◎カーク・フランクリン・ライヴ~一体の高揚感

◎カーク・フランクリン・ライヴ~一体の高揚感
【Kirk Franklin: Higher And Higher】
高揚。
僕が昨年初めてその圧倒的なライヴを見て、その時点で昨年見たビルボードのライヴの中で1番と評したポップ・ゴスペル界のヒーロー、カーク・フランクリンの10ヶ月ぶりの来日ライヴ。
編成はほぼ同じ。ドラムス、ギター、キーボード2人、DJ、これに6人のコーラス(4人女声、2人男声)、そして、カーク本人。ステージ前方に7人が立ちはだかるので、そこが実に狭く感じられる。
前回同様いきなりアースの「セプテンバー」からアゲアゲで盛り上げ、観客の心と体をわしづかみ。次々と歌われるポップ・ゴスペルは、近年のブラック・コンテンポラリー作品とサウンドは近いだけに、じつに耳に入りやすい。そして、その7人の声からでてくる圧倒的な歌力、声力は場内に集まったゴスペル、コーラス好きのファンを声と歌であびせたおす。
イントロが流れただけで、歓声があがる曲も多い。下記セットリスト5の「マイ・ライフ・イズ・イン・ユア・ハンズ」などもそんな1曲。途中コーラス部分は観客が歌うので、カークは指揮者のごとく観客を操り、それにつれてどんどん高揚していく。まさに、「カーク教」の信者の集いだ。みんなに歌わせるのは、カークの得意技。「ウィ・アー・ザ・ワールド」なんかも、軽く観客に歌わせ、これがまた観客が歌えるから観客もすごい。こういう一体感は、ライヴならでは、本当にたいしたもの。
ところどころで、おそらく黒人の観客からかかる「ハレルヤ!」や「エイメン!」の掛け声も、いい雰囲気。しかし、DJが「ブライター・デイ」をこすって、曲をちょろちょろ出すなんて、30年前のゴスペル・ライヴでは絶対に考えられなかっただろう。現代ゴスペルは、まさに時代の変遷とともに変わってきているのだ。
■ 過去関連記事
2009年09月21日(月)
カーク・フランクリン・ライヴ~ポップ・ゴスペルの大爆発
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090921.html
■カーク・フランクリン 名盤『ヒーロー』

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■ メンバー
カーク・フランクリン / Kirk Franklin(Vocals)
エリック・ムーア / Eric Moore(Vocals)
アニーシャ・フィゲロア / Anaysha Figueroa(Vocals)
シャーメイン・スウィンプソン / Charmaine Swimpson(Vocals)
ニッキー・ロス / Nikki Ross(Vocals)
アシュレイ・ギルバート / Ashely Guilbert(Vocals)
アイザック・カレー / Isaac Carree(Vocals)
アーネスト・グリーン / Ernest Green(DJ)
トッド・パースノー / Todd Parsnow(Guitar)
ボビー・スパークス / Bobby Sparks(Keyboards)
ハロルド・マーティン / Harold Martin(Keyboards)
キース・テイラー / Keith Taylor(Bass)
テリー・ベイカー / Terry Baker(Drums)
■ セットリスト
Setlist: Kirk Franklin @ Billboard Live Tokyo, July 21, 2010
Show started 21:31
01. September [Earth Wind & Fire]
02. Still In Love
03. Simply Redeemed (Isaac Carree)
04. Lovely Day [Bill Withers]
05. My Life Is In Your Hand
06. Imagine Me
07. Hosanna
08. Brighter day
09. A Riff of “We Are The World” – Lean On Me
10. Lookin’ For You [Patrice Rushen]
Enc. Rhythm pattern of “One Nation Under The Groove” – A riff of “Na Na Hey Hey Kiss Him Good Bye”-A riff of Jimi Hendrix
Show ended 22:53
(2010年7月21日水曜、六本木・ビルボードライブ東京=カーク・フランクリン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Franklin, Kirk
2010-109

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