△シック最終日: 桜とファンクが満開

△【シック最終日: 桜とファンクが満開】
超熱気。
最終日セカンドは、かなりシックのリピーターがいた。始まる前から熱気がむんむんの超満員。開演前、レジ前の椅子に座るとなんととなりに久保田利伸さん。今回のシックのドラマー、ラルフ・ロールが久保田バンドを十数年やっているので旧知の仲だ。この日は1曲目から観客総立ち。ナイルは赤のヴェルサーチのスーツで決めている。あとでナイルに聞くと1997年ヴェルサーチ死去後、4年ほどしてから、送られてきたそうだ。ちゃんと採寸して仕立てられている。ステージ衣装には最高だ。そして、それにあわせるようにシルヴァー、フォラーミも赤いドレスで華を添える。
一気に煽ったあと、スローダウンしキーボードのスイートチェリーを紹介。さらにゆったりとした「アイ・ウォント・ユア・ラヴ」へ流れる。だがこれが後半ファンキーに。このあたりの流れの作り方は実にうまい。すると、今日のギター・コンテストのMCを担当するケイ・グラントさんが僕らの席のところに来てセイ・ハロー。体調もすっかりよくなり、完全復帰だ。おめでとうございます。
観客からのリクエストに応じる「ティーザー(曲の一部だけ)」コーナー、「ノトーリアス」「ドゥ・ダット・ダンス」などの珍しい曲を一節(ひとふし)、そして、「シンキング・オブ・ユー」がけっこう長くなっていた。さらに、ダイアナ・ロスのヒットなどをメドレーで。これでもかという感じでヒットが続く。それにしても、このギター・カッティングとジェリー・バーンズのベース、なかなかのコンビネーションだ。気づけば、ラルフのドラムスもパーカッション同様かなり暴れている。そして、「ウィ・アー・ファミリー」の演奏中、フィリップ・ウーがやってきて、一緒に観戦。ラルフ=フィリップ=久保田はファミリーだ。ノン・ストップで次々とやられ、天井からは大きなミラー・ボールが光り、ブルーノートがディスコに大変身、ファンク桜も満開だ。
そして、余興タイムのギター・コンテスト。5日目までに予選を勝ち抜いてきたギター奏者が、この日は7人決勝に。7人の他に、その場でさらに2人を募集し、計9人が演奏した。月曜日にシルヴァー風の赤毛のかつらをかぶっていたサクライ・タケオさんが、キャラが立っていて受けたのか一番多くの拍手を取って、見事にギターをゲット。その後、2-3歳くらいのベイビーが小さなギターを持ってステージに上がり、ナイルの音にあわせてギターを弾く真似を見せた。ギターを弾くのかと思ったがただの弾き真似だったので肩透かし。これは、はっきりいって必要なし。
「ル・フリーク」~シック恒例(トラディション)写真撮影、アンコールへ。観客はギター・コンテスト時以外はほとんど立ちっぱなしだ。観客はアラフォー多数だが、ギター・コンテスト出場者の友人関係が多かったせいか、若い人もけっこういた。10分にわたる「グッドタイムス」で大団円を迎えると11時40分をまわっていた。ナイルは通路で人にもみくちゃにされ、なかなか前に進めない。それにしても観客熱い。ブルーノートの桜も満開。
■ 過去関連記事(一部)
April 07, 2009
Nile Rodgers & Chic Live At Blue Note
"Soul Searchin" (Nile Rodgers & Bernard Edwards)
http://blog.soulsearchin.com/archives/002882.html
(過去記事一覧ここに)
拙著『ソウル・サーチン~友情という名のメロディー~ナイル・ロジャース&バーナード・エドワーズ・ストーリー』(2000年7月発表)
https://www.soulsearchin.com/soulsearchin/4-1.html
https://www.soulsearchin.com/soulsearchin/4-2.html
■メンバー
ナイル・ロジャース(ギター、ヴォーカル)Nile Rodgers (g,vo)
シルヴァー・ローガン・シャープ(ヴォーカル)Sylver "Logan" Sharp (vo)
フォラミ・トンプソン(ヴォーカル)Folami Thompson (vo)
ビル・ホロマン(トランペット、サックス)Bill Holloman (tp,sax)
カート・ラム(トランペット)Curt Ramm (tp)
“スウィート”シェリー・ミッチェル(キーボード、バックヴォーカル)"Sweet" Cherie Mitchel (key,back vo)
リッチ・ヒルトン(キーボード)Rich Hilton (key)
ジェリー・バーンズ(ベース)Jerry Barnes (b)
ラルフ・ロール(ドラムス)Ralph Rolle (ds)
ジェラルド・ヴェレス(パーカッション)Gerardo Velez (per)
■Setlist : Nile Rodgers & Chic @ Blue Note Tokyo, April 08, 2009
セットリスト ナイル・ロジャース&シック @ブルーノート東京
(" ") indicates the album song taken from
transcribed by yoshioka.masaharu
show started 21:53
01. Open Up ("Real People" – 1980)
02. Everybody Dance ("Chic" – 1977)
03. Dance, Dance, Dance (Yowsah, Yowsah, Yowsah) ("Chic" – 1977)
–. Member introducing : A riff of "Fur Elise"(エリーゼのために)
04. I Want Your Love ("C’est Chic" – 1978)
05. Teaser Section : Little Bit Of Nile’s Hits: Request From The Audiences
Teaser of "Let’s Dance", "Notorious", "Like A Virgin", "Do That Dance", "Thinking Of You"
06. Medley : I’m Coming Out ("Diana"/Diana Ross – 1980)
Upside Down ("Diana"/Diana Ross – 1980)
He’s The Greatest Dancer ("We Are Family"/Sister Sledge – 1979)
We Are Family ("We Are Family"/Sister Sledge – 1979)
07. Guitar Contest (Using riff of "Le Freak")(9 entries)
08. Baby guitar player on the stage for few seconds
09. Chic Cheer ("C’est Chic" – 1978)
10. My Forbidden Lover ("Risque" – 1979)
11. Le Freak ("C’est Chic" – 1978)
>  Chic Tradition: Official Photo Session
Enc. Good Times including rap of "Rappers Delight" ("Risque" – 1979)
show ended 23:41
(2009年4月8日水曜、東京ブルーノート=ナイル・ロジャース&シック・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Rodgers, Nile & Chic
2009-23

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