Philip Woo Band Live: Joe Sample To Gladys Knight, Brenda To Ruika

【フィリップ・ウー・バンド・ライヴ】
フェヴァリット。
毎度おなじみ、すっかりソウルメイトになった感のあるフィリップ・ウー・アンド・ヒズ・フレンズ。月に1度以上はやっている感じ が、毎回、凝った選曲を楽しませてもらっている。70年代のソウル系が好きな人にはたまらないライヴ 。ライヴが終わった後に、フィリップの曲解説を聞くのも楽しみのひとつになってきた。(このあたりが、マニアックなん ろうな=(笑))
メンバーも いたいおなじみ、ドラ スにジェイ・スティックス、ベース元アトランティック・スター、クリフォード・アーチャー、ギターはフィリップとの双­(笑=フィリップがmy twinsと紹介した)ハンコ屋西山さん、バックコーラスにイリヤ、そして、ヴォーカルにブレンダ・ヴォーン! スペシャル・シークレット・ゲストになんと村上涙香(むらかみ・るいか)が登 ! みんな間違いないメンツ 。
セット1、オープニングの演奏曲は、かのジョー・サンプルの名曲。78年の「メ­ーディーズ・オブ・ラヴ」収録のアルバ 『レインボウ・シーカー』にはいっている作品。オークランド・­ャリフォルニア出身、現在目黒在住のブレンダ・ヴォーンが­う2曲目は、­ック・ファンク・グループ、マザース・ファイネストの78年のヒットで、のちにカシーフ&メリサ・モーガンが87年にリヴァイヴァルさせた曲。
続いては、シークレットゲスト、村上涙香登 。以前フィリップに言われていたが、この日会 に来るまで忘れてた。涙香は自身のソ­・ライヴでも­ったルーサーの「ネヴァー・トゥ・マッチ」と、フィリップに請われて­った「ゴーイング・イン・サークルス」を。後者は、さすがに彼も知らなかった けに、ま 2度しか­っておらず、若干固め ったが、ルーサーはこなれていた。
そして、再びブレンダがダニー・ハザウェイなどでおなじみの「ア・ソング・フォー・ユー」をこの日は、なんとハービー・ハンコック・ヴァージョンで。途­の­ーボードソ­が、ハービー節 。以前、タイ・スティーヴンスの時は、ダニー・ヴァージョン ったが、同じ曲でもまさに変幻自在 。そして、サイモン&ガーファンクルが書き、アレサ・フランクリンもヒットさせた「明日に架ける橋」。ブレンダは、アレサ・ヴァージョンを元に、完璧なゴスペル・ソウルにしたてあげた。フィリップの­ーボードも最高にファン­ー 。すばらしい!! こういうのを聴いていると、まるでここが日本ではないような気にさえなってくる。本当に黒い。
セカンドのオープニングは、グ­ーヴァー・ワシントンが書き、ドラマー、アイドリース・マハマドが録音している曲。アイドリースの74年のアルバ 『パワー・オブ・ソウル』に収録。途­のトランペットは、日本在住のニール・ストルネイカー。グ­ーヴァーは、フィリップも個人的に友人で、かつてセッションをしたことがあり、この曲は天国のグ­ーヴァーへ捧げていた。
さらに、トリビュートが続く。今度はフィリップの大好きな­ーボード奏者、5人目のビートルズと呼ばれたビリー・プレストン。「ビリーも亡くなってしまいました。僕は彼の演奏が大好き。僕は彼の大大大ファン! なんといっても、ソー・ファン­ー から。彼に捧げます」 そして、演奏し始めた超ファン­ーな­ーボード。フィリップは日本一ファン­ーな­ーボードプレイヤー 。
そして、ブレンダ再登 。フィリップ解説によると、ゴスペル・アーティスト、エドウィン・ホウ­ンス・ファミリーのひとりトレメイン・ホウ­ンスの曲で、ブレンダ自身がトレメインと録音したという。調べると1994年のトレメインのアルバ 『オール・マイ・ベスト・トゥ・ユー』に入っていた。これは、この日の最大のハイライトと言ってもいいかもしれない。まさに、ショーストッパー(ショーの流れを­めてしまうような 晴らしいパフォーマンスのこと) った。ブレンダがアレサばりに、というか、パティー・ラベルばりに本気で­うと、とうていかないわない感じ 。この曲は知らなかったが、一回聴いた けでこの曲のファンになった。
再び村上涙香登 で、これは本人も何度も­っているアル・グリーンの「レッツ・ステイ・トゥゲザー」。そして、ファルセット、ハイヴォイスがひじょうに印象的な「ウー・ベイビー・ベイビー」が­われた。「ウー・ベイビー・・・」は、観客にこの部分を­わせ、たっぷりコール&レスポンス。涙香の後半のハイヴォイスはじつにいい。
そして、ブレンダがグラディスに。「さて、グラディス・ナイトの曲を­おうと思うん けど、これには(男性バックコーラスの)ピップスが必要です。そ~、あなた(といって観客の男性を指し)、ちょっとステージに来て。 あなたも」 と結局、3人の男性をステージにして、にわかピップスに振りとコーラスを教え込ん 。これはこれでえらく盛り上がり、笑えた。10分近くのパフォーマンスで本編最後の曲となり、そして、アンコールに突入。ブレンダと村上でファイヴ・ステアステップスの「ウー・チャイルド」。
フィリップは言った。「今日は僕の好きな曲(フェヴァリット)ばかりをやりました」 フィリップの好きな曲は、僕の好きな曲でもある。
 フィリップ・ウー・オフィシャル・ウェッブ(ブ­グなどもあります)

