Monthly Archives: January 2012

◎デイヴィッド・T・ウォーカー・ライヴ~古典となった芸術的ギターの音色

◎デイヴィッド・T・ウォーカー・ライヴ~古典となった芸術的ギターの音色 【While His Guitar Gentle Weeps】 古典。 何度見てもいつも同じだが、何度見てもいつもいい。それはまるで古典の芸術作品に触れるような肌触りと言っていい。古典落語でも、歌舞伎でも、そうした「古典」と称され賞賛されているものは、長い時代を経て評価が確立しているものだ。時の流れが下す診断とは、厳しいものである。 デイヴィッドTのライヴ・パフォーマンスを見ていると、いつも同じだが、いつも素晴らしいと感じ入る。そして、彼のギターの音色そのものが、もはや古典なのだな、と再確認してしまう。 2007年5月に自己名義で単独来日して以来、すっかり日本の土を踏むことが多くなったデイヴィッド・T・ウォーカーの約1年1ヶ月ぶりの来日ライヴ。ただし昨年5月にマリーナ・ショーのバックで来ているので来日自体は8ヶ月ぶりだ。 前回来日と同じメンバー、ウンドゥグ・チャンスラー(ドラムス)、バイロン・ミラー(ベース)、クラレンス・マクドナルド(ピアノ)とデイヴィッドTという4人の侍たちが、再び、ビルボードのステージに立つ。ヴェテラン同士息もあい、おそらくアイコンタクトせずとも、音の響きだけで、意思疎通が出来ているような気さえしてくる。 彼らの場合、けっこうファンキーでグルーヴのある曲(スライの「イフ・ユー・ウォント・ミー・トゥ・ステイ」など)も、実にうまく聴かせ、「ユール・ネヴァー・ファインド~ラヴズ・シーム」などのメロディアスな作品もこなす。 そして、デイヴィッドのギターもスペースのある、「余白」の感じられるギター・サウンドだ。 どこを切っても金太郎飴のように、デイヴィッド・Tのギターの音色が醸し出される。まさにワン・アンド・オンリーだ。 デイヴィッドのギターがむせび泣く限り、その瞬間には愛と平和が訪れる。 ■過去関連記事 2010年12月14日(火) デイヴィッド・T・ウォーカー~ギターの匠・人間国宝 http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10735756373.html 2009年12月16日(水) ようこそデイヴィッドTのリヴィングへ http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20091216.html 2009年08月03日(月) マリーナ・ショウとドリーム・チームによるドリーミーな夜 http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10312956175.html 2008年11月22日(土) デイヴィッド・T・ウォーカー、ビルボード・ライヴ http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081122.html 2007年12月25日(火) 瞬間 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071225.html 2007年12月23日(日) デイヴィッド・T・ウォーカー http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071223.html 2007年12月19日(水) デイヴィッド・T・ウォーカー、ギターは私の声だ http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071219.html 2007年12月17日(月) デイヴィッド・T・ウォーカー http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20071217.html … Continue reading

Posted in ライヴ評・レポート | Comments Off

◎ プリンス・トーク・イヴェント~安齋肇+湯浅学

◎ プリンス・トーク・イヴェント~安齋肇+湯浅学 【Prince Talk Event At Small Place】 クローズド。 『空耳アワー』ホストでもおなじみの人気イラストレーター、安齋肇さんと、音楽評論家、湯浅学さんが、プリンスのことを好き勝手にしゃべるというトーク・イヴェントが、2012年1月27日(金)、渋谷宇田川町の「アップリンク・ファクトリー」で行われた。ここは、かつて、映画『ソウル・パワー』のDVD発売記念イヴェントを行ったところだ。前日に、日本一のプリンス・マニア、ツナさんからこういうのがあると情報が入り、急遽一緒に行くことになった。 僕はその前に、渋谷西武でラルフ・ロールの「ソウル・スナックス」をのぞきに行っていて、ちょっと遅れてしまった。7時15分くらいに着いた。まあ、どうせ、安齋さんのことだから、遅刻して7時半くらいから始まるだろう、とタカを括っていたのだ。そうしたら、なんと、会場ではすでにイヴェントは始まり、安齋さんはすでにそこにいた! ツナさんがなんと一番前の席をプリンス・マニア軍団とともに取っておいてくれ、そこに座った。入っていくときに、安齋さんに「これは、これは…」みたいないじられ方をしたので、思わず「遅刻しなかったんだ…」と言うと、「騙されたんだよ」と。どうやら、7時開始のイヴェントで、5時に集合と言われていたらしい。「おかしいと思ったんだけどさあ」とイヴェント後にワイングラス片手にポツリと言った。 湯浅さんは活躍はもちろん存知あげているが、多分、お会いするのは初めてだと思うので、終了後名刺交換などしたが、彼がこんなにプリンスが好きとは知らなかった。 今回のイヴェントは、プリンスがテレビに出た映像や、最近のライヴ映像などをかけながら、それを見つつ、安齋さん、湯浅さんが好き勝手にしゃべるというもの。テレビの副音声のようなものだ。 この日の映像を集めていたのは、青林工藝舍という出版社で編集の仕事をされている浅川満寛さん。ネットに落ちていたものを、丹念に集めて、DVDに焼いて持ってきた。 「なんでこんなイヴェントをやったかというと、僕がものすごくプリンスが好きで、プリンスのことを話したいんだけど、僕の回りに誰もいないんですよ。今でもプリンス好きな人ってここ(会場)にしかいないような感じで(笑)、安齋さんとプリンスの話をしたかった」と湯浅さん。すると、安齋さん「(プリンスのファンが少なくて)堕落してるねえ! ダメだよね!」。 最初に昨年8月のスイス公演の映像から、「ゴールド」と「パープル・レイン」。最近のオーディエンスはみんなスマートフォンやデジカメを持っていて、それぞれ1-2分、あるいはもう少し長く撮影し、それをユーチューブにアップする。そうした複数ある映像を、なんと全部取り込んで、どこかの「編集小僧」が、プロ顔負けの編集をするのだ。一体カメラ何台あるのか。冒頭の映像など、多数のカメラからの映像があって、テレビを見ているみたい、というか、その場にいる気にさえなってきた。こう好き勝手に撮って、編集までして、さらにそれをネットにアップして楽しめる。まるで、グレイトフル・デッドのような感じだ。 で、映像見ながら、ああだ、こうだ、彼らがいちいち茶々をいれるので、楽しい。友達のリヴィングでお酒を飲みながら、プリンスのライヴ映像を見て、あーだこうだ、言ってる感じだ。安齋さんは冒頭から赤ワインで飛ばしている。 そして、曲によっては、彼らが「ここが見所」「ここに注目」などという感じで、いろいろと説明してくれるので、これまたおもしろい。たとえば、3曲目のビートルズの「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープ」では、途中からプリンスがステージを乗っ取る形になるのだが、そこをおもしろおかしく安齋さんたちが盛り上げるので、えらくおもしろくなる。 湯浅さん、安齋さんの語録、記憶の中から。 プリンスというのは「付き合うのはやだけど、そばにいたい(笑)」(安齋)。 アルバム『コントラヴァージー』に封入されていたプリンスのほぼヌードのポスターを取り出し、詳細に解説。「これ、トイレに貼れないでしょう」(湯浅) 「(そのポスターを)友達が来るたんびに見せていたので、ついには折れ筋が切れた」(安齋) 左・このポスターについての解説で、ひと盛り上がり。右・安齋さん、ツナさん 「プリンスがローリング・ストーンズの前座で猛烈なブーイングを受け、プリンスがトイレで泣いた。そこをデイヴィッド・ボウイに見られ、慰められた。っていう話があるが、それは、ウソだと思う(爆笑)」(安齋) (ポスター見ながら)「プリンス、ボタン好きだよね」(湯浅) 「イラストレーターの湯村輝彦さんは、プリンスのこと嫌いなの。『あいつは、ボタンが多いから』って。(笑) 子供の頃、(湯村さんは)ボタンを縦に踏んづけて、ものすごく痛かったらしい。それ以来、ボタンが大嫌いになったんだって(会場爆笑)」(安齋) 「プリンスはでかいボタンの洋服多い。だから、湯村さんの敵なんだよ」(湯浅) 「背が小さいことへのコンプレックスはあるよね。プリンスって爆笑問題の田中くらいしかないんだよ」(湯浅) 「だから、田中がメイクして歌ってると思ってね(爆笑)」(安齋) 「メイシオ! って声かけるけど、(プリンスより)年上だよね」 さすがに、こういうのだとユーストリームはできない。まさに、こうしたクローズドなトーク・イヴェントだけでできることだ。結局10時過ぎまで3時間以上の熱いトークとなった。しかし、プリンス好きの仲間たちと映像みながら、あーだこーだ言ってくのは楽しい。 以前、ツナさん安齋さんと僕の3人でトーク・ショーを新宿のロフトでやったが、久々にあのときのことを思い出した。もう6年も前なんだ。 ■ 過去関連記事・プリンス・トークショー March 20, 2006 Prince Talk Event Vol.3 Report … Continue reading

Posted in ライヴ評・レポート | 1 Comment

○ラルフ・ロールのクッキー「ソウル・スナックス」、西武で発売開始

○ラルフ・ロールのクッキー「ソウル・スナックス」、西武で発売開始 【Ralph Rolles’ Soul Snacks: Selling Like Hot Cookies】 クッキー。 われらがソウル・ドラマー、ラルフ・ロールが故郷ニューヨークで展開している祖母直伝のレシピーによるクッキー、その名も「ソウル・スナックス」が、日本上陸した。2012年1月24日(火曜)から、西武デパート・渋谷店、27日(金曜)から池袋店とインターネットで発売が開始された。2月14日までは、西武渋谷店A館入口すぐの特設店舗、池袋店では特設会場で発売されている。15日以降は、それぞれ地下(デパ地下)に移る。ニューヨークでは9種類のクッキーが売られているが、日本ではそのうちの5種類が生産され、販売されている。 毎日、お店に立ってます。後を引くおいしさよ。デザートにランチに、夜中のスナックに。いつでもあなたのお手元に! クッキー・サンプルもあります。For your desert, lunch or midnight snacks. Very addictive tastes. Come and see me ラルフのクッキーのルーツは20世紀始めにさかのぼる。ラルフの祖母で南部生まれのレオラがニューヨーク・ハーレムに移り住んで、クッキーを焼き、友人、教会などに配り始めた。これが好評を得て、1996年に会社を設立。地元ニューヨークで、販売されており、当初は自宅で作って売っていたが、現在ではマンハッタンで60店舗を超える大きなクッキー店になっている。 ■「ソウル・サーチン」出演がきっかけで きっかけ。 ラルフはこのソウル・サーチン・ブログをごらんの方ならご存知の通り、久保田利伸、ナイル・ロジャーズのドラマーとして何度も来日。今回は昨年9月から来日していた。そんな中、2011年12月4日(日)の東京のFM局インターFM(76.1mhz)の『ソウル・ブレンズ』内・吉岡正晴のコーナー「ソウル・サーチン」にゲスト出演。久保田ライヴの話のほかに、自らのクッキーのサンプルを持ってきて、その話をした。すると、この番組を聴いた西武デパートの部長が、局に「このクッキーに興味がある」と連絡、これをラルフに渡した。その後ラルフと西武で話がまとまり、ラルフ・レシピーのクッキーを日本で製造し、「ソウル・スナックス」のブランド名で2012年1月24日から販売を始めた。 西武・渋谷店ではA館の1階に特設販売エリアを作り、クッキーの販売だけでなく、ドラム・セットも置き、ラルフがドラムスもプレイできるようになっている。初日から素晴らしい売り上げをマークし、ラルフも連日朝10時の開店から夜9時の閉店まで立ちっ放しで、店頭にいる。池袋店では7階特設会場で27日から販売されている。 まさに「ソウル・サーチン」がきっかけとなって、この「ソウル・スナックス」が日本上陸したわけで、大変嬉しい展開になった。 今回販売されているクッキーの種類は、スイートポテト、ピーナッツバター、オートミール・レーズンなどで1枚158円(税込み)。このほか、2100円の詰め合わせもある。 販売店舗&期間/ 西武渋谷店A館1階=プロモーションスペース 1月24日(火)~2月14日(火) 西武池袋本店7階(南)=催事場 1月27日(金)~2月14日(火) ※一部商品のみのお取り扱い 西武・そごうのショッピングサイト e.デパート 1月27日(金)~2月14日(火)(インターネット販売) http://www.7netshopping.jp/ss/ ■ ラルフ・ロールの「ソウル・スナックス」のオフィシャルサイト(英語) … Continue reading

