◆木下航志『ドゥ・ザ・ソウルVol.6』ライヴ

【Do The Soul Vol.6】
スマイル。
2008年6月以来2~3ヶ月に一度目黒ブルース・アレイで行われる木下航志の『ドゥ・ザ・ソウル』も早くも6回目。前回が5月9日だったのでおよそ4ヶ月ぶり。ブログにアップするのが1日遅れですいません。(笑)
$吉岡正晴のソウル・サーチン
毎回、新しいレパートリーを増やす航志くんは今回もいろいろ新曲を歌ってくれた。キーボード(フィリップ・ウー)、ギター、ベース、ドラムス、パーカッション&サックス、コーラスに航志くんという編成。ステージ中央に座り、しっかりとバンドを引っ張る。しかも、1曲1曲ごとにひょうきんなMCを交え、ライヴを進める。しかし1曲ごとにMCいれなくてもいいんじゃないか。(笑)おもしろいが。このゆるい雰囲気が次第にフィリップのライヴみたいになってるという指摘もあった…。(笑) 今回は、前半にずいぶんとギター・ソロのフィーチャーが多く、マサ小浜大活躍だ。
最近航志くんは、映画『キャデラック・レコード』を見たそうで、そこからビヨンセが歌った「アイド・ラザー・ゴー・ブラインド」を披露。この曲が終わったあと、総選挙の話しをして、「麻生総理は漢字を読めませんが、僕も読めません」というギャグをかました。(笑)
一点、アドヴァイス。このビヨンセのヴァージョンは女性が歌う歌詞になっている。まずビヨンセ・ヴァージョン。
Something told me it was over
When I saw you and HER talkin’
Something deep down in my soul said, ‘Cry, GIRL’
When I saw you and that GIRL walkin’ around
Whoo, I would rather, I would rather go blind, boy
(訳)
どうやら、その恋は終わったみたいね…
あなた(彼氏)と彼女が話しているのを見たとき、
私(女)の心の奥底のソウルが叫んだ。『思い切り泣きなさい、ガール』
あなたとその娘が一緒に歩いているのを見たとき
私は、もう盲目になったほうがマシだと思ったわ
ところが男性のシンガーが歌う場合は、「性別の一致」をしないといけない。よってこうなる。クラレンス・カーターが歌ったり、ロッド・スチュワートもカヴァーしているが、下記歌詞はロッドのヴァージョン。
Something told me it was over
When I saw you and HIM talking
Something deep down in my soul said cry BOY
When I saw you and HIM out walking
I would rather, I would rather go blind girl
どうやら、その恋は終わったみたいだ…
君(彼女)と彼が話しているのを見たとき、
僕(男)の心の奥底のソウルが叫んだ。『思い切り泣けよ、ボーイ』
君とその彼が一緒に歩いているのを見たとき
僕は、もう盲目になったほうがマシだと思った
つまり、歌の主人公が男の場合、去られる恋人は当然女性ということになる。自分が好きな女性が別の男と話しているところを見て、そんな状況を目撃するくらいなら、盲目になった方がいい、と歌うわけだ。男が男の恋人を想定して歌うとゲイの歌になってしまう。(笑) 英語歌詞の場合、こうした「性別の一致」が必ずなされるので、要注意。ソウル・サーチャーのワンポイント・アドヴァイスでした。
さて、航志くん曰く今回の中で一番難しかったのが、アースのヒット「リーズンズ」だそうだ。全編、航志くんはファルセットで歌った。航志君は、前回あたり、しっかりとしたこぶしを利かせる歌唱もあり、これにファルセット、地声などからませると、かなり歌の幅がでてきている。あとは英語などの発音をどこまできっちりとできるかという感じか。
セカンドセット本編最後では、マイケル関連曲を3曲。やはり「ワンダフル・ワールド」、「スマイル」やアンコールのゴスペル曲「ヒズ・アイズ・・・」などの比較的アコースティックでやって歌声を前面に聴かせる曲になると、ぐっと聴かせる度合いが高まる。今回はバック・シンガーとのデュエットが最後のアンコールくらいしかなかったが、もうちょっとタイニースの歌を聴いてみたかった。
$吉岡正晴のソウル・サーチン
途中観客に歌詞の一部を歌わせたりして、コール&レスポンスなども手馴れたもの。それにしてもMCで思い切り笑わせ、歌で感動させ、20歳にして、2時間ほどのライヴをしっかりとこなしてしまうのだからたいしたものだ。よく歌詞をこんなに覚えられるなあ。(笑)
■ 「アイド・ラザー・ゴー・ブラインド」(ビヨンセ)が入っている『キャデラック・レコード』のサントラ

Cadillac Records
Cadillac Records

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Original Soundtrack
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■メンバー
(Vo/Fender Rhodes1970)木下航志 (HAMMOND A-100/1964)PHILIP WOO
(B)名村武 (Ds)マイケル河合 (G)マサ小浜 (Sax,Percusion)Pierre Andre (Chorus) Tynice Hinton
■セットリスト
Setlist : Kishita Kohshi @ Blues Alley, September 5, 2009
show started 19:40
01. Aka Tonbo / Oye Como Va [Santana] / Aka Tonbo
02. This Old Heart Of Mine [Isley Brothers]
03. I’d Rather Go Blind [Etta James, Clarence Carter, Beyonce]
04. Soshu Yakyoku 蘇州夜曲 [Hattori Ryoichi, 李香蘭(山口淑子)]
05. Southern Nights [Allen Toussaint, Glen Campbell]
06. What A Wonderful World [Louis Armstrong]
07. Until You Come Back To Me [Aretha Franklin, Stevie Wonder]
08. We Got Rhythm [Kishita Kohshi]
show ended 20:36
second set
show started 21:07
01. Green Onion [Instrumental][Booker T & The MG's]
02. Hallelujah, I Love Her So [Ray Charles]
03. Reasons [Earth Wind & Fire]
04. Sayonara Natsu No Hi さよなら夏の日[Yamashita Tatsuro]
05. Whiter Shade Of Pale [Procol Harum]
06. I Feel The Earth Move [Carol King]
07. Smile [Chaplin, Michael Jackson]
08. I’ll Be There [Jackson Five]
09. Rock With You [Michael Jackson]
Enc. I Wish [Stevie Wonder]
Enc. His Eye Is On The Sparrow (With Tynice Hinton)
show ended 22:19
(2009年9月5日土曜日、目黒ブルース・アレイ=木下航志・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Kishita, Kohshi
2009-103

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