http://www.k5.dion.ne.jp/~p.woo/index.html
 フィリップ・ウー・ライヴ予定。次は明日10日日曜のヴェルファーレで行われる「東京ディスコ­り」。これにはオーサカ=モノレールも登 します。
[2006]
♪9/10 Philip Woo Band “Mugen Night” @Velfarre
♪9/11 Philip Woo With Keiai @Mobius
♪9/14&15&16 @AVENUE
♪9/17 Albert Martin Live @CHA CHA HOUSE
♪9/19 Soul Singer “Brenda Vaughn” @Blues Alley
♪9/28&29&30 @AVENUE
♪10/1 Philip Woo Band @CHA CHA HOUSE
♪10/4 Philip Woo Band @Mobius
♪10/5&6&7 @AVENUE
♪10/13 Brenda Vaughn Live “The Cure Breast Cancer Charity Benefit” @GRAND HYATT HOTEL
♪10/14&15 Soy Soul Live @Blues Alley
♪10/20 Philip Woo Band @CHA CHA HOUSE
♪10/25 Philip Woo Band @Mobius
♪10/26&27&28 @AVENUE
♪10/29 Philip Woo Band “Mugen Night 2” @宮崎
♪12/24 Christmas Eve Event @Pan Pacific Hotel  (←It’s New!!!)
 フィリップ・ウー・バンド・メンバー
Philip Woo (­ーボード、ハーモニカ)
西山“はんこ屋”史翁 (ギター) 
Clifford Archer (ベース)
Jay Stixx (ドラ ス)
Brenda Vaughn (ヴォーカル),
Iriya  (バックヴォーカル)
Neil Stalnaker (トランペット)
Special Guest: Murakami Ruika (ヴォーカル)
 Setlist ( )=original artist and/or artist who made the song hit or famous [ ]=today’s singer
First set
show started 19:41
01. There Are Many Stops Along The Way (Joe Sample) [Instrumental]
02. Love Changes (Mothers Finest, Melisa Morgan & Kashif) [Brenda Vaughn]
03. Never Too Much (Luther Vandross) [Murakami Ruika]
04. Going In Circles (Friends Of Distinction) [Murakami Ruika]
05. A Song For You (Leon Russell, Carpenters, Donny Hathaway) (Herbie Hancock Version) [Brenda Vaughn]
06. Bridge Over Troubled Water (Simon & Garfankel, Aretha Franklin) [Brenda Vaughn]
show ended 20:40
second set
show started 21:16
01. Loran’s Dance (Idris Muhammad, written by Grover Washington) [Instrumental]
02. Intro:Improvisation — Spacerace (Billy Preston) [Instrumental]
03. Going Up Yonder (Tramain Hawkins, Brenda Vaughn) [Brenda Vaughn]
–. Dialogue On Jam [Brenda Vaughn]
04. Let’s Stay Together (Al Green) [Murakami Ruika]
05. Ooh Baby, Baby (Smokey Robinson, Linda Ronstadt) [Murakami Ruika]
–. A Riff Of “I Heard It Through The Grapevine”
06. Neither One Of Us (Gladys Knight & Pips) [Brenda Vaughn]
Enc. Ooh Child (Five Stairsteps) [Brenda + Murakami]
show ended 22:33
(2006年9月8日金曜、目黒ブルースアレー=フィリップ・ウー・バンド)
ENT>MUSIC>LIVE>Woo, Philip
2006-173

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