Posted in 告知関連 | 4 Comments

○ 『ビッグ・スペシャル』でスティーヴィー・ワンダー特集~2月6日から

○ 『ビッグ・スペシャル』でスティーヴィー・ワンダー特集~2月6日から 【”Big Special” Featuring Stevie Wonder】 大特集。 毎回、一人のアーティスト、ひとつのテーマにスポットをあて、4日間毎日2時間半ずつ特集する深夜の本格派音楽番組『ビッグ・スペシャル』(東京FM系列ネット)。その2月第2週(2月6日深夜、7日午前1時から)で、スティーヴィー・ワンダーの特集をする。最終日2月9日(木曜深夜、10日午前1時から)には、吉岡正晴も生出演してスティーヴィー・ワンダーについて話をする。今年はスティーヴィー・ワンダーがデビューしてちょうど50周年。さまざまなスティーヴィー・ワンダーの話題、トピックを集めて大特集をする。 過去『ビッグ・スペシャル』では吉岡は次のような特集を担当した。 2011年11月19日(土) JFN『ビッグ・スペシャル』~『フィラデルフィア・ソウル(TSOP)』(パート6) http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11082128132.html 2011年09月10日(土) 「ビッグ・スペシャル~モータウン特集」を終えて http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11012691785.html 2011年06月25日(土) マイケル・ジャクソン命日:3時間特番 http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10933253417.html ++++ 『ビッグ・スペシャル』は東京FMをキーステーションに全国のFM局で放送される生番組。月曜深夜25時から28時(深夜1時から4時)まで。 番組宛のメールはこちら。 直接メールを送るフォームはこちら http://www6.jfn.co.jp/mailforms/index/94 『ビッグ・スペシャル~スティーヴィー・ワンダー特集』(東京FM・JFN系列全国ネット)。 2012年2月7日(火)午前1時~4時生放送(6日月曜深夜25時~28時)、『ビッグ・スペシャル~スティーヴィー・ワンダー特集』(東京FM・JFN系列全国ネット)。 関東地区は、関東のラジコで。その他の地区は各地区のラジコでも聞けます。 関東用のラジコ↓ http://radiko.jp/player/player.html#FMT この『ビッグ・スペシャル』は、毎週月曜深夜25時(火曜午前1時)から木曜深夜(金曜午前)まで生放送しているもので、2月6日の週は、月曜からスティーヴィー・ワンダーの特集を組む。約30以上の局でネットされる。(番組ホームページでは35局のネット局名が出ている) http://www.fmsounds.co.jp/production/program_detail.php?b=1&p=62&PHPSESSID=vvnqkbcm 当日は生放送ですので、リスナーからのメール、ツイッターでのメッセージなども受け付けます。 ハッシュ・タグは、次のようなものがあります。 ビッグ・スペシャル #bigsp 東京FM #tfm 今回も、本ソウル・サーチン・ブログでは、「スティーヴィー・ワンダー特集」をまとめるつもりです。 ■ スティーヴィー・ワンダー 最近の強力3枚組みベスト。 ラヴ、ハーモニー&エタニティ~グレイテスト50・オブ・スティーヴィー・ワンダー(初回限定価格盤) posted with amazlet … Continue reading

Posted in 告知関連 | Comments Off

◇ 映画『レッド・テイルズ』~ルーカスが自腹で製作したブラック・ムーヴィー

◇ 映画『レッド・テイルズ』~ルーカスが自腹で製作したブラック・ムーヴィー 【Red Tails; The Movie George Lucus Financed By Himself】 赤尾。 2012年1月20日に全米公開された映画『レッド・テイルズ』が話題を集めている。これは、ジョージ・ルーカスが製作したもので、第二次世界大戦時にアラバマ州タスキギーの米空軍基地を本拠に活躍した黒人兵士たちの物語。主要出演者は黒人ばかりなので、いわゆる「ブラック・ムーヴィー」的なジャンルに入る。キューバ・グッディング・ジュニア、テレンス・ハワード、二大ブラック俳優が主演。他にもニーヨ、メソッドマン、ダニエラ・ルーアらが出演。「レッド・テイルズ」(赤いしっぽ)は、彼らが乗るウォーホーク戦闘機の尾翼が赤く塗られていたために、愛称となった。 舞台は1944年、人種差別が色濃い南部アラバマ州タスキギーの米空軍トレーニング・センター。当初、黒人パイロットらはドイツ空軍との空中戦など高度な任務を与えられず、対地上への爆撃など技術的に低い仕事しかさせてもらえなかったが、爆撃機の護衛の仕事などから成果をあげ、徐々に評価をあげていき、リスペクトを得ていく、という物語。 ジョージ・ルーカスがこの話を友人から聞き、映画化を考えたのは1988年のこと。当初は1992年公開を目指した。ルーカスはこのとき、『ローレンス・オブ・アラビア(アラビアのローレンス)』のような詳細に綴る作品を考えたが、何度も脚本を煮詰めていく中で、物語の戦闘部分にフォーカスすることにした。彼は、自身の1988年作品『タッカー』(Tucker: The Man and His Dream)をイメージしたものにしようと考えたという。(『タッカー』は実在した自動車タッカーについての物語)実在する多くのタスキギーのパイロットらにインタヴューし、2007年、ジョン・リドリーが脚本家となり、脚本を完成。この時点では、ルーカスはサミュエル・ジャクソンに監督・主演を打診するが、最終的にジャクソンは脚本は絶賛するが、どちらの役も引き受けなかった。その後監督はアンソニー・ヘミングウェイ(黒人)に。 2009年1月からプリ・プロダクションが開始されたが、製作・配給に関して、メジャーの映画会社が「主要出演者が黒人のため、世界規模で売れない」と難色を示し、結局、総制作費5800万ドル(1ドル80円として約46億円)、さらに配給費用3500万ドル(同・約28億円)をルーカス自ら負担して、完成にこぎつけた。 紆余曲折を経て、2012年1月20日全米で20世紀フォックスの配給で公開され、約1週間で2000万ドルの興行収入をあげている。 ちなみに、このタスキギーの黒人空軍兵士を描いたテレビ映画『タスキギー・エアメンTuskegee Airmen』が1995年に公開されており、このときの主役もキューバ・グッディング・ジュニアが演じている。 黒人の間では、この映画を劇場で見て、積極的にサポートしようという動きも出てきた。また、ホワイトハウスでオバマ大統領らもこの映画を鑑賞している。 アラバマ州タスキギーは、ソウル・ファンにとっては、コモドアーズ/ライオネル・リッチーの出身地として名高い。 映画の日本公開は未定。 ■ 映画予告編 http://youtu.be/wityJA7DlII ■ 映画サウンドトラック盤 (2012年2月7日発売) Red Tails posted with amazlet at 12.01.26 Soundtrack … Continue reading

Posted in 映画評・映画関連 | Comments Off

○ジェームス・ブラウン特集、ネット番組『ソウル・マジック』で2月7日放送

○ジェームス・ブラウン特集、ネット番組『ソウル・マジック』で2月7日放送 【James Brown Sings Too Good: On Soul Magic】 ブラウン。 2012年2月7日火曜、八木カナさんのインターネット番組『ソウル・マジック』に吉岡正晴が佐藤潔さんと生出演する。八木さんは札幌、佐藤さんは仙台、吉岡は東京からそれぞれスカイプでつないで生放送する。 この番組はユー・ストリームの「カナ・チャンネル」でパソコンさえあれば、世界中どこでも聞くことができる。生放送終了後はアーカイブに。 http://www.ustream.tv/channel/kanachan-nel ちなみに、過去吉岡がゲスト出演した回もアーカイブになって、いつでも聴けます。2011年11月29日、第14回分。 そのときの模様。↓ 2011年12月01日(木) 『ソウル・マジック第14回』無事2時間以内に終了 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111201.html 今回(2012年2月7日)の出演は、八木カナさん、「ジェームス・ブラウン愛好家」佐藤潔さん、僕と3人でジェームス・ブラウンについて語る。題して「歌のうまいジェームス・ブラウン」。これは佐藤さんのアイデアで、たまたま1月14日、15日に彼が仙台で行われた山下達郎さんのライヴを見に行って、かつて僕が書いたブログを思い出した、というところから出ている。 2006年12月25日付け December 25, 2006 After Johnny Gill; Japanese Soul Men Summit http://blog.soulsearchin.com/archives/001478.html ここで達郎さんは「歌がうまいシンガー」についてこう言ってる。達郎さん「俺は、ジェームス・ブラウンだよ。みんなあの人をそういう風には評価しないけど、何がなんでも歌が一番うまいね」。そこで、歌のうまいジェームス・ブラウンというテーマで話をしようというもの。 僕も最近、マイケル・ジャクソンを改めて聴きこんだとき、ジェームス・ブラウンの影響、ジェームス・ブラウンの歌のうまさを感じた。それまでおぼろげだった考えが、はっきりくっきりとしたものになった。そのあたりの話もしてみたい、と思っている。 募集。 「ソウル・マジック」のリスナーのみなさんからジェームス・ブラウンの作品で、「歌がうまい」と思われるものを、募集します。 ツイッターで、#soulmagicをつけてコメントしていただくか、僕や八木さん、佐藤さんのツイッターに返信していただければOKです。 吉岡ツイッター https://twitter.com/soulsearcher216 八木カナさんのツイッターアカウント https://twitter.com/ky00950 佐藤潔さんのツイッターアカウント https://twitter.com/#!/bopgun1962 ハッシュタグとは、#(ハッシュ・マーク)をつけて、ツイッターでコメントすると、それをつけたコメントが一覧になって、同じトピックのコメントが一度に見られるというもの。ツイッターで自分の発言の一番最後に #soulmagic をつけると、『ソウル・マジック』を聴いている人たちがそのコメントを共有してみられる。そこにリクエスト曲などを書いてもらえれば、こちら側にもすぐに伝わるというわけです。 … Continue reading

Posted in ブログ | Comments Off

○ 「ソウル・サーチン関連」ライヴもろもろ~ケイリブ、グリニス、ブレンダらライヴ告知

○ 「ソウル・サーチン関連」ライヴもろもろ~ケイリブ、グリニス、ブレンダらライヴ告知 【Soul Searchin Related Live Announcement】 告知。 「ソウル・サーチン」第11回は3月29日(木)に目黒・ブルース・アレイで行われるが、その前に、ソウル・サーチャー関連のアーティストのライヴがいくつかあるので、まとめてご紹介。いずれも、会場はブルース・アレイ。 まず、ケイリブ・ジェームス。ケイリブの「WTFライヴ」。ケイリブに「WTF」って何?と尋ねると、「来たら、わかる」という答え。横にいたカマサミが、「ウェンズデイ、サースデイ、フライデイWednesday, Thursday, Fridayだろ」と言った。だが、「ホワッタ・ザ・ファック」の略らしい。(笑) 内容はよくわからないが、ケイリブが好きな曲のカヴァーではないだろうか。 ケイリブ・ジェームス 2012年2月3日金曜 Kaleb’s WTF Live (Key/Vo)Kaleb James (G)マサ小浜 (B)日野JINO賢二 (Ds)Jay Stixx (Sax)Andy Wulf and more 前売券 テーブル席(指定)\5,000 立見(自由)\4,500 当日券は各料金\500UP (各税込) +++ グリニス・マーティン 続いて、「フィリー・ソウル・サーチン」でも登場してくれたグリニス・マーティン。3ヶ月ぶりのブルース・アレイ登場。前回は、ロナルド・アイズレイばりにステッキ、派手なコートで登場したが、今回も、70年代、80年代ソウル系のヒットのカヴァー中心になりそう。 2011年11月03日(木) グリニス・マーティン・ライヴ、豪華に http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11066474958.html 2012年2月10日金曜 Glynis Martin Presents LOVE NIGHT! (Vo)Glynis Martin (Key)Penny-K、Gakushi (G)マサ小浜 (B)滝元堅志 (Ds)Jay Stixx … Continue reading

Posted in 告知関連 | Comments Off

◎ 久保田利伸『パーティー・エイント・ア・パーティー』ツアー終了

◎ 久保田利伸『パーティー・エイント・ア・パーティー』ツアー終了 【Kubota Toshinobu’s “Party Ain’t A Party” Ended】 金棒。 久保田利伸の2011年10月から始まっていた「ゴールド・スクール」ツアー28本、1月のアリーナー・ツアーである「パーティー・エイント・ア・パーティー」ツアー6本が、2012年1月22日(日)すべて終了した。 最終日を、「正確に言うと国立代々木競技場第一体育館」(久保田風)で見た。 「このパーティーは、ただのパーティーじゃないぞ」というこのライヴは、まさにデビュー25周年の久保田ライヴを集大成した大パーティーだった。 「ゴールド・スクール」で11月に見たツアーをベースに若干の曲を入れ替え、会場が広いだけにスケールアップしたライヴ・パフォーマンス。何より観客数が多いだけに、盛り上がりがハンパではない。 DJマスのDJタイム最後の曲がキャムロンの「Party Ain’t A Party」、そこから生演奏に入っていく。ちゃんと計算されている。 全体的には、しっかりしたバンドがバックを支えるので来日ブラック系アーティストのライヴを見ているような感じさえしてくる。しかし、すべて日本語で歌い、日本語でMCをするので、そこは完全Jポップ。十分日本人にもアピールする。アメリカのファンキーなソウル、グルーヴのあるサウンドと、日本的メロディー、歌詞とを融合させて、一般的人気を得ているというのは、ブラック・ミュージックを日本に根付かせたという意味でもひとつの金字塔だろう。 基本はそのタイトでファンキーなバンドで久保田が歌うのだが、今回は大掛かりなLEDパネルを大量に使った豪華絢爛なステージ・セットでも見せるので、これはまさに鬼に金棒だ。 この日、アンコールでは、オカザイル(岡村隆史)が登場。まさか僕のすぐ後ろに座っていたとは。超びっくり。(笑) 久保田と一緒に観客席を3つにわけ、それぞれのダンスを教え、観客に踊ってもらった。彼が担当したのは、ステージに向かって左サイドの「ザ・バード」(ザ・タイムのヒット)のダンス。右サイドは体を激しく揺らすダンス、そして、センターアリーナは、ただ単純に上にジャンプするマサイ族のダンス。これが途中から実際のアフリカのジャンプ・ダンスの映像が出た。このあたりの観客とのコール&レスポンスも、手練手管。 DJタイムから3時間超。これだけのものを見せて、聴かせてくれれば、まさに楽しいメリー・ゴー・ラウンド状態だ。 +++ 音楽一筋。 日曜ということで17時開演。若干暗転してDJのヴォリュームが大きくなった。そこでかかるソウル、R&Bヒットの数々。(詳細はセットリスト参照) 会場は3階席まで超満員、これが二日だからすごい。暗くなったところで、色とりどりの蛍光ペンライトが揺れ、実に美しい。本編でMC(おしゃべり)は2箇所だけ。ひたすら曲を歌い聴かせ、見せる。音楽一本勝負という形だ。 これについては、MCの中で、しばらく前にプロモーション・ビデオを撮影するために、監督から指示をされたが、それがなかなか守れず、自分に演技は向いていない、だからこそ、こうして歌一本だけで今日までやってこれました、という話を披露。ここにも音楽一本勝負のエピソードが出ていた。 たぶん、久保田の中には自分が大好きなブラック・ミュージックをどこまで、自分の音楽の中に入れ込めるかというのは、大きな課題であり、喜びであると同時にときには悩みであったろうと思う。どれくらいまで入れ込めるか、そのさじ加減こそが、彼の過去25年の苦悩の闘いだっただろう。それがこうした最高の形で音と歌をプレゼンテーションでき、それがこれほどの支持を集めているのだから、最高だ。その苦悩も十分に報われるものだ。 彼がアンコールを終えて言った一言、「今日ここに来てくれた観客のみなさんは、世界一のファンキー・ピープル、僕の宝です」は、心の底からの言葉に違いない。 25年をフラッシュバックし、心を込めて歌った3時間。久保田は、次の25年を見据える。 ■ 久保田利伸過去記事 2011年11月26日(土) 久保田利伸 『ゴールド・スクール』ツアー~ゴールドの道を行く http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111126.html 2010年07月30日(金) 久保田利伸ライヴ@国際フォーラム http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10603911387.html 2010年06月28日(月) 久保田利伸『タイムレス・フライ』ツアー http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10575093029.html … Continue reading

