“American Idol”: Who Will Be A Winner? Kat Or Taylor

[2006/05/25]

【アメリカンアイドル、ファイナル2人決勝いかに】

第5代。

日本では毎週水曜夜に初回が放送されている「アメリカン・アイドル」シーズン5。今週放送分(日本のフォックス・テレビで24日)で、3人から1人が落ち決勝戦へ進む2人が決まった。残っていたのは、テイラー、キャサリン、エリオットだった。3人の得票率はそれぞれ33%台で1%の差もなかった。視聴者5000万人の投票での、1%弱の差というのは、稀にみる激戦ということになる。

結局、落選したのは、エリオット。残ったのは、テイラーとキャサリン。この2人の今回のパフォーマンスはどちらも素晴らしかった。特にテイラーの「ユー・アー・ソー・ビューティフル」とオーティス・レディングの「トライ・ア・リトル・テンダネス」には心底ノックアウトさせられた。また、キャサリンの「オーヴァー・ザ・レインボウ」「エイント・ガット・ノー・ブルース」もよかった。「オーヴァー・ザ・レインボウ」はジャッジ3人が絶賛していたが、彼女に完璧にあっていた。僕は「エイント・ガット・・・」のほうも、かなりいいと思ったが、ジャッジの評価はそれほどではなかった。

また、投票後の2日目のオンエアーのパフォーマンス(日本では1日に編集されて一挙に放送されている)では、キャサリンがアレサの「シンク」を歌ったが、これもよかった。キャサリンとテイラーは甲乙つけがたい。2週間ほど前にこのコラムで、キャサリン、テイラーに注目している風に書いたが、ここまで来るとどちらが優勝してもおかしくない。

本当に、がっぷり四つのいい勝負だ。テイラーは、ちょっとマイケル・マクドナルド風のブルーアイドソウルシンガー、キャサリンもちょっとソウルフルなポップシンガー。テイラーはアラバマ出身、キャサリンはロスアンジェルス出身。どちらもスター性充分。僕の予想はテイラーかな。でもこれも僅差だろう。そして、2人ともCDデビューしたら、大ヒットするのは間違いない。テイラーのファンたちは、「ソウル・パトロール」という。この名前が気に入った。事実、オーティスの曲「トライ・ア・リトル・・・」は本当に見事だった。ほとんどオーティスの曲など、アンタッチャブル(不可侵)な領域なのに、よくやった、という感じだ。

以前のコラムで決勝戦が日本で収録、と書いたが、どうやら違うようで、アメリカで24日東部標準時で午後6時(日本時間25日木曜・午前7時)から、決勝が行われる。日本時間木曜の午前9時くらいまでには、第5代アメリカン・アイドルが決まることになる。

下記サイトで、これまでに歌われた作品が聴ける。また、決勝の模様はインターネットで生で見られるようだ。

http://www.americanidol.com/finale/videos/

これまでのテイラー・ヒックスの勝ちあがり楽曲。(左にアメリカでの放送日)

Wed, Feb. 22 “Levon”
Wed, Mar. 1 “Easy”
Wed, Mar. 8 “Taking it to the Streets”
Tue, Mar. 14 “Living for the City”
Tue, Mar. 21 “Not Fade Away”
Tue, Mar. 28 “Trouble”
Tue, Apr. 4 “Take Me Home, Country Roads”
Tue, Apr. 11 “Crazy Little Thing Called Love”
Tue, Apr. 18 “You Send Me”
Tue, Apr. 25 “Just Once”
Tue, May. 2 “Play That Funky Musi”
Tue, May. 2 “Something”
Tue, May. 9 “Jailhouse Rock”
Tue, May. 9 “In The Ghetto”
Tue, May. 16 “Dancing in the Dark”
Tue, May. 16 “You are so Beautiful”
Tue, May. 16 “Try a Little Tenderness”
Tue, May. 23 “Living for the City”
Tue, May. 23 “Levon”
Tue, May. 23 “Do I Make You Proud”

キャサリン・マクフィーの勝ち上がり楽曲。

Tue, Feb. 21 “Since I Fell For You”
Tue, Feb. 28 “All in Love is Fair”
Tue, Mar. 7 “Think”
Tue, Mar. 14 “Until You Come Back to Me”
Tue, Mar. 21 “Come Rain or Come Shine”
Tue, Mar. 28 “The Voice Within”
Tue, Apr. 4 “Bringing Out the Elvis”
Tue, Apr. 11 “Who Wants to Live Forever”
Tue, Apr. 18 “Someone to Watch Over Me”
Tue, Apr. 25 “I Have Nothing”
Tue, May. 2 “Against All Odds”
Tue, May. 2 “Black Horse and Cherry Tree”
Tue, May. 9 “Hound Dog/All Shook Up”
Tue, May. 9 “Can’t Help Falling in Love”
Tue, May. 16 “I Believe I Can Fly”
Tue, May. 16 “Over the Rainbow”
Tue, May. 16 “I Ain’t Got Nothin’ Like the Blues”
Tue, May. 23 “Black Horse and Cherry Tree”
Tue, May. 23 “Over the Rainbow”
Tue, May. 23 “My Destiny”

ここに出ているように、アメリカでは昨日決勝の3曲をそれぞれが歌った。まだこの模様は日本では放送されていないが、ネットで一部が見られる。キャサリンは、なんと「オーヴァー・ザ・レインボウ」をまた歌った。イントロをアカペラで始めて、バンド演奏に入る。もう1曲、KTタンストールという新人シンガーの曲「ブラック・ホーセス・アンド・チェリー・トゥリー」という曲を見たが、これは僕にはなじみがなくあまり印象に残らなかった。

一方、テイラーはスティーヴィー・ワンダーの「リヴィン・フォー・ザ・シティー」とエルトン・ジョンの「リヴォン」(共に再演)などを歌った。キャサリンの「オーヴァー・ザ・レインボウ」のしっとりに対抗するのが、「リヴォン」でこれも見事。「リヴィン・・・」は彼のソウルフルな歌声が見事に輝く。

これら2曲のビデオを見る限り(実際オンエアでは3曲ずつ歌った)は、テイラーに一日の長があるかと感じた。そこで、僕の予想はテイラー・ヒックスだ。レイ・チャールズの影響を受けた、アラバマ出身の29歳。ロス出身の21歳キャサリン。ここは少し年の功でテイラーに華を持たせるか。(笑)

(この原稿は25日午前1時までに書き上げました)

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