●ケント・モリ~その存在理由

●ケント・モリ~その存在理由
【Kento Mori: The Reason To Be Here】
強烈。
西寺郷太さんのはからいで、ケント・モリくんに会うことができた。そして、いろんな話をした。当初は、午後7時から2時間くらいの感じかと思っていたが、これがとんでもない。マイケル話でみんなで盛り上がり、最初に話をしていたスタジオから三茶サンキングへ移動。結局朝までになってしまった。
会った印象はとにかく強烈なエネルギーがある人物だということ。しかも、超ポジティヴなエネルギーに溢れている。その一点だけでも素晴らしい。しかもフレンドリーないい人物。僕自身も、久々に人と会って、プラスのエネルギーをたくさんもらった感じがする。それは郷太くんも同じだったようで、今、真剣に執筆しているマイケル・ジャクソンの新書原稿が煮詰まり、ちょっとやわになっているところにケントくんと会って、「がぜん、やる気が出た」と言っている。
1985年3月3日生まれのケント・モリくんは2006年4月、意を決して渡米。それからすべての出来事が、運命的に起こっていく様子は、劇的なドラマそのものだ。僕自身も、Everything happens for a reason(すべての出来事には、理由がある)という言葉を信じるが、彼の場合、それをこれでもか、これでもかと、地で行く人生を歩んでいる。彼自身の言葉の節々に、「理由があって、そのことが起こっている」という表現が出てきたのも頷ける。
もうひとつ、これは僕自身が考えた言葉で、「人生は5分で変わる」というものがある。たった5分の凝縮された何かがあれば、その人の人生は劇的に変わる、というものだ。たとえば、シンガーやミュージシャンが素晴らしいパフォーマンスを見せれば、そのたった5分のステージで、オセロゲームの白と黒が一瞬に逆転するように、すべて変わることがある。
マイケル・ジャクソンが『モータウン25』で見せた「ビリー・ジーン」のパフォーマンスは、この「人生は5分で変わる」の典型的な例だ。スポーツ選手も、特に個人技の場合、それが起こる。ダンサー、シンガーたちにはそういうことが起こりやすい。
ケント・モリくんにとっては、マドンナのオーディション、そして、マイケルのオーディションは、まさに「人生は5分で変わる」の瞬間だった。
マイケルのオーディションのとき、他のダンサーたちのことは気になったのか、と聞くと、「いや、とにかく自分自身が最高のパフォーマンスをすることに集中した。そうすれば、受かると絶対思ってました」と言うのだからすごい。
マドンナのツアー・メンバーに選ばれ、そのツアーに出たことで得た自信を元にマイケルのオーディションに出向き、合格。しかし、マドンナとの契約が残っていたために、泣く泣くマイケルの『ディス・イズ・イット』を断念。しかし、誰も予期せぬ形でマイケルが急死。その直後、マドンナのステージで、マイケル・トリビュートを、ケント・モリが敢行。それがまた大評判となり、ケント・モリは世界から注目されるダンサーとなっていく。そして、マドンナ・ツアー終了後、「マイケル・ジャクソン・トリビュート」のツアーへ。
マドンナとの契約があったために、世界一仕事をしたかったマイケルのダンサーになれず、大きく落ち込んだ彼。だが、マイケルのツアーにいけなかったことにも理由がある、それはいつかわかる、と彼は祖父に言われたそうだ。それがマイケルの死などということは、誰にもわからなかった。
10日から一瞬LAに行くというので、何しに行くのかと尋ねると、AIとの仕事だという。だが、まだAI本人には会ったことがない、という。そこでサンキングからAIに電話して、「ケント・モリがいるから来ない?」と誘うとAIもやってきて、マイケル談義が盛り上がった。おもしろいことに、LAではAIの妹とはすでに知り合っていて、AIとは電話では話したことはあった、という。ダンサー仲間との接点、共通の知り合いも多数いるようだった。
みんなでわいわいいいながらマイケルの『ブカレスト』のDVDを見ていると、ケントくんは踊りだした。「ビリー・ジーン」「ヒューマン・ネイチャー」など大喝采。また、『ディス・イズ・イット』(ブルーレイ版)を一緒に見ながら、解説を受け、ケントくんが一瞬映る瞬間などをコマ止め、まき戻しして見たりしているうちにあっという間に朝になった。
人との出会いが、出来事を生み出し、その出来事が、次の出来事につながり、何かが起こっていく。それは神が描く華麗なるシナリオさながらだ。僕は彼を見ていて、「ものすごく引きの強い男、そういう運命の元に生まれた男」と強く思った。そして、ケント・モリには、マイケル・ジャクソンのエクステンションとなって、そのメッセージを伝え、広めていくという大きな存在理由がある。
ソウル・サーチンでは今後も彼の一挙手一投足に注目していく。
■ マイケル・ジャクソン『ディス・イズ・イット』(ブルーレイ)

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■ マドンナ スティッキー・アンド・スウィート・ツアー・ライヴ・フロム・ブエノス・アイレス(仮) 2010年3月31日発売。2008年10月のツアー。ケント・モリ参加。

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ENT>MICHAEL JACKSON>Mori, Kento

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One Response to ●ケント・モリ~その存在理由

  1. とんぼ says:

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    人生が5分で変わること、あると思います。小さな事から大きな事まで色々ですが。私はTHIS IS ITを観てから考え方が変わったような気がします。マイケルに励まされながら毎日暮らしています。ケントくんも踊りで私の人生を賑わせてくれています。色々と有り難いです。
    ケントくんやマイケルが出会ったのも全て必然で、郷太さんがケントくんの存在を教えてくれたのも全て必然なんだと思います。
    必然を受け止める事からまた変化が生まれるのかもしれませんね。