Posted in ライヴ評・レポート | Comments Off

● エタ・ジェームス、訃報続報~最期の瞬間

● エタ・ジェームス、訃報続報~最期の瞬間 【Etta James News Continues: Final Moments of Etta】 続報。 2012年1月20日(金)、73歳で死去したエタ・ジェームス。その死がアメリカ音楽業界に与えた衝撃は、日本で想像する以上のものだ。 依然、エタ関連のニューズが報道されている。 いくつかエタの人となりを語るコメントもでている。 30年以上マネージャーを務めたルペ・デレオンが言う。「エタ・ジェームスはとてもマネージできない。私は、なんとかマネージャーのようなものだったが」 エタはかなり気難しく、なかなか一筋縄ではいかない人物だった。 エタの影響を受けたシンガーとして、最近ではイギリスのアデルが、そのことを表明している。 アデルは、アリーサ・フランクリンと並んで、エタ・ジェームスをもっとも好きなシンガーとしてあげている。 そしてこう一言。「音楽の辞書の『シンガー』という項目を探せば、彼女たち(アリーサやエタ)の名前があるはずだ」 エタの持ち歌で知られ、ビヨンセもオバマ大統領就任のパーティーで歌った「アット・ラスト」は、元々1941年のグレン・ミラーのヒット。エタのヴァージョンはシングルがリリースされたときは、それほどのヒットにはならなかったが、何年もの歳月を経て、エタの18番になった。 エタの父とされる全米をまたにかけて活躍したビリヤード・プレイヤー、ミネソタ・ファッツは、1961年の映画『ハスラー』のモデルとなった。彼は全米のビリヤード場に行き、次々と勝負をし、すべて勝っていった。ただこのミネソタ・ファッツというのは、映画用の役で、そのモデルとなっているのが、ルドルフ・ワンダーワンという人物。実際は、「ニューヨーク・ファッツ」などと呼ばれていたそうだ。 ■ エタ、最後の瞬間 最期。 エタ・ジェームスには夫、2人の子供、そして、4人の孫がいるという。 そして、エタは、息子のひとりドント・ジェームス(43歳)の胸の中で息を引き取ったそうだ。彼は言う。「確かに大変な一日だったが、とても感謝している。母は僕の腕の中で息を引き取った。母に言うべきことはすべて言った。僕が言っていることが聴こえているかと尋ねると、瞬きをして、すぐに僕を見つめてくれた。それまではしばらくまったく反応がなかったのに。とてもスピリチュアルな瞬間だった。母と一緒にいることが、真の神様からの贈り物のように思えた。僕たちの腕の中で息を引き取る以上のことは考えられなかった」 ドントによると、木曜の夜にはかなり状態は悪くなっていたという。ドントは母にこう言ったという。「あなたを愛してますよ。あなたは素晴らしい母でした。素晴らしい仕事をなしとげました。あなたの7人の孫たちはみなあなたを愛しています。子供たちはみな大丈夫です」 ビヨンセは言う。「エタは私たちの時代のもっとも素晴らしいヴォーカリストの一人です。そのようなクイーンに会うことができ本当に光栄です。彼女の音楽への貢献は生涯続くでしょう。エタ役を演じるということは、私自身に多くのことを教えてくれました。彼女の音楽は私をさらに強力なアーティストへとしてくれるインスピレーションを与えてくれました。彼女が口を開けば、彼女の痛みと偉業が聴こえてきます。彼女はなんのフィルターもかけずに彼女自身の人生の物語を、彼女の感情を深く移入して歌い込むのです。彼女は何物も恐れず、勇気があり、本当に惜しまれます」 エタ・ジェームスの遺作『ザ・ドリーマー』は全米でリリースされたばかりだが、2011年10月の時点でエタは、自分の死期を悟っていたようだ。このアルバムでレコーディングから引退する旨を発表していた。 エタの代表曲でこのところひんぱんにプレイされている「アット・ラスト」は、最近アメリカの結婚式の定番になりつつあるという。 記事AP:Sat Jan 21, 09:38 AM配信(日本時間、22日午後11時38分) http://m.ctv.ca/topstories/20120121/etta-james-death-son-20120121.html ■ 「アット・ラスト」 http://youtu.be/ADDigK8LwyE ■ … Continue reading

Posted in 訃報関連 | Comments Off

● エタ・ジェームス、73歳で死去~波乱万丈のソウル・サーチン人生

● エタ・ジェームス、73歳で死去~波乱万丈のソウル・サーチン人生 【Etta James Dies At 73: The Roller Coaster Soul Searchin Life】 訃報。 1960年代から活躍し多くの女性シンガーに影響を与えたR&Bシンガー、エタ・ジェームスが2012年1月20日(金)朝カリフォルニア州リヴァーサイドの自宅近くの病院で家族らに看取られながら死去した。73歳。最近は白血病などいくつかの病気を患い、感染症も引き起こしていた。認知症、腎臓疾患もあった。ここ10年ほどは体重にも悩まされ、200ポンド(90キロ)近くを落とす手術も受けたという。 エタを見い出し育てた恩師、ジョニー・オーティスも1月17日(火)に90歳で死去。エタはまるでオーティスの後を追うように死去した。エタは41年間連れ添った夫アーティス・ミルズと二人の子供、多くの孫らによって送られる。 エタの死去は、全米メディアでもいち早く報道され、その関心の高さがうかがわれる。 http://www.chicagotribune.com/news/sns-ap-us-obit-etta-james,0,3158505.story http://www.essence.com/2011/12/17/legendary-singer-etta-james-dies-at-age-73/ http://www.nytimes.com/2012/01/21/arts/music/etta-james-singer-dies-at-73.html?_r=1 ■死去を報じるテレビ・ニューズ (0分42秒) http://www.youtube.com/watch?v=EsBrsQe0Vmo ++++ ● エタ・ジェームス~誰にも媚びない生き方 追悼。 こうした中で、エタの最新作のジャケット写真を撮影し、このところエタを間近で撮影していた写真家、アラン・マーサー氏のブログに、すばらしい写真と追悼文が掲載されている。 リンクはこちら。 http://amprofile.blogspot.com/2012/01/etta-james-tribute.html ここでも触れられているが、エタはいわゆる「セレブの世界」には興味がない。自分の楽屋に有名人だからと人をいれることはない。 僕は1992年8月にエタが唯一の来日をしたときに、インタヴューする機会をえた。すでに何度もそのことは書いているが、一番印象的だったのは、頑固一徹で、何者・何物にも媚びないという姿勢だった。マーサー氏の楽屋に有名人をいれて、そこが社交場にはならない、という文章を読んで、まさにそうだろうな、と思った。 もうひとつ印象的だったのは、ホテルの部屋がそんなに明るくなく、けっこう暗かったこと。たぶん、素顔をあまり明るいところで見せたくなかったのだろう。しかし、言葉、ひじょうにストレートで、まさに歯に衣着せぬ物言い、という感じだった。 1989年以降、エタの再評価が始まるが、その後もインタヴューなどを読むと、ストレートに物事を言うのが気持ちよかった。その分、誤解されることも多かったかもしれない。ドラッグのために、自分の人生やキャリアがずたずたになっていることも十分承知している。 彼女は、ブルーズ、R&B、ゴスペル、なんでも歌うが、ジャズ、スタンダードも歌う。思った以上にヴァーサタイル(多様性のある)なシンガーだ。 今回の記事の中で、1992年のLAタイムズのコメントが印象深い。 “A lot of people think the blues … Continue reading

Posted in 訃報関連 | Comments Off

●(速報)エタ・ジェームス73歳で死去

●(速報)エタ・ジェームス73歳で死去 【Queen Of Blues: Etta James Dies At 73】 訃報。 「ブルーズの女王」と呼ばれたブルーズ・シンガー、R&Bシンガー、エタ・ジェームスが長い闘病生活の末、2012年1月20日、ロスアンジェルスの病院で家族らに看取られ、死去した。73歳。白血病、血液感染症を発症し、12月には末期状態になっていることが報道されていた。 ジミー・キャスターに始まり、ジョニー・オーティスからエタ・ジェームスまで、今週はまるで「ソウル・ミュージックが死んだ週」の様相を呈している。あいつぐソウル・ミュージシャン訃報のまとめをブログに。 http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11140980319.html ここにジョニー・オーティスの評伝を書いたがそこに、エタの名前も。その矢先のエタ・ジェームスの訃報だ。 エタ・ジェームスは1938年1月25日ロスアンジェルス生まれ。父親が白人の有名なハスラー、ビリヤード・プレイヤーのミネソタ・ファッツだったとされる。黒人としては肌の色が薄かったために、さらに差別を受け苦労。ブルーズ・シンガーとしてシカゴのチェス・レコードでヒットを出す。 ジャニス・ジョプリンは無名時代、エタにあこがれエタのようになりたくて、彼女の元を訪れたが、「もっと魂を込めてソウルを歌わないとだめ」と言われ失意に。その数年後、彼女がデビュー後、再会するとエタは「ソウルを知ったわね」と言ったという。 しかし、エタ自身は、多くのプレッシャーからヘロイン中毒などで苦労。エタの人生は波乱万丈、ソウルサーチンの連続だった。彼女の人生と所属していたチェス・レコードの栄枯盛衰を描いたのが『キャデラック・レコード』でここではビヨンセがエタ役を演じた。この流れもあり2009年1月オバマ大統領就任のパーティーでビヨンセがエタの代表曲「アット・ラスト」を歌った。 日本には1992年8月一度だけ来日。インタヴューした。あのときのことは忘れない。 ご冥福をお祈りしたい。 すでに全米の主要メディアも一斉に報道。 http://www.chicagotribune.com/news/sns-ap-us-obit-etta-james,0,3158505.story http://www.essence.com/2011/12/17/legendary-singer-etta-james-dies-at-age-73/ http://www.youtube.com/watch?v=EsBrsQe0Vmo ■ エタ・ジェームス アット・ラスト http://youtu.be/ADDigK8LwyE ■ アイド・ラーザー・ゴー・ブラインド http://youtu.be/YApNirMC9gM ■ オール・アイ・クド・ドゥ・ワズ・クライ http://youtu.be/0_i-AI61PEo ■ エタのアルバム。「アット・ラスト」収録 グレイテスト・アメリカン・ソングブック posted with amazlet at 12.01.21 エタ・ジェイムス … Continue reading

