Monthly Archives: March 2010

☆スティーヴィー・ワンダー・トリビュート~ケイリブ・ジェームスら

☆スティーヴィー・ワンダー・トリビュート~ケイリブ・ジェームスら 【Stevie Wonder Tribute:】 スティーヴィー。 ケイリブ・ジェームス、ピアノの秋谷えりこさんらが集まって、スティーヴィー・ワンダー作品をカヴァーするトリビュート。ブルース・アレイ。 スティーヴィーは、『ソウル・サーチン』でも記念すべき1回目と2回目にとりあげた。2003年11月と2004年4月。初回はレコード、2回目にケイリブの弾き語りでやってもらった。そこからどんどんバンド志向になっていった。スティーヴィーは何しろいい曲が多いだけに、選ぶのが苦労するのは大変よくわかる。15曲(内1曲はメドレー)だが、選曲の密度は濃く、当たり前だが捨て曲がない。 冒頭2曲がインスト曲だったが、これにセカンドのトップが「コンテュージョン」、途中でラムゼイ・ルイスがやった「スプリング・ハイ」というインスト曲で、4曲が歌なし。しっかり歌を歌うのがケイリブ、ゲイリーとユリとサユリー。「コンテュージョン」は元々『キー・オブ・ライフ』収録のインストなので、これはおもしろい試み。インストはこれ1曲、あるいはどうしてもというならあと1曲くらいでよいのでは? 「イフ・イッツ・マジック」は、オリジナルはハープを使うが、ケイリブ曰く「ハープはレンタルするのがものすごく高いので(笑)、今日はピアノでやる」といって、ハープ部分を秋谷さんがグランドピアノで伴奏。これはなかなかのアイデアだ。 印象に残ったのは、ケイリブが少し解説した組曲となっている「スーパーウーマン」のフル・ヴァージョン。「子供のころ、スティーヴィーがこの曲をやっているのを聴いて、スティーヴィーが何かコミックの曲をやったのかと思った。スーパーマンの女版で、スーパーウーマンかと思った。そうしたら、ぜんぜん違ってた。組曲スタイルになっているすばらしい曲です」と言って約8分余を歌いきった。 ただこれだけの曲数をやっても、スティーヴィーのあれも聴きたい、これも聴きたい、という曲はある。なお、結局、「アイ・ジャスト・コールド・トゥ・セイ・アイ・ラヴ・ユー」は、時間の関係でできなかった、という。なんだ。(笑) 全体的にゆるい感じで進行していたので、スティーヴィーのライヴでも見て、全体的な流れを参考にするといい。スティーヴィーは後半のメドレーで一気に煽るから ねえ。 ■ 過去スティーヴィー関連記事 (2007年2月のジャパン・ツアー総力取材記事。全部読むと相当読み応えがあり、スティーヴィー博士になれます(笑)) February 18, 2007 Stevie Wonder Live: Yokozuna Of Musician http://blog.soulsearchin.com/archives/001594.html スティーヴィーの前回来日ライヴ評。ここに過去スティーヴィー関連記事一覧があります。 February 19, 2007 Stevie Wonder: Day Two: “Because I Like It” http://blog.soulsearchin.com/archives/001601.html February 20, … Continue reading

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◎椎名純平ライヴ@モーション・ブルー

◎椎名純平ライヴ@モーション・ブルー 【Shiina Junpei & Soul Force Live At Motion Blue】 ゴツイ。 けっこうよく遭遇するシンガーながら、本人のフル・ライヴはまだ見たことがなかった椎名純平さんが、彼のバンド「ソウル・フォース」でのライヴをやるという。本人と奇しくもキーボードのスインゴー(Swing-O)氏からもお誘いいただき、横浜モーション・ブルーへでかけた。椎名さんには、マーヴィン・ゲイの自伝『マーヴィン・ゲイ物語~引き裂かれたソウル』の書評を、週刊文春で書いていただき大変お世話になりました。その節はありがとうございます。 さて、ドラムス、ギター、ベース、キーボードの4人にスペシャル・ゲストでソイル・アンド・ザ・ピンプスからトランペット、サックスが参加。本人もキーボードを弾きながらヴォーカルを担当。今回はほとんど新曲ということで、僕も初めて聴く曲ばかりだったが、アップテンポの曲も、ミディアムテンポの曲も、どれもものすごくグルーヴ感があって、ときにファンキーですごくソウルフルだった。ギターが木下航志くんの品川教会のライヴでお世話になった武内さんだったのだが、そのときとはまったく違った感じのファンキーさでびっくりした。 ドラムスの白根くん、ベースの鈴木さん、そして、キーボードのスインゴー、そして、ゲストで入ったサックス(元晴)とトランペット(ダブゾンビ)(いずれもソイル・アンド・ザ・ピンプスのメンバー)の2人も、たぶん黒い音楽への理解が一致しているので、きちんとこうした音が出せるのだろう。つまり、ミュージシャンたちが音のイメージと方向性をしっかりと共有しているわけだ。すばらしい。 おもしろかったのが、白根くん以外、全員帽子を被っていたこと。スインゴー氏の意見で、メンバーそれぞれが自分自身の考えるソウルフルさをファッションに取り入れるということで、この日のファッションをそろえたそうだ。 イカしたTシャツの白根くん 椎名さんは滑舌よく、日本語詞がはっきり聴こえる。たとえば、「キスはせつなく」では、「キスは切なく後を引くのがいいよね。何も言わないで今は唇だけで語り明かそう」とか、「ゴキゲンナナメ」での「同じ部屋にいるのに、そこにはベルリンの壁、ごっきげん・なな~~め」などの、ちょっとしたフレーズがソウルフルな声とともに印象に残る。「奇跡の庭」という曲は、モータウン・サウンド(シュープリームスの「ユー・キャント・ハリー・ラヴ」など)を思わせるリズムパターンでポップだった。 なお、この日彼が歌った楽曲については、彼自身が本人のブログで後日曲解説を書くとのこと。 彼がMCで「分厚いバンド、ゴツイ・サウンド」と言っていたこのバンドは、まさにその言葉通り。後は、これをどうやって広めていくか、ということですね。こういうバンドで、武道館とまでは言わなくとも、500人~1000人入ると状況は変わるような気がする。ぜひがんばって欲しい。 ■ 椎名純平ブログ http://blog.goo.ne.jp/shiinajunpei/ ■ メンバー Shiina Junpei & The Soul Force /椎名純平 & The Soul Force 椎名純平(vo,electric piano)、竹内朋康(g)、鈴木 渉(b) 、白根佳尚(ds) ゲスト:SWING-O(key)、タブゾンビ(tp)、元晴(sax) ■ … Continue reading

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○『山野ミュージック・ジャム』最終回を迎えて~花束にブルーローズ

○『山野ミュージック・ジャム』最終回を迎えて~花束にブルーローズ 【Yamano Music Jam Final After 8 Years】 最終回。 昨日(2010年3月28日)、毎週インターFM(東京地区76.1mhz)で午後1時から3時まで放送している『ソウル・ブレンズ』内のコーナー「山野ミュージック・ジャム」が最終回を迎えた。2002年4月から始まり、丸8年、416回オンエアした。 記念すべき第1回はサム・クックのベストアルバムだった。第2回はまだリリースされたばかりのノラ・ジョーンズのデビュー作。その時点ではまだブレイクしておらず、かなり早い時期の紹介だった。 8年もあると、さまざまな思い出が去来する。シンスンフンなどを紹介するときに、『ソウル・ブレンズ』の後番組『Kジェネレーション』の古家さんには大いに助けていただいた。生ゲストがいらっしゃったことも多数あった。毎年7月から8月にかけてのビッグバンド関連の2ヶ月は、完璧に僕にとってはアウェイという話しは、昔からしていた通り。(笑) 勝手にキャッチフレーズも途中から思いつきで始めたが、最後のラインの「山野楽器へ直行」というフレーズは、海外アーティストにも言ってもらったりして、けっこう定着したのが嬉しい。 ちーちゃんに、訳詞を読んでもらったこともあった。確か「スターダスト」、「アローン・アゲイン」もお願いした。さすがに「読み」がうまいちーちゃんに詞を朗読してもらうとぐっと雰囲気がでる。 昨日は最終回ということで、関係者に多数お集まりいただき、最後には、僕や山野楽器の担当長谷部さんに花束、おみやげなどをいただいた。ありがとうございます。毎週欠かさずお聴きいただいた押阪忍さん、栗原 アヤ子さんご夫妻、SOプロのオールスター・スタッフら大勢にお集まりいただきありがとうございました。そして、山野楽器さん、8年間、ご提供いただきありがとうございました。 ところで、花束をふたついただいたのだが、家に帰って広げたら、なんと、その中にブルーローズが一輪あるのを発見。ブルーローズは奇跡の花。いやあ、感動しました。 さて、来週からは、装い新に『ソウル・サーチン』のコーナーが復活します。以前しばらくやっていたコーナーです。毎週、僕がそのときの話題のソウルネタ、来日アーティストや、インタヴュー、ソウル映画など、ご紹介していきます。ま、すべて「ホーム」ネタになりますので、安心してお聴きください。(笑)時刻は同じく2時半の予定です。 ENT>RADIO>Soul Blends

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◆クール&ザ・ギャング@ビルボード~すべてヒット曲のパーティー

◆クール&ザ・ギャング@ビルボード~すべてヒット曲のパーティー 【Kool & The Gang: All The Hits Keep On Coming】 ヒット。 ニュージャージーのパーティー・バンド、クール&ザ・ギャング久々の来日公演。来日自体は2004年12月大阪、福岡などのブルーノート出演以来5年3ヶ月ぶり。東京地区では1997年9月ヴェルファーレ以来12年半ぶりになる。そんなになるか。ただ、その間もリード・シンガーだったJTテイラーが2000年代には6回以上来日してクール時代の曲を多数やるので、クールのヒット曲を生で聴いていた印象はある。とは言うものの、本家のバンドで聴くのは久しぶりなので、改めてバンド・サウンドはいいなあと感じる。ただし、今回のクールには、JTははいっていない。 クールは、1975年の初来日中野サンプラザから見ている。あのときは、「ファンキー・スタッフ」「ジャングル・ブギー」などがディスコで大ヒットしていたので、ものすごく盛り上がった。「サマー・マッドネス」を延々と10分近くやっていたような気がする。パーティー・ソングの洪水の中に、あれだけ、ぽっとオアシスのように清涼飲料水のごとくセットリストの入っていたのでものすごく印象的だった。 その後も、来日のたびに見ていると思う。1986年には、はるばるシンシナティーまで見に行ったこともある。JTは、有明MZAにも来ていた。あれは、クールと一緒だったか、いや、ソロだったかな。JTがソロで来たり、グループで来たりと来日回数は多いので、日本でもなじみのバンドだ。インタヴューも何度もした。 さて、イントロでヒット曲がフラッシュで次々に1-2小節ほど流れ、おもむろにメンバーが登場。一挙にパーティーのスタート。次々と繰り出されるダンス・ナンバー、そして、そのいずれもが大ヒット曲ばかり。まさに、ヒット曲ですべてショーをぐいぐいともって行く、そんな感じだ。一階は最初から立ち上がり、盛り上がる。バンドの演奏が多少荒っぽくても、これだけのヒットを立て続けに演奏すれば、パーティーはまちがいなく盛り上がる。リーダーのベース、ロバート・ベルは白いスーツでかっこよく決めていた。ドラマーが若いせいか、あんまりギトギトのファンクっぽい雰囲気ではなかったのが意外。 ライヴが終わっても、メンバーはなかなかステージから降りずに、ファンと握手を交わしていた。大量のダンス・ヒットで煽るステージは、観客の熱狂を生み出した。個人的なリクエストとしては、初期のヒット、たとえば、「ファンキー・スタッフ」「ジャングル・ブギー」「ハリウッド・スウィンギン」、日本で人気の「チョコレート・バターミルク」なんかを聴きたい。次回来日時には、ぜひ若干のセットリストの追加をお願いしたい。何しろ、60分ではヒット曲、やりきれないわけだから。(笑) (のりのいいライヴに行く前には、ワイルド&ジューシーなハンバーガーかなんかで元気をつけるに限る。あるいは、ギトギトのフライド・チキンでもよい。そのお供はチョコレート・バターミルク) ■ 過去関連記事 クール&ザ・ギャング『クール&ザ・ギャング・プレゼンツ・ギャングランド』2001年のCDのライナーノーツ原稿 http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/linernotes/kool20010821.html January 10, 2008 “Spirit Of The Boogie” Live At Blues Alley http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_01_10.html January 11, 2008 “Chocolate Buttermilk” (Kool … Continue reading

