Trying To Digging The Failure Story In Successful Person

【成功者の中に失敗談を探す】

失敗。

2005-0810-1409.jpgこの7月から東京FMで『モテカフェ』(毎週土曜日午後8じから8時半)という番組のインタヴューをしている。ただし、僕の声はオンエアには乗らない。ナレーターの服部さんの声が聴き手役になっている。毎週ひとり、若き起業家、社長を迎えて、「モテる」という言葉をキーワードにその人なりのモテる秘訣などを聞こうという番組だ。

モテるといっても、単に異性にモテるというだけでなく、会社が取引先からモテれば社員の士気もアップ、社長が社員からモテれば業績もアップ、すべてうまくまわっていくというわけで、モテるためには何をすべきか、成功の秘密はなにか、そうしたものを紹介しようというもの。

これまでに、若手起業家として、多くのメディアに露出している方たちが次々と出演を快諾され、毎週短い時間だが、そうした起業家たちと話をする機会を得ている。詳しい内容は、番組のウェッブをご覧ください。

http://www.tfm.co.jp/motecafe/archive/index.html

やはり、登場されるみなさんに共通しているのは、話が上手ということ。さすがに会社を設立し、仕事を作り、取引先を説得し、それを遂行するには、多くの人たちを説得、納得させないといけない。強い信念と、話のうまさが際立っている。

社長側からすれば、何度も同じ質問をされ、答えるのにも飽きているにちがいない。それでもそうした退屈かもしれない同じ質問にみなさん丁寧に答えていただいている。

強く感じるのは、成功者たちの共通点だ。実は会社を作るだけなら、誰でもできる。つまり、今の時代、誰でも社長にはなれるのだ。だが、そこから成功するかどうかは、大変な競争を勝ち抜けなければならない。

多くの社長たちは、全員例外なく、まず、自分の目標を作ること、何をしたいか、そのために何をどうすべきかをしっかり把握する。そして強い信念を持って、それに邁進する。大きな行動力を持ってつき進む。それと最近では、行動のスピードが以前よりもより重要になっている。ここに登場する方々は、全員この方程式をしっかりとつかみ、実行している。一言で言って、目標・ヴィジョンと行動だ。目標だけでもだめだし、先走りの行動だけでもだめ。その両者をバランスよく動かすことが大事だ。

そうした成功者たちの成功の話は、たくさんの本やインタヴューで書かれているが、僕は、そうした人たちの「失敗談」のようなものを聞いてみたいと思っている。なかなかそういう話は表にでてこないものだが。

そんな中、今日オンエアーされる藤田晋・サイバーエージェント社長の話で、興味深いものがあった。社歴の中に、2001年7月にレコード会社を起こし、1年半ほどで解散、とあった。その失敗の原因は何かと尋ねた。すると藤田社長は、「けっこういいところまで行ったんですが、レコード業界の市場規模がどんどん縮小している中でいろんな会社が淘汰されていたんですが、インターネットを駆使しても、業績を急拡大することはできなかった、ということでしょうね。伸びてる産業だととりあえず始めてなんとかなっていったりするんですけど、やはり、(音楽業界のような)右肩下がりになっている業界だと、かなりしっかりした事業プランを持って参入しないと痛い目に会うということを学びましたね(笑)」と言った。

ある意味、時期が早かったのかもしれない。アイポッドの強力な普及や、150円でのダウンロードなど、ネットと音楽を取り巻く環境は4年前とは劇的に変化している。となると、再び将来、音楽業界に足を踏み入れる可能性はあるのだろうか、と尋ねると、「実は、もうすでに準備をしてまして・・・」という答えが返ってきた。

一度失敗しても、また、機が熟したと見れば、再度チャレンジする。そのあたりの決断の早さに大変感心した。この番組は、勉強になる。そして、彼らの話を聞いていると自分も早く起業しなければならないんじゃないかとさえ思えてくる。(笑) それほど彼らには「熱」がある。

というわけで、藤田社長のモテる秘訣は、土曜日午後8時、東京FM『モテカフェ』でお聞きください。

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■藤田晋社長のブログ
http://shibuya.ameblo.jp/?bid=shibuya
(1日4万件ものアクセスがあるという人気ブログ)

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ENT>RADIO>Mote Cafe
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