Posted in 訃報関連 | 1 Comment

●ソウル界に訃報続く~ジョニー・オーティス、リロイ・テイラー、ウォルター・ゲインズ、ヘンリー・デ

●ソウル界に訃報続く~ジョニー・オーティス、リロイ・テイラー、ウォルター・ゲインズ、ヘンリー・デイヴィス 【Deep Week For Soul Music World】 訃報。 今週、ソウル界に訃報が続いている。 まず、「ゴッドファーザー・オブ・リズム&ブルーズ」として知られるR&Bアーティスト、DJジョニー・オーティスが2012年1月17日(火)、カリフォルニア州オルタディーナの自宅で死去。90歳。「ウィリー・アンド・ザ・ハンド・ジャイヴ」などの大ヒットを1940年代から放った。(下記に評伝) 1970年代に活躍した大型ファンク・グループ、ニューバース/ナイトライターズのベース奏者だったリロイ・“スロー・モーション”・テイラーが1月18日、ケンタッキー州ルイスヴィルで癌のため死去。年齢まだ不明。ニューバースなどのメンバーでありつつ、セッションの仕事もこなし、テンプテーションズの1971年の大ヒット「パパ・ウォズ・ア・ローリング・ストーン」の印象的なベース・ラインはこのリロイのもの。 モータウンのヴォーカル・グループ、ジ・オリジナルズのバリトン・シンガー、ウォルター・ゲインズが1月17日午前7時15分、カリフォルニア州グレンデールで妻に看取られながら死去。75歳とみられる。マーヴィン・ゲイがプロデュースした「ベイビー・アイム・フォー・リアル」などの大ヒットがある。同グループは4人だったが、オリジナル・メンバーは3人はすでに死去しており、ゲインズの死去で、オリジナル・メンバー全員が死去したことになる。 大型ファンク・グループ、LTDのベース奏者兼ヴォーカルのヘンリー・デイヴィスが、1月18日前後に死去。年齢まだ不明。LTDは、「バック・イン・ラヴ・アゲイン」などのヒットで有名。ヘンリー・デイヴィスは最近では、LTD再結成や、地元の教会で演奏活動をしていた。 まさに、しばらく前にはジミー・キャスターの訃報もあり、今週はソウル・ミュージック界のディープ・ウィークとなった。 ++++ ●ジョニー・オーティス~「ゴッドファーザー・オブ・リズム&ブルーズ」 評伝。 ジョニー・オーティスは、1921年(大正10年)12月28日カリフォルニア州ヴァレーオ生まれ。本名はジョン・アレキサンダー・ヴェリオテス。黒人と思われがちだが、両親はギリシャからの移民で、生粋のギリシャ人。育った環境(カリフォルニア州バークリー近辺)が黒人が多かったことから、黒人文化に精通し、黒人音楽をプレイするようになった。1939年、ドラマーとして音楽活動を開始、1945年には16人のビッグ・バンドを結成。いわゆるスイングのビッグ・バンドで、さらに、ロスのワッツ地区にライヴ・クラブを経営し始める。このクラブで歌い始めたシンガーに、リトル・エスター・フィリップス、コースターズのロビンズなどがいる。1940年代には、ビッグ・ジョー・マクニーリー、エタ・ジェームス、ビッグ・ママ・ソーントンなどを発掘、レコード・プロデュースなども行った。 キング・レコードの、現在で言うA&Rマンとなり、ジャッキー・ウィルソン、ハンク・バラード、リトル・ウィリー・ジョンなどそうそうたるソウル・シンガー、ブルーズ・シンガーを世に売り出した。 1948年、ジョニー・オーティス・オーケストラで「ザッツ・ユア・ラスト・ブギー」がR&B チャートで10位、続く1950年の「ダブル・クロッシング・ブルーズ」が9週間1位となりブラック・コミュニティーでブレイク。1950年代はコンスタントにヒットを送り出し、1958年、自らの名義で「ウィリー・アンド・ザ・ハンド・ジャイヴ」が大ヒット。これは、ポップ・チャートでも9位を記録、ジョニー・オーティスの代表曲となった。 「ダブル・クロッシング・ブルーズ」 http://youtu.be/eYT0U9lzHkI 「ウィリー・アンド・ザ・ハンド・ジャイヴ」 http://youtu.be/TEeeGMpM_Nk 彼のビッグ・バンドは、通常のビッグ・バンド・ジャズの要素に加え、ゴスペルの要素、ブルーズの要素などを加えた独特のものとなり、黒人色が強くなった。これは1955年のロックン・ロール誕生に少なからず影響を与えたとされる。 ヒット曲「ウィリー…」は、1974年、エリック・クラプトンによってカヴァーされ、現在ではクラプトンの持ち歌としてよく知られる。その後、楽曲自体も「ロックン・ロール殿堂」入りしている。また、オーティスが1952年に書いた「エヴリ・ビート・オブ・マイ・ハート」は、グラディス・ナイト&ザ・ピップスも録音しヒットさせている。 また、彼が1952年ビッグ・ママ・ソーントンに書いた「ハウンド・ドッグ」は、その4年後の1956年エルヴィス・プレスリーによってカヴァーされ、大ヒットし、ロックン・ロールの幕を開けることになる。 1950年にR&Bチャートで9週間1位。「ダブル・クロッシング・ブルーズ」(ジョニー・オーティス、リトル・エスター) 1970年代に活躍するリズム&ブルーズ系アーティスト、シュギー・オーティスの父にあたる。シュギー・オーティスは、1976年、ブラザーズ・ジョンソンに「ストロベリー・レター23」のヒットを提供。 こうしたブラック・ミュージックへの貢献から彼は「ゴッドファーザー・オブ・リズム&ブルーズ」と呼ばれるようになる。 彼を恩人とするエタ・ジェームスは、1994年、オーティス本人が「ロックン・ロール殿堂」入りするときに、自身の「グル」(恩師、師)と称えた。 また、1950年代からラジオDJ(KFOX局など)を、また1954年から1961年までテレビ番組のホストしていたが、1980年代から2005年頃までKPFA局で『ザ・ジョニー・オーティス・ショー』という週一のR&B中心のラジオ番組のDJを担当していた。多くの番組は、インディアナ大学にアーカイブとして残されている。 最近では、サンフランシスコ郊外に牧場を買い、コーヒー・ショップや、ライヴ・クラブなどを経営していた。 彼はミュージシャン、ソングライターだけでなく、政治的活動家、牧師であり、作家であり、晩年はオーガニック農業家だった。近年、教会を作り、牧師となり、ホームレスに食事を与えたり、チャリティーの仕事にも熱心にかかわっていた。 彼の黒人音楽・文化への傾注ぶりを表わす有名な言葉がこれだ。「遺伝子的には完璧にギリシャ人だが、心境的、環境的、文化的に、自分はブラック・コミュニティーの一員であることを選んだ」。“Genetically, I’m pure Greek, Psychologically, … Continue reading

Posted in 訃報関連 | Comments Off

◎ フィリップ・ウー&ニューヨーク・オール・スターズ・ライヴ~BPM低くても踊れる黒いグルーヴ

◎ フィリップ・ウー&ニューヨーク・オール・スターズ・ライヴ~BPM低くても踊れる黒いグルーヴ 【Philip Woo & New York All Stars Live】 黒さ。 日本を代表するソウル・マン、久保田利伸のバックをファンキーに支えるフィリップ・ウーをはじめとするニューヨーク・ブラザーズ&シスターズたち。彼らは今週・土日(1月21日、22日)の久保田ライヴ終了後、帰国の途につく。そこで、今回と翌日六本木アルフィーでのライヴがファイナル・ライヴ。 いやあ、それにしても、密度の濃い素晴らしいライヴだった。もうまるで、ニューヨークあたりのライヴハウスにいるような錯覚に陥る。なにしろ、ラルフ(ドラムス)、クリフ(ベース)、フィリップ(キーボード)、マサ(ギター)の作り出すグルーヴ感は見事だ。そしてこれに乗るタイとフェリシアのヴォーカル。なんのトリックもなく、1曲1曲ていねいにプレイするまさにソウル・ショー。 タイの歌うダニー・ハサウェイ・ソング、フェリシアのアリーサ・フランクリン、シャカ・カーン・ソングも白眉。そしてバンドがとてつもなくファンキーになるテンプスの「シェーキー・グラウンド」「ドクター・フィールグッド」のブルーズ・フィーリング、オハイオ・プレイヤーズの「レッツ・ラヴ」など、BPMが低くても(テンポが遅くても)、踊れてしまうこのグルーヴ感は、もうほんとに見事としかいいようがない。 「ドクター・フィールグッド」なんか聴いていると、この「黒さ(Blackness)」は一体どうやって出るのだろうと、つくづく考えてしまう。バンドが生み出す黒さって、頭で考えてもなかなか出せるものではない。 選曲はいつもながらに、フィリップの「オタク」ぶりが出ているが、ケニー・バークの「ライジン・トゥ・ザ・トップ」には驚いた。メアリーJブライジなどのサンプリングで、今の若い人にも支持されているが、これをこんな生で聞けるなんて。しかも、クリフのベースのノリがなかなかいい。こんなに遅いテンポでも観客はほぼ総立ちでゆったりと踊っている。途中に、マクファーデン&ホワイトヘッドの「エイント・ノー・ストッピン・アス・ナウ」などもマッシュアップしてしまうところが、またにくい。 ファーストの最後に、「(会場の)どこかにライターのヨシオカがいるが、彼とはよく古いソウル・ヒットの話をする。僕も『オタク』だが、彼は僕以上に『オタク』で、これは彼のリクエストでやります。一発屋(これ、日本語)のサウス・ショア・コミッション、1975年のヒット、『フリーマン』」と言って、これをやってくれた。前回のライヴのときに、彼らがこれをやって、ものすごくよかったので、再度リクエストしたのだ。今回も、途中にラルフとのやりとりや、ソロ回しもあり、もうまるで自分たちの楽曲のよう。リズム隊のノリも抜群で、元々ディスコ・ヒットだったが、ポップでキャッチー、グルーヴも十分で、最高ののり。たぶん、フィリップが言うようにほとんど知られてないと思うので、「ニューヨーク・オール・スターズの曲」、「自分たちの曲」のような顔をして、毎回演奏していったら、「彼らのヒット」となって盛り上がると思う。僕なんか、翌日でもこのベースのリフが頭の中をぐるぐる回ってる始末。 今回デュエット曲は2曲。最初がビリー・プレストン&シリータの「ウィズ・ユー・アイム・ボーン・アゲイン」、もう一曲がマーヴィン&タミーの「ユア・プレシャス・ラヴ」。どちらもうっとりする。次は、二人でルーサーの「フォーエヴァー…」をデュエットにして歌ってもらいたい。ソウルメイトのルー軍団は、ちょうど大学時代のダンスパーティーで「ウィズ・ユー…」がチークタイムの定番になっていて、あの頃が思い出されて、大感激したと言っていた。 それにしても、全曲いちいち解説したいほど、いい選曲で楽しめた。 この日は、久保田利伸さん、お忍びで観戦。でも、あのアフロがシルエットで見えたようで、ファンに発見されてしまった模様。(笑)  ■ 過去フィリップ・ウー&ニューヨーク・オール・スターズ関連記事(一部) 2011年11月27日(日) フィリップ・ウー&ニューヨーク・オールスターズ・ライヴ(パート1) http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11089996666.html July 13, 2006 Philip Woo Band: So Tight, So Funky http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_13.html July 21, 2006 Philip … Continue reading

Posted in ライヴ評・レポート | 1 Comment

○ ナラダ・マイケル・ウォルデン、17年ぶりに自己名義で来日~高中正義と共演

○ ナラダ・マイケル・ウォルデン、17年ぶりに自己名義で来日~高中正義と共演 【Narada Michael Walden Will Play With Masayoshi Takanaka First In 29 Years】 29年ぶり。 スーパードラマーとして、また数多くのヒットを生み出したスーパー・プロデューサーとして知られるナラダ・マイケル・ウォルデンが2012年1月末に来日、2月2日(木)から5日(日)まで東京ブルーノートでライヴを行う。しかも、このナラダのライヴには、かつてナラダ・プロデュースでアルバム『サウダージ』(1982年)を発表した日本が誇るスーパー・ギタリスト、高中正義がゲストで登場。数曲を演奏する。ナラダと高中は、『サウダージ』発表後の1983年に横浜球場などでライヴを行っており、今回のステージでの共演は29年ぶりとなる。ナラダの自己名義ライヴとしては、1995年『JTスーパー・プロデューサー・シリーズ』以来約17年ぶりとなる。ナラダはプロデューサーとしてホイットニー・ヒューストン、マライア・キャリー、アレサ・フランクリン、セリーヌ・ディオンなど多数のヒットを放っている。 ナラダと高中の日程などについては、こちら。 http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/narada-michael-walden/ 2月2日(木)、3日(金)が、7時と9時半、4日(土)と5日(日)が6時と8時45分スタート。基本チャージは、8000円。 高中楽曲の「黒船」「マニフェステーション」、ナラダのヒット「ゲット・アップ」などが共演曲の候補に挙がっている。 ナラダと高中のインタヴュー記事をブルーノート東京のタブロイド誌(2012年1月16日発行)に書きました。同じものがウェッブでも読めます。高中記事は6ページです。 http://saas.startialab.com/acti_books/1045176252/11561/_SWF_Window.html ナラダ・プロデュースのアリーサ・フランクリン「フリーウェイ・オブ・ラヴ」(プロモーション用ビデオ) http://youtu.be/Ip_pjb5_fgA ドラムは、もちろん、ナラダ、サックスは故クラレンス・クレモンズ。 高中正義『サダージ』 サダージ posted with amazlet at 12.01.18 高中正義 キティ (1995-05-25) 売り上げランキング: 4333 Amazon.co.jp で詳細を見る ナラダ・マイケル・ウォルデン『ヴィクトリー』 ヴィクトリー … Continue reading