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★ジェラルド・オルブライト~ファンキーにクールにスムースに

★ジェラルド・オルブライト~ファンキーにクールにスムースに 【Gerald Albright : Funky, Cool & Smooth】 クール。 きっちりしたリズム、叫ぶサックス、泣くサックス。ヴェテラン・サックス奏者、ジェラルド・オルブライトのソロ・ライヴ。何度か、サポートアクトとしても来日し、また単独でも何度かやってきている。 同じサックスでも、たとえば、メイシオ・パーカーなどよりは、メローで洗練されていて、メイシオまでファンキーではなく、かといってケニーGほど、白っぽくない、そんな立ち位置のサックス奏者。まさに、スムース・ジャズというのにぴったりかも。 「さあ、みんな、指をこういう感じで鳴らしてくれ」と言って始めた曲は「バミューダ・ナイツ」。あるいは、「昨日、ここに来てくれたお客さんからリクエストされた曲をやろうと思う。その彼らは、あそこに座ってるようだ。(笑)」と説明して始めたのが、ジョニー・ギルの大ヒットで知られる「マイ・マイ・マイ」。曲がいいだけに、これは、ジェラルドのサックスも特にむせび泣く。途中で、サックスを吹くのではなく、吸っているのか、おもしろい音をだしていた。この日、一番よかったパフォーマンスだ。 また、モータウンで活躍したサックス奏者、ジュニア・ウォーカーに捧げる作品として「ウォーカーズ・シーム」をやり、彼にトリビュート。6曲目は、2010年6月15日に発売される14作目の新作からで、ハイチの人へ捧げる作品だと言ってからプレイした。アンコール曲、レイ・チャールズの「ジョージア・オン・マイ・マインド」は、後半からジェームス・ブラウン、メイシオなどのリフを織り交ぜ、盛り上がってショーを終えた。 (で、このあと、築地に海鮮丼、行ったわけです(笑)) ■過去関連記事 October 12, 2005 Gerald Albright Live: Picked Up A Piece Of Soul http://blog.soulsearchin.com/archives/000577.html (2005年8月28日日曜、ブルーノート東京・セカンド=ジェラルド・オルブライト・ライヴ) ■ ベスト・アルバム The Very Best of Gerald Albright posted with amazlet … Continue reading

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▲ジェイソン・デルーロ・ショーケース・ライヴ

▲ジェイソン・デルーロ・ショーケース・ライヴ 【Jason Derulo Showcase Live】 ショーケース。 「ワッチャ・セイ」がデビュー曲で全米1位になった新人、今年20歳のジェイソン・デルーロがプロモーションで来日。2010年3月24日(水)、渋谷のウーム(Womb)でショーケース・ライヴを行った。 ジェイソンは、1989年9月21日フロリダ州マイアミ生まれ。現在20歳。3人兄弟の末っ子。ハイチ系アメリカ人の両親の元に生まれた。ステージに上がったジェイソンはとても20歳には思えないほど堂々とした雰囲気。 この日は、東京のFM局Jウェイヴ主催のリスナー招待。7時からDJタローのDJがあり、ジェイソンは7時50分頃登場。アンコール含め6曲をトラックで披露した。ステージにはジェイソンのほか、男女2名ずつのダンサー。 ジェイソンはけっこう背が高く、CDで聴かれるようなちょっと「ロボ声」で歌う曲も。何よりダンサーとともに踊るダンスがうまい。本当に最近のR&B系アーティストはみなダンスがうまい。 この日は本編が終わったあと、DJタローらがジェイソンにインタヴューをし、質疑応答を軽くしていたが、その途中で、なんとタイガー・ウッズ(偽者)が登場。(オバマのマネをする芸人さん。名前忘れた) 「ワッチャ・セイ」がタイガーがメディアで叩かれているときに、よくかかっていたそうだ。タイガーとジェイソンがわけのわからないやりとりをして、笑いを取った。 ■ ジェイソン・デルーロ(日本盤) JASON DERULO posted with amazlet at 10.03.25 ジェイソン・デルーロ ワーナーミュージック・ジャパン (2010-03-10) 売り上げランキング: 25999 Amazon.co.jp で詳細を見る ■ アメリカ盤 JASON DERULO posted with amazlet at 10.03.25 ジェイソン・デルーロ ワーナーミュージック・ジャパン (2010-03-10) 売り上げランキング: … Continue reading

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■スティーヴィー・ワンダー・トリビュート、ケイリブらが集結

■スティーヴィー・ワンダー・トリビュート、ケイリブらが集結 【Stevie Wonder Tribute At Blues Alley】 スティーヴィー。 イヴェント『ソウル・サーチン』のハウス・バンド、ソウル・サーチャーズのリーダーでもあり、日本の音楽シーンで活躍するケイリブ・ジェームスとピアノの秋谷えりこらが集まり、目黒ブルース・アレイで「スティーヴィー・ワンダー・トリビュート」のライヴを2日間にわたって行う。ケイリブらのほかに、ジェイ・スティックス、マサ小浜、ユリ、ゲイリー・スコットらのソウル・サーチャー陣も参加する。日時は2010年3月29日(月)、30日(火)、いずれも午後7時半から。 ケイリブによると、「スティーヴィーの曲には本当に素晴らしい楽曲が多い。なかなか選び切れなかった。だから、1日目に十数曲やったら、そこから何曲か2日目には入れ替えるつもりだ。たとえば、1日目に『レイトリー』やったら、2日目は『リボン・イン・ザ・スカイ』にするとかね」と言う。 「スティーヴィーが他のアーティストに対して書いた曲の中にも本当に素晴らしいものがある。そうした曲もやるよ。そうそう、今回初めて知ったんだが、『スーパーウーマン』のフル・ヴァージョンをやろうと思っている。あれがあんなに長い曲だったとは知らなかった。素晴らしい」 「日本でとても人気のある曲に『アイ・ジャスト・コールド・トゥ・セイ・アイ・ラヴ・ユー』があるだろう。確か、『ソウル・サーチン』(2004年4月)のときには、これはやらなかった。人気はあるんだが、みんなこの曲が嫌いだからね。(笑) で、今回も僕はやるつもりはなかったんだが、ラウル・ミドンのヴァージョンを聴いたら、あれがすばらしくてね。あの路線だったらやってもいいと思って、ラウルのヴァージョンをベースにしてやってみることにしたんだよ」 『ソウル・サーチン』では第1回と第2回でスティーヴィー・ワンダーを取り上げた。ただ1回目はバンドはなく、2回目はケイリブの単独パフォーマンスだった。2004年4月だから、もう6年も前のことになる。 ■ スティーヴィー・ワンダー・トリビュート~ウィ・ラヴ・スティーヴィー 日時 2010年3月29日(月)、30日(火) 午後7時半から 会場  目黒・ブルースアレー http://www.bluesalley.co.jp/ 住所  〒153-0063 東京都目黒区目黒1-3-14 ホテルウィング・インターナショナル目黒B1F 電話  03-5740-6041(予約専用電話)当日のお店の番号03-5496-4381 料金 5000円(前売り)このほかにテーブルチャージ525円と飲食代別途 メンバー (Vo/Key)Kaleb James (Pf/Key)秋谷えりこ (Ds)JAY Stixx (B)滝元堅志 (G)マサ小浜 (Sax/Fl)Andy Wulf (Vo)Yuri、Sayulee、Gary Scott ■ キー・オブ・ライフ (グレイト・ソングスの宝庫~奇跡のアルバム) Songs in the Key of Life … Continue reading

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●ダイアン・リーヴス・ライヴ:完璧なストーリーテラー

●ダイアン・リーヴス・ライヴ:完璧なストーリーテラー 【Dianne Reeves Live At Billboard】 完璧。 ほぼ毎年のようにやってくるジャズ・シンガー、ダイアン・リーヴスのライヴ。ダイアンは、本当に歌手の手本のようなシンガー。完璧な発音、ディクション、歌唱。そして、音ははずさない安定した歌は、まるでレコードを聴いているかのよう。しかも、バックの音に負けない、しっかりとした声量もある。 彼女は、事前にまったくセットリストを作らない。ステージでその場でミュージシャンに小さく低い声で次の曲名を伝える。なので、今回のセットリストは、ライヴ終了後、ちょうどライヴを見にいらしていたジャズの音楽ライター工藤由実さんにご紹介いただいたギターのロメロ・ルバンボさんに思い出してもらって制作した。(大感謝である) ジャズ、ボサノバ、ブルーズ、ゴスペル、ソウル、アフリカ調、フォーク調と、実にさまざまな音楽ジャンルを取り混ぜ、しっかりとした歌唱を聴かせる。本当に歌声だけで、観客を虜にできるシンガーだ。たとえば、5曲目の「ウィンドミルズ・オブ・ユア・マインド」の曲頭は、アフリカ語をいれたようなアフリカ調、ちょっと『ライオン・キング』を思わせるような雰囲気から、どんどんと物語を盛り上げ、ストーリーの起承転結をつける。まるで映画を見ているかのように感じられる。ダイアンは完璧なストーリーテラーだ。 ダイアンには、85歳になる母がいるそうで、その母のために書いた曲が8曲目の「ゼアル・ビー・ア・グッド・デイ」という曲だった。 ギターのロメロさんによれば、ダイアンは次にやる曲を低い声で言うので、ステージ上ではときどき聞き取れないときもある、という。そんなときは、ベース奏者か、ドラマーか自分の近くにいるミュージシャンに「次の曲は?」と尋ねるそうだ。そして、たくさんある楽譜から、その曲の楽譜を探し出す。 また、彼は何度も来日しているそうで、「今回の来日が22回目だよ」と付け加えた。渡辺貞夫など多くのミュージシャンのバックをつけている。彼はブラジル出身のギタリストで、ダイアンのバンドには1996年から在籍。1曲目に演奏したインスト曲は彼の作曲した作品だった。 ■ 過去関連記事 2004/02/25 (Thu) A Drop Of Soul : Dianne Reeves Live At Blue Note http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040225.html ■ ダイアン・リーヴス (現在のところ最新作) When You Know posted with amazlet at 10.03.23 Dianne … Continue reading

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⊿ロイ・エヤーズ&フィリップ・ウー・ライヴ・アット・モーションブルー

⊿ロイ・エヤーズ&フィリップ・ウー・ライヴ・アット・モーションブルー 【Roy Ayers & Philip Woo: Live At Motion Blue】 32年。 初めて出会ってから32年を経て、再び異国の地で同じステージに立つ2人のミュージシャン、ロイ・エヤーズとフィリップ・ウー。すでに何度も日本でも同じステージに立っているロイとフィリップのジャパン・ツアー。今回は、基本的には普段のフィリップ・バンドにロイとヴォーカルのジョン・プレスリーが客演する形で、名古屋、コットン、モーション、代官山ユニット、札幌などでのライヴ・ツアーを敢行。 これまでのロイとフィリップの関係については、過去関連記事を読んでいただくとして、僕は、火曜日コットンに行く予定だったが、風邪をひいたために、急遽日曜のモーションへ。 モーションの観客は、比較的静かだったように感じたが、フィリップやベースのクリフなどのパフォーマンスは、ロイがいると、俄然輝きを増す。まあ、ミュージシャンたちのケミストリー(化学反応)のいい例だ。コットンやユニットは観客とかなり一体になって、熱狂的に盛り上がったそうだ。やはり、ロイとなると、クラブ系の若い観客多し。また、この日はケイリブ・ジェームス、ゲイリー・アドキンス、デイヴィッド・キングらのヨコハマ・ソウル・ブラザースがそれぞれ別個に来ていた。ヴォーカルで入ったティファニーは、一時期日本に住んでいて、今はアメリカに戻っていたシンガー。たまたま一週間ほど日本に来ていて、飛び入りで入った。 各曲にフィリップが解説をしながら楽曲をプレイ。たとえば、「ロイの音楽は、ハウス・ミュージックや後のアシッド・ジャズに大きな影響を与えた。そんな元になった一曲をプレイします」と言って、「キャント・ユー・シー・ミー」を演奏。そして、本編最後の「エヴリバディー・ラヴズ・サンシャイン」では、ロイの友人、トクがトランペットを持って登場。堂々のパフォーマンス。まるでメンバーのようだ。 ロイは、本当に若いミュージシャンと交流するのが好きだ。どんなミュージシャンにも扉は開き、ステージに上らせるチャンスを与える。かつて、フィリップもそうしてミュージシャンとしての第一歩を踏み出した。このあたりのミュージシャンシップには本当に脱帽である。すばらしい。 ロイは1940年9月10日生まれ。現在69歳。とても、そんな年には見えない。 (左からジェイ・スティックス、ゲイリー・アドキンス、ティファニー・マーティン) まるでニューヨークみたい。=Yokohama Soul Brothers ■ ロイ・エヤーズ 『エヴリバディー・ラヴズ・サンシャイン』 Everybody Loves the Sunshine posted with amazlet at 10.03.23 Roy Ayers Ubiquity Polydor (1993-07-06) 売り上げランキング: 54358 Amazon.co.jp … Continue reading

