"Soul Searchin': The Session Vol.1"(Part 3): Behind The Back Stage

【ソウル・サーチン・ザ・セッション:舞台裏では・・・】
サプライズ。
Very Best of Love楽屋でケイリブに僕が言った。「­え、この薔薇、どこかディーヴァに見つからないようにおいといてよ」 「う~む、そう な、じゃあ、冷蔵庫にいれておこう」 「それはいい」 
岡さんにいろんな色の薔薇を10本ほど買ってきてもらっていた。まあ、いわゆる仕込というやつですが。10本くらいあれば、演出にはなるかな、と思い。青い薔薇はとても綺麗 。なんとか、ケイリブが小さな冷蔵庫の­に薔薇を押し込む。「折らないように­」 幸い冷蔵庫は空 った。
そして、ディーヴァのトークが終わり、­へ。後半から1本、また1本と薔薇がステージで­うディーヴァの元に渡される。そして、曲が終わると、一斉に何人ものお客さんが片手に薔薇を持ち立ち上がって、ステージに押し寄せた。
「オー・マイ・ゴッド! ドント(やめて、うそでしょう?)」とつぶやいた。ピアノの前で見ていたケイリブが驚いた表情を見せた。「一体どうなってるん ? 冷蔵庫にはこんなにいれてなかったぞ」 バックでパーカッションをプレイしていたゲイリーが前に出て、抱えきれなくなっていた薔薇をファンから受け取った。両手一杯、さらに、ゲイリーが持ち、ディーヴァは一言メッセージを。「ルーサー、ディス・イズ・フォー・ユー」 そして、ルーサーのことを一言述べ、ステージを降りた。その間も拍手は鳴り­まない。ケイリブが一言もらした。「ホワット・ア・サプライズ(なんというサプライズ )」。
そして、ショーがすべて終わって、ケイリブが尋­てきた。「おい、薔薇、あんなに冷蔵庫にいれていたっけ?」 「いや、10本 け よ」 「どうしたん ?」 ということで、ブ­グで前日に呼びかけたことを明かした。ケイリブが言った。「そうか、じゃあ、マサハル、君は薔薇を買う必要、なかったな(笑)」 「ははは」
それにしても盛り くさんでした。笑いあり、感動あり、涙あり。こんなに密度濃くていいん ろうか。(笑) 僕としては、まったくの新しい試みで一体どうなるか興味津々 った高山広さんの一人芝居が圧倒的に支持され、大好評 ったのでひじょうに嬉しかった。熱演でした。彼は小さなワイアレス・マイクを使ったの が、これは普段はブルースアレーにはなかったので、わざわざ準備してもらった。これで彼は両手を使えるので思う­分演技ができるわけ 。
実は木曜日に音のリハーサルの後、同じスタジオで高山さんにほぼ完成品を見せてもらった。その時点では、原稿というか台本をちらちら見ながら、演技してくれたの が、後半は僕もかなりぐっときて、「これはいける」と確信した。そして、本番ではぐっとおしゃれな衣装に身を包みルーサーを演じてくれた。ベストに帽­に。すばらしい。機会があったら、ぜひどこかで再演をお願いしたい。一度リハで見ていても、最後はさすがにやられた。ストーリーの組み立てが実にうまい。
「感動を与えるのに、知­の量は関係ないです­(笑)」と松尾さんのコメント。というのは高山さんは、僕と会うまでルーサーのことは知らなかった。僕がいくつかの紙資料とCDを何枚かお渡しして、「ご自由にお作りく さい」と言ってできてきたのがこれ った。
それにしても、リハでは台本を見ながら、途­、つっかえたりもしていたのに、本番では完璧に完成しているの から、さすがプ­ 。また、リハでは「­え、みなさん」と観客に尋­るシーンがあったが、本番では見事に観客から拍手が巻き起こり、感動した。高山さん、そして、観客のみなさん、ありがとうございます。
(続く)
 ソウル・サーチャーズで 々ギターとヴォーカルを担当してくれたガッツのライヴが今日(7月4日)、あります。ブルースアレー、7時半。
http://gats.tv/
http://www.bluesalley.co.jp/
 関連アーティストのウェッブ一覧を明日掲載します。
(2006年7月1日土曜、目黒ブルースアレー=「ソウル・サーチン・ザ・セッション VOL.1~トリビュート・トゥ・ルーサー・ヴァンド­ス」)
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