Posted in 告知関連 | Comments Off

●ジミー・キャスター~ファンク・レジェンド~71歳で死去

●ジミー・キャスター~ファンク・レジェンド~71歳で死去 【Funk Legend Jimmy Castor Dies At 68】 訃報。 ファンク・レジェンドの一人、ジミー・キャスターが2012年1月16日午後2時半(西部時間帯=日本時間17日午前7時半)、ラス・ヴェガスの病院で死去した。71歳。(ウィキペディアでは当初1947年生まれと書かれており、それを元に64歳と報じているものが多いが、バイオを精査するとおそらく間違い。ソウルサーチンでは第一報で1943年生まれを取っていたが、今回の死去で、1940年生まれだということがわかった=2012年1月19日午前4時現在・修正) しばらく癌を患っていた。ジミー・キャスターは1940年6月22日ニューヨーク生まれ。最初はドゥーワップ・グループで活動、その後サックスなども吹くようになり、マルチ・ミュージシャンへ。1972年、ファンク曲「トログロダイト」が初のミリオン・セラーになり、一躍メジャーな存在に。同年の「イッツ・ジャスト・ビガン」は、その後ヒップ・ホップ・アーティストにサンプリングされたりして有名になった。 「イッツ・ジャスト・ビガン」は1983年4月公開の映画『フラッシュダンス』内でも使用された。 http://youtu.be/Q3ZNFGE8PZE Jimmy Castor: It’s Just Begun http://youtu.be/1P0fpBgzuws 評伝。 ジミー・キャスターは、1940年6月22日ニューヨーク生まれ。当初は、ドゥーワップを歌い始めた。ニューヨークで一足先に人気となっていたフランキー・ライモン(1942年9月30日生まれ~1968年2月27日、ドラッグ・オーヴァードーズのため25歳で死去)&ティーンエイジャーズ(1956年2月から「ホワイ・ドゥ・フールズ・フォーリン・イン・ラヴ」=「恋は曲者」がヒット)らと同郷、ほぼ同年代で、彼らに「アイ・プロミス・トゥ・リメンバー」(1956年)を書いたのが最初のヒット。(もし、1947年生まれだと、これを書いたのが8歳か9歳ということになり、さすがに計算があわない) これはソウル・チャートで10位。彼はまだニューヨークのミュージック・アンド・アーツ・ハイスクールに在学中だった。その後、フランキー・ライモンの急逝後、一時期このティーンエイジャーズにフランキーに代わって参加。 高校卒業後、ニューヨーク・シティー・カレッジに進学、バンド活動も続けた。1966年、スマッシュ・レーベルからリリースした「ヘイ・リロイ、ユア・ママ・イズ・コーリング・ユー」がソウル・チャートで16位を記録。そして1972年、グループ「ジミー・キャスター・バンチ」を結成、メジャーのRCAと契約し大ブレイク。コミカルでファンキーな「トログロダイト」がソウルで4位、ポップで6位を記録、ミリオン・セラーとなる大ヒットになった。 ちょうどこの頃録音した「イッツ・ジャスト・ビガン」はシングル・ヒットこそしなかったが、その後、映画『フラッシュダンス』で使用されたり、多くのヒップ・ホップ・アーティストにサンプリングされたりして、ジミー・キャスターの代名詞となった。「イッツ・ジャスト・ビガン」も「トログロダイト」もそれぞれ10以上のヒップ・ホップ・アーティストがサンプリングで使用している。前者はブレイク・ビーツの代表作。後者は最近では、2006年、クリスティーナ・アギレラが「バック・イン・ザ・デイ」で使用。 ちなみに、この「イッツ・ジャスト・ビガン」が使用されている映画『フラッシュダンス』のシーン(上記ユーチューブ参照)だが、ここですでにストリート・ダンスで「ムーン・ウォーク」的なダンスが見られる。マイケル・ジャクソンが『モータウン25』で初めて「ムーン・ウォーク」(当時はまだ「ムーン・ウォーク」という名前はなく、「バック・スライド」などと呼ばれていた)を披露するのが、1983年3月25日(テレビ放映は1983年5月16日)。映画『フラッシュダンス』の公開は1983年4月15日なので、マイケルはこの『フラッシュダンス』は見ていないと思われる。ちょうどこの頃、うしろにスライドするステップはニューヨーク近辺のティーンたちの間で流行っていたダンスということはご存知の通り。 RCAで3枚のアルバムをリリース後、1975年、アトランティックに移籍。ここで「バーサ・バット・ザ・ブギー」「キング・コング」「Eマン・ブギー」など恐竜、キング・コングなどコミック的キャラクターを全面に押し出しつつ、ファンクを聴かせる独特のサウンドで人気を集めた。 その後もコンスタントにヒットを出し、最後のヒットは1988年「ラヴ・メイクス・ア・ウーマン」。ジョイス・シムズの作品に客演していた。 最近はラスヴェガスに住んでいた。第一報は、ジミーの孫のツイートで流れた。 ■ 主なヒット収録のベスト Everything Man posted with amazlet at 12.01.17 Jimmy Castor Rhino / Wea … Continue reading

Posted in 訃報関連 | Comments Off

☆ケント・モリ『情熱大陸』放映~ドキュメンタリーとは

☆ケント・モリ『情熱大陸』放映~ドキュメンタリーとは 【Kento Mori On “Jounetsu Tairiku” Program】 真意。 2011年12月に東京で行われたマイケル・ジャクソン・トリビュートでも大活躍したプロフェッショナル・ダンサー、ケント・モリにフォーカスしたテレビ番組『情熱大陸』(毎日放送制作・TBS系列放送、2012年1月15日夜放送)が15日に放送された。 情熱大陸:ケント・モリ(2012年1月15日放送) パート1 http://www.youtube.com/watch?v=LKKuYEiiuM0 パート2 http://youtu.be/0rcQA53R7EQ (いずれ削除されるかもしれませんが、ごらんになっていない方のために) ドキュメンタリー。 ドキュメンタリーというのは、たとえば素材が30時間分あって、そこから選んで25分のものに編集するとなると、何十通りの編集ができる。一番重要なことは、そのドキュメンタリー制作者がその取材対象にどれだけ食い込み、勉強をし、その本質に迫り、その中のどこにフォーカスをし、どのようなストーリーを浮かび上がらせるかということだ。そして、そこに制作者側の恣意的、決め付け、思い込み、受け狙いなどがあってはならない。徹底した取材から浮かび上がるストーリーというのは必ずあるもので、それは、事前に制作者が描いたストーリーとは大方の場合、違うものになる。そこを真摯に拾い上げ、25分なり、あるいは50分なりの映像にしなければならない。 『情熱大陸』は、僕もときどき見るが、その対象のことを僕がよく知っているものだと、どうしてもいつも食いつきが足りないなあ、と思ってしまう。しかし、何も知らずにたまたま知らないアーティストなりを見ると、「へえ、こんな人がいるんだ。すごいなあ」などと思う。興味が深まれば、自分で検索なりして、その人について調べる。つまり、「世間ではまだあまり知られていない人をご紹介します」という点においては、意味があるわけだ。テレビという媒体は、不特定多数を相手にする。だから、ちょうど、そのあたりの何も知らない人へわかりやすく紹介する、というのがちょうどいいのだろう。 以前、田原総一郎の回を見たが、あれも物足りなかった。ドキュメンタリーというより、テレビのニュース番組でちょこっと「特集」する程度のノリだったように思う。 ドキュメンタリーは、究極ないい方をすれば、どこにも「正解」がない。あるいは、どれもが「正解」とも言える。しかし、「いいドキュメンタリー」か「ふつう」、「それほどでもないドキュメンタリー」、「だめなドキュメンタリー」などという風には言える。また、その判断が難しい。 結果、取材対象者と制作者の間でまったく違う価値観が生まれることもある。それも含めてドキュメンタリーなのだろう。 しかし、ある人物を多くの人に紹介し、その人物の考え方の一端でも、仮に10パーセントでも広く知らせることができれば、ポジティヴに考えれば、それは「プラスの側面」ということになる。 たとえば、今回の『情熱大陸』を見て、ケント・モリの踊りや情熱に感動した視聴者がいたこともはっきりした事実。中には、これを見て、「自分もダンスを志そう」と思った子供もいたかもしれない。そんな彼らが10年後にケント・モリに会って、「僕はあの『情熱大陸』でケントさん見て、ダンスをやろうと思って、ここまできたんです」とあいさつに来たら、それはそれで素敵なことではないだろうか。 ケント・モリについては、かつて紹介記事を書いた。 2010年02月09日(火) ケント・モリ~その存在理由 http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10454316988.html 2010年05月25日(火) ケント・モリ自伝『ドリーム&ラヴ』2010年6月25日発売 http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10544121365.html#main ぜひ彼の自伝なども読んで、彼の真意を知っていただければ応援者としても嬉しい。 Dream&Love posted with amazlet at 12.01.16 ケント・モリ 扶桑社 売り上げランキング: 535 … Continue reading

Posted in マイケル・ジャクソン関連 | 1 Comment

☆マイケル・トリビュート、放送日決定

☆マイケル・トリビュート、放送日決定 【Michael Jackson Tribute On-Air Date Fixed】 決定。 昨年12月に代々木体育館で行われたマイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴのテレビ放送日が決定した。2012年2月4日(土)18時~21時。衛星テレビ、ケーブルテレビ・チャンネル、ミュージック・オン・TV(Music ON! TV)で。 詳細はこちら http://www.mjtribute.jp/ M On!の視聴の方法なども。 同イヴェントの内容については、こちらのブログ。1日目の内容。 2011年12月15日(木) マイケル・ジャクソン・トリビュート(初日)・ライヴ・レポート http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111215.html 2011年12月16日(金) マイケル・ジャクソン・トリビュート(2日目)・ライヴ・レポート(パート2) http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111216.html パート3。 2011年12月17日(土) マイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴ・レポート(パート3)~AIの夢のつづき http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111217.html イヴェント自体は約3時間だったので、ほぼノーカットで放送されるものと思われる。 また、同じく21時から21時半まで、アフター・パーティーの模様なども編集されて放送される。 MICHAEL JACKSON>TV  

Posted in マイケル・ジャクソン関連 | Comments Off

○ フィリップ・ウー・ライヴ18日と19日~今日の「ソウル・サーチン」は、レイラ・ハサウェイ、

○ フィリップ・ウー・ライヴ18日と19日~今日の「ソウル・サーチン」は、レイラ・ハサウェイ、 【Philip Woo Live Will Be On 18th & 19th, Lalah Hathaway On Soul Searchin】 告知。 日本で活躍するニューヨークのキーボード奏者、フィリップ・ウーのニューヨーク・オールスターズとのライヴが、来る2012年1月18日(水)目黒・ブルース・アレイ、19日(木)に六本木・アルフィーで行われる。 今回のタイトルは、『グランド・フィナーレ』。ニューヨークから久保田利伸ツアーで来日中のメンバーが、1月22日のライヴ後、帰国するために、このメンバーでの最後のライヴとなる。このライヴは、昨年11月にブルース・アレイで行われたものの、再現となる。もちろん、セットリストは入れ替えられる。 参加メンバーは久保田ツアーから、ドラムスのラルフ・ロール、ヴォーカルのタイ・スティーブンス、フェリシア・フェニックス・グラハム、キーボードのフィリップ・ウー(日本在住)。今回は、ベースにクリフ・アーチャー(ニューヨーク出身、元アトランティック・スター、現在日本在住)、ギターにマサ小浜が参加。1970年代から80年代にかけてのソウル・ミュージックを演奏する。(下記前回ライヴ評参照)前回見逃された方は、ぜひ。この時代のソウル・ミュージックが好きでしたら、相当楽しめます。 フィリップ、タイ、フェニックスが「ソウル・サーチン」にゲスト出演したときのポッドキャスト。(期間限定)18日、19日の告知もしています。タイ、フェニックスの音源も聴けます。タイの「フォーエヴァー、フォー・オールウェイズ、フォー・ラヴ」(ルーサー・ヴァンドロス)が聴けます。 http://soundcloud.com/soul_searcher/soul-blends2012-01-08-ty-fenix 「ソウル・サーチン」2012年1月8日方放送分、『ソウル・ブレンズ』(インターFM、関東地区76.1mhz、日曜午後1時~3時内、2時20分頃から)(約36分) フィリップがカマサミのメットポッド(最新版)に登場し、18日、19日の告知。前回ニューヨーク・オールスターズのライヴ音源も聞けます。 http://metropolis.co.jp/podcast/2012/01/14/featuring-restauranteur-david-chiddo-and-musician-philip-woo/#.TxI6aYknMF8.facebook また、ラルフ、タイ、フェリシアらがゲスト出演したメットポッド。 http://metropolis.co.jp/podcast/2011/12/01/toshinobu-kubotas-band-member-speak-and-sing/ (約28分) ■前回の様子~前回ライヴ評 2011年11月27日(日) フィリップ・ウー&ニューヨーク・オールスターズ・ライヴ(パート1) http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11089996666.html 2011年12月04日(日) ラルフ・ロール、『ソウル・ブレンズ』~「ソウル・サーチン」に登場 http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11096729666.html ○ ニューヨーク・オールスターズ過去記事 July 21, 2006 Philip … Continue reading

Posted in 告知関連 | Comments Off

◎シャカ・カーン(チャカ・カーン):セットリスト大幅に変え、心機一転か

◎シャカ・カーン(チャカ・カーン):セットリスト大幅に変え、心機一転か 【Chaka Khan: Try Something New】 心機一転。 最近では2008年6月、2009年1月、2009年11月、2011年2月以来の来日。前回はちょうど「ソウル・サーチン~クインシー・ジョーンズ」とぶつかっていたが、最終日にちらっと見に行っていたが、バタバタしててライヴ評が書けないでいた。ほぼ毎年やってきている感じだ。 今回の大きなポイントは、バンド・メンバーのコーラス2人とベース奏者を除いて、日本在住のソウル・ミュージシャンであるということ。 キーボードのキース・ヘインズ、ドラムスのロレンゾ、ギターのザンドレらは、日本のソウル・シーンで知る人ぞ知る存在。AIのライヴや、デイヴィッド・キングのマイケル・トリビュートなどで活躍中。 一方、ベースのオットーは、以前からシャカの知り合いで、シャカの妹(タカ・ブーン)の作品をプロデュースしてそれを気に入られたので、何年か前のツアーに参加。今回、久しぶりに呼ばれたという。ニューヨーク出身だが、現在はロンドン在住。それ以前10数年前に日本に住んでいて、六本木のピックフォードでもプレイしていた、という。会話のところどころに日本語も混じる。コーラスの2人は、前回来日時と同じ2人だった。 それよりも驚いたのが、今回のセットリスト(選曲)だ。下記をごらんいただくとわかるように、過去のライヴがほぼシャカの誰でも知ってるベスト・ヒットを歌ってきたのに対し、今回はあまり知られていない作品が多く歌われたこと。「スルー・ザ・ファイアー」「テル・ミー・サムシング・グッド」「ドゥ・ユー・ラヴ・ホワット・ユー・フィール」「アイ・フィール・フォー・ユー」などがなかったのだ。 これに関しては、「ディープなシャカ・カーン・ファン向け」「一般受けはしないが、通好み」「シャカのリピーター向けの選曲」などの感想が聴かれた。 「アース・ソング」に関しては、「これが私が3番目に書いた曲。いや、2番目かしら。いや、1番最初に書いた曲かな。まあ、とにかくキャリアのごく初期に書いた曲」といって紹介して歌った。 シャカにしてみれば、今回のライヴ、この選曲はちょっとしたチャレンジというか、お試しみたいな形なのではないだろうか。少し昔の曲もやります、みたいな。その試行錯誤はいいのではないかと思う。 ■ ベスト Vol. 1-Epiphany-Best of Chaka posted with amazlet at 12.01.12 Chaka Khan Reprise / Wea (1996-10-31) 売り上げランキング: 23923 Amazon.co.jp で詳細を見る ■ 過去記事 2009年11月10日(火) シャカ・カーン(チャカ・カーン)、鳥のように自由に歌う … Continue reading

