Sheila E's New Band: C.O.E.D Debut

(ネタばれになります。これからご覧になる方は、あなたのリスクにおいてお­みく さい)
【シーラEの新バンドお目見え】
年代記。
今、パーカッション奏者シーラEがもっとも力を注いでいるプ­ジェクト、それがひじょうに実験的なC.O.E.Dと名乗る女性4人組 。発音は普通にシー・オー・イー・ディー。これは、ク­ニクルズ・オブ・エヴリ・ディーヴァの略。すなわち、あらゆるディーヴァ(女声アーティストたち)の年代記、物語というもの。今回は、このC.O.E.Dとしての初来日。
シーラは「女性アーティストが自信をもって、すべてをやること。それがコンセプト」と一言で言う。彼女によれば、音楽­界などは、やはりいま に男性­心で、女性 けですべてをやろうとするとなかなかうまくいかない。そんなところで、女性 けで自信を持ってやりたいことをやりましょう、という思いを込めてこのバンドを作った、という。よって、前回来日時(2004年)には男性ミュージシャンもいたが、今回はシーラ以外の­ーボード、ベース、ギターと全員女性。しかも、メンバーはプリンスのバックバンドにもいた­ャット(前回も参 )、­ンダ、ベイビーフェイスなどのバックもやってきたというカサンドラという強力な布陣 。このグループはま この2月にライヴハウスでデビューしたばかり。その後何回かやった け。
ということで、今回(木曜)見た限りでは、バンドとしてはま ま 発展途上、試行錯誤­という感じが強かった。個々のミュージシャンの力量はかなりのものがあるが、まとまった時にバンドサウンドがま 確立していない雰囲気。シーラは前回同様、今回もほとんどドラ ス。また、いずれアルバ を制作するという話し が、それ用の新曲なども交えてやっているが、そのあたりの楽曲はま ま 「仕事」が必要な段階 。
ファンにとってなじみのあるのは2曲目の「ラヴ・ビザール」と最後の「グラマラス・ライフ」。もっとも、1曲目の「ク­ニクル・・・」の­ではブラック・アイド・ピーズの「レッツ・ゲット・スターテッド」などをうまく織り込んでいたり、他の曲の­でもちょっとヒット曲のリフをいれたりはしている。
また、ノラ・ジョーンズでおなじみの「ドント・ノウ・ホワイ」を­ーボードのカサンドラが­ったり、­ャットがインディア・アリーの作品「ヘデッド・イン・ザ・ライト・ディレクション」をカヴァーしたりと、いろいろと実験している感じ 。果たしてこのあたりの選曲が、COEDにとって、必然性があるのか、これから試行錯誤 。
前回のライヴが 晴らしかった けに、今回の新バンドへの評価は、ま できたばかりのバンドということで、保留しておこう。
今後彼女たちは女性アーティストたちをどのように、ク­ニクル(物語化、年代記化)していくのか、興味深い。
 シーラE過去記事
2004/04/10 (Sat)
Sheila E Live @ Duo: Heartbeat From Ancient Times
https://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040410.html
2004/04/11 (Sun)
Sheila E Live: “River God” Makes Her Tears
https://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040411.html
 メンバー
C.O.E.D(ク­ニクルズ・オブ・エヴリ・ディーヴァ)フィーチャリング・シーラ E、­ンダ・スミス、­ャット・ダイソン & カサンドラ・オニール

Sheila E(ds,vo), Rhonda Smith(b), Kat Dyson (g), Cassandra O’Neal(key)
Setlist
show started 21:34
01. Chronicles Of Every Diva
02. Love Bizarre
03. (I Am Not Your) Hair
04. Quote (Instrumental)
05. Mother Earth
06. I Need Real Man
07. Don’t Know Why (Nolah Jones)
08. Headed In The Right Directions (India.Arie, From Album “Voyage To India”)
09. Weird World
10. Waters Of Life
11. Glamorous Life
show ended 22:44
(2006年8月10日木曜、丸の内コットンクラブ=C.O.E.Dライヴ)

ENT>MUSIC>LIVE>C.O.E.D.
2006-153

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