◎AI、「マッピング」という新技術で斬新な演出~「ミュージック・フォー・ライフ・ツアー」(パート

◎AI、「マッピング」という新技術で斬新な演出~「ミュージック・フォー・ライフ・ツアー」(パート1)
【AI Using New Technology Called “Mapping”(Part 1)】
斬新。
日本を代表するR&B系シンガー、AI(アイ)が2009年「ヴィヴァAIジャパン・ツアー」、さらに2010年の「10周年記念スペシャル・ライヴ~伝説ナイト」に続く、2011年のツアー、その名もAI TOUR 2011「FOR MUSIC FOR LIFE」を2011年4月から開始した。当初は4月1日札幌から始まる予定だったが、震災の影響で、4月7日大阪からスタートした。
最後が、東京の予定だったが、仙台分がその後に移動してきたので、仙台が千秋楽になる。
AIのライヴ前に、地元のダンサーチームがパフォーマンスを見せた。
今回のゼップツアーは、ステージ全面に7x3計21面のパネルが立っている。ライヴが始まる前は、ここにツアー・タイトルのロゴが壁全面に出ていたが、ライヴが始まるとこの壁が動画を映し出すスクリーンとなった。まず、そこからレンガの壁がひとつひとつ前の方に飛び出るようになる。まるで3D映像のようだ。めがねをかけていないので、実際飛び出てくることはないのだが、そんなイメージだが、いきなり度肝を抜かれた。
この21面のパネルがときには、全面でひとつの映像となったり、それぞれの21面が21個の映像を映し出したり、変幻自在に投影して演出する。全21面のうち、上段が4面、中段が2面、下段が4面、それぞれスクリーンが6-70センチ後ろに引っ込んでいて、凹凸になっている。映像はダンサーを事前に実写した映像や、シルエットだったり、風景などだったりする。
そして、6人のダンサーたちの踊る姿がそのスクリーンにシルエットで映し出されつつ、曲のタイミングで凹んだスクリーンの手前にリアルなダンサーがぱっと登場して観客を驚かせる。この映像とリアルなダンサー、そして、AIとの組み合わせが実に奇想天外でおもしろい。
ときどき、そのシルエットが映像なのか、実際に踊ってシルエットに見えるのか、本物なのかどうかさえわからなくなってしまうほど、動きが展開するのだ。そして、これが実にスリリングでおもしろい。そうすると、今まで生のAIが引っ込んだスクリーンの前で歌っていて、すぐに横のボックスに映り、シルエットになったように見える。そして、次の瞬間、別の段の凹んだボックスにリアルなAIが瞬間移動していたりする、というわけだ。
この仕掛けを思わず目を凝らして見入ってしまった。この多面スクリーンとリアルなダンサーと映像とのコラボレーションを可能にしているのが、「マッピング」という手法だ。僕は、これに近いものを昨年の『ドリーム・ガールズ』のときに見ていたが、日本のアーティストとしてこれを大々的に使ったのは、AIが初めてとのこと。
僕は、これは、かつてステージで「バリ・ライト」や「レーザー・ライト」を初めて見たときと同じくらいの衝撃を感じた。最近では、大々的な映像スクリーン、またLEDなどを多用したステージングもひじょうにおもしろいが、この「マッピング」は、実に可能性のある新技術だ。おそらく、これから多数のエンタテイナーたちがこの技術を導入していくことだろう。
ただ、これを使ってうまい演出をできるアーティストはけっこう限られるかもしれない。ダンスのような動きのあるステージングで「マッピング」はとても相性がいい。
そして、今回は6人のダンサーとDJヒラカツ、そして、AIという出演者でまとめる。これが、その「マッピング」のおかげでひと時たりとも飽きないステージが繰り広げられる。それにしても、AIは、ダンサーたちと一緒に本当によく踊る。そして、よく歌う。そして、よくしゃべる。冒頭のノンストップの40分間は本当に、圧巻だ。そして、後半アンコールからのバラードメドレーはしっかりとスタンディングの観客の心を完璧にわしづかみ。
今回の歌の中で映像ともとてもマッチしていたのが、「今何ができる~」と歌う「アイ・ウォナ・ノウ」。スクリーンにはいくつもの地球が映し出され、現在の地球の病んでいる状況、また東北大震災の被災地に「今何ができる」というメッセージがかぶさり実に感動的だった。
AIによれば、これは「普通、リハなんかで泣かないでしょう。でも、リハーサルをしているときにほんとに泣けてきた」というほど、今回のセットリストの中では特に目立った1曲だった。
そして、曲間のMCは、相変わらずAIらしさが存分にでてファンに受けている。このキャラクターは、本当にワン&オンリーだ。
アンコール前に、いつのまにか、観客が「ストーリー」のサビ部分を歌い始め、AIを迎え入れるのが、定番になっている。観客の8~9割は20代前半の女性。やはり、若い女子の支持が圧倒的だ。
(明日以降、マッピングについて書きます)
(セットリストは、最終公演・仙台公演=5月5日終了後にアップします)
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■ メンバー
AI (アイ) ヴォーカル、ダンス
ダンサー
Laby The Clown
Troy
D-Mack
Mayuko
Davi
KT (King Tight)
■ セットリスト
Setlist : AI, April 30, 2011, Zepp Tokyo
(セットリストは、最終公演・仙台公演=5月5日終了後にアップします)
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(2011年4月30日土曜、ゼップ東京、AIライヴ)
ENT>LIVE>AI
2011-

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