●リーラ・ジェームス、4年ぶりの来日ライヴ~炸裂するソウル・エクスペリエンス

●リーラ・ジェームス、4年ぶりの来日ライヴ~炸裂するソウル・エクスペリエンス
【It’s Her Soul Experience: Leela James Live】
ディープ。
炸裂するソウルフルな声。ほとばしる汗。天井を突き抜ける言霊。ゴスペル、ソウル、ブルーズ、ファンクまでもその要素に含める、いい意味での完全なオールド・スクール・ソウル・シンガー、リーラ・ジェームスの4年2ヶ月ぶり2度目の来日公演。今回は1日2ステージということで1回のショーは短くなったが、その短い時間に熱心な観客を虜にした。
まず、ステージに登場して、その大きなアフロヘアに度肝を抜かれる。CDジャケットそのものだ。バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス1人の5人。
いきなりジャンプ・ナンバーで観客を総立ちにさせるかと思えば、下記セットリスト7「ドント・スピーク」では、観客席を練り歩きながら歌い、リーラ・ファンの花田さんにおもいきり絡んで歌った。「今日は本当は仕事で来られなかったんですが、リーラだったら、仕事を押してでも来ないとねと思って。それで無理にやりくりして、(仕事場で)早く帰ります、って言って、ここに来たんです。自分に歌ってもらえて仕事早くあげてやってきた甲斐がありました」と大喜びの花田さん。彼に限らず、ファンとシンガー、アーティストたちには、熱い一体感が感じられた。
バック・コーラスのグローリア・ライアンも、なかなか素晴らしい声を聞かせてくれたが、彼女がリーラのバックを歌いだしたのはここ1年とのこと。前回の来日には来ていなかった。
リーラのライヴ、シンガーとしての素晴らしさについては、いま4年ぶりに読み返した前回ライヴ評でほとんどすべて書いた感じがした。(下記参照)
ところで、前回ライヴ評で彼女の年齢を推測しているのだが、最近ウイッキペディアや、その他のインタヴュー記事で1983年6月2日生まれと書かれたものがある。さすがに、それはないだろう、と思う。だいたい、5月22日と本人が言っていたので、信憑性が微妙だ。別に年齢など基本的にはただ聞く分にはたいした意味はないのだが、彼女の音楽性を本格的に理解しようとすると、重要な属性情報になる。デビューまでに時間がかかった、ということから、やはり30代後半から40代ではないだろうか。もし本当に27歳であるなら、いかにしてこんなオールド・スクールのソウルマナーを体に染み付けることができたのか尋ねたい。(バイオなどには、父親のソウルのレコードのコレクションから、とは書いてあるのだが・・・)
最新アルバムはソウルの名門、スタックスからのリリース。それについて彼女は次のように述べている。
“To be on the premier soul label is a validation of what I’ve accomplished with my music and what I stand for,” she says. “I’ve always been a champion for this music. This album is my version of soul. It’s my experience of soul. It’s what soul means to me, and I want to share it with you.”(一流のソウル・レーベルの所属になることは、私がこれまでに成し遂げてきたこと、私の立ち位置が認められたことです。私はずっとこのタイプの音楽のチャンピオンでした。このアルバムは、私が考えるソウルを表現したものです。私が経験したソウルです。私にとってソウルが意味するものがそこに込められています。それをみなさんと共有したいと思っています)
リーラのライヴも実に濃いソウル・エクスペリエンスであった。
■ 前回ライヴ評
April 15, 2006
Leela James: Goddaughter Of Soul Is Here To Stay
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200604/2006_04_15.html
■ 強烈なデビュー・アルバム : ”ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム”

ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム
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■カヴァー・アルバム”Let’s Do It Again” (ソウルの名曲を堂々とカヴァー)

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■ 最新作3作目『マイ・ソウル』。名門スタックス・レコードより

My Soul
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■メンバー
リーラ・ジェイムス / Leela James(Vocals)
グローリア・ライアン / Gloria Ryann(Background Vocals)
マイケル・フォークナー / Michael Faulkner(Keyboards)
ブレイク・リー / Blake Lee(Guitar)
クリストファー・サブ / Christopher Sabb(Bass)
スティーヴン・ホワイト / Steven White(Drums)
■セットリスト リーラ・ジェームス@ビルボードライブ東京
Setlist: Leela James @ Billboard Live Tokyo, June 29, 2010
Show started 21:33
01. Intro
02. Long Time Coming
03. Good Time
04. We Are Gonna Have A Good Time (As known as “Doing It To Death”)
05. Give It To Me
06. Soul Food
07. Don’t Speak
08. My Joy
09. It’s Alright
10. Introducing members
11. Music – I Love Music
12. Miss You – I Love Music
Enc. Tell Me You Love Me
Show ended 22:40
(2010年6月29日火曜、ビルボードライブ東京=リーラ・ジェームス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>James, Leela
2010-

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