★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第48回~第51回(3月4日~7日)

★△プラネットC(癌惑星)を歩いて ナイル・ロジャーズ著 第48回~第51回(3月4日~7日)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
『プラネットC(癌惑星)を歩いて』 ナイル・ロジャーズ著 吉岡正晴訳
闘病記。
ナイル・ロジャーズの癌闘病記、「ウォーキング・オン・プラネットC~プラネットCを歩いて」、2011年3月04日~3月7日分、写真・キャプション、訳注付き。
(このブログは、ナイル本人の了承を得て、日本語に翻訳し、写真なども同じものを掲載しています。第1回からhttp://ameblo.jp/soulsearchin/theme-10032211060.html のファイルにアーカイブが所蔵されています)
(写真、ユーチューブ映像などはソウルサーチンの本サイト、ブログ http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第48回 より健全な治療
#48 More Sane and Therapeutic
Written on Friday, 4 March 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 4 March 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/273-walking-on-planet-c-more-sane-and-therapeutic
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左・今日のウォーキングはルームランナー。大爆笑で2度も転げ落ちそうに、右・本に書かれたことは僕に言われているように思えた
今日、僕の日課のウォーキングは、ルームランナーだった。実はあることに大爆笑し、それで2度もそこから転げ落ちそうになった。癌は笑えるものではまったくないが、友人が書いた本を送ってくれた。そこには、人々が癌に侵された人間に対して言う理不尽なことが書かれている。彼の妻は痛ましい癌の体験をしたが、彼女は今、「癌がなくなった—戻って来ない限り」と書く。
僕が大爆笑した理由は、本に書かれた多くのことが、直接僕に向けて言われているように思えたからだ。癌に対して何かを言われ、僕はこれまで傷づいたことは一度もない。誰も相手を傷つけようと意図しているわけではないと思っているからだ。癌になったと聞いて、なんと言っていいかわからないだけなのだ。
率直に言って、誰もなんと言葉をかければいいのかわからない。実際、僕自身がその証明でもある。たとえば、こんなことを想像して欲しい。もし、僕が担当医に、癌と戦うもっとも確実な方法が、ロックン・ロールの日々と過ぎ去った過去の思い出に浸り、歌を歌いながらウォーキングをし、そのことをブログに書き記すことだと言ったら、彼らはきっと僕が狂っていると思うだろう。だがこれ以上により健全な、癒し、セラピー治療は僕には思い浮かばないのだ。
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左・ギターを持ったヒットメイカー、右・エリック・ベネイ、スラッシュと
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左・クインシー・ジョーンズと、右・日本でのオンステージ
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左・ポール・サイモンと、右・ポーラ・アブドゥールと
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左・スイスビーツと、右・僕は燃えてる!
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第49回 第一歩~千里の道も一歩より
#49 A Single Step
Written on Saturday, 05 March 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 5 March 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/274-walking-on-planet-c-a-single-step
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やることがたくさんあったので、ウォーキングは短めに
今日、やることがたくさんあったため、手術後のウォーキングを短くした。夜、その分歩けると思ったので、0.5マイル(800メートル)約千歩歩いた。
日本では、何か特別な望みや祈りがあるとき、千の鶴をオリガミで作る。千の鶴を折る大仕事が終わる頃には、その願いが叶うという。これは千羽鶴と呼ばれる。
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千羽鶴。5フィート以上の高さになる千のオリガミによる鶴
今日、千歩のウォーキングを終えて自宅に戻ると、ポストマンが友人のタニト・ヒトミさんが折ってくれた千羽鶴を届けてくれた。このような素晴らしい贈り物が折られていたことも、贈られてくることもまったく予期していなかった。
そして、ずっと日本向けに企画していた特別プロジェクトが承認されたという知らせを受けた。生涯に一度のプロジェクトで、僕の人生を変えたアーティストたちが集まったCDである。
シック、シスター・スレッジ、ダイアナ・ロス、デイヴィッド・ボウイ、デュラン・デュラン、マドンナ、ミック・ジャガー、ザ・トンプソン・トゥインズ、ザ・システム(『カミング・トゥ・アメリカ』)、アル・ジャロウ、ザ・B52ズ、そして、クール&ザ・ギャング、彼らがすべてこのトリビュートCDに収録されている。
バーナード・エドワーズが日本で逝去してから15周年になる。彼の死も僕の人生を激変させた。僕の音楽の旅路に終止符を打った事件であり、それは同時に新たな出発点にもなった出来事だった。
過去数ヶ月、癌セラピーの重要な一環として、何万歩も歩いてきた。日本ではこういう言い伝えがある。「千里の道も一歩より」。何千マイルの道も第一歩から始まるという意味だ。
4月に日本で先行発売されるエヴリバディ・ダンス!