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△木下航志『ドゥ・ザ・ソウル』(Vol.8)

△木下航志『ドゥ・ザ・ソウル』(Vol.8) 【Kishita Kohshi’s Do The Soul】 ソウル。 すっかりおなじみになってきた木下航志のソウルを中心にカヴァーする定期ライヴ、その名も「ドゥ・ザ・ソウル」。その第8回。 第一部のオープニングは、山下達郎の「ラヴ・スペース」。大体、セットに1曲、達郎さんのカヴァーをいれこむ。よほど好きなのだろう。そこから、ダニー・ハザウェイ、ブルーズ、スティーヴィー、ゴスペル、マーヴィン、レイ・チャールズなどのソウル・ヒットのカヴァーが縦横無尽に出てくる。 航志くんの魅力は、その歌声、声そのものにある。そして、力強い歌唱。これはワン・アンド・オンリーで、誰をもうならせる力を持っている。そして、最近ではフィリップ・ウー先生のご指導のもと腕を上げているキーボードも魅力だ。 ライヴ叩き上げだけに、ステージ裁きは、うまいものだが、この日は1曲終わるごとに何かをしゃべるので、けっこうしゃべりが長い印象がした。ところどころ、2-3曲メドレーにして、トークを3分の1くらいに減らしてもいいのではないだろうか。たとえば、13~16など、4曲メドレーノンストップでもいい。もちろん、彼のトークは独特の間合いがあって、面白いのだが。それと英語曲の発音をさらに、もう一段階レベルアップさせたい時期だ。 (all photographs by Shiori Kawasaki) +++++ ■メンバー 木下航志 (ヴォーカル、キーボード) フィリップ・ウー (キーボード) 名村武 (ベース) マサ小浜 (ギター) ピエール・アンドレ (サックス、パーカッション、ヴォーカル) 河合マイケル (ドラムス) タヒーラ (バックヴォーカル) エミ (バックヴォーカル) ■ セットリスト 木下航志@ブルース・アレイ 2010年3月20日(土) Setlist show started 19:42 01. Love Space [Yamashita Tatsuro] 02. Someday We’ll … Continue reading

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☆チャック・ブラウン&ソウル・サーチャーズ・ライヴ

☆チャック・ブラウン&ソウル・サーチャーズ 【Chuck Brown & The Soul Searchers Live】 ノンストップ。 チャック・ブラウン&ソウル・サーチャーズの2008年2月以来ほぼ2年1ヶ月ぶりのライヴ。 アメリカの首都ワシントンDCで始まった「ゴー・ゴー・サウンド」は陶酔のリズム。魔術のビート。酩酊のグルーヴだ。その真骨頂は、ノンストップで延々と続く同じビートの快感だ。ほぼ定刻にスタートしたそのリズムは、本編最後の「バスティン・ルーズ」まで、一挙に80分間まったく休みなく、ノンストップの一大メドレーになった。もちろん、どこで曲が変わったのかなど、ほとんどわからない。 メンバーがステージにあがり、チャック・ブラウン御大が出てくると、一階席の観客の一部は、もはや立ち上がる。 そして、始まったビートは、そのままのBPMで永遠と続いた。彼らは、まさにライヴ叩き上げバンド。スタジオでCDを録音するより、圧倒的にライヴでのほうが魅力的だ。 それにしても、このセイム・ビートが永遠と続くところは「ゴー・ゴー・サウンド」の最大の特色ながら、じょじょに麻薬のように効いてくる。 ホーン・セクションたちもリズムに合わせて踊る。後半からは、少し小柄なリトル・ベニーがラップと歌を披露。ファンク温度はあがりっぱなしだ。 そのリトル・ベニーは、足が悪いのか終始椅子に座ってラップをしたり、歌っていたが、その両腕の動かし方など、切れはよくリズム感抜群だ。ショーが始まって1時間15分ほどで、「バスティン・ルーズ」になだれ込み。しかし、意外なほど短かった。この時点でもう一曲の大ヒット「ウイ・ニード・マネー」がまだ演奏されておらず、観客はこれを待ちわびていた。お客さんの中には、ダミーのドル紙幣を片手に今か今かと待っているファンも。そして、「ウイ・ニード・マネー」に、もういちど「バスティン・ルーズ」をまぜて、大団円は終了。 チャック・ブラウンは、1935年8月生まれ。昭和10年生まれ。現在74歳だ。いやあ、若い。Young At Heartとはこのことだ。 ■ チャック・ブラウン&ザ・ソウル・サーチャーズ チャック・ブラウン&ザ・ソウル・サーチャーズ/ゴー・ゴー・スウィング posted with amazlet at 10.03.20 株式会社BMG JAPAN (1988-05-25) 売り上げランキング: 559373 Amazon.co.jp で詳細を見る ■ チャック・ブラウン過去関連記事 2008年02月18日(月) チャック・ブラウン・ライヴ http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080218.html (前回ライヴ評) … Continue reading

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◎『ブギー・ナイツ』(K-MIX)3月で終了

◎『ブギー・ナイツ』(K-MIX)3月で終了 【”Boogie Nights” (K-Mix) Will Be Ending March】 7年。 2003年4月から静岡県のFM局K-MIXで始まった1980年代の洋楽を中心にかける音楽番組『ブギー・ナイツ』(毎週金曜19時~20時)が、2010年3月26日放送分で終了することになった。番組は丸7年続いた。その最終回の収録が先日行われ、歴代のDJ、担当ディレクターなどが一同に会した。 この番組はDJオッシーがプロデューサーとして企画立案したもので、金曜夕方の洋楽番組としてスタート。初代のDJ服部敦さんは、2003年4月から丸4年2007年3月まで担当。その後テレビ関係のナレーションの仕事に進み、現在では在京テレビ局のニュース番組などのナレーションですっかり売れっ子になっている。二代目DJは、現在コミュニティーFMで昼間と夜の帯番組を持っている「コミュニティーFMのみのもんた」こと大西貴文さん。2007年4月から現在まで担当している。 僕、吉岡正晴も中の「ブラック・オア・ホワイト」のコーナー(19時30分から約20分)を、結局7年間務めさせていただいた。このコーナーは実に単純なもので、週代わりでブラック系のアーティストと白人系のアーティストを選んで、面白いエピソードとともに2曲紹介する、というもの。2003年4月のスタート時、記念すべき第一回はマイケル・ジャクソンだった。その後、ストーンズ、スティーヴィー、マドンナと続いた。そこで、最終回は、マイケルとマドンナをカップリングでご紹介した。 ゲスト。 初代の服部さんは、現在服部半蔵門という芸名でテレビで大活躍中。日テレやTBSの夕方のニュース番組で声が流れてくると、さすがに僕も反応する。服部さんはなぜか雨男の異名を取り、当初の収録のときは、ほとんど雨だった。 この番組にはかつて、2度ほどゲストが来たことがある。ダンスマンだ。収録スタジオは、けっこう狭かったので、あの大きなダンスマンが、あのかっこうで来ると、一挙にスタジオが狭くなった。(笑) 移り変わりの激しいラジオ業界の中で、7年もの長きに渡って続いた番組というのは、やはりたいしたもの。おつかれさまでした。 最終回の放送日は、2010年3月26日(金)午後7時から、静岡K-MIXで。 ENT>RADIO>Boogie Nights

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○音楽月刊誌アドリブ、5月号で休刊へ

○音楽月刊誌アドリブ、5月号で休刊へ 【Monthly Music Magazine Adlib Cease To Publish】 37年。 1973年に創刊された音楽専門誌、アドリブ(スイング・ジャーナル社・発行)が、2010年4月19日発行の2010年5月号を持って休刊することが決まった。3月19日発行の4月号同誌で正式に発表される。 このところ、雑誌不況で多くの一般紙、専門誌が休刊している中、アドリブも37年の歴史に幕を閉じることになった。 スイング・ジャーナル社アドリブ編集部からの案内では次のように書かれている。  《ADLIB》は、1970~90年代におけるクロスオーヴァー、ディスコ、ソウル、AOR、フュージョン、ブラック・コンテンポラリー、ニュー・エイジ・ミュージックなどの黎明期、成長期、発展期、成熟期など、すべての時代を共に歩み、情報発信して参りました。しかし、今世紀に入り本格的にインターネット時代を迎え、情報収集の対象が変化し、新聞や雑誌などの役割も以前とは大きく変化してきました。それに加え、昨今のレコード業界の業績悪化、それに伴う音楽雑誌全般の広告収入の減少など、そうした時代の大きな変化を見るにつけ、弊誌も自らが担い続けてきた使命の限界を予感し、忸怩たる思いもございますが、37年間の歴史に、ここでひと区切りを打とうと決心した次第です。 +++++ お疲れ様。 アドリブ誌は僕も創刊2号目(1973年)から執筆させていただいた。だから随分、長い付き合いになる。僕にとってはソウル・オン誌に続いて書くようになった雑誌だった。特に1980年代に「プリンス物語」を月刊連載で書いたときは楽しかった。あれが一番の思い出かな。 このところ一般の人の音楽情報を集める手段がすっかりインターネットに移行してしまったので、アドリブに限らず、雑誌媒体は苦しい。これも時代の流れでしょう。松下編集長、編集部の八田さん、諏訪さん、37年間、本当におつかれさまでした。そして、ありがとうございました。 ■ アドリブ(2010年4月号) ADLIB ( アドリブ ) 2010年 04月号 [雑誌] posted with amazlet at 10.03.19 スイングジャーナル社 Amazon.co.jp で詳細を見る ENT>MAGAZINE>Adlib

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◆巡り巡って、そのソウルの旅は出発点に

◆巡り巡って、そのソウルの旅は出発点に 【What Goes Around Comes Around】 原点回帰。 拙著『ソウル・サーチン』(音楽之友社)は、2000年7月に発売された。初版だけで、好評のためか出版元も品切れだが、2刷りにはならず、今ではヤフオクなどでときにとてつもなく高い値段がついている。 実は、僕の手元にもほとんどないので、ヤフオクなどで安い値段で出ていると、適宜買ったりしている。ずいぶん前、もう半年以上前に、どこからか買ったものを、そのまま放っておいたが、ちょっと必要があって、封を切った。 すると、な、な、なんと、そこの裏表紙に、ボ・ボ・僕のサインが書かれてるではないか。いやあ、めぐり巡って、作者のところに戻ってくるんだ。 ただこのサインにはだれそれさんという宛名がない。ただサインしたのかなあ。記憶がない。で、日付はある。2000年10月15日。 そこで、古い手帳をひっぱりだしてみた。な~~るほど。この日、僕は自由が丘のマルディ・グラで、この『ソウル・サーチン』の発売記念トークイヴェントを、友人の守島さんのご尽力で行っている。たぶん、ここで本を持参された方にサインしたのであろう。それとも、即売会してたかなあ。記憶がない。 いやあ、しかし、10年かけて、よ~く、僕のところに戻ってきたなあ。(笑)海に投げた(流した)ボトルが、戻ってくるみたいなものですかね。 別に売った人に対して、怒ってないですよ、ラヴです、ラヴ。オール・フォー・ラヴ!  ソウルサーチン R&Bの心を求めて posted with amazlet at 10.03.18 吉岡 正晴 音楽之友社 売り上げランキング: 729777 おすすめ度の平均: 音楽が変る、人生が変る! Amazon.co.jp で詳細を見る +++++ 10年。 で、この『ソウル・サーチン』、2000年7月に出てから、今年の7月でちょうど10年になるんですね。 この10年の間に随分と状況は変わっている。何より、第一章で取り上げたジョン・ホワイトヘッド。彼こそが、僕に「ソウル・サーチン」という言葉を1988年に教えてくれた人物だが、彼も亡くなった。その相棒、ジーン・マクファーデンも亡くなった。 第2章はハーヴィー・フークワの目から描いたマーヴィン・ゲイ・ストーリーでもあるが、そのマーヴィンの伝記を昨年(2009年)、筆者の翻訳で出せた。マーヴィン物語を、これで、ある意味で表と裏で立体的に捉えられるかもしれない。 第3章、マイケル・マッサーで触れたモハメド・アリを巡る動きでは、1974年の「キンシャサの奇跡」が、1996年に映画となり、2010年にそのサイド・プロジェクトでもあるライヴの様子が映画になった。ここで焦点を当てたホイットニー・ヒューストンは、結婚から離婚、ドラッグ中毒から復活へと、マッサー以上のソウル・サーチンをした。 第4章、ナイル・ロジャースは隔年のようにやってきて、今年(2010年)の来日も決まった。 第5章、ウーマック&ウーマックで登場するテディー・ペンダーグラスは2010年1月に亡くなった。 第6章、ミニー・リパートンの冒頭とエンディングに登場する六本木のソウル・バー、ジョージズは、ミッドタウンの開発で、六本木から西麻布に引っ越した。 第7章のナタリー・コールは、持病が悪化し、苦労をしている。 … Continue reading