Posted in ライヴ評・レポート | Comments Off

○ソウル・サーチン第11回3月に開催決定、スライ・ストーンにスポット,先行予約16日から

○ソウル・サーチン第11回3月に開催決定、スライ・ストーンにスポット、先行予約16日から 【”Soul Searchin Vol.11” Featuring Sly & The Family Stone】 決定。 毎回一組のソウル・レジェンドを選んで、そのアーティストのトークと、楽曲をカヴァーして演奏する音楽イヴェント「ソウル・サーチン」の第11回の開催が決定した。クインシー・ジョーンズ、マイケル・ジャクソンに続いて取り上げるのは、ファンクを生み出したレジェンドの一人、スライ・ストーン。スライ&ザ・ファミリー・ストーンの歴史と楽曲を紹介する。 スライ・ストーンは昨今見事なカンバックを果たし、初来日、2度目の来日も大きな話題となった。1960年代後期に「フラワー・ムーヴメント」の盛りあがっていたサンフランシスコで、台頭してきたロックとジャズ、R&Bなどをミックスした独自のファンクを作り出し、アメリカの音楽業界に衝撃を与えた。ファンクの歴史の中で、ジェームス・ブラウンと並ぶ2大巨頭に位置する。 スライの影響を受けたアーティストには、70年代から80年代にかけてビッグになるプリンスなどもいた。プリンスのルーツを探る意味でも、スライ・ストーンの人と成り、音楽性を存分に研究できるイヴェントになるだろう。もちろん、スライから派生したラリー・グラハム、スライと共演してきたアーティスト(ジェシー・ジョンソン)などの作品も広範に紹介する予定だ。また、秘蔵映像なども紹介してみたい。 日時は2012年3月29日木曜。目黒・ブルース・アレイで午後7時半から。 ライヴは、「ソウル・サーチン」のハウス・バンド、ケイリブ・ジェームス&ザ・ソウル・サーチャーズ。今回は2日ではなく、1日だけのイヴェントとなりますので、ご注意ください。お早目のご予約をお勧めします。 ■ スライ・ストーン来日のときのライヴ評 初来日↓ 2008年09月01日(月) スライ・ストーン、36分間ステージに立つ http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10133999546.html 2008年09月03日(水) スライ&ファミリー・ストーン@ブルーノート http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10134870915.html#main 2度目の来日↓ 2010年01月17日(日) ルーファス&スライ・ストーン、ライヴ@ブルーノート http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10436078971.html ■「ソウル・サーチン」独自先行予約 今回も前回同様、この「ソウル・サーチン・ホームページ」で先行予約を行います。期間は2012年1月16日(月)午後12時から1月23日(月)20時まで。下記アドレスにアクセスしてください。その後、ブルース・アレイ・ジャパンの会員の先行予約、そして、その後一般発売となります。お早目の「ソウル・サーチン」先行予約をお勧めします。下記アドレスにアクセスし、指示にしたがって入力、ご予約ください。先行予約から、よい席が割り当てられます。 「ソウル・サーチン」先行予約専用アドレス  http://reserve.bluesalley.co.jp/schedule/pre_reserv.html?c_code=Schedule-20120109200809 (※アドレスが2行に渡って表示される場合は、コピー&ペーストで繋げてご利用ください。またこのアドレスは2012年1月16日午後12時から1月23日20時までの間つながります。それ以外の時間帯はアクセスできませんので、ご了承ください) 先行予約受付期間:2012年1月16日(月)12:00~1月23日(月)20:00 まで ※先着順/予定枚数に達し次第受付終了 ≪予約に際しての注意事項≫ ・お申込み後2営業日以内に、ご予約確認のお電話を差し上げます。  ご予約はこの電話確認を以って成立します。  もし確認の電話がない場合は、ご予約が正常に受付けられていない可能性がありますので、下記お問合せ先までご連絡ください。 … Continue reading

Posted in 告知関連 | Comments Off

◎ 第3回「マイケル・ジャクソン・トリビュート2011 We all love you」

◎ 第3回「マイケル・ジャクソン・トリビュート2011 We all love you」 【Another Michael Jackson Tribute】 年末。 2009年の年末から始まり今回で3回目となった年末の「マイケル・トリビュート・イヴェント」。今回は、西寺郷太・吉岡正晴が40分程度のトークをし、デイヴィッド・キングのライヴ、MJスピリットのダンス・パフォーマンスなどを見せた。他にも子供たちのダンス・パフォーマンスや、DJショーも行われた。 冒頭のトーク部分では、12月25日のお台場でのトーク・イヴェントで話せなかったネタを中心に話した。ひとつは、すでにアメリカなどで始まっている『シルク・ドゥ・ソレイユ』の内容を詳しくご紹介。楽曲、パフォーマンスがどうなっているか、多くの日本人ダンサーたちが参加していること、そのほとんど全員がフェイスブックをやっていて、西寺さんはライナーを書く時に全員で連絡が取れたという話をした。また、12月13日、14日に代々木体育館で行われた「マイケル・ジャクソン・トリビュート」についても、監修者としてかかわった西寺さんの話なども。 デイヴィッド・キングのライヴは、1時間超。途中でデイヴィッドの息子カイ・キングと故カルヴィン・ヤングブラッドの息子タク・ヤングブラッドの踊りと歌なども挟んだもの。特にタクはジェームス・ブラウンの「アイ・フィール・グッド」をブラウン張りに歌った。タクのジェームス・ブラウンなど、マイケルが子供の頃見せたジェームス・ブラウンのコピーを彷彿とさせる。 また、子供ばかり5人を揃えてのジャクソン・ファイヴもなかなかおもしろかった。 「ガール・イズ・マイン」と「セイ・セイ・セイ」のデュエット曲メドレーでは、ポールとマイケルのやりあいを、デイヴィッド・キングとキーボードのキース・ヘインズがかけあいでやり、観客を沸かせた。 そして、MJスピリットは約60分。今回は『ヒストリー・ツアー』を再現した。本編のあと、アンコール部分では、リアル・バンドとのコラボが実現。「ビリー・ジーン」「スリラー」など4曲がバンド演奏とブルー・ツリーのダンスで披露された。 DJタイムあり、バンドあり、ダンス・パフォーマンスあり、トークありとかなり盛りだくさんな4時間超のイヴェントだった。 ■ メンバー (一部) David King (vo) デイヴィッド・キング Keith Haines (key/vo) キース・へインズ Keith Williamson (eb) キース・ウィリアムソン Jay Stixx (ds) ジェイ・スティックス Pierre Andre (as/chorus) ピエール・アンドレ Masa Kohama(g) マサ 小浜 Tahirih Walker(chorus) テヒラ・ウォーカー AJ(chorus) エー・ジェイ … Continue reading

Posted in マイケル・ジャクソン関連 | Comments Off

◎ ウィスパーズ~R&Bヴォーカル・グループの伝統と粋

◎ ウィスパーズ~R&Bヴォーカル・グループの伝統と粋 【Whispers: Tradition and Class By Itself ; Typical R&B Vocal Group】 粋。 2011年年末のコットン・クラブは、R&Bヴォーカル・グループ、ウィスパーズ。ウィスパーズの初来日は1988年3月、横浜ベイサイド・クラブの杮落とし。その後1999年5月、渋谷オンエアー。2005年12月、2006年12月、コットン・クラブ。その後、2008年7月のコットンが一度発表されたもののキャンセルになり、結局ちょうど5年ぶり5回目の来日となる。 今回は、コットン・クラブがおもしろい企画をやっていた。ファースト・ステージ限定、ツイッター限定だが、その日のウィスパーズの衣装の色を当ててもらうというもの。入口で「ツイッターを見ました」というと、何種類かの色のカードが出され、そこから一枚を選び、その日のステージ衣装とその予想が当たると、ミュージック・チャージが5000円キャッシュバックされるという。初日は1名当選が出たそうだ。ウィスパーズやテンプテーションズは緑、青、赤、白、パープルなど本当に原色など多彩で楽しい。 テンプテーションズやこのウィスパーズなどのR&Bヴォーカル・グループは、衣装も、靴も派手で、彼らがステージに上がった瞬間からエンタテインメント・ショーがきっちり始まるので、見てる側もそれだけで上がる。歌もきっちり、踊りもきっちりで、ちゃんと仕事をしている。その仕事ぶりは、まさにソウル界の伝統と粋を余すところなく見せ付ける。 彼らが登場した短いビデオが流され、その中でドン・コーネリアスの紹介でウィスパーズが呼び込まれ、彼らがステージに。いきなり、振りのついたステップで歌う。しかし、今回驚いたのは、メンバーのニコラスが終始椅子に座っていたこと。座っていながらも体はゆらしながらやっていたが、どうやら腰を痛めたようで、ここしばらくはずっとスツールに腰掛けながらのパフォーマンスになっているそうだ。 キーボード3人、ベース、ドラムス、ギターの6人編成バンド。バンドも多くが長くやっているので、タイトで決まっている。双子のウォーレスとスコッティーは本当によく似ているので、何度見てもわからなくなる。(笑) この日は、客席から見て向かって左(下手)側にいたのが、ウォルターで右側がスコッティー。MCはウォルターが担当。ウォルター&スコッティー兄弟は、日本では「ソウル界のスーパー・マリオ」と呼ばれている。確かに、よく雰囲気が似ている。ひげがニコラス、スキンヘッドがリヴェール・ディグリーだ。 歌と踊りは、このワールド・クラスのウィスパーズなら文句なし。大体彼らのヒットが、ほぼノンストップで、スローもミディアムもアップも流れて歌われるので、テンションがまったく下がらない。このノンストップ・メドレー形式はソウル・ショーの基本だ。完全なパッケージになっている。 二人のリードを中心に残りがハーモニーをつけ、さらに振り付けもあり、見て聴いて楽しませる。しかし、彼らはヒット曲がもっとあるので、違うヒットも聴きたい。 ディスコ世代には、「アンド・ザ・ビート・ゴーズ・オン」「イッツ・ア・ラヴ・シング」あたりは、もう直球ど真ん中。客席も総立ちになり盛り上がる。アンコールの「ロック・ステディー」もあげあげだ。 ちなみに大晦日のカウントダウンでは、最後観客をステージに上げ、みんながステージの上で踊って大騒ぎになったそうだ。 ■「ロック・ステディー」で大団円。 http://youtu.be/rPJz3syNbtE ■ 過去関連記事 December 18, 2006 Whispers Live At Cotton Club: Nice Christmas Gift http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200612/2006_12_18.html ■ウィスパーズ 『イマジネーション』 … Continue reading

