●オハイオ・プレイヤーズ・ライヴ

●オハイオ・プレイヤーズ・ライヴ
【Sugarfoot’s Ohio Players: Still Funkin’ And Alive】
久々。
オハイオ出身のファンク・バンド、その名もオハイオ・プレイヤーズの久々の来日。今回のグループ名の正式クレジットは、シュガーフットズ・オハイオ・プレイヤーズ。メンバーが分裂し、これはシュガーフットのグループということになる。
僕は1980年1月に横田基地でライヴを見て、インタヴューをした。その後、1989年ごろ、MZA有明、1991年3月横浜バード(のちのベイホール)でのライヴがあった。このときも、ライヴを見てしっかりシュガーフットを含むメンバー3人にインタヴューをした。オハイオ・プレイヤーズのボックスセット(マーキュリーのアルバム8枚を4枚のCDにした)を1991年に作ったときに、それらの取材をベースに、かなり詳細なライナーを書いた。おそらく、オハイオ・プレイヤーズについて日本語で書かれたものとしては、一番詳しいものになっていると思う。ただ、ボックスも限定ものだったので、今ではなかなか入手しづらいのが難。ライナーの文字データは残っているので、要望があればいずれウェッブに公開してみたい。その後1992年4月に大阪ブルーノートに来日。さらに、1996年か1997年頃、日比谷の野外音楽堂で行われたファンク・フェスで来日。したがって、来日としては、13-4年ぶりということになる。
シュガーフットことリロイ・ボナーは1943年3月14日生まれ。67歳。1963年ごろからグループに参加した、いわばグループの最長老。その彼が若いミュージシャンを集めて結成しているのが、このグループだ。シュガーフットがリーダーシップを取って、自らのヒットを演奏するのであれば、オハイオ・プレイヤーズのサウンドになる。
セットリストは、オハイオ・プレイヤーズの全盛期の大ヒット曲中心。当時を知るファンなら、だれでも大喜びの曲だ。「スイート・スティッキー・シングス」と「フー・チー・クー」はバンドだけで、3曲目の「スキン・タイト」からシュガーフット御大のお出まし。バンドは、全員若手ながらしっかりオハイオ・プレイヤーズ・サウンドを踏襲している。ベースのトレイは、20年以上も前から、シュガーフットと知り合い、その頃からオハイオ・プレイヤーズに参加。今回は音楽ディレクターを務めている。「ラヴ・ローラーコースター」「ファイアー」あたりは、客がいっせいに立ち上がる。
シュガーフットは、足が若干弱っているようで、ときどき、座ったまま歌ったり、ステージの上がり降りに、スタッフの手を借りていたが、それでも、ファンキーな歌声は元気。
「俺の好きな曲だ」と言って歌いだした「アイ・ウォント・トゥ・ビー・フリー」は、そのせりふ回し風ナレーションがちょっとゴスペルの司祭の説教みたいにも聞こえた。
オハイオ・プレイヤーズは、1970年代に次々と大ヒットを放ったいわゆる「セルフ・コンテインド・グループ」(自分たちで曲を書き、演奏もする、『自給自足グループ』)。当時、クール&ザ・ギャング、アース・ウィンド&ファイアー、コモドアーズなど多くの同種のグループが人気を博したが、オハイオたちはファンクとジャズを融合させたスタイル、さらにジャケットに女性のヌード写真を堂々と使ったことで大人気となった。
ところで、今回いろいろ調べていたら、メンバーのうち、クラレンス・サッチ・サッチェルが1995年12月30日に55歳で脳の病気で亡くなっていることを知った。またオリジナル・メンバーでオハイオ・アンタッチャブルズのメンバーだったラルフ・ミドルブルックスも1997年11月に58歳で亡くなっていた。ともにご冥福をお祈りしたい。(インタヴューしたクラレンス・ウィリアムスではありませんでした。訂正します)
(この項続く予定)
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■メンバー
シュガーフット / Sugarfoot(Vocals)
トレイ・ピアース / Trae Pierce(Bass)
カルヴィン・ロートマン / Calvin Loatman(Guitar)
アール・フレミング / Earl Fleming(Keyboards)
エマニュエル・クック / Emmanuel Cook(Keyboards)
ダーウィン・ダニエルズ / Derwin Daniels(Saxophone)
アーマッド・ラズベリー / Ahmad Rasberry(Trumpet)
マーカス・ルイス / Marcus Lewis(Trombone)
コートニー・ガーリー / Courtney Girlie(Drums)
■セットリスト シュガーフットズ・オハイオ・プレイヤーズ 2010年6月5日、ビルボードライブ東京
Setlist: Sugarfoot’s Ohio Players, June 5, 2010 @ Billboard Live Tokyo
Show started 18:01
01.Intro:(Contradiction)
02.Sweet Sticky Thing
03.Who’d She Coo
04.Skin Tight (Sugarfoot came on the stage) (A riff of Land Of Thousand Dances)
05.Let’s Love
06.Fopp
07.Heaven Must Be Like This
08.Funky Worm ~ Pain
09.I Want To Be Free
10.Love Rollercoaster ~ O-H-I-O
Enc. Jam Adlib ~ Fire ~ A riff of “Sex Machine / Shake Your Body Make Up” ~ Fire
Show ended 19:10
(2010年6月5日土曜、ビルボードライブ東京=シュガーフットズ・オハイオ・プレイヤーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Sugarfoot’s Ohio Players
2010-85

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2 Responses to ●オハイオ・プレイヤーズ・ライヴ

  1. Sachico says:

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    オハイオのみなさんは大阪ビルボで、6/7がライヴです。
    めっちゃ愉しみ♪
    一日しかないのがつらいところです。

  2. TOM says:

    SECRET: 0
    PASS:
    コメントをお許しください。m(__)m
    最初、Sweet Sticky Thingでスタート!
    嬉しかったですが\(^o^)/中央のマイクロフォンの位置に誰もいないので・・・
    Slyを思い出して、嫌な予感がしましたが・・・(^_^;)
    余計な心配で良かったです。!\(^o^)/
    本当に楽しい!あっという間の75分でした。!
    '70年代のDiscoで育った方、若い方でも'70年代のR&B、Funkの好きな方には必見のライヴです。!\(^o^)/