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★マイケル・ジャクソン・エステート、ソニーと2億ドルの契約

★マイケル・ジャクソン・エステート、ソニーと2億ドルの契約 【Michael Jackson Estate Deal With Sony For $200 Million】 未発表曲。 マイケル・ジャクソンの遺産を管理しているマイケル・ジャクソン・エステートとソニー・ミュージックが、マイケルの未発表音源を中心に向こう7年にわたり発売することで、2億ドル以上(1ドル100円として200億円)の契約を交わした。エステート側は7年で10枚のアルバム分の作品をソニーに渡す。2010年3月16日付けウォール・ストリート・ジャーナル電子版が伝えた。 この契約は未発表曲のリミックス、また、既存音源のコンピレーションの編纂なども含む。したがって、これまで出された作品を新しいパッケージにしてリリースされることも可能だ。 全米では、過去10年でアルバム・セールスがおよそ52パーセントダウンしているが、マイケルの死後(2009年6月25日)、ソニーはマイケルのアルバムなどを全世界で3100万ドル以上売り上げている。そして今年6月25日の一周忌までに2億5000万ドルのセールスを期待している、という。これは物販、映画の売り上げなども含む。 この記事によれば、エステート側は年末までに1億2500万ドルのジャクソンの負債を完済する。ここにはロンドンでのライヴを取り仕切ったAEGライヴへの保証金(製作費など)の3500万ドルへの支払いを含まれる。 ソニー側は、年末までに未発表曲を含むアルバム、また過去音源の作品のリイシュー(リパッケージ)がリリースする見込みだという。 また、シルク・ド・ソレイユがマイケル・ジャクソンの楽曲を使ったショーを企画しているという推測があり、これが実現すれば、このアルバムもソニーからリリースされる10枚のアルバムの1枚と数えられることになる。シルク・ド・ソレイユは、これまでにビートルズの楽曲ばかりを使ったショーをすでにおこなっている。 エステートは、ジャクソンの負債を、彼の死後の爆発的セールスのおかげで一挙にクリアにできると見ている。ちなみに、マイケル・ジャクソンが1985年に4750万ドルで買収した音楽出版社ATVミュージックについて、1995年、ソニーがその半分の権利獲得のために1億5000万ドルを支払った。現在このATVの価値は、半分でも10億ドルと見積もられている。 ++++ 解説。 今回の契約を一言でいえば、これまでマイケルが録音していた膨大な未発表曲の音源の発売権をソニーが獲得したということだ。それらの未発表曲がどれくらい完成しているかは、各曲ことに違うだろうが、たとえば、「ディス・イズ・イット」のように、デモテープレベルのものも多数あると思われる。あるいは、ものよっては、ほぼ完成しているものもあるかもしれない。 いずれにせよ、どんな未発表曲が出てくるのか、楽しみだ。ただし、未発表音源をどのように手がけるのか、誰が手がけるのかが大きなポイントになるだろう。 ■2010年3月16日付け報道 http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704588404575124023860735864.html?mod=wsj_share_twitter ENT>NEWS>Jackson, Michael ENT>MICHAEL JACKSON

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▲シニーズ・ジャム(高田真バンド)ライヴ~再演望む

▲シニーズ・ジャム(高田真バンド)ライヴ~再演望む 【Shinny’s Jam With Friends Live At Blues Alley】 ヴァイブ。 すばらしきヴァイブ、見事なグルーヴ。『ソウル・サーチン:ザ・セッション』でも確実なドラムスを披露してくれているソウル・サーチャーの一員、高田真が6年ぶりに単独自己名義ライヴ。メンバーが、これまた間違いないメンバーで、その名前からある程度、出来は想像できたが、実際生で聴いたら、想像以上のグルーヴ感とユニットとしていいヴァイブが出来上がっていた。 ファンキーなドラマーが、ファンキーなメンツを集めただけのことはある。しかもセットリストもかなりマニアック。アップテンポの曲が多かっただけに、ドライヴ感あふれる疾走するグルーヴが最高だった。 「ダン・ブラックマンは、素晴らしい才能を持った男だった。彼のうちに行ったことあるんだけど、相当の変わり者なんだよ。彼は、どこで寝てると思う?いいか、棺おけの中で寝てるんだ。自宅のベッドルームに棺おけを置いて、そこで寝てるんだよ」と解説をつけたのは、ケイリブ・ジェームス。ほかにこの日はフランク・マッコム楽曲などでいい歌声を聴かせた。 一方、もう1人のキーボード、キース・ヘインズは最近では高田真とともにエイヴェックスのミヒマルGTのツアーなどに出ているが、彼も実に素晴らしい歌声を聴かせた。彼の歌を初めて聴いたがその「アイム・ユア・メロディー」は、実に透明感あふれるキースのヴォーカルが印象的だった。 そして、意外なキャスティングと思えた小沼ようすけは、彼がまだプロになる以前10年以上前から高田と知りあっており、「そのときめちゃくちゃファンキーなドラマーだなあ、と思っていたので、今回声をかけてもらえて、ものすごく嬉しかったです」と言う。ふだんは綺麗な感じのギターをプレイする小沼ようすけが、この日は周囲が黒いせいか、リズムのカッティングなど実にファンキーでかっこいい。やはり自由で音楽性の幅広いギタリストは変幻自在に何でもこなせる。ケイリブ、キースらも小沼とは初顔合わせだったが、ともに「彼は素晴らしいギタリストだ」とベタ褒め。小沼は6月くらいに新作アルバムが出るとのこと。ちょうど、ニューヨークでレコーディングしてきて帰ってきたばかり。 もちろん、ファンキー・ベース・ナンバーワンの小松秀行も文句なしのベース・プレイ。しかも、今回はこのマニアックなセットリストのすべての楽譜を耳でコピーして取ったという。特にシーラEの「ジョイ」は超むずかしく、途中で「やめようよ~」と高田に泣き付いたらしい。(笑) 「イン・ザ・グルーヴ」とか、バーナード・ライトの「ブレッド・サンドウィッチ」あたりのミディアム・アップのグルーヴは、このシニーズ・ジャムの良さを表わす楽曲かもしれない。 かなりグレイトなバンドだったので、ぜひ再演を。 ■メンバー 高田真(ドラムス)、小松秀行(ベース)、ケイリブ・ジェームスKaleb James(キーボード、ヴォーカル)、キース・ヘインズ Keith Haines (キーボード、ヴォーカル)、小沼ようすけ(ギター)、高橋あず美(コーラス) ■ セットリスト [ ] original artist Set List : Shinny’s Jam @ Blues Alley, March 15, 2010 … Continue reading

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■映画『ソウル・パワー』6月に日本公開決定 (パート2)

(昨日のつづき) 【”Soul Power” Movie Will Be Released June (Part 2)】 魂。 実は、この『ソウル・パワー』の映画については、昨年初夏、中田亮さんと話をしているときに聞いた。彼が『ソウル・パワー』の映画の話をしてくれ、日本で公開されるときには、その字幕をやりたいといったことを言っていた。そして、この映画がソニー・ピクチャーの配給ということで、ちょうど『ディス・イズ・イット』の配給が同社だったので、尋ねたところ、どうやら日本での権利はソニーにはないとのことだった。それで、この話は一度立ち消えになったのだが、今年になって、アップリンク社が日本での発売権を獲得、結局、中田さんのところにも字幕監修の話しが行ったようだ。 さて、そんなご縁もあって、いち早く試写を見せていただいた。冒頭いきなりジェームス・ブラウンから始まる。しかも、メシオ・パーカーも、フレッド・ウェスリーもいる。ジミー・ノーラン、セント・クレア・ピンクニー、リン・コリンズらもいる。故人となった人も多い。このJBズのメンバーが一部を除いてわからないのだが、ドラマーは誰かと中田さんに尋ねると、「1人はジョン・モーガン。映像で向かって右の人、よく映っていた人。もう1人、左側にいるのがほとんど暗くて映ってないんでわからないんです」という。「だけど、左側をあんまり映してないということは、新米のドラマーじゃないかと想像しているんですけど(笑)」とも付け加えた。もちろん、歴代ドラマーのジャボでもない。 この音楽イヴェントを実質的に仕切っていたのが、スチュワート・レヴィンという人物だ。プロデューサーとして、クルセイダーズやポインター・シスターズの作品を手がけて知られるようになる人物。もともとニューヨークの音楽大学在学中に、ルームメートとなったヒュー・マサケラ(南アフリカ出身のトランペット奏者)と音楽をやりだし、プロデュースをするようになった。ステュワード・レヴィンとヒュー・マサケラは、ロスアンジェルスに移り、ここで1960年代中頃、2人でチサ・レコードというインディ・レーベルを始める。レヴィンがプロデュースしたマサケラの「グレイジン・イン・ザ・グラス」は大ヒットを記録。これは後にフレンズ・オブ・ディスティンクションもカヴァーし、やはり大ヒット。そしてこの頃、当時のジャズ・クルセイダーズと知り合い、同グループをチサへ迎え入れレコードを発表。その後チサがブルー・サム・レコードの傘下になり、クルセイダーズはブルー・サムへ移籍。 今回のキンシャサのライヴでは、レヴィンが音楽プロデューサーとなることによって、ヒュー・マサケラ、クルセイダーズらが参加しているのは、こうしたつながりによる。レヴィンは、その後、シンプリー・レッド、また最近ではジェイミー・カラムなどもてがけている。 さて、今回の映画は、およそ125時間にもおよぶ膨大なフッテージ(映像)から選ばれ、編集された。そして当然、考えられるのが、それぞれのアーティストたちはもっと長い時間演奏しているということ。1アーティスト約3-40分、アーティストによっては60分くらい演奏している可能性もあり、それが3日間となると大変な量になる。我々がここで見ることができるのは、そんな膨大なフィルムのほんの一部ということだ。残りを見たくなるのは自然なこと。そこで、アップリンクでは、DVD化するときには、ボーナス・トラックとして、映画本編に収録されていない楽曲なども積極的に収録するという。 ライヴでは、実際はポインター・シスターズも出て歌ったというが、この映画では権利の関係で紹介されていない。また、映画に登場する当時十代の女性グループ、シスター・スレッジは、デビー、ジョニー、キャシー、キムの4人組み。1974年10月だと、彼女たちの初ヒット「ラヴ・ドント・ユー・ゴー・スルー・ノー・チェンジ・オン・ミー」(邦題は、「初恋大作戦」=1974年12月からヒット)もまだ出ていないころ。もちろん、「ウィ・アー・ファミリー」のヒットは1979年なので、本当に新人アーティストだ。 この中から、ポインター・シスターズ、ファニア・オールスターズの作品はすでに映像化されているそうだ。ただし入手はむずかしいかもしれない。 ランチでのけんけんがくがくいろんな話の中で、全アーティストの3日間におよぶアーティストの登場順、各アーティストの完全なセットリストを見てみたい、ということになった。映画のプレスキットにもそこまでの資料はない。おそらく監督が資料を整理していれば持っているかもしれないが、わからない。 藤川さんは、アフリカの事情通で、1974年にはザイールだったこの国が、その前、そして、その後、コンゴという名になったといったことを教えていただいた。ザイール時代に、悪名高きモブツ大統領がいて、当時は独裁者として君臨していた。また、彼によれば、この観客の中にパパ・ウェンバがいて、ファニア・オールスターズの「ビバ・ラ・ムジカ(ムシカ)」という叫びを、ウェンバは自身のグループ名に取ったのだという。林剛さんは、1970年の『ソウル・トゥ・ソウル』はガーナで行われ、1974年2月にジャクソン・ファイヴが同じアフリカのセネガル(ダカール)でコンサートをやっていることを指摘、ブラック・アーティストが1970年代にこぞってアフリカ詣でをしているとした。 映画には、作家でスポーツ系の記事を書いているジョージ・プリンプトン、写真家のリン・ゴールドスミス、そして、ブラック・パンサーのストークリー・カーマイケルなども映っている。中田さんによれば、「モハメド・アリとストークリーが現地で会って、アリがカーマイケルにあいさつするところの字幕を『カーマイケルさん』としたのだが、いろいろ議論した末、『カーマイケル』になった」と言う。また「ジェームス・ブラウンの曲名(ペイ・バック、パパ・ドント・テイク・ノー・メスなど)をうまく挟み込んだブラウンのスピーチがあったのだが、英語の意味しか訳せず、曲名であることが訳せなかった」とも言う。 ■ DVD輸入盤『ソウル・パワー』(リージョン1ですので、ご注意ください) Soul Power (Ws Sub Ac3 Dol) [DVD] [Import] posted with amazlet at 10.03.14 Sony Pictures (2010-01-26) 売り上げランキング: 25392 … Continue reading