のジャケット、インナー・デザイン
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【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第50回 これも、本当の愛の賜物だ!
#50 Really Love, Too!
Written on Sunday, 06 March 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 6 March 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/275-walking-on-planet-c-really-love-too
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風になびく髪がカリブの貿易風を感じている、右・タニト・ヒトミさんが作った千羽鶴、右はユラ・ユロアキ
今日はとても暖かい日だった。風になびく髪がカリブの貿易風を感じているかのようだった。
癌手術後のセラピー・ウォークは、夜にずらすことにした。友人で作曲家、エミネンス・シンフォニー・オーケストラの由良浩明(ユラ・ヒロアキ)がアシスタントとともにル・クリブ・スタジオに来てくれたからだ。我々は多くのビデオ・ゲーム、アニメ、映画プロジェクトを一緒にてがけている。
彼らがスタジオに入ると、この大きな虹色の千羽鶴に圧倒された。この素晴らしい贈り物は、手で折られたオリガミの千羽の鶴で出来ている。千羽鶴は普通、病気回復の祈りを込めたシンボルとして何人もの人たちの手で折られる。
だが、これはたった一人、友人のタニト・ヒトミさんが作ったものだと彼らに言った。彼らはこれほどの千羽鶴は、今までに見たことがないと言った。ヒロは、「これは本当の愛の賜物だね」と言う。
そして、彼らにちょうど完成した、僕の長きにわたる親友であり、ソングライター、プロデュースのパートナーに捧げるコンピレーション・アルバムを見せた。ヒロは「ワオ、これも、本当に愛の賜物だ」と言った。
エヴリバディ・ダンス!
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(写真、ユーチューブ映像などはソウルサーチンの本サイト、ブログ http://ameblo.jp/soulsearchin/ をごらんください)
【Walking on Planet C by Nile Rodgers 】
第51回 大いなる遺産
#51 Great Expectations
Written on Monday, 07 March 2011 05:00 by Nile Rodgers
(Japan Standard Time, 7 March 2011 19:00)
Translated by Yoshioka Masaharu, The Soul Searcher
http://nilerodgers.com/blog/planet-c-blog-roll/276-walking-on-planet-c-great-expectations
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休憩がとれてよかった
今朝の雨の中、休憩できたのはとてもよかった。スカーフを巻き、トレンチコートを着て、この機会を逃すまいと小走りに歩んだ。癌手術以来、体力回復の一環は、日々のウォーキングによるセラピーだ。
また、大変な日本ツアーの予定にあわせて腕を磨くために、ギターも定期的に弾くようになっている。指の動きを練習するために、最高にジャジーなヴァージョンのシックの「アイ・ウォント・ユア・ラヴ」をやってみた。
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左・ギターを弾いて指の動きの練習、中・ジョン・テイラーと僕、右・ジョニー・マー
その練習中、デュラン・デュラン/パワー・ステーションのジョン・テイラー、ザ・スミス、ザ・ザ、モデスト・マウスなどで活躍したジョニー・マーから最高のEラヴ(Eメールでの愛)をもらった。二人ともとても気に入っているミュージシャンだ。
ジョニーのEメールに返信した後、インタヴューに答えた。ジャーナリストが「今回の新しいツアーで我々は何を期待できるでしょうか」と尋ねてきた。僕は「まだ何もわからない」と答えた。彼が意味することはわかっていたが、他の人が僕に何を期待するかについては、僕は語れないと感じていた。
癌と戦い始めて以来、次にステージに上がるときには、自分自身今までよりハッピーに、かつてよりファンキーに、そして、今までの人生で一番楽しもうと思っている。シックのショーはいつでもハッピーで、ファンキーで楽しいものだが、それこそがシックの『大いなる遺産』なのだ。
今年の来日メンバー
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左・ハロー・ジャパン、右・キムバリー・デイヴィス(ヴォーカル)
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左・メリッサ・ヒメネス(ヴォーカル)、中・僕とベースのジェリー・バーンズ、右・ラルフ・ロール(ドラムス)
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左・セラン(キーボード)、右・リッチ・ヒルトン(キーボード)、カート・ラム(トランペット)、ビル・ホロマン(サックス)
Walking on Planet C>#48-51>More Sane & Therapeutic, A Single Step, Really Love, Too, Great Expectations

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