☆マイケル・ジャクソン・トークショー:湯川れい子さん、西寺郷太さんに飛び入り

☆マイケル・ジャクソン・トークショー:湯川れい子さん、西寺郷太さんに飛び入り
【Michael Jackson Talk Event】
飛び入り。
木曜日深夜に東京FM系列の『ビッグ・スペシャル』の生放送で、いろいろマイケル話をしていて、「土曜日の西寺郷太さんとのトークショーを見たいのですが、といったら、湯川さんが、『いらっしゃいよ、来たら、ステージに上げるから』」とのお言葉。
ということで、前半はじっくり二人の話に耳を傾けていたが、第二部の後半に御呼ばれして、ステージに上がりました。
第一部では、「湯川さんの携帯番号ツイッターで流出事件」をおもしろおかしく話したり、たとえば、西寺さんが『スリラー』のアルバム・ライナーノーツ(1982年11月執筆)で、湯川さんが、「マイケルは、ギネスに残るような存在になるだろう」といった趣旨を書いていることに、彼が驚いたことを紹介。執筆時点では、もちろん、誰も『スリラー』が『オフ・ザ・ウォール』を越えることはないだろう、と思っていた、そんな状況下で、これだけの予言をしていたのは、本当にすごい、と賞賛。すると、湯川さんは、『オフ・ザ・ウォール』からの流れを見ていると、「確信があった」と話した。
話を聞いていて、改めて思い出したのが、『オフ・ザ・ウォール』を正しく評価できていない人ほど、『スリラー』を評価できない、というセオリーだ。『スリラー』の大ヒットは、すべて『オフ・ザ・ウォール』を土台にした上にある。少なくとも、日本の音楽ライターでは、ブラック・ミュージックをある程度聴いていないと、『オフ・ザ・ウォール』のすごさは理解できていない。それは単純に突き詰めるとブラック・ミュージックへの免疫というか、親しみ度が、日本人にはなかったということになるのだが、ひじょうに残念なことではある。そのあたりを湯川さんは、「皮膚感覚」というか、その場では「子宮で理解」といった言葉で説明していたが、そうしたもので感じ取られていたのだろう。湯川さん自体は、ディスコは嫌いだったが、一度ディスコの流行が終わった後、またマイケルがディスコっぽいものをやったことで、改めて強く認識した、という話をしていた。
それまでで、ブラック・ミュージックのアルバムとしては、歴史上もっとも売れたアルバムが、『オフ・ザ・ウォール』だった。そして、それを越えたアルバムを作ろうとしたマイケル。だが、あのクインシー・ジョーンズさえも、越えられるとは思っていなかった。マイケルだけが、越えるものを作るという「確信」を持っていた。そこで、西寺さんは、「マイケルと湯川さんくらいしか、当時、このアルバム(スリラー)が『オフ・ザ・ウォール』を越えると世界中で思ってなかったと思います」と解説した。
フラッシュバック。
そして、ステージに上がり、いろいろと湯川さんや西寺さんと話をしていると、キーワードからそれまで話してなかったことが、ぽんぽんと思い出されてきた。
$吉岡正晴のソウル・サーチン-yukawagotayoshioka
左から吉岡・西寺・湯川各氏
僕は、食べ物、スポーツのあたりから、ジャッキーたちがやっていた草野球の試合を見に行って、マイケルがスポーツはやらないんだよ、という話を思い出したり、運命の1983年8月5日のマイケル邸でセルジオ・メンデスが来ていた、という話をすると、湯川さんが個人的にも親しいセルジオ・メンデスが、秋田犬を飼ってるのよ、という話が飛び出てきたり、とてもおもしろかった。
途中からスタッフの人が、「あと10分」「あと5分」といった紙を我々の前に出すのだが、誰一人として、話を止めようとしないのが受けた。(笑) 
さっそく湯川れい子さんがツイート。「@yukawareiko さっき終わった六本木でのマイケル・ジャクソン三回忌カルチャー・センターのトーク。西寺郷太さんと、客席から呼び上げた吉岡正晴さんと、信頼できる楽しい話が出来て、もう最高!! 日本どころか、世界で話をしても負けない濃さかも。良い会でした。ありがとう!!」
こちらこそ、ありがとうございました。
ちなみに、このトークの模様は、後日1時間程度に編集されて、NHK第二(中波)で放送されるとのこと。
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今日(26日)は僕は、調布でトークイヴェント。ただ、場所が狭いために、すでにソールドアウトになっています。申し訳ございません。
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次回『ソウル・サーチンVOL.10』、ついにマイケル・ジャクソンをフィーチャー。詳細は、こちら。
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10921788278.html
2011年8月28日(日)、29日(月) 目黒・ブルースアレイ
MICHAEL JACKSON>Talk Event

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3 Responses to ☆マイケル・ジャクソン・トークショー:湯川れい子さん、西寺郷太さんに飛び入り

  1. Lesonfranc says:

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    ツィッターでも時々お答え頂いておりますCalimelodyです。お世話になります。実はもう一方「スリラー」は「オフ・ザ・ウォール」を越えると直感で感じていた方がいらっしゃいます。音楽評論家の鈴木道子先生です。私が音大時代に鈴木先生の「ポピュラー音楽研究」の講義を受けていた時にお話されていました。ちょうどオフザ時期にマイケルにインタビューされて「僕はクィンシーをマスターした」とマイケルが言っていたそうです。マスターするとは日本語より英語の方が強い意味があるので「これは偉いこっちゃ!この人はこれからとんでもない作品を作るに違いない!」と確信されたそうです。

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    >Lesonfrancさん
    これは知りませんでした。それは、さすが鈴木道子さんも慧眼でいらっしゃいますね。その講義、何年何月に受けられたかわかりますか?

  3. Lesonfranc says:

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    鈴木先生の講義は当時国立音楽大学の3年生以上の選択科目でした。ですので私が受けたのは1988年です。そんな訳ではっきり何月というのは思い出せませんが、確か前期がアメリカのポピュラー音楽史、後期が各ジャンル別の考察という内容でしたから、その前期の授業でお話されたと思います。ただ当時はマイケルのオフザやスリラーはかなり後半でしたからそれこそ6月か7月頃でしょうか。講義の内容は毎年全く同じだったようです。鈴木先生は既に退官されていますが、この授業を元に本を執筆されています。「アメリカン・ミュージック・ヒーローズ改訂版」(ショパン2008年出版)この本にそのお話まで載っているか分からないのですが、後書きに気になる事を書かれています。「マイケルは頭の回転が速くチャーミングな人。時に人々を翻弄して楽しんだりもしている。頭の良い想像力豊かな人なので、私はマイケルが生命を脅かすような冒険をしやしないかと、それだけが心配だ」今となってはこの事を先生に伺いたいですが連絡する術もなく…といった所です。