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■映画『ソウル・パワー』6月に日本公開決定 (パート1)

【”Soul Power” Movie Will Be Released June】 大祭典。 1974年、アフリカ大陸のザイール共和国(現在・コンゴ共和国)のキンシャサで、モハメド・アリ対ジョージ・フォアマンの世紀の対決が行われることになった。モハメド・アリは徴兵拒否でリングから追放されていたが、それが解けて再復活の夢をかけこの試合に臨み、一方のフォアマンは無敵の40連勝中。誰の目にもフォアマン有利だった。しかし、アリは奇跡的にこの試合に勝ち、これは、後に「キンシャサの奇跡」「ランブル・イン・ザ・ジャングル」などと呼ばれ、後世まで語り継がれるものとなった。(拙著『ソウル・サーチン』の第3章マイケル・マッサーの部でも、その模様に少し触れている) そのときにイヴェントを主催したプロモーター、ドン・キングらは、試合を盛り上げ煽るために、同時にアメリカのブラック・ミュージシャンと現地のブラック・ミュージシャンを集めた一大音楽イヴェントを開催しようと考えた。 彼らは音楽イヴェントから試合まで膨大な記録映像を収録していた。そのうちの試合部分の記録映像は、『モハメド・アリ かけがえのない日々』として公開され、アカデミー賞まで受賞するに至った。ところが、同時に撮影されていた音楽部分の映像は今まで倉庫に眠ったままで、これらを見た『かけがえのない日々』の関係者が、未公開映像にスポットを当て編集、当初は音楽DVDにしようと考えたが、そのあまりの内容の素晴らしさゆえに1本の長編映画にしたのが、この2008年製作の『ソウル・パワー』と題された作品だ。 ここに集結していたアーティストは、「キング・オブ・ソウル」ことジェームス・ブラウン、当時大ヒットを次々と飛ばしていたスピナーズ、ブルーズのキング、BBキング、サルサの女王セリア・クルーズ&ファニア・オールスターズ、南アフリカの闘志ミリアム・マケバ、ジャズ・ファンクの王者クルセイダーズ、ブラック界の吟遊詩人ビル・ウィザース、元祖アフリカン・マン、マヌー・ディバンゴ、そして、アフリカのミュージシャンたちなどだ。 この作品は、2010年6月12日から渋谷シネセゾン、吉祥寺バウスシアター、新宿Kズ・シネマで公開され、その後順次全国で公開される。ブラック系、ラテン、アフリカなどのワールド・ミュージック系好きのファンにとっては、必見の作品となりそうだ。 +++ 興奮。 この映画の初号試写を3月10日に見た。初号試写とは、字幕を確認したり極うちわの関係者向け(これを買い付ける映画館関係者など)にするもので、修正があれば最終修正をして、一般試写(媒体向け)に進む。字幕の監修をオーサカ=モノレールの中田亮さんが担当した。 3日間にわたって繰り広げられた大祭典の模様は、熱く、圧倒的だ。まず驚いたのが、映像がきれいで、しかも音もよく録れているということ。おそらくマルチの16チャンネルで録音されているようだ。カメラも数台使われている。大きな画面で見ると、次第にライヴ会場にいるような錯覚に陥ってくる。ちょうどマイケル・ジャクソンの映画『ディス・イズ・イット』と同じように、画面に向かって立ち上がり、拍手をしたくなるような感じだ。しかも、どれもがブラック・アーティストばかりで、抜群なリズムとグルーヴでこれでもかこれでもかとやってくる。これはたまらない。興奮した。本編は93分ほどなのだが、もっともっと2時間でも見たいと思ったほど。 大きな発見がいくつもあるのだが、ビル・ウィザースの動く姿(ファースト・アルバムからの「ホープ・シール・ビー・ハピアー」)、クルセイダーズの一番充実したメンバーを擁した「プット・イット・ホエア・ユー・ワント・イット」(ジョー・サンプル、スティックス・フーパー、ウェイン・ヘンダーソン、ウィルトン・フェルダー、そして、若き日のラリー・カールトンまで!)、そして、ジェームス・ブラウン(「ペイバック」、「コールド・スウェット」など)。司会者のダニー・レイのめちゃくちゃクールなMCぶりにも感銘した。そして、ここにはメイシオも、フレッド・ウェスリーもいる! スピナーズもリード、フィリップ・ウェインは故人だ。ロイド・プライス(「パーソナリティー」のヒット)やヒュー・マサケラ(南アフリカのトランペット奏者)が、主催者側の裏方で仕事をしていたのも印象的だった。もちろん、これは僕がブラック・ミュージック、ソウル系が好きだからこのあたりに目が行くのだが、ラテン、アフリカ系に詳しい方たちは、セリア・クルーズ、ファニア・オールスターズ、マヌ・ディバンゴなどに目が奪われる。 本当に、何でも記録しておくというのは、大事なことだなあ、とつくづく思う。(笑) こんな歴史的な映像が36年間も眠っていたなんて信じられない。 この試写の後、字幕監修をした中田亮さん、ラテン、アフリカ、ワールド・ミュージック全般に詳しい藤川理一さん、BMRの林剛さんらと映画についてのあれこれを熱い話し(マニアックとも、偏狭的とも言う)をしながらランチをした。これが実におもしろい話で、思わず、「これ、そのままトーク・ショーにしましょうよ」と提案してしまった。(笑) (ということで、そのあたりについての『ソウル・パワー』の話はパート2へ続く) ■ DVD輸入盤『ソウル・パワー』(リージョン1ですので、ご注意ください) Soul Power (Ws Sub Ac3 Dol) [DVD] [Import] posted with amazlet at 10.03.14 Sony Pictures (2010-01-26) 売り上げランキング: 25392 Amazon.co.jp … Continue reading

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●高橋あず美ライヴ@ブルース・アレイ~高田真ライヴ3月15日に

【Azu Live At Blues Alley】 初。 ガッツこと中澤信栄から彼がバンマスを担当する女性シンガー、高橋あず美の初ライヴがブルース・アレイであると誘われたので出向いた。高橋あず美は、中澤同様、ドリームズ・カム・トゥルーのバックコーラスを担当。ドリカム・チームの一員だ。 ファーストは、全曲洋楽カヴァー。オープニング、ジャクソン・ファイヴの「アイ・ウォント・ユー・バック」。子供のマイケルのようなちょっと甲高い声でマイケルを彷彿とさせ、いきなり会場の観客をどっと立たせた。声変わり前のキッズ・グループのような声で、パンチのある歌唱が、マイケルのイメージを思わせた。堂々とした歌いっぷりで、初期マイケルのカヴァーには、彼女はとてもいい候補だ。 曲間のトークがちょっと長いが、話し方は、吉田美和風、よく聴いていると、声がちょっとアグネス・チャン風のように感じた。(たとえが古い…苦笑) 全体的に、マイケル声の高い伸びのある声が印象的だ。ファーストの最後、ジャクソン・ファイヴの「アイル・ビー・ゼア」を歌ったが、I’ll be thereの意味で「ここにいるよ」とメロディーをつけて歌っていたが、これは「すぐ、行くよ」のほうがよいのでは? 「好きな彼女がいるのは」「ここ」というよりも、「向こうの方」向こう、そっちに行く、というニュアンス。歌唱について言えば、こういう曲調が彼女のうまさがとてもよく出るような感じがした。ぜひ単独ライヴ、重ねていって欲しい。 ■ 高橋あず美ライヴ・メンバー 高橋あず美(ヴォーカル)、中澤信栄(ギター、ヴォーカル)、菅原潤子(ギター)、小松秀行(ベース)、高田真(ドラムス)、藤川学史(キーボード) ■ セットリスト show started 19:41 01. I Want You Back [Jackson Five] 02. All I Do [Stevie Wonder] 03. (You Make Me Feel Like A … Continue reading

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⊿マル・ライヴ@渋谷プラグ

⊿マル・ライヴ@渋谷プラグ 【Maru Live At Plug Shibuya】 ホーム。 つい先月は、ブラン・ニュー・ヘヴィーズのバック・コーラスを担当していたシンガー、マルが久々に渋谷のライヴハウス、プラグで単独ライヴ。2009年11月10日プラグ以来4ヶ月ぶり。ここのプラグは、渋谷の駅から近く、足の便もよいので多くの若手アーティストが使う。マルもデビューからここをホームグラウンドのように使っているので、「ホーム」の安心感があるのだろう。 この日も狭い会場が超満員。入るなり、煙もうもうでおもいきり煙かった。(笑)バンドは、ドラムス、ギター、ベース、キーボードにコーラス2人。メンバー表を見てもお分かりのように、現在若手のこの手のサウンドでは最強の布陣だ。 マルもすっかり安定した堂々とした歌いっぷり。下記セットリストで2、6などが新曲。6曲目の「手紙」は一般のJポップ風の曲で印象に残った。最近のマルの新曲の中では1番いいかも。とてもスペースのある曲でアレンジをもうちょっと固めればすぐ完成しそう。たとえば、フックの「ひとつだけ」という言葉が効いてるのでタイトルも「ひとつだけ」とか、あるいは( )付きの副題か。またギターのカッティングももっと徹底して決めのカッティングにするとアクセントが付く。ヒューマン・リーグの「ヒューマン」のようなギターを思い描いた。ただ一歩間違うとミーシャの二番煎じ的になってしまいそうなので、そこを注意してぜひマル色を出して欲しい。 ちなみにマル色とは、アップテンポの曲でのメロディーに載せて歌詞を歌うスタイルとか。「キャント・ストップ」などは彼女らしさがよく出ている。 最近バックを務めたブラン・ニュー・ヘヴィーズのヒット「ユーアー・ザ・ユニヴァース」も、すっかりこなれて自分の曲のよう。アンコールでは、今度4月のビルボード・ソロ・ライヴでマルがバックをつけるゴスペラーズ黒沢薫さんが登場。これまでにも2人は『ソウル・サーチン』のルーサー・ヴァンドロス回での「ソー・アメージング」以来何度かデュエットを歌っているが、最新デュエットは、マイケル・ジャクソンのデュエット曲「アイ・ジャスト・キャント・ストップ・ラヴィン・ユー」。これを黒沢さん、まるで映画『ディス・イズ・イット』のマイケルの如く振舞う。身振り手振り、相当見込んだ様子が伺える。時折声まで似せる。このデュエット前に、マルは黒沢さんに「実は、夢があるんです。黒沢さんとCDでデュエットしたいんです」と告白。これまでにもライヴではデュエットしているが、レコーディングではまだなので、いつかそういう機会があれば、とのことだ。 そして、マルによれば、「今年いよいよ(CDメジャー)デビューできそうです」との宣言も飛び出し、暖かい拍手を集めた。めでたしめでたし。 ■ 過去関連記事 2009年08月15日(土) マルは髪の毛を切り、心機一転成長してJZに登場 http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10320359295.html (前々回ライヴ評) 2010年02月28日(日) ブラン・ニュー・ヘヴィーズ・ライヴ~マル、バック・コーラスで参加 http://ameblo.jp/soulsearchin/archive1-201002.html November 08, 2007 Maru First Full Show At Blues Alley: With Surprise Guest 【マル、ブルース・アレイ・デビュー】 http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200711/2007_11_08.html September 13, 2007 … Continue reading