Posted in ライヴ評・レポート | 1 Comment

◎ レイラ・ハサウェイ~ミュージシャンの背中に浮かび上がる音符

◎ レイラ・ハサウェイ~ミュージシャンの背中に浮かび上がる音符 【Musical Notes on the Back: Lalah Hathaway’s Spacious Live Performance】 インスピレーション。 本当に聴いているだけで、インスピレーションが湧き上がる見事なパフォーマンス。この日は、レイラ最終日・最終回ということもあり、観客も満員になり、みなのっていた。レイラのライヴは、観客にかなりミュージシャン比率が高い。 ミュージシャンにスペースを与え、ミュージシャンもそれに応え、存分にプレイする。そして、レイラは自身が楽器のひとつであることを熟知し、ミュージシャンたちと等しく同化する。ヴォーカル・対・バックバンドという主従関係でなく、ヴォーカリストもそのバンドの一員として並列・イコールの立ち位置だ。 シンガーがずば抜けていると大概、シンガー対バンド、下手をするとシンガーとそのただのバックバンド(シンガーが主人公で、バンドは誰でもいいという関係)という力関係に陥ってしまうことが多いが、レイラはシンガーとしてずば抜けているだけでなく、バンドともイコールの関係を構築できているところが素晴らしい。 そして、「スペースを与える」「スペースがある」という感覚は何事にも本当に重要で、レイラのライヴではいつもそれがあるから見事だ。バークリー出身、「ソウル」と「ジャズ」、その他の音楽ジャンルさえも自由に行き来できるからだろう。 たとえば、定番となっているスタンダードの「サマータイム」は、この日はファンキーなベースから始まり、ドラムス、キーボード、コーラスのジェイソン、トニーとソロを回した。ソロ回しがある楽曲は、毎回、中味も変われば、テンポさえも変わる。その応対は自由自在。 あるいは、ルーサーの「フォーエヴァー…」では長尺のギター奏者、エロールのギター・ソロが空間を支配した。まるでロックのギター・ソロを思わせるその時間、エロールがこの曲を、ブルーノートをのっとった感じさえした。しかも、これほど長い変幻自在のソロでも、ドラムスのエリック・シーツがしっかりとついて、曲のビルドアップ(もりあげ)に寄与している。このあたりは、お互い、本当によく相手を聴いているなあ、と感心させられる。ルーサーのスロー・バラードがいつのまにかヘヴィーなロックになり、そして最後はまたバラードへ。たった一曲の中に、見事なストーリーが浮かび上がった。 この日、タイ・スティーブンスやシャンティと一緒に見たのだが、タイもこの「フォーエヴァー…」を歌う。彼のものを昼間の「ソウル・サーチン」でかけていたので、僕の脳内では、タイとレイラのものを「想像でデュエット」していた。ヴァーチャル・デュエットだ。タイはルーサーに出来るだけ近く歌うので、ルーサーとレイラのデュエットも、実現したら相当いい感じになると思った。この日の「フォーエヴァー…」は17分にも及んだ。 この曲に関して言えば、ルーサー亡き今、タイやレイラのものを聴いてルーサーに思いを馳せるのは自然なことだ。 プロのシンガーやミュージシャンというのは、あたり前のことだが、人に出来ないことをやってプロ、難しいことをやってもそれを簡単にやっているように見せてこそのプロ、ということをつくづく感じる。 彼らの個々のパフォーマンスを見ていると、その背中に音符がついているように見えてきた。そして、レイラが歌う歌詞にも音符がついて、空を飛ぶようだ。歌詞に息吹、命が与えられるとはこのことだ。 9曲目「イッツ・サムシング」では、土曜日にも飛び入りしたという日本のフルーゲルホーン奏者/ヴォーカリスト、トク(TOKU)が呼び出されステージに。最初はスキャットのバトル、さらにレイラの声とフルーゲルのバトルと15分以上におよぶ実にスリリングな展開になった。 ここでは、長尺のバトルのあと、いきなりコーラスのトニとジェイソンがエンディングのコーラスをいれて、曲をカットアウトして終えた。「ええっ、どうやって終えるのがわかったの?」とタイに聴いたら、「たぶん、レイラが『ヴォーカル・キュー』を出したんだと思う。何かのキーワードで、彼らはエンディングを知るんだよ」と教えてくれた。 各ミュージシャンとレイラ、レイラとトク。それぞれがレベルの高い人たちと交わることによって、お互い、より高いレベルに持ち上がっていくという相乗効果、ケミストリー(化学反応)が生まれる。この日のライヴ・パフォーマンスには、そんなマジック、ケミストリーが満ちあふれていた。 最後は観客総立ちで、アンコールも2度登場。これだけ客席ものっていれば、大サーヴィスぶりもわかる。 ソウルとジャズの狭間を行くシンガー。流行に左右されず、マイ・ペースで進むシンガー。 いつも彼女は裸足で楽屋からステージまで進む。まさにはだしのクイーンだ。熱狂のライヴは1時間40分を超えていた。 レイラはその後、ファンにサイン会、写真もOK。ステージでも「新作、聞いた? これをプラチナム・ディスク(100万枚)にしたいの。買ってね。」と宣伝。もっと認められて、もっと売れていいアーティストであることには間違いない。 何度もレイラのステージは見ているが、ジョー・サンプルと一緒にやったステージ以来の素晴らしさだった。 From left: Ty Stephens(singer), Shanti(singer), Lalah, Yoshioka Masaharu (The … Continue reading

Posted in ブログ | Comments Off

◎ ザップでファンク越年

◎ ザップでファンク越年 【Year-Crossing Funk By Zapp】 年越し。 (年末に見たライヴ評がたまっているので、徐々にアップします。デイヴィッド・キングらのMJトリビュート、MJスピリットも、ちょっと待ってね。まずはザップから) 大晦日のライヴはいつでもどこでもカウントダウン。夜中の12時にあわせてライヴをうまく終わらせ、カウントダウン、時報とともに、大音量でライヴを再開するのが常。 今年は、ビルボードライブでザップとともにファンキーに年越し。 ザップは2011年4月にも来日しており、ほぼ8ヶ月ぶり。もう、いつでも、そのファンク度とサーヴィス精神には脱帽だ。 白いスーツの5人がステップを踏みながら、2階の方から降りてきてエンタテインメント・ショーは始まった。 イントロから超ハイエナジーな演奏で、観客をあおりにあおり、すぐにフロアを総立ちにさせる。外は真冬の寒さだが、会場はファンクの熱気で湯気が出る感じだ。 最初ステージ・センターに準備されたヴォコーダーは、下に車輪がついていて、自由自在に動かせる。MCが「ホワッツ・ヒズ・ネーム?」と聞くと、観客は「ロジャー!」と答える。「ここは、大阪か?」「ノー」「名古屋か?」「ノー!」「東京か?」「イエー!」。 7人オンステージのファンク絵巻物。メンバーはひと時たりとも止まっていない。超シンプルなリズムの繰り返しが、徐々に高揚感を上げ、ファンクの恍惚の世界に観客をいざなう。 しいて言えば、ライヴが一度11時半前に終わってしまって、カウントダウンまで間があいてしまったが、うまく計算して、ライヴ終わり→カウントダウン→アンコール→DJタイム、という流れのほうが盛り上がり感が持続すると思う。ぜひ来年、いや、もう今年は、演奏そのものからカウントダウンへ。 12時前にシャンパーンが用意され、12時とともに、手元に配られたクラッカーがはじけ、その瞬間、ザップの演奏が再開された。 それにしても、彼らの踊りを見ていると、「ソウル盆踊り」というか、「ファンク盆踊り」みたいに感じた。年末を過ごすのにはもってこいのショーだ。 というわけで、今回は、「年越し蕎麦」ならぬ「年越しファンク」の巻きでした。 ちなみに、今回はオープニングでわれらがDJオッシーが、ファーストのあとは、DJアトムがそれぞれDJを担当していた。僕はセカンドだったので、オッシーには会えなかったが、アトムがしっかり仕事をしていた。オッシーはここから、走って汗だくになりながらナバーナに向かった、という。 ■過去関連記事 2010年03月03日(水) ザップ&シャーリー・マードック~徹底したエンタテインメント http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10470639582.html 2011年04月25日(月) ザップ・ライヴ~シャーリー・マードック、ボビー・グローヴァーを迎えて http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10870098163.html 2005/01/29 (Sat) Zapp & P Funk Live At Zepp http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200501/diary20050129.html ■ ザップ  ザップ! … Continue reading

Posted in ライヴ評・レポート | 1 Comment

◎ メイシー・グレイ~1年間に3度目の来日

◎ メイシー・グレイ~1年間に3度目の来日 【Macy Gray: Ichiban-No.1】 イチバン。 2011年2月にビルボード・ライブ東京、先月(12月)にマイケル・トリビュートで、そしてまた1月来日と、この1年間に3度も日本の土を踏んだソウル・シンガー、メイシー・グレイ。 メイシー・グレイは体格の良さで存在感を見せるが、その圧倒的な部分は、やはりなんといっても彼女の歌声と歌唱だ。 今回は、ギター、ベース、ドラムス、キーボード、そしてコーラス2人という6人編成のバンドにメイシー。観客も3が日だが超満員。 いきなり、曲が始まると二人のコーラスが激しく踊る踊る。ちょっと太めで、その体格でここまで踊るかというくらいステージ上で振付ける。迫力いっぱいでいい雰囲気をだしていた。 メイシーはうまくバンドを操り、次々とノンストップで自身の持ち歌を歌う。基本的なセットリストはあるようだが、比較的自由に変更可能のようだ。ミディアム調からあげあげのものまで、どこをとってもメイシー調。アゲアゲ部門でいえば、「セクシュアル・レヴォリューション」から、なぜかロッド・スチュワート、ディーライトへつないだメドレーはめちゃくちゃ盛り上がった。 また、たまたまこの日は、キーボードのズーの誕生日だったこともあって、彼のために「ハッピー・バースデイ」を歌った。その後、観客に「誕生日の人、いる?」と尋ね、いたので、その彼女に向けて、もう一度「ハッピー・バースデイ」を歌うサーヴィスぶり。 ほぼ満員の観客に外国人比率が高かったせいか、えらく客の反応、ノリがいい。そしてそれを受けて、メイシーもものすごくのっていた。何度か「あなたたち、本当に騒ぐのね~」と声をかけ、ふだんやらないアンコールを。それが、レイディオヘッドの曲だったが、なかなかメイシーにあっていた。 しかし、メイシーは何を歌っても「メイシー節」になるなあ。 今年最初に見たライヴということで、「今年一番よかったライヴ!」。(毎年恒例) ■過去記事 2011年02月23日(水) メイシー・グレイ~しわがれ声にノックダウン http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10809631728.html ■ メイシー・グレイ:セル・アウト ザ・セルアウト posted with amazlet at 12.01.07 メイシー・グレイ ボビー・ブラウン ヴェルヴェット・リヴォルヴァー ロミカ ユニバーサル ミュージック クラシック (2010-06-23) 売り上げランキング: 66312 Amazon.co.jp で詳細を見る ■ メンバー … Continue reading

Posted in ライヴ評・レポート | Comments Off

○「ソウル・サーチン」にタイ・スティーブンス、フェリシア・グラハム、フィリップ・ウーゲスト生出演

○ 「ソウル・サーチン」にタイ・スティーブンス、フェリシア・グラハム、フィリップ・ウーゲスト生出演 Ty Stephens, Felicia “Fenix” Graham, Philip Woo Will Be On “Soul Searchin” 生ゲスト。 明日(2012年1月8日=日曜)の「ソウルブレンズ」(インターFM、76.1mhz毎週午後1時~3時)内「ソウルサーチン」(2時20分くらいから)では、現在久保田利伸ツアーで来日中のニューヨーク出身のソウルシンガー、タイ・スティーブンスとフェリシア・フェニックス・グラハム、フィリップ・ウーが生ゲストで登場。 彼らの最新作からかけながら、1月18日(水)ブルーズアレイでのライヴについての話を聴きます。 関東地区の方は、ラジコでも。 http://radiko.jp/player/player.html#INT

Posted in 告知関連 | Comments Off

◎ レイラ・ハサウェイ~楽器に溶け込む「魅惑のロウ・ヴォイス」

◎ レイラ・ハサウェイ~楽器に溶け込む「魅惑のロウ・ヴォイス」 【Lalah Hathaway: Lovely Low Voice】 一体化。 実力派ディーヴァ、レイラ・ハサウェイ、「低音の魅力」「魅惑のロウ・ヴォイス」レイラの2010年7月以来1年半ぶりの来日。 初日を見に行ったところ、なんとマサ・コハマ(ギター)とタイ・スティーブンス(ヴォーカル)が客席に。タイの横があいていたので、一緒に観戦。タイはモナコで一昨年夏にレイラに会ったという。 楽屋からステージまで歩く彼女の足は裸足。ステージの上でも裸足。 ミュージシャンに自由なスペースを与え、彼らが自由にクリエイティヴな音を出す。そして、レイラを見ていると、彼女がいかに自身の「魅惑のロウ・ヴォイス」をそのミュージシャンとのアンサンブルの中で声という楽器として引き立たせようとしているかがよくわかる。本当にレイラの歌声がそれぞれの楽器に溶け込んで一体化する様は美しい。 おちつきのある声は実に魅力的。バンドもタイト。今回のドラムは、エリック・シーツといい前々回の来日(ビルボード東京)、その前で担当していた人物で、自ら「ソウル・シーカーズ」というグループでも活躍するドラマー。完全に今風の音を出す。 今回思ったのは、彼女は十分にオールド・スクールのシンガーとしての貫禄を持ちながら、エイミー・ワインハウスやアデル、あるいはクリセット・ミッシェル的な21世紀型ニュースクールとの狭間に位置するシンガーではないか、ということ。 個人的にもっとも嬉しかったのは、アニタ・ベイカーの「エンジェル」とアース・ウィンド&ファイアーの「ラヴズ・ホリデイ」をメドレーにして歌ったところ。この2曲の選曲は、特にレイラにあってるなあ、と思った。もちろん、定番のルーサーの「フォーエヴァー…」あたりは、もう完璧にレイラのものになっているのだが。「イッツ・サムシング」の途中でのスキャット部分なども、いつもながら強力な聞き物。これを聴いていると彼女はまさにジャズとR&Bの狭間にも位置しているとも思う。 ユニークな立ち位置にいるシンガーだ。 ■ レイラ・ハサウェイ・オフィシャル http://lalahhathaway.com/index.html ■ ライヴは2012年1月8日(日)までブルーノート東京で http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/lalah-hathaway/ ■ レイラ・ハサウェイ過去記事 (Soul Searchin’ Archives On Lalah Hathaway) 2010年07月12日(月) レイラ・ハサウェイ~スペースのある自由度あふれるライヴ http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10588308249.html 2010年07月14日(水) ジャム・セッション・スペシャル~レイラ・ハザウェイ、アンジェラ・バンドらと http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10589654586.html 2008年05月14日(水) レイラ・ハザウェイ~ダニーに抱きしめられて http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080514.html 前回来日ライヴ評。 … Continue reading

