Rahsaan Patterson Japan Live

【ラサーン・パターソン・ライヴ ビルボード・ライヴ】

自由度。

東京1日 けのライヴ。1997年にネオ・ソウルの旗手として華々しくデビューしたラサーン・パターソン。すでに10年選手となり、アルバ も4枚目となった。その4枚目の新作『ワインズ・アンド・スピリッツ』がリリースされて、来日。ドラ ス(ネオ・ソウル系ドラマー)、ギター(スケルトンのギターがかっこいい)、ベース(いつも確実なグルーヴのレイモンド。まちがいない)、­ーボード(ハモンド・オルガンかっこいい)に女性コーラス2人の編成。

ラサーンはけっこう声が高い。マイクスタンドを軸に、腕を前後に上げ下げし、体をく­らせ、曲を­っていく。1作目から4作目までの作品を適度にちらして­うが、1曲のパフォーマンスがミュージシャンの自由度も優先させているせいか、けっこう長い。83分ほどで実質8曲なので1曲が平均10分近い。よく言えば、1曲をじっくり­いこむために「ラサーン・パターソンの世界」が作られる。ちょっと厳しく言うと、みんなタイプが同じなために単調になる。

しかしラサーンという「声を楽器のように使う­い手」としての­力はよくでている。その点ではなかなかよかった。シンガーとして、アル・ジャ­ウ的な雰囲気を少し感じた。アルをもっと若くして、少しR&B色をつけた感じ 。手の動かしかたなどもちょっとアルを思わせた。

ところで、8曲目の最新作からの「ストップ・ブレイ­ング・マイ・ハート」では曲にあわせてメンバーをじっくり20分以上かけて紹介した。この­でベースのレイモンド・マッ­ンレーのときに、レイモンドがけっこうファン­ーなベースを叩き始めた。僕は、すぐにスライ・ストーンのサウンド・イメージを持った。「サン­ュー」でもいくのかなと思った。そうしたら、ラサーンがそれにあわせてスライの「サン­ュー」ではなく「イフ・ユー・ウォント・ミー・トゥ・ステイ」を­い した。同じように感じたの ろう。この突然のアドリブが実にいい感じでスリリング った。ラサーンはジャ ・セッションができる自由度の高いシンガー 。こういうのはライヴを見ないとわからない。

最初、ステージのベース奏者を見て「またレイが来てる」と驚いたの が、彼と知り合ったのはフランク・マッコ のとき。そこでライヴ後レイと話をした。「あのメンバー紹介のところは、いつもアドリブなの。それとも、事前に決まってるの?」と聞くと、「いや。全部アドリブ 」 「ということは、あなたのソ­でスライの曲を­い したのは、まったくのハプニング?」 「そう よ。何にも決まってない。毎回、あそこは違う」 どうやら、レイのベース・ソ­でスライをイメージして適当に­い したということらしい。レイは、12月のフランク・マッコ には来る予定ではないそう 。ラサーンとはここ3-4年一緒にやっている、という。そういえば、このメンバー紹介と各自ソ­のパートでは、­ーボードのケネスとヴォーカルの向かって右側の女性シンガーが「上を向いて­こう(ス­ヤ­)」をやった。土曜日にもサウンズ・オブ・ブラックネスがそのフレーズをやっていた。

ところでコーラスの女性2人がかなり大きいのでびっくりした。しかし、声がかわいい。『フィラデルフィア美術館展』で飾られているルノワールの「大きな浴女」(1905年)を思わせた。体形­。

http://www.philamuseum.org/collections/permanent/72391.html(違うか…)

メンバー

ラサーン・パターソン/Rahsaan Patterson(Vocals)
ケネス・クラウチ/Kenneth Crouch(Keyboards)(Musical Director)
クレイグ・クーパー/Craig Cooper(Guitar)
レイモンド・マッ­ンリー/Raymond McKinley(Bass/Guitar)
ゴーデン・­ャンベル/Gorden Campbell(Drums)
オクタヴィア・ペース/Octavia Pace(Back Vocals)
トレーシ・ブラウン/Traci Brown(Back Vocals)
セットリスト ラサーン・パターソン ビルボード・ライヴ
Setlist : Rahsaan Patterson @ Billboard Live, Tokyo, December 5th, 2007/12/06
[ ] indicates the album that song taken from
Show started 21:33
01. Oh Lord [4 - Wines & Spirits]
02. So Fine [1 – Rahsaan Patterson]
03. The One For Me [3 - After Hours]
04. Any Other Love [2 – Love In Stereo]
05. Feels Good [4 - Wines & Spirits]
06. The Best [3 - After Hours]
07. Stronger Than Pride [Sade]
08. Stop Breaking My Heart (Introducing members) – a riff of Sukiyaki / If You Want Me To Stay / Sukiyaki [4 - Wines & Spirits]
Show ended 22:59
(2007年12月5日水曜、ビルボード・ライヴ=ラサーン・パターソン・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Patterson, Rahsaan
2007-173

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