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△(告知)3月11日木曜午後7時TBSラジオ『カキーン』にゲスト出演します

△(告知)3月11日木曜午後7時TBSラジオ『カキーン』にゲスト出演します 【Yoshioka Will Be On Kakiin On TBS, Tonight At 7】 ゲスト。 3月11日(木)、吉岡正晴がTBSラジオ(AM954)の夜の番組『カキーン』 (18時~22時:DJ土井敏之=木曜担当)にゲスト出演します。同番組出演は、2009年4月、6月以来。出演時刻は午後7時から15~20分程度。 今回はフィラデルフィア・サウンド(フィリー・ソウル)の話をします。テディー・ペンダーグラスの逝去、シグマ・サウンド・スタジオの入っているフィラデルフィア・インターナショナルのオフィースの火事の話し、そして、先週亡くなったロン・バンクスのドラマティックスの「ミー&ミセス・ジョーンズ」をかける予定です。 お時間ある方、ぜひお聴きください。 番組ホームページ http://www.tbsradio.jp/kakiiin/index.html メールのあて先 kakiiin@tbs.co.jp 番組のツイッター http://twitter.com/kakiiin 番組ハッシュタグ #kakiiin ところで、木曜担当のDJ土井さんのプロフィールを見ていたら、こんなことが書いてあった。 「買い物に行って駐車料金とられるのがシャクで、~円以上サービスとあるとなんとしても買ってしまう。先日も家電店に行ってお目当てが品切れ、届かない! 勢いで『初代タイガーマスク大全集』DVD BOX買っちゃった。アハハ いやぁ中身は買ってよかった! 凄いなぁ佐山聡」 僕も3000円以上の買い物で駐車料金1時間割引とかってあると、かならず、その金額以上買ってしまう。話があいそうだなあ。(笑) 有楽町あたりの某カメラ店でけっこう大きな買い物をして4時間分の駐車券をもらえたのだが、1枚で4時間有効の券だったので、1時間券4枚ください、と言ったら、それはだめですと速攻却下され凹んだ、てな話しでもしようかな。曲がかかってるときに。 ■ フィリー関連記事 2010年01月14日(木) (緊急寄稿) テディー・ペンダーグラス『トゥルーリー・ブレスド』ライナーノーツ 復刻 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100114.html 2010年01月16日(土) テディー・ペンダーグラス死去:フィリーのメッセージをのせて http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100116.html 2010年02月23日(火) シグマ・スタジオ(フィリーの名門スタジオ)火事に~放火の疑いも http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10466436760.html … Continue reading

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☆ソロモン・バーク初来日へ~『ブルーズ&ソウル・カーニヴァル』出演で

☆ソロモン・バーク初来日へ~『ブルーズ&ソウル・カーニヴァル』出演で 【Solomon Burke Coming To Japan For The First Time】 初来日。 1960年代から活躍している大物R&Bシンガーで、いまだ日本の地を踏んだことがないソロモン・バークの初来日が決定した。2010年5月末に行われる恒例『ジャパン・ブルーズ&ソウル・カーニヴァル』のライヴの一環で来日。5月29日、30日東京・日比谷野音、31日名古屋ボトム・ライン、6月1日なんばハッチで、バーナード・アリソン、コーリー・ハリスらと共演する。 『ジャパン・ブルーズ&ソウル・カーニヴァル』は今年で25周年目を迎える。 ソロモン・バークは1940年3月21日フィラデルフィア生まれ。1955年インディと契約、その後、1960年アトランティック入り。ここで、「ジャスト・アウト・オブ・リーチ」が大ヒットして注目されるようになる。その後「ダウン・イン・ザ・ヴァレー」がオーティス・レディングにカヴァーされたり、「エヴリバディー・ニーズ・サムバディー」は、ローリング・ストーンズに採用されている。 1968年、仲間のアーサー・コンレイ、盲目のシンガー、ドン・コヴェイ、ベンEキング、ジョー・テックスとともに「ソウル・クラン」というユニットを結成、シングル「ソウル・ミーティング」をヒットさせる。 多数のヒットとともに1960年代をかけ抜けたが、一時期ヒットがでなかったが、2000年代に入り、若手のコラボレーションを盛んに行い積極的にアルバムを制作、リリースしている。最新作は2008年の『ライク・ア・ファイア』。この作品には、エリック・クラプトン、ベン・ハーパー、ジェシー・ハリス、ケブ・モーなどが楽曲を提供している。 2001年には、ロックン・ロール殿堂入り。また、2009年2月の時点で、21人の子供(14人の娘、7人の息子)、さらに90人の孫、19人のひ孫がいる、という。 元々教会で説教をしながら、歌っていたことから、迫力ある歌唱を聴かせる。現在もゴスペル・シンガーとしての活動もある。 ソロモンは体も大きく、声も大きく、何から何まで大きい。迫力あるステージはきっと日本のファンの度肝を抜くだろう。 ■ ソロモン・バーク (アトランティックでの最初の2枚が2イン1=1枚のCD盤に2枚のアルバムが収録されている=でリリース。お勧め) キング・ソロモン+アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー posted with amazlet at 10.03.09 ソロモン・バーク ヴィヴィッド (2005-03-16) 売り上げランキング: 80385 Amazon.co.jp で詳細を見る ■ ソロモン・バーク 『ライク・ア・ファイア』(2008年の最新作。このところ、ソロモンは再び精力的に作品を出すようになっている) ライク・ア・ファイア posted with amazlet … Continue reading

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◎第82回2009年度(2010年)アカデミー賞(オスカー)~『ハート・ロッカー』が圧勝

◎第82回2009年度(2010年)アカデミー賞(オスカー)~『ハート・ロッカー』が圧勝 【82nd Academy Award Final】 勝者。 今年で82回目を迎える映画界最大の祭典、アカデミー賞授賞式が2010年3月7日(日曜)午後5時30分(ロスアンジェルス時間=日本時間8日午前10時30分)からロスアンジェルスのコダック・シアターで行われた。 『アヴァター』対『ハート・ロッカー』は、完全に『ハート・ロッカー』の圧勝。『ハート・ロッカー』の6勝。『ハート・ロッカー』は初の女性監督の受賞、また、同作品は監督、作品他計6部門を受賞した。『アヴァター』は3部門にとどまった。 プレゼンター・バーブラ・ストライサンドの、勝者キャスリン・ビグローを読み上げる一瞬前の「Time has come」(そのときがやってきました)は、すばらしい一言だった。 一時期から、勝者発表の文言が、Oscar goes to…となっていたが、今回は意外とWinner is という場面がけっこうあった。僕は、このWinner is の方が好きだ。 ソウル・サーチンの予想は、全24部門のうち本命で14部門、対抗で6部門、はずれが4部門、的中率は8割3分3厘。まあまあの成績だが、『アヴァター』の6勝2敗予想は、完全にはずれた。ただ主要6部門(作品、監督、主演・助演男優、女優)は、本命で4、対抗で2の的中。対抗にした『ハート・ロッカー』が勝者になった。 オスカー予想は今年で6年目。過去の的中率は次の通り。 第82回 2009年度 予想24部門 本命的中14 対抗6 .833 (2010年3月7日発表) 第81回 2008年度 予想24部門 本命的中17 対抗5 .917 第80回 2007年度 予想24部門 本命的中13 対抗4 .708 第79回 2006年度 予想24部門 本命的中13 対抗8 .875 第78回 2005年度 予想10部門 本命的中7 対抗2 .900 第77回 2004年度 予想10部門 本命的中7 対抗3 1.000 過去記事↓ http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20100309.html http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090223.html http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20080226.html http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200702/2007_02_27.html http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200603/2006_03_07.html http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050301.html PS: ツイッターにも書いたのだが、 『滝クリの「アヴァター」(→)の平板な発音、おかしいんじゃないだろか。違和感あり。カビラは、「アヴァター」と「ア」と「ヴァ」にアクセントが来てるが。』 けっこう同意いただき、安心しました。(笑) こうした席では、見慣れない固有名詞の発音を教わることができるからうれしい。今回知った発音は、「ガボレー・スィディベー」Gabourey Sidibe と「ジェイソン・ライトマン」Jason … Continue reading

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◎ドラマティックスのロン・バンクス58歳で死去

◎ドラマティックスのロン・バンクス58歳で死去 【Ron Banks, A Founder Of Dramatics, Dies At 58】 訃報。 デトロイト出身の人気R&Bヴォーカル・グループ、ドラマティックスのリード・シンガーの1人でファルセット担当だったロン・バンクスが2010年3月4日(木曜)午後12時過ぎ、デトロイトの自宅で発作を起こし、すぐに救急車で運ばれたサイナイ病院で死去した。58歳だった。「自宅で死去」の報道もある。 ドラマティックスは、3月6日土曜日、ニューヨークで行われる「ウエストバリー・ミュージック・フェア」出演の予定が入っていたが、メンバーはライヴを決行する。「きっと、ロンもそう願っていると思う。ショー・マスト・ゴー・オン(ショーは続けなければならない)だ。もしメンバーの誰か、僕が死んでも、僕もみんなにステージに立って欲しいと思う。ロンはきっとライヴをやっただろう。当日は、ロンのマイクもステージに立てるつもりだ」とLJレイノルズは言う。 前日亡くなる直前まで電話で話したLJレイノルズによれば、「まったく変わったところなどなく元気だった」という。 地元のライヴァル・グループ、テンプテーションズを彷彿とさせるR&Bヴォーカル・グループとして、きっちりとした振り付けをし、観客をエンタテインする。ロンはテンプテーションズのファルセット・ヴォーカル、エディー・ケンドリックスに影響を受け、テンプスのエディー、ドラマティックスのロンという位置づけになっている。このグループは、ロン・バンクスのほかに、LJレイノルズ、またウイ・ジーなど、錚々たるリード・シンガーを擁し、バリトン、ファルセットなどを駆使したスリリングなヴォーカル・グループとしてのスタイルを確立。ウイ・ジーはテンプスのデイヴィッド・ラッフィン的位置づけ。デトロイト出身グループながら、モータウンには入らず、南部メンフィスのレーベルと契約。しかしながら、地元デトロイトでは圧倒的な人気を博していた。 ロン・バンクスは1951年5月10日デトロイト生まれ。ドラマティックスの前身は、1962年~1964年頃、まだアトキンソン・エレメンタリー・スクール(アトキンソン小学校)の生徒だったロン・バンクスを中心に、ラリー・リード、ロデリック・デイヴィス、ラリー・デンプス、エルバート・ウィルキンス、ロバート・エリントンの6人によって結成された。ロンらはその後パーシング・ハイスクールへ進学。当時はセンセーションと名乗っていた。まもなくロバートが抜け5人に。1966年、地元のウィンゲートからデビュー。このときは一時期ダイナミックスと名乗ったが、1967年、ドラマティックスと改名し、同年6月、デトロイトのインディ、スポートから出た「オール・ビコーズ・オブ・ユー」がソウル・チャートで43位を記録するヒットに。さらに、1968年、ラリー・リード、ロッド・デイヴィスが脱退、代わりにウィリアム・ウイ・ジー・ハワード、ウィリー・フォードが加入。 この時点のロン、ラリー、エルバート、そして、ウイ・ジー、ウィリーの5人で1969年、スタックス入り。「ホワッチャ・シー・イズ・ホワッチャ・ゲット」(1971年、ソウルで3位、ポップで9位)、「イン・ザ・レイン」(1972年、ソウルで1位、ポップで5位)などの大ヒットを出し人気を決定付けた。これらのヒット後、ウイ・ジーとエルバートが脱退、ドラマティックスにはロンの幼い頃からの友人LJレイノルズとレニー・メイズが加入した。ウイ・ジーとエルバートも別のドラマティックスを結成(グループ名は後にドラマティック・エクスペリエンスに変更)したことから、ロン・バンクスのグループは、「ロン・バンクス&ザ・ドラマティックス」と改名し、グループを差別化した。その後、ウイ・ジーはマイアミのTKレコードからアルバムをリリースし、ソロ活動を積極化させたが残念ながら大きなヒットには恵まれなかった。ドラマティックスは、1972年8月20日に行われたスタックス所属アーティストの大イヴェント『ワッツタックス』にも出演している。 ロン・バンクスのドラマティックスは1980年ごろまで順調にヒットを出す。中でも、フィラデルフィアのビリー・ポールの大ヒット「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」の1975年のカヴァーは、ドラマティックス・ヴァージョンも評判となった。日本でもマーチンがカヴァーしている。1981年、リードのLJレイノルズがソロに脱退。後を追うように1983年、ロンもソロ活動を開始。グループはメンバーを補充し活動を続けたが、1990年代に入って、ロン、LJも戻り再びドラマティックスとして活動していた。 1993年には、ラッパーのスヌープ・ドギー・ドッグのシングル「ドッギー・ドッグ・ワールド」にフィーチャーされている。 初期リードのウィリアム・ウイ・ジー・ハワードは、2000年2月22日、49歳で死去、もう1人のオリジナル・メンバー、エルバート・ウィルキンスは1992年12月13日、45歳で死去、またグループのキーボード奏者ジェームス・マック・ブラウンも2008年11月28日、58歳で死去している。またレニー・メイズも2004年11月8日、53歳で死去。レニーの後釜にマイケル・ブロックというシンガーが加入している。ロン死去まで現在のメンバー・ラインアップは、ロン・バンクス、LJレイノルズ、ウィリー・フォード、ウィンゼル・ケリー、マイケル・ブロック。 1987年12月初来日・九段会館、1990年、1994年?に来日。(要確認) ロン・バンクスは、妻サンディーと4人の娘、2人の息子たちによって送られる。葬儀の日程は未定。 ■ ロン・バンクス死去のニュース↓ http://www.freep.com/article/20100304/ENT04/100304043/1371/Dramatics-founder-Ron-Banks-dead ■ ドラマティックス 『ホワッチャ・シー…』~傑作。 (「イン・ザ・レイン」収録) ホワッチャ・シー・イズ・ホワッチャ・ゲット posted with amazlet at 10.03.08 ドラマティックス ユニバーサル ミュージック クラシック (2007-06-27) 売り上げランキング: 110835 … Continue reading