Posted in ライヴ評・レポート | 2 Comments

● 2011年死去したアーティスト

● 2011年死去したアーティスト 【2011 Obituary : Your Soul Forever】 訃報。 2011年も多くの訃報が届いた。この「ソウル・サーチン」でご紹介した訃報およびその関連記事をまとめました。改めて、ご冥福をお祈りしたいと思います。なお、ブログで書けなかったもので、ツイッターでご紹介したものもここにまとめました。来月のグラミー賞授賞式でも、これらのアーティストたちが追悼されると思います。なお下記日時は死亡日を書いたもの以外は、ブログのアップ日で、死去日ではありませんのでご注意ください。 2011年01月08日(土) ボニーMのボビー・ファレル死去~フランク・ファリアンの成功の影で http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110108.html 2011年01月10日(月) ラリー・ハンコック死去~元S.O.U.L.、トゥルース http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110110.html 2011年01月13日(木) スティーヴ・マンチャ死去~100プルーフなどデトロイト・ソウル・シーンで活躍 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110113.html 伝説の音楽業界人ドン・カーシュナー、2011年1月17日(月)フロリダ州で死去。76歳。(77説も)音楽出版社アルドン・ミュージックで、キャロル・キング、ジェリー・ゴーフィン、バリー・マン&シンシア・ワイルなどの作品を多数ヒットさせた。 http://bit.ly/dEm03V 2011年01月15日(土) バーナード・ウィルソン(ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ)死去 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110115.html マーヴェレッツのリード・シンガー、グラディス・ホートン、カリフォルニアで2011年1月26日死去。66歳。http://bit.ly/g3Ppgc カーペンターズでもヒットした「プリーズ・ミスター・ポストマン」などの大ヒットで有名。モータウン初期の人気グループ。 ロック・ギタリスト、ゲイリー・ムーア2011年2月6日日曜スペインで死去、58歳。シンリジーからソロへ。最近はブルーズにも傾注。http://bbc.in/dM3RFp 2010年4月が最後の来日。 盲目のジャズ・ピアニスト、ジョージ・シアリング2011年2月14日死去。91歳。http://bit.ly/dQhNyE ロンドン生まれ、ニューヨーク在住。作曲した「ララバイ・オブ・バードランド(バードランドの子守唄)」が有名。 ファンク・グループ、スレイヴのベース奏者、マーク・レスリー・アダムズが2011年3月5日朝、オハイオ州コロンバスで死去。51歳。葬儀は11日、同地で。http://bit.ly/hJQm2P 51歳だったとは。若さに絶句。 坂上二郎さん、2011年3月10日栃木県の病院で死去、76歳。 http://bit.ly/eb85SJ Gファンク、ラップ・アーティスト、ネイト・ドッグ2011年3月15日カリフォルニア州ロングビーチで死去。41歳。死因などは不明。ただ以前から心臓発作などを起こしていた。一報は地元のテレグラム紙。http://bit.ly/i2mGup 女優、エリザベス・テイラー2011年3月23日ロスアンジェルスの病院で死去。うっ血性心不全のため。79歳。http://bit.ly/gPzzvI マイケル・ジャクソンと親交が深かった。 2011年03月24日(木) ロリータ・ハロウェイ、64歳で死去~ソウル・ディスコ・ディーヴァ http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110324.html 2011年04月01日(金) マーヴィン・ゲイ命日~エイプリル・フールの衝撃 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110401.html 日本では5日になってしまいましたが、4月4日はマーチン・ルーサー・キングの命日でした。Martin Luther King, … Continue reading

Posted in 訃報関連 | 2 Comments

◆ 「ベスト・オブ・ソウル・サーチン・ブログ2011」(パート4)

◆ 「ベスト・オブ・ソウル・サーチン・ブログ2011」(パート4) 【Best Of Soul Searchin Blog 2011, Part 4】 「ベスト・オブ・ソウル・サーチン」第4部は2011年10月から12月まで。選ぶために何本もの記事を読み返すと、けっこうあっという間に時間が経ってしまう。このあたりをうまくまとめて編集して、読みやすくして、電子書籍の形にするのはありかなあ、と思いました。 【2011年10月~今月の一本】 2011年10月16日(日) 五反田駅開業100周年~山手線で一番古い駅はどこ? http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111016.html これは、おもしろかった。五反田駅が開業100年ということで、山手線の駅すべての開業日を調べてみました。 【その他の候補】 2011年10月02日(日) 『ロックン・ロール・ホール・オブ・フェーム』ノミネート発表 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111002.html 2011年10月03日(月) シュガーヒル・ギャングの「ラッパーズ・デライト」 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111003.html 「ラッパーズ・デライト」の誕生秘話。 2011年10月04日(火) マイケル・ジャクソン~シルク・ド・ソレイユのショーモントリオールから始まる http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111004.html 2011年10月05日(水) サウンドトラック盤『イモータル』2種類で発売~ケヴィン・アンテューンズが音楽デザイナー http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111005.html マイケルのシルク・ドゥ・ソレイユについて。 2011年10月07日(金) トニー・ベネット、85歳で初の全米ナンバー1アルバム獲得 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111007.html 2011年10月08日(土) 「レディー・イズ・ア・トランプ」の時代背景~何を歌っているか http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111008.html トニー・ベネットの最新作と、収録曲について。 2011年10月13日(木) 三浦大知ライヴ~その進化と飛躍 … Continue reading

Posted in エッセイ>ブログ関連 | Comments Off

◆ 「ベスト・オブ・ソウル・サーチン・ブログ2011」(パート3)

◆ 「ベスト・オブ・ソウル・サーチン・ブログ2011」(パート3) 【Best Of Soul Searchin Blog 2011, Part 3】 読み正月。 2002年6月からスタートした「ソウル・サーチン・ブログ」。年間365本以上の記事から読み応えのある「ベスト」を選ぶ恒例「ベスト・オブ・ソウル・サーチン」。今日は第三部。7月から9月まで。 ぜひ、それぞれのエントリーをクリックしてお読みください。正月「寝正月」ならぬ「読み正月」の勧めです。 今年はサイト開設10周年になり、ブログ執筆10年連続にもなります。何か大々的にやってみたいです。 また、2002年6月以降の『ソウル・サーチン・ダイアリー』のアーカイヴは次のところにすべてあります。年月のところをクリックすると、その月のタイトル一覧がでます。2008年12月まで。 http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/index.html 2007年3月以降はアメブロにあります。「ベスト・オブ」は2004年分以降のエントリーから毎年翌年1月の最初に選んでいます。したがって、2002年分、2003年分の「ベスト・オブ」が未選出です。2004年から2010年まで過去7年分の「ベスト・オブ」を選んであります。 http://ameblo.jp/soulsearchin/ 2007年3月から現在まで。月ごと、ジャンルごとに整理。 【2011年7月~今月の一本】 2011年07月06日(水) 松本龍(前・復興相)が辞任を決めた店「キング・ハーヴェスト」 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110706.html 2011年07月07日(木) 松本龍(前復興相)のCDコレクション http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110707.html これは、「ソウル・サーチン・ブログ」で今年一番アクセスがあった記事でした。ツイッターなどでもたくさんRTされ、あちこちにリンクが貼られたようです。小さな写真からタイトルを掘り起こしておもしろい記事になりました。誰かに「これは吉岡さんのスクープですよ」と言われました。(笑)  【その他の候補】 2011年07月01日(金) フィリップ・ウー、自身の40年の歴史を振り返る http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110701.html 2011年07月05日(火) カリンバ奏者、ケヴィン・スピアーズ語る http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110705.html 2011年07月08日(金) ブルース・スプリングスティーンのクラレンス・クレモンズへの弔辞 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110708.html 素晴らしい弔辞。 2011年07月12日(火) レディー・ガガ『徹子の部屋』~ガガとマイケル・ジャクソン … Continue reading

Posted in エッセイ>ブログ関連 | Comments Off

◆ 「ベスト・オブ・ソウル・サーチン・ブログ2011」(パート2)

◆ 「ベスト・オブ・ソウル・サーチン・ブログ2011」(パート2) 【Best Of Soul Searchin Blog 2011, Part 2】 読み正月。 2002年6月からスタートした「ソウル・サーチン・ブログ」。年間365本以上の記事から読み応えのある「ベスト」を選ぶ恒例「ベスト・オブ・ソウル・サーチン」。今日は第二部。2011年4月から6月まで。 それぞれのエントリーをクリックしてお読みください。正月「寝正月」ならぬ「読み正月」の勧めです。 今年はサイト開設10周年になり、ブログ執筆10年連続にもなります。何か大々的にやってみたいです。 また、2002年6月以降の『ソウル・サーチン・ダイアリー』のアーカイヴは次のところにすべてあります。年月のところをクリックすると、その月のタイトル一覧がでます。2008年12月まで。 http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/index.html 2007年3月以降はアメブロにあります。「ベスト・オブ」は2004年分以降のエントリーから毎年翌年1月の最初に選んでいます。したがって、2002年分、2003年分の「ベスト・オブ」が未選出です。2004年から2010年まで過去7年分の「ベスト・オブ」を選んであります。 http://ameblo.jp/soulsearchin/ 2007年3月から現在まで。月ごと、ジャンルごとに整理。 【2011年4月~今月の一本】 2011年04月01日(金) マーヴィン・ゲイ命日~エイプリル・フールの衝撃 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110401.html 2011年04月02日(土) マーヴィン・ゲイ誕生日トリビュート http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110402.html 今月の一本はマーヴィン・ゲイについてのエントリー。 【その他の候補】 2011年04月03日(日) インコグニート「イッショニタテナオソー!」 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110403.html ブルーイの「そこに病人がいれば、ドクターはそこに行くだろう。病の人がいれば、かけつける。僕はミュージシャンだから、人々の心のケアをするよ」の言葉が大変印象的でした。 2011年04月05日(火 スライ・ストーンがツイッター開始 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110405.html これも、意外性の記事。 2011年04月10日(日) 東京都知事選2011予想 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110410.html 予想はまったくはずれましたが、おもしろい記事になりました。 … Continue reading

Posted in エッセイ>ブログ関連 | Comments Off

◆「ベスト・オブ・ソウル・サーチン・ブログ2011」(パート1)

◆「ベスト・オブ・ソウル・サーチン・ブログ2011」(パート1) 【Best Of Soul Searchin Blog 2011, Part 1】 ベスト。 ソウル・ミュージックに関する情報を独自の視点でお送りする「ソウル・サーチン・ダイアリー」は、2002年6月からスタート。当初はほんの一言しかないものもありましたが、2002年10月6日以降は徐々に文字量が増え、その多少はありますが、一日も欠かさず現在まで続いています。文字量の最低数は600字。多いものは2-3000字におよびます。訃報記事などが飛び込んできた場合、1日複数の投稿が掲載されることもあります。そこで、年間最低365本の記事から読み応えのあるベスト・エントリーを選ぶ、恒例「ベスト・オブ・ソウル・サーチン」。今日はそのパート1、まず2011年1月から3月までのエントリー約90本の中から選びます。 なお2002年6月以降の『ソウル・サーチン・ダイアリー』のアーカイヴは次のところにすべてあります。年月のところをクリックすると、その月のタイトル一覧がでます。2008年12月まで。2007年3月以降はアメブロにあります。「ベスト・オブ」は2004年分以降のエントリーから毎年翌年1月の最初に選んでいます。したがって、2002年分、2003年分の「ベスト・オブ」が未選出です。2004年から2010年まで過去7年分の「ベスト・オブ」を選んであります。 http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/index.html 2002年6月から2008年12月までのアーカイヴ。月ごとに整理してあります。 http://ameblo.jp/soulsearchin/ 2007年3月から現在まで。月ごと、ジャンルごとに整理。 【2011年1月~今月の一本】 2011年01月16日(日) マイ・ファースト・ライナーノーツ http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110116.html 2011年01月17日(月) マイ・ファースト・ライナーノーツ(パート2) http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110117.html 僕が書いた初めてのライナーノーツについて。 【その他の候補】 2011年01月11日(火) アラン・トゥーサン~ニューオーリンズの香りを漂わせて http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110111.html 年初のひじょうに印象的だったライヴ。 2011年01月18日(火) ナイル・ロジャーズ、癌を公表 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110118.html 超衝撃だった、ナイルの癌公表について。詳細。これは驚きました。以後10月末まで僕が本ブログでナイル・ブログを翻訳するようになりました。途中からアップは、ツイッター上に移動しました。 【2011年2月~今月の一本】 2011年02月07日(月) 「ソウル・サーチン」その意義と目指すもの http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20110207.html 「ソウル・サーチン・イヴェント」クインシー・ジョーンズに関連して、その意義について。 【その他の候補】 2011年02月06日(日) … Continue reading

Posted in エッセイ>ブログ関連 | Comments Off

○ 謹賀新年

○ 謹賀新年 【Happy New Year】 謹賀新年。 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 昨年は大震災という自身の人生で経験したことがないことを経験し、今から思えば、自身が考えている以上にあらゆる面で痛手を受けていたような気がしています。 ソウル・サーチャーは、そんな痛手を癒しつつソウル・サーチンに精進いたします。 みなさんにとっても、幸多き一年になりますように。 2012年1月1日 吉岡正晴 The Soul Searcher +++++ 検証。 さて、昨年17項目の目標を書きました。 1) 聴いたCDは、そのCDのプラスチックケースの中に必ず戻す。そして、最初にあったところに必ず戻す。 2) 届いた郵便物は3日以内に必ず封を切る。 3) いらないものはすぐ捨てる。そして大掃除。 4) しっかりプランを練る。予定や目標や企画を立てて、紙に書く。そして実行する。 5) 聴いたこと、見たこと、感じたことは、忘れないうちにすぐ書き記す。 6) スタンダード1000曲を覚える。 7) オールタイム・ベスト100アルバムを選出する。 8) 50・50・50をなんとか一度は成し遂げてみたい。 (ライヴ50本、書籍50冊、映画50本を見る) 9) 「ソウル・サーチン・ウェッブ」のリノヴェーションをしたい。 10) 「ソウル・サーチン」イヴェントと、その周辺アーティストのライヴを充実させたい。 11) ソウル関係の本を何か出す。 12) 音楽映像番組を作る。 (ドキュメンタリーでも音楽番組でも) 13) 週刊誌か月刊誌でコラムをはじめる。 14) 何か月1でもいいので、これぞというソウル番組をラジオでやりたい。 15) また、アーティストたちとからんで、これまでと違う何かクリエイティヴなことをやってみたい。 16) 電子書籍、メルマガなどをやってみたい。(2011年の新項目) 17) 過去に書いたもののデータベースを作ってみたい。(2011年の新項目) ほとんどそのまま持ち越しということで、残念です。情けない。(苦笑) … Continue reading

Posted in エッセイ | 2 Comments