A Letter From A Reader: OA Bring Him To Soul Searchin

【ソウルスナック「OA」の記事を­んで】
30年。
2006年5月10日、35年の­史に幕を下ろした東京青山のソウルスナック「OA」。その最後の日についてこのブ­グで書いた。
May 10, 2006
The Last Day For Soul Snack OA, Aoyama
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_05_10.html
May 11, 2006
OA Finally Closed Its Door
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_05_11.html
そして、­生時代にOAに通っていたある方が、つい最近OAの近くに行き、OAの前まで行ったところ閉店していたことを知った。その後のOAがどうなっているのか、インターネットで調べてみると、このブ­グがヒットした。その方からご丁寧なEメールをいた いた。大変感銘を受けたので、ご本人に許諾を得て、そのまま掲載することにした。ゆっくりお­みく さい。
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Yoshioka様
突然のメールで失礼します。
昨日、青山の「OA」に行くと閉店になっていました。
家に戻って、ふとネットで調べてみようと思い、吉岡様のブ­グを拝見することが出来ました。
私は、1970年代­ に青­大に在­していました。­生運動全体が後退期を迎えていた時代で、青­でも活動家が大量に処分されていきました。どんどん処分されて、少数派になっても、思えば懲りずに何度でも向かっていって、結局みな討ち­にのように大­から追われていきました。わたしも、そうやって除籍になりました。
そんな、七十年代の­ 、OAは私達のたまり でした。メンバーの女の­たちが­ーテーションでバイトにも入っていたこともあったのでしょう。ここに顔を出せば、いつでも誰かがいて、シオリちゃん(註、お店のママ藤村さんの娘さん)は小­ に入ったころ ったかな、僕­の­で­猫のようにじゃれていました。
そんな時間が、まるで日溜まりのように思い出されます。
私は、いつも0Aにいたメンバーの一人と一緒になりました(そのとき仲間が開いてくれた結婚パーティーもOAでした)。もう四半世紀も前のことです。
大­を追われた後。それぞれのメンバーにもそれぞれの人生がありました。OAは誰にとっても懐かしい 所ですが、でも、大­への言い難い敗北感なのか、悔しみなのか、あの辺にはなかなか行けないでいました。実際、五十を過ぎた今でもそれは­いされないでいます。
私は一九八〇年に郊外で小さな古本屋を始めました。いつのまにか二十五年が過ぎて、そんな時間が過ぎても、あの のことはついこの前のことのように思えます。
今日、たまたま近くまで行く用事ができて、ふとOAどうした ろうと足を伸ばしてみました。小さな店が並んでいたあの通りも、ビルばかりになっていて、もうない ろうと思いながら、でも小さなOAを見つけたときには、胸がいっぱいになりました。ニスの剥げたドアを触ってみて、ここにも同じ けの時間が過ぎていたことを、私は初めて知ったように思います。
どこかで,OAは今でもあの のまま、ママがいて小さなシオリがいて、と、思っていたのかもしれません。
窓にベニヤ板が打ち付けられた店の前で、OAはどんなふうに閉じていったのかなと、寂しい終わり ったの ろうかと、ちょっと悲しい気持ちでいました。
吉岡様のブ­グで、たくさんの人たちに囲まれた賑やかな最後 ったことを知って、本当に見事なもの と思いました。
もう三十年近くも前のことですから、ママは覚えていないかもしれません。でも、七十年代の一時期をOAと重なり合うように過ごしたことを、私は忘れていないし、これからも忘れないでおこうと思います。
一面­もない吉岡様に、突然こんなメールを差し上げて、ご迷惑 ったと思います。申し訳ありません。
吉岡様のブ­グでOAの最後を様­を知ることができたのは、私には本当にありがたいことでした。
あの のままの店内の写真(涙が出るほど懐かしい!)、驚くほど変わってないママ(あの が老けていたということでしょうか)、シオリちゃんにもう十­の­供がいるというお話し(あの のシオリより年上なんですから)・・・。まるでOAの最後に間に合って、そこでお別れができたような気持ちになれました。ありがとうございました。
ご迷惑を承知で身勝手なメールを差し上げてしまいました。どうぞお許し下さい。
内 弘
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内 さんは、1974年に青­に入­した。内 さんは言う。「OAは開­してま 三年目 ったんです­。あの は、三年前なんてずっと昔に思えたし三年先なんて、途方もなく先のことに思えました。でも、一昨日、閉じたOAの前に立ったときには過ぎた三十年なんて、あっという間なん と思いました」
 
大­生の 、3年先など本当にわからなかった。しかし、今3年前などつい昨日のように思える。30年前 って、去年くらいのよう 。それが年を取るということなの ろうか。
30年以上の­史を持つひとつのお店には、内 さん けでなく、さらに多くの思い出があるの ろう。内 さんの文 には30年分の思いと内 さん自身の人生がつまっている。 からこそ、感銘を受けた。OAをきっかけにソウル・サーチン・ダイアリーにいらした内 さん、掲載をご快諾いた きありがとうございました。
ENT>SOULBARS>OA, Aoyama
ENT>ESSAY>

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