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(速報)ドラマティックスのロン・バンクス死去

(速報)ドラマティックスのロン・バンクス死去 【Ron Banks, A Founder Of Dramatics, Dies At 58】 訃報。 デトロイト出身の人気R&Bヴォーカル・グループ、ドラマティックスの創始者で、リード・シンガーの1人だったロン・バンクスが2010年3月4日、デトロイトのサイナイ病院で心臓発作のため死去した。58歳だった。 ドラマティックスは、3月1週目の週末にもライヴの予定が入っていたが、メンバーはライヴを決行する。「きっと、ロンもそう願っていると思う。もしメンバーの誰かが亡くなっても、ロンはきったライヴをやっただろう。当日は、ロンのマイクもステージに立てるつもりだ」とメンバーは言う。 前日まで電話で話したというLJレイノルズによれば、「まったく変わったところなどなく元気だった」という。 ロン・バンクスは、1962年頃から、友人たちとヴォーカル・グループを結成。1967年にザ・ドラマティックスとなり、地元のインディ・レーベルと契約、小ヒットを放った。その後、1971年、メンフィスのソウルの名門レーベル、スタックスと契約。同社のヴォルト・レーベルから「ホワッチャ・シー・イズ・ホワッチャ・ゲット」の全国ヒットで知られるようになり、1972年「イン・ザ・レイン」の大ヒットでブレイクした。その後、ABCに移籍、「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」(ビリー・ポールのヒットのカヴァー)などの大ヒットを飛ばした。 オールド・スクールなヴォーカル・グループとして、きっちりとした振り付けをし、エンタテインする。ロン・バンクスのほかに、LJレイノルズ、またウィ・ジーなど、錚々たるリード・シンガーを擁し、スリリングなヴォーカル・グループとしてのスタイルを確立。デトロイト出身グループながら、モータウンには入らず、南部メンフィスのレーベルと契約。しかしながら、地元デトロイトでは圧倒的な人気を博していた。 ロン・バンクスは1951年5月10日デトロイト生まれ。ドラマティックスは、1962年、まだハイスクールの生徒だったロン・バンクスを中心に、ウィリアム・ウイ・ジー・ハワード、エルバート・ウィルキンス、ウィリー・フォード、ラリー・デンプス、キーボードのジェームス・マック・ブラウンらでグループを結成したのが始まり。当時はダイナミックスと名乗っていた。1967年、ドラマティックスと改名し、何度かのメンバー変遷を経て現在に至っている。一番大きな変更は、デビューアルバムのリリース後、ウィ・ジーとエルバートが脱退し、LJレイノルズとレニー・メイズが加入したこと。ウィ・ジーとエルバーも別のドラマティックスを結成したことから、ロン・バンクスのグループは、「ロン・バンクス&ザ・ドラマティックス」と改名し、グループを差別化した。その後、ウィ・ジーはマイアミのTKレコードからアルバムをリリースし、ソロ活動を積極化させたが残念ながら大きなヒットには恵まれなかった。 そのウィリアム・ウイ・ジー・ハワードは、2000年2月22日、49歳で死去、オリジナル・メンバーの1人エルバート・ウィルキンスは1992年12月13日、45歳で死去、またグループのキーボード奏者ジェームス・マック・ブラウンは2008年11月28日、58歳で死去している。またレニー・メイズも2004年11月8日、53歳で死去。レニーの後釜にマイケル・ブロックというシンガーが加入している。ロン死去までのメンバー・ラインアップは、ロン・バンクス、LJレイノルズ、ウィリー・フォード、ウィンゼル・ケリー、マイケル・ブロック。 (詳細はまた後送します) OBITUARY>Banks, Ron (May 10, 1951 – March 4, 2010, 58)

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○第82回2009年度(2010年)アカデミー賞予想

○第82回2009年度(2010年)アカデミー賞予想 【82nd Academy Award Predictions】 全24部門。 今年で82回目を迎える映画界最大の祭典、アカデミー賞授賞式が2010年3月7日(日曜)午後5時30分(ロスアンジェルス時間=日本時間8日午前10時30分)からロスアンジェルスのコダック・シアターで行われる。今年の中継はABC、司会はアレック・ボールドゥインとスティーヴ・マーティン。日本では有料衛星放送のワウワウ(WOWOW)が生中継する。 今年の話題は9部門ノミネートの『アヴァター』、果たして何部門獲得なるか。『アヴァター』は、ジェームス・キャメロン監督作品。キャメロンは1997年『タイタニック』を監督し、このときは8部門のオスカーを獲得している。今年はこの『アヴァター』と『ハート・ロッカー』の一騎打ちの様相を呈している。ひじょうにおもしろいことに、『ハート・ロッカー』の監督キャスリン・ビグローは、『アヴァター』のジェームス・キャメロン監督の元妻だ。 ソウル・サーチンでは、全24部門恒例の予想をお送りする。ソウル・サーチンは『アヴァター』は本命で7、対抗で2を予想、つまり、最大で9部門の獲得の可能性を見る。また、『アヴァター』対『ハート・ロッカー』は8部門でノミネートされており、『アヴァター』の6勝2敗を予想している。 発表は、日本時間2010年3月8日月曜午前10時過ぎから。 オフィシャルサイトは、こちら。 http://oscar.go.com/ ■第82回アカデミー賞(オスカー)予想 (ソウル・サーチャー) (下記リストは、順不同) Academy of Motion Picture Arts and Sciences – NOMINATIONS BY CATEGORY – 82ND AWARDS – 01 Best Motion Picture 本命 ”Avatar” (20th Century Fox) A Lightstorm Entertainment Production … Continue reading

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◆北山陽一・特別公演「~そして進級へ~」、ブルース・アレイ

◆北山陽一・特別公演「~そして進級へ~」、ブルース・アレイ 【Kitayama Youichi Live At Blues Alley】 進級。 ゴスペラーズ北山陽一のソロ・ライヴ第二弾。第一弾は昨年9月の横浜モーション・ブルーだったが、今回は目黒のブルース・アレイにて、2日間入れ替え計4回公演。またたくまに完売したそうで、超満員、立ち見も相当でていた。コーラスを4人も従えた大所帯のバンド。 今回はいきなりマイケル・ジャクソンの「ヒューマン・ネイチャー」からスタート。曲途中の「バッ」と止めるストップ・モーションのところも決めて受ける。最初の3曲を英語曲、その後日本語曲で、後半またメドレーでカヴァー曲を。メドレー1曲目は、なんとチャーリー・ウィルソンのカヴァー。意外な感じだったがなかなか興味深かった。 ニーヨの曲あたりは、北山ヴォイスにあっているような気がする。彼は低い声も目立つが、高音の奇麗な声も目立つので、この両方の魅力を、もし1曲のなかでうまく見せられる曲があれば、かなりいいかもしれない。また今回は4人もコーラスがいたので、北山ヴォイスと彼らをからめられたらおもしろかったかもしれない。 今回は、ほぼ一曲ごとにトークが入り、けっこうトークが多く、ショーのトータルが1時間半近くになっていて、受けていた。前回が1時間弱だったのと比べると長くなっている。 さて、9月入学、そして、進級した次は何になるのだろうか。 ■過去記事 2009年09月11日(金) 北山陽一初ライヴ『九月入学』@モーション・ブルー http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10340031318.html ■メンバー 北山陽一 特別公演 ~そして進級へ~ (Vo)北山陽一(from ゴスペラーズ) (Pf)柴田敏弥 (G)伊原“aniki”広志 (Ds)村上広樹 (B)鈴木渉 (Key)宮崎裕介、シャニータ、ヴィンセント、よこただいすけ、柴田けい(コーラス) ■セットリスト 特別公演 「~そして進級へ~」北山陽一 ブルース・アレイ Setlist February 18, 2010 show started 21:31 01. Human Nature [Michael Jackson] 02. And So It … Continue reading

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◆シャーデー10年ぶりの新作『ソルジャー・オブ・ラヴ』

◆シャーデー10年ぶりの新作『ソルジャー・オブ・ラヴ』 【Sade’s New Album; First In 10 Years Hit No.1 On Billboard】 10年. まさに10年ひと昔とはよく言ったもの。しかし、この流れの速い音楽業界で10年間沈黙を守っていたら、ふつうは忘れ去られてしまう。ところが、シャーデーは、10年ぶりのニューアルバムがなんとアメリカ・ビルボード・アルバム・チャートで1位初登場、しかも、3週連続で1位になっている。全米では今週も10万枚以上のセールスを記録して、1位。 シャーデーは1980年代に登場し、日本でも当時おしゃれ系サウンドとして、大いに話題になった。今回の新作は、『ソルジャー・オブ・ラヴ』。日本盤が2010年3月3日にリリースされた。 この新作、全10曲だが、すべて流しても45分にならない。言ってみれば、昔のアナログ・アルバム(両面)とほぼ同じ長さなのだ。そして、なにより、サウンドも彼女の声も、10年前とまったく変わらないところがすごい。もし、このサウンドでデビュー当初からコンスタントに毎年、あるいは2年に1度の割で新作を出していたら、きっとあっという間に飽きられてしまっただろう。だが、10年間休んだおかげで、この同じサウンドがまったく新しい、というか、斬新なサウンドに聴こえてきた。もちろん、昔を知るファンからすれば、懐かしい、久しぶり、という気分で新作を買い求めた。 そういう意味でいうと、こういう10年間露出しないことが、彼女のサウンドを渇望化させたのだろう。ずっとファンがシャーデーを待っていた。これは、驚くべきことだ。 Soldier of Love posted with amazlet at 10.03.04 Sade Epic (2010-02-09) 売り上げランキング: 32 Amazon.co.jp で詳細を見る シャーデーは、イギリス・エピックから1984年にデビューしたが、日本には、本邦デビュー前の1984年11月に六本木インクスティックなどでのライヴで初来日している。イギリス在住の写真家トシ矢嶋さんがシャーデーと個人的に親しかったことで、クラブでのライヴ、来日が可能になった。その後、日本盤が出て一挙にブレイク。1986年5月に一般ホール公演で来日。さらに7年後1993年6月から7月にかけて再度来日。しかし以来、日本公演は行われていない。もし、この10年ぶりの新作とともに来日公演となれば、17年ぶりの来日となる。 ### シャーデー新作は、「山野ミュージック・ジャム」(インターFM、日曜午後2時半)で2010年3月14日(日)に紹介します。 ENT>ARTIST>Sade

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★メイシオ・パーカー&キャンディー・ダルファー・ライヴ

★メイシオ・パーカー&キャンディー・ダルファー・ライヴ 【Maceo Parker & Candy Dulfer Live】 合体。 まさに2人のサックス奏者が合体してひとつのショーを繰り広げる。メイシオのことを尊敬している若手、女性サックス奏者、キャンディーが、言ってみれば師匠の前で、思い切り羽を伸ばしてプレイする。それを師匠が、わが弟子ここまで来てるぞ、とファンにアピールする、そんな感じだ。 メイシオ師匠も、弟子キャンディーががんばればがんばるほど、自分も負けてはいられない、という感じになり、相互反応が実に楽しい。 今回は彼らのほかに2人管楽器がいて計4管になるが、さすが4管だと迫力たっぷりだ。そして、キャンディーのサックスも男勝りのそれでステージを支配する。メイシオのサックスを極太とすると、キャンディーのサックスは、明朝体。ちょっと繊細で細い感じ。 アンコールでは、キャンディーのヒット「ピック・アップ・ザ・ピーセス」(オリジナルは、アヴェレージ・ホワイト・バンド)でキャンディー・ファンを爆発させ、その次にメシオがちょっとした曲を歌い、ジェームス・ブラウン・メドレーで大いに盛り上げ、幕を閉じた。この組み合わせのライヴは、双方のファンを喜ばせたようだ。 ■メイシオ・パーカー Roots and Grooves posted with amazlet at 10.03.03 Maceo Parker Intuition (2008-02-12) 売り上げランキング: 34695 Amazon.co.jp で詳細を見る ■キャンディー・ダルファー ファンクド・アップ(デラックス・エディション)(初回限定盤) posted with amazlet at 10.03.03 キャンディ・ダルファー キャンディ・ダルファー feat.ピート・フィリー ムーン・ベイカー … Continue reading

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▲ザップ&シャーリー・マードック~徹底したエンタテインメント

▲ザップ&シャーリー・マードック~徹底したエンタテインメント 【Zapp & Shirley Murdock】 遺産。 今は亡きロジャーの遺産。それがザップ・ファミリーだ。トーク・ボックスを使ったファンク・サウンドで1980年代、一世を風靡したが久々の来日。 そのザップ・ファミリーから、まず迫力のシャーリー・マードック。ゴスペルで鍛えた喉は健全。歌力で観客を圧倒。スロー・バラードでノックダウンさせる。大ヒット曲「アズ・ウィ・レイ」などは、圧巻だ。彼女が3曲だけやって、ザップへ。 ザップは左右にトーク・ボックスを置き、いつでも、どこでも、あの機械音を出せるようにしている。ドラムスの刻む音に、5人が徹底した振り付けをして、観客を楽しませる。赤いスーツがまぶしい。中には、爆転も見せる。途中で、白いジャケット、白いパンツにお色直し。徹底したエンタテインメントぶりだ。 ミックステープのような矢継ぎ早の曲転換で、フロアの客は総立ち。途中にウォーの「ロウライダー」をいれていたが、あれは、レコードをうまくまぜたのかな。「コンピューター・ラヴ」では再度シャーリー・マードック登場。最後「コンピューター・ラヴ」以降は大団円。観客に腕を上げさせ、巻き込み、ビルボードを一大ファンク・パーティー会場にしたてた。 その徹底したエンタテインメントぶりは、本当にロジャー譲り。ロジャーも、もちろん、楽しませるという点ですごかった。久々に見たこのザップも、その精神を充分受け継いでいると感じた。 ■ ザップ 『アンソロジー』 大体のヒットは収録。 アンソロジー posted with amazlet at 10.03.01 ザップ&ロジャー ザップ ロジャー H-TOWN ヒューマン・ボディ マイティ・クラウズ・オブ・ジョイ ワーナーミュージック・ジャパン (2002-03-27) 売り上げランキング: 136123 Amazon.co.jp で詳細を見る ■ シャーリー・マードック 「アズ・ウィ・レイ」収録 ノー・モア posted with amazlet at 10.03.01 シャーリー・マードック … Continue reading

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■ハーブ・オータ・サンの「フールズ・ラッシュ・イン」

■ハーブ・オータ・サンの「フールズ・ラッシュ・イン」 【Herb Ohta-San’s “Fools Rush In”】 天気予報。 その楽曲をどこで知るか、というのにはいくつもの道がある。知ってるアーティストなら、片っ端から買って、そこでお気に入りを見つけることもあるが、知らないアーティストの場合、大体は、ラジオやテレビ、有線放送、最近ではインターネットで流れてくる曲に反応したりすることがほとんどだと思う。 そんな中、東京地区のテレビ局MX-TV(エムエックス・テレビ)の天気予報で流れている曲が気持ちいい。これがハワイのハーブ・オータ・サン(シニア)の奏でる「フールズ・ラッシュ・イン」という曲だ。で、このアルバムをアマゾンで入手し、なんとなく車の中で聴いていたら、気分はハワイになった。(笑) ハーブ・オータ・サンは、ハワイで知らぬ人はいないというほどのメジャーなウクレレ奏者。その息子であるハーブ・オータ・ジュニアも最近はCDを出し、来日公演などもして人気。かつて、「山野ミュージック・ジャム」のコーナーでも紹介したことがある。 この「フールズ・ラッシュ・イン」は、1940年にジョニー・マーサー(歌詞)、ルーブ・ブルーム(曲)によって書かれたスタンダード。グレン・ミラー楽団、トミー・ドーシー楽団(歌はフランク・シナトラ)、その後、ソウル系でブルック・ベントン、エタ・ジェームスなどによって録音され有名になっている。1970年に録音されたエルヴィス・プレスリーのヴァージョンも有名で、どれかしらで多分耳なじみのある作品となっているのだろう。 ハーブ・オータ・サンはウクレレでこのメロディーを華麗に弾く。1996年のアルバム『アイ・ウィシュ・ユー・ラヴ』(輸入盤)に収録されている。ここには、「ソング・フォー・アンナ」も収録。これ以外のアルバムは、日本ではJVCなどから発売されている。 M&H HAWAII I WISH YOU LOVE 1996 1.A Felicidade(Goodbye Tristesse), 2.Fools Rush In, 3.I Wish You Love, 4.Mas Que Nada, 5.Last Tango In Paris, 6.Angel Eyes, 7.Cry Me … Continue reading

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●久保田利伸さん、『ソウル・ブレンズ』を1時間ジャック

●久保田利伸さん、『ソウル・ブレンズ』を1時間ジャック 【Toshinobu Kubota On “Soul Blends”】 談義。 新作『タイムレス・フライ』を2010年2月24日にリリースした久保田利伸さんが、『ソウル・ブレンズ』(インターFM、76.1mhz東京地区)に生ゲスト。2時台の通常ゲスト枠と2時半からの「山野ミュージック・ジャム」のコーナーに通しでご出演。このぶち抜きは、番組史上2度目。1度目はマーチンさんこと鈴木雅之さん。 久保田さんがスタジオに入ったのは、1時40分くらい。担当プロデューサー、オッシーから、選曲表だけ渡され、「こんな感じですので、よろしくです」と言うと、「これだけ? いいねえ(笑)」と久保田さん。ちょうど前日(土曜日)、テレビの生放送『王様のブランチ』に出演していたが、テレビだとかなり事前んに念入りな打ち合わせと話すことが決まっているらしいが、この『ソウル・ブレンズ』は、そうとうゆるゆるなので、リラックスしてくれた様子。 「ここは、まったく何も台本ないんだね。(笑)」とオンエア始まる。ちょうど4年ぶりくらいの登場。「日本にいれば、必ず(『ソウル・ブレンズ』を)聴いてるから」という嬉しいお言葉。「最近は60パーセントから70パーセントは日本にいるかな。2009年はずっと日本でレコーディングしてたから、ほとんどいた。日本にいれば、デラ・ソウルとか、ミュージック・ソウルチャイルドとか、(ライヴをしに)来るじゃない。で、ミュージックのときなんか、アンコールのあと、彼が僕を見つけて、1曲飛び入りでやっちゃったり、とかね」 久保田さんは、アンジー・ストーン、アンソニー・ハミルトンのオープニング・アクトをやったこともあり、そのときの話。マーヴィンがデトロイト出身ということから、デトロイトのネタへ。「4年ぐらい前だけど30都市くらい回った。デトロイトでのことはよく覚えてる。観客は全部、ブラザー&シスター。そこで、『sing it, baby, sing it, Toshi』とか言われて、すっごく気持ちよくなり、『I will』って言って、ちょっとフレーズを歌った。そうしたら、わおおおっって受けて、それで、how do you like it? て、やったら、もっと受けて、すごくよかった。デトロイトのすごいいい思い出なんだ」 「それは、すごい!」とマーヴィン。「あ、でも、あれ、シカゴのことだったかなあ?(爆笑)」 アンジーともアンソニー・ハミルトンともけっこう仲よくなったそうだ。「アンソニー・ハミルトンはものすごいいい奴。アンジーは、お母さんみたいな人」とのこと。うらやましい。 この番組が4月には10年目になるという雑談。久保田さん。「ソウルだけで番組が続くっていうのがすごいですよねえ。ファンキーなのりで。たぶん、(マーヴィンの)キャラがいいんでしょう。(マーヴィンは)いばんない。その感じがいいんだよね。落とすところから始めるから。(笑) (ソウル専門で2時間の番組は)他にはまったくないわけだから、こういう番組は続けないと…。10年でしょう、ここまで来たら、15年でもやれますよ」 「そういう高い評価は、ぜひ局の上層部の人にどんどん言ってください」(吉岡) 「なくなったら、つまんないんだけど」(久保田) マーヴィンが久保田さんに「それだけ長く続けてこれた秘訣は」と聞いた。すると、「続ける、ということ。それは、この番組について言いたいね。ソウル一色でこれだけの年月続けるのは、素晴らしいよ。僕もこの番組、好きで聴いてるし。マーヴィンが生きてる限り、ずっとやっててよ…」 スタッフ一同感銘。 マーヴィン、オッシー、チーちゃん、僕らを含めて、曲がかかっている間も、話は止まらず、「あ、そろそろ、曲終わりますんで」と声がかからないと、ずっと話してるかんじだ。 2時半からの山野ミュージックのコーナーでのトークでは、久保田さんはまず「山野」コーナーのテーマ曲に反応。LTD(ジェフリー・オズボーン)の「バック・イン・ラヴ・アゲイン」のループ。さすがソウルマン。そして、ナレーションを終えてから久保田さんを紹介すると、いきなり「4時半の男」じゃないの? とつっこみ。(笑)  今回のアルバム15曲は選び抜いての15曲。ある程度作った曲が他に30曲近くあるとのこと。「それは、カンパケに?」 「いや、カンパケにはしてない。スタジオ代高いから(爆笑)」 「でも、じゃあ、それだけ曲があれば、次のアルバムは、2年以内にでますね」と言うと、「ラクショーですね(笑)」とのこと。「本当は40曲くらい入れたかった(笑)」 「それじゃあ、ミックスCDになっちゃう」 「実は、来年、デビュー25周年なんですよ」 おおっ。 そして、久保田さんは、「マイ・イヤーフォン」持参。普通の大きなヘッドフォンだと、アフロがつぶれてしまうからだ。 風の噂、飲みの真実。これは、彼の最新作は、制作にかなり苦労していたのは直接聞いていて僕も知っていたが、それを「風の便りで随分時間がかかっていたようですが」と表現したところ、久保田さんからこの言葉。(笑) 受けた。しかし、1時間、なんかみんなでずっと大笑いしてた感じだった。 そして、恒例