多数の雑誌を揃えている。
アーカイブ。
見所、楽しみポイントはいろいろある。中央館2階のおしゃれなカフェ「アンジン(Anjin)」はかなりゆったりしたソファで時間を過ごせる。ブルーノートがオペレーションを担当。ここには、日本の雑誌のアーカイブが多数揃えられていて、カフェ内で自由に読める。お店に入ると、アイパッド(iPad)が渡され、ここにメニューが書かれている。そして、雑誌のアーカイブはこのアイパッドでも読めるようになっているという。ただすべてのアーカイブはデータ化されていないが、徐々にこれをデータ化していく。なお、雑誌のコピー・サーヴィスはしておらず、持ち出しもできない。またアイパッドはここで支給されるものだけがアクセスできる。平凡パンチ、太陽、海外の雑誌などもあった。古い雑誌はそのまま本棚から取り出して読んでもいいし、アイパッドで見てもいい。ピアノが一台置いてあり、いずれ小規模なアコースティック・ライヴなども計画中。ブルーノートが運営する新宿のブルックリン・パーラー的なお店になるようだ。カフェは深夜2時まで。個人的にはここはかなり長居してしまいそうな感じだ。
ムーヴィー・オン・デマンド。
映画館では、新しい「ムーヴィー・オン・デマンド」というサーヴィスが始まる。これは、約3000タイトルの主に廃盤となっている映画をその場でDVDに焼いて、ジャケットも完全にプリントアウトして、セルDVDのようにして販売するというもの。約3-40分待たなければならないが、待つのが嫌な場合は郵送もする。ただし値段は、物によって違うが、大体3900円くらいでセルのDVDとほぼ同価格。これは、小売店がこのサーヴィスで安価に販売されることに抵抗感があり、そこを配慮しているためらしい。ただストック(在庫)を置く必要がないメリットがあるため、価格は将来的にはもっと安くなるだろう。またタイトルも現在は約3000ほどだが、徐々に増やしていく。このサーヴィスが定着すれば、映画や音楽DVDの「廃盤」という概念がなくなるかもしれない。ただし、著作権問題は各々、クリアしなければならないが。
CDオン・デマンド。
これと同様に3号館の音楽館で「CD・オン・デマンド」が始まっている。今回用意されたのは、邦楽で昭和の歌謡曲のシングル盤中心に約2000タイトル。今回の目玉は、美空ひばりの全シングル盤を用意し、それぞれそのシングル盤を一枚のCDに焼き、ジャケットも印刷する。このジャケットはオリジナルのシングル盤の表面と裏面を印刷する。したがって歌詞カードやクレジットなども印刷される。シングル1枚1枚をCDに焼いて1枚800円。当時のシングル盤が4-500円だったこと、また今では楽曲はダウンロードで1曲150円くらいで買えることを考えると若干高い気もする。3-400円で提供できるといいのではないか。また、シングル10枚をオン・デマンドして、それを1枚のCDに焼いて、独自のオムニバスを作ることは、現在はできない。これも将来できるようになるとおもしろい。
もちろん、このサーヴィスを展開するためには楽曲の著作権、原盤権、肖像権などの各種権利関係をすべてクリアしなければならない。膨大な量の事務処理が必要なのでコストがかかっているのは致し方ない。だが、こうしたサーヴィスができることによって、古き文化が後々まで代々残っていくということに大いに意義があると思う。
音楽本。
3号館の音楽館は音楽好きにはたまらない。レンタルとセル(販売)のCDがざっくり分けられている。大まかに言って、床がカーペット、絨毯(じゅうたん)のエリアはレンタルで、フローリング(木)のところがセル(販売)になっている。試聴機もこれまでのツタヤよりかなり多く揃えられている。また、音楽関係の本、雑誌などが、そのアーティストのCDがまとまっているところに陳列されている。たとえば、マーヴィン・ゲイのCDがたくさん置いてあるところに『マーヴィン・ゲイ物語』がちゃんと置いてあった! 
吉岡正晴のソウル・サーチン
セルフレジ。
今回の蔦谷のもうひとつのポイントは、いわゆる「セルフレジ」を大幅に取り入れたこと。雑誌などを除くほとんどの商品に最新鋭の電子タグが埋め込まれ、セルフレジで購買者が自動読み取り機を通し、クレジットカードなどで精算することができる。これがやってみると、実に簡単でおもしろい。3-4冊(CD)を重ねて置いても瞬時に読み取り、レンタルか購買かも分けて明細が画面に表示され、その合計金額で納得できればクレジットカードで精算する。それと同時にタグから盗難防止の信号が消去され、そのまま持ち帰れるようになる。封入袋も置いてある。もちろん、従来通りの人が扱うレジもある。「セルフレジ」は、恵比寿店で実験し、好評だったために、今回この代官山店で大幅に導入したという。もちろん、当初はスタッフがセルフレジのやり方を教えてくれる。
コンセルジュ。
今度の蔦谷には様々な分野の「コンセルジュ」と呼ばれるその道のエキスパートが控え、いろいろな質問に答えるという。映画や音楽の専門家が、案内してくれるという。
http://tsite.jp/daikanyama/
http://www.ccc.co.jp/daikanyama/index.html
http://www.shibukei.com/headline/7948/
しばらく、東京新名所的な存在になりそうだ。
ただし、駐車場は異様に高いのでご用心。15分で300円、1時間停めると1200円。エリア内で2000円以上の利用で1時間、5000円以上で2時間無料。最大4時間分まで。駐車場のリアルタイム映像がユーストリームで見られる。
さて、ここは昔何があったのだろう、と思ったが、たぶん、「ハリウッド・ランチ・マーケット」などがあった一角だと思う。いろいろ調べてみたら、ノースウェスト航空の社員寮、NTT社宅があった場所だそうだ。言われてみると、思い出す。

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