○『ウイ・アー・ザ・ワールド25フォー・ハイチ』完成~特別寄稿・松尾潔氏

○『ウイ・アー・ザ・ワールド25フォー・ハイチ』完成~特別寄稿・松尾潔氏
【We Are The World 25 For Haiti】
公開。
2010年1月12日ハイチを襲った大地震の被災者に手を差し伸べようと、25年前に作られた「ウイ・アー・ザ・ワールド」が、2010年2月1日、ロスアンジェルスで新たなメンバーによって再録された。その「ウイ・アー・ザ・ワールド25フォー・ハイチ」がついに2月12日、公開された。
リンク映像。
http://www.youtube.com/watch?v=Glny4jSciVI

「リーン・オン・ミー」は、目だった形では入っていない。また、メイヨー・アンジェルーの詩の朗読も確認できなかった。後半ラップ部分は、LLクールJが中心となって作ったという。今回は、クインシー・ジョーンズとライオネル・リッチー、そして、ハイチ出身のワイクリフ・ジーンが中心となっているが、25年前クインシーがやったタクトを振る役を元テイク6のマーヴィン・ウォーレンが担当している。やはり、どあたま、かつてライオネルが担当したところを、ジャスティン・ビーバー(1994年3月1日カナダ・オンタリオ生まれ=15歳)がやっている部分は、大抜擢という印象だ。
ソロを取る登場人物は、登場順に次の通り。たぶん大体あっていると思うが、二人が同時に映っている場合は、特にどちらが先ということは意味しない。また2度目にソロとして登場する場合は、( )をつけた。
We Are The World 25 For Haiti
Justin Bieber
Jennifer Hudson
Nicole Scherzinger
Jennifer Nettles
Josh Groban
Tony Bennett
Mary J. Blige
Michael Jackson
Janet Jackson
Barbra Streisand
Miley Cyrus
Enrique Iglesias
(Miley Cyrus)
Jamie Foxx
Wyclef Jean
Adam Levine
P!nk
BeBe Winans
> (Michael)
Usher
Celine Dion (Lionel by her side)
Orianti (guitar)
Fergie
(Quincy Jones、)
(Chorus – all)
Nick Jonas
Toni Braxton
Mary Mary
>(Tony Benett)
Isaac Slade
Lil Wayne
Carlos Santana (solo with a guitar)
Akon
>(Pink)
>(Orianti)
>(Fergie)
T-Pain
Jamie Foxx (Doing Ray Charles ) (Jennifer by side)
[Rap part]
LL Cool J
Will.i.am
Snoop Dogg
Busta Rhymes
Swizz Beatz
Iyaz
>(Jenniffer Hudson, Wyclef Jean, Will I Am, Mary Mary)
Kanye West
(Wyclef Jean)
(ちょっと細かい順番が違うかもしれません。追々修正していきます。何かご指摘ありましたら、どうぞ)
なお、この楽曲は次のところで買えます。
itunes.com/WeAreTheWorld
world25.org
+++++
そして、このWe Are The World 25 For Haitiをダウンロードした松尾潔さんから、さっそく印象記が届いた。これがひじょうにわかりやすく、素晴らしいので、許可をもらい、こちらに転載する。感謝です。
松尾潔さんの寄稿は次の通り。
We Are The World 25 for Haitiの曲およびビデオ全編の印象。以下思いつくままに11項目。多分にブラックミュージック的に。
1、クインシーは勿論ですが、音楽的な面にかぎっていえば、マーヴィン・ウォーレンの活躍が超人的! 彼がはるか昔にTAKE6を脱退した意味が、本当の意味で初めて顕在化したのかもしれません。クインシーの立場からすれば『ヘンデルのメサイア』(クインシー・ジョーンズ・スーパープロジェクト名義の1992年発表アルバム)で早々に大抜擢したマーヴにずっと目をかけ続けて良かったと思っているでしょうね。
2、リル・ウェイン、エイコン、そしてTペインの三者のロボ声が判別できないリスナーも多いでしょうね(もちろん日本でも)。ま、こんな時代やさかい、の現象ではあるけれど。
3、サビ頭を英語ではなくワイクリフに新詞歌わせたところが肝。アイデア賞!
4、マイケルはある程度予想できたとはいえ、え、レイ・チャールズも! と思ったらジェイミー・フォックスというサプライズ。ポール・ハギス(ビデオの監督)もそこのところをよ~くわかった編集してるのが素晴らしいです。
5、冒頭のハイチの惨状のタッチは、ハギスの『クラッシュ』での映像センスを彷彿とさせますね。本人がハイチロケしたわけじゃないにしても。あらためてエディトリアルとは何かを教えてくれます。
6、終盤に近づくにつれて濃くなるヒップホップ色、という構成はさすがのバランス感覚ですねビッグQ。
7、L.L.クールJ.が仕切ったと言われる終盤ラップパート、その人選が不満でL.L.との確執が伝えられるJay-Zは不参加だったのかしらん。録音に先立ってのグラミーのプレパーティーでも司会したL.L.はパーティーロッカーぶりを発揮していましたが。
8、そのL.L.も参加していた「King Holiday」プロジェクトには参加していたホイットニーが、今回も不参加とは! 25年前には間に合わずというデビュータイミングでしたが(ホイットニーのアリスタ・デビューは1985年2月。オリジナルの「ウイ・アー・ザ・ワールド」録音は1985年1月)、今回はグラミーに届かず、といったところが理由でしょうか。
9、とはいえ、L.L.の書いたラップの符割りは、いくら何でも今どきダサすぎる、というかオールド・スクール臭強すぎでしょう! やはりクインシーが仕切ったクリントンの大統領就任式でのパフォーマンスから変化(進歩)してなさすぎ…。
10、マイケルが生きていても震災は避けられなかったわけですよねえ。その場合、本プロジェクトにはどう関わったのでしょうか? クインシーのプロデュースを認めたのか? 曲の貸し出しを認めたのか? そもそも(今回のライオネル・リッチーのような形で)協力したのか、どうか。オリアンティは参加してなかったでしょうな。
11、ボブ・ディランのパートを務めたリル・ウェインは、つまり「現代アメリカ大衆音楽の最高の詩人」。クインシーは、やはり、よくわかった御仁です。
以上、端的すぎのきらいもありますが。
どうかご笑納ください!
+++++
ありがとうございます。
ENT>MUSIC>We Are The World 25

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One Response to ○『ウイ・アー・ザ・ワールド25フォー・ハイチ』完成~特別寄稿・松尾潔氏

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    おはようございます。
    朝から素晴らしいものを見せていただいて、
    ありがとうございます。
    胸が一杯になりましたo(^-^)o