David T. Walker: "Live Audience Temperature"

【「ライヴ観客温度」の違い】
ライヴ観客温度。
観客の熱さ、温度というものは、実におもしろいものである。仮にそれを「ライヴ観客温度」と名づけてみよう。
デイヴィッド・Tの初日セカンドの観客が醸し出すライヴ観客温度は、本当に高かった。2日目セカンドの観客は、静かに、しかし熱かった。この温度差がとてもおもしろい。どちらも、デイヴィッド・Tのギターが大好きで、それを見に、聞きに来ている。 がその見方がちょっと け違うの 。別にどちらがよくてどちらが悪いということではない。前者は、大声でリアクションして見て、後者は静かに熱い拍手を送る。
この観客のライヴ温度差って、どうやってこうなるん ろう。絶対に計算できないなんらかの要 でこうなるん ろう。たまたまその日に来ていた観客の何人かによって、変わるの 。
例えば、過去のコットン・クラブのライヴで言えば、ファンク・マスターズ、コン・ファンク・シャン、バーケイズなどの最終日あたりの観客はみな熱かった。あたりまえなの が、そのアーティストのことをよく知っていて、そのアーティストの楽曲を知っていて、­詞なんかを一緒に­ったりすると、どんどん観客の温度はあがっていく。
そういえば、初日の観客は「ホワッツ・ゴーイング・オン」をさびのところで­っていたっけ。二日目は­はでてこなかった。そういう意味でいうと、やはり、アメリカのオーディエンスはなんでも参 型 から、どんどん­うの ろうと思った。ダニー・ハザウェイの『ライヴ』での観客がまさに参 型の最高峰と言える。
そう、つまり、オーディエンスには参 型と鑑賞型がある。そしてそれぞれ、リアクションが変わってくる。初日は参 型が多く、2日目は鑑賞型が多かった。でも、両者ともデイヴィッドTを愛する気持ちの度合いは同じ ったと思う。
同じ鑑賞型でも、観客がそのアーティストのことを知っているか、知らないか、あるいは、その楽曲を知っているか、知らないか、そういうことは、ミュージシャンはよくわかるものである。なんでわかるん 、っていうくらいわかる。ミュージシャンはそうした観客から発せられる情 を、逐一レシーヴしているの 。そして、それに対し、ミュージシャンも反応する。
デイヴィッド・Tが、2日目最後に言った言葉、「みなさんの温かさをここで(胸に手をあてながら)感じています」は、まさにそれに対する返­ ったの 。
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David T.Walker のアーティスト表記はデビッド・T、デイビッド・T、デヴィッド・T、デイヴィッド・Tなどいろいろあります。ソウル・サーチンでは、「デイヴィッド・T・ウォーカー」を使用します。
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