▲タワー・オブ・パワー~ホーン炸裂41年のソウル・バンド

(ライヴ評。内容出ます。これからごらんになる方は十分ご注意ください)
▲タワー・オブ・パワー~ホーン炸裂41年のソウル・バンド
【タワー・オブ・パワー~ソウルとファンクを愛して】
ドゥー・ワップ。
サンフランシスコ・ベイ・エリアの10人のソウル・ファンク侍(さむらい)、タワー・オブ・パワーの2007年3月、2008年5月以来1年ぶりの通算19回目の来日ライヴ。次回は来日20回記念か。毎回熱心なファンを集めるタワーのライヴは、つねにハード・ドライヴィングなファンク魂を炸裂させる。今回もその例にもれない。
毎回思うのが、彼らの圧倒的な日本での人気だ。たぶん、しっかりとしたリズムと、わかりやすくかっこいいホーン・セクションと、なによりもメロディーがしっかりして日本人の心の琴線に触れるものが多い、といった要因がいくつもあるからだろう。
今回のライヴは、2009年2月に出た新作『グレイト・アメリカン・ソウルブック』からの作品3曲なども含めたセットリストに。印象に残ったのは、「スティル・ディッギン・オン・ジェームス・ブラウン」から新作収録のジェームス・ブラウン作品メドレーをはさみ、また、「スティル・ディッギン…」に戻るあたり。「タワー・オブ・パワー! タワー・オブ・パワーは41年間、ソウル・ミュージックをプレイしているソウル・バンドだ!」 そう言っていきなり、「スティル・ディギン…」になだれ込むや、観客は総立ちだ。そして、サビを観客に歌わせる。ここでのブラスのあおりがまさに、ジェームス・ブラウン・バンドそのものだ。
本当に彼らのルーツはジェームス・ブラウン・ファンクだということがよくわかるシーンだ。これだけでなく、「ソー・アイ・ガット・トゥ・グルーヴ」でも、ミスター・ブラウンの「スーパーバッド」のリフを実に自然に織り込む。「ホワット・イズ・ヒップ」でも、ジェームス・ブラウンの「ソウル・パワー」がでてくる。ブラウン・ファンにはたまらない一瞬だ。前者でベース・トロンボーンのドックが腰をブルブル振るわせるところなど最高におもしろい。
最新作からの1曲「ラヴランド」が聴けたが、奇しくも日曜日(5月17日)、ジェームス・ギャドソンのライヴでギャドソン本人のドラムスと歌で聴いていたので、同じ曲をオリジナルとタワーのカヴァーでほぼ同週に聴けたというのが何かの縁か。
彼らの最大の魅力は、5人のホーン・セクションが奏でるハーモニーであり、ときに激しいバトルとなるパフォーマンスだ。それは1950年代にストリートで黒人のブラザーたちが、歌声だけでバトルを繰り広げていたドゥー・ワップの時代を思い起こさせる。言ってみれば、彼らのホーン・セクションのハーモニーは、ホーンのドゥー・ワップだ。
ただ昨年5月の2時間半超ライヴを味わってしまうと、この73分では物足りなく感じてしまうなどと言ったら、ひんしゅくか。ま、あれが特別だったと割り切らなくては…。(笑)
(タワー・オブ・パワーは、まだ5月27日(水)広島クアトロ、28日(木)大阪・心斎橋クアトロ、30日(土)31日(日)ブルーノート東京と公演があります)
■ タワー最新作 ここからは3曲ライヴで披露

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■ 過去関連記事(リンクがうまくつながらない場合は、コピー&ペーストなどしてみてください)
February 03, 2009
Tower Of Power’s New Album Is Also Soul Cover CD
http://blog.soulsearchin.com/archives/002816.html
May 26, 2008
Tower Of Power Live: Power Of Horns, Rhythms, Vocals And Everything (Part 1): Hi Energy Funk Exploded More Than 2 Hours & Half
【タワー・オブ・パワー、ブルーノート史上初、2時間半超ライヴ(パート1)】

http://blog.soulsearchin.com/archives/002535.html

2008年5月のタワー最終日ライヴ・レポート。パート1。5月27日付け、28日付へ続く。
May 27, 2008
Tower Of Power Live (Part 2) : History Of Tower Of Power
【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート2)~歴史集大成ライヴ】

http://blog.soulsearchin.com/archives/002536.html

May 28, 2008
Tower Of Power Live (Part 3): Any Questions? Asked Emilio Number Of Times

http://blog.soulsearchin.com/archives/002546.html

【タワー・オブ・パワー・ライヴ(パート3)~歴史集大成ライヴ】
March 17, 2007
Tower Of Power Live: Continuation Makes Power

http://blog.soulsearchin.com/archives/001645.html

2004/01/21 (Wed)
Down To The Night Club: Tower Of Power Show What Is Hip

http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040121.html

2004/01/22 (Thu)
Stranger Turned To Be A Friend By Power Of Tower & Champagne

http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040122.html

February 24, 2006
Tower Of Power Live: It’s Soooo Hot Downstairs, Upstairs, Too

http://blog.soulsearchin.com/archives/000852.html

■ メンバー
イミーリオ・カスティーヨ(テナー・サックス、ヴォーカル)Emilio Castillo(ts,vo)
ラリー・LB・ブラッグス(ヴォーカル)Larry Braggs(vo)
トム・ポリッツァー(サックス)Tom Politzer(sax)
スティーブン・“ドック”・クプカ(バリトン・サックス)Stephen “Doc” Kupka(sax)
マイク・ボガート(トランペット、フリューゲルホルン、ヴォーカル) Mike Bogart(tp,flh,vo)
アドルフォ・アコスタ(トランペット、フリューゲルホルン)Adolfo Acosta(tp,flh)
ロジャー・スミス(キーボード、ヴォーカル)Roger Smith(key,vo)
マーク・ハーパー(ギター)Marc Harper(g)
フランシス・ロッコー・プレスティア(ベース)Francis Rocco Prestia(b)
デイヴィッド・ガルバルディー(ドラムス)David Garibaldi(ds)
■ セットリスト タワー・オブ・パワー@ブルーノート東京、2009年5月25日月曜
Setlist : Tower Of Power @ Blue Note Tokyo, May 25th, 2009
show started 21:31
00. CD: Funk The Dumb Stuff (Monster On A Leash)
01. We Came To Play
02. Soul With A Capitol “S”
03. Can’t Stand To See Her Slaughter
04. On The Serious Side
05. Only So Much Oil In The Ground
06. How Could This Happen To Me
07. So I Got To Groove ~ A Riff Of “Super Bad”
08. Willing To Learn
09. It’s Not The Crime
10. Loveland [Watts 103rd Street Band]
11. You Met Your Match
12. So Very Hard To Go
13. Diggin’ On James Brown (medley to)
14. It’s A New Day – Mother Popcorn – There It Is – I Got The Feelin’ – Still Diggin’ On James Brown
Enc. What Is Hip – A Riff Of “Soul Power”- What Is Hip
show ended 22:54
(2009年5月25日月曜、ブルーノート東京=タワー・オブ・パワー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Tower Of Power
2009-52

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One Response to ▲タワー・オブ・パワー~ホーン炸裂41年のソウル・バンド

  1. ジャパニーズモンブラン says:

    SECRET: 0
    PASS:
    初めてのソウルライブに感動しました!東京に上京し、最高の夜になりました。ぜひまたお邪魔します。ソウル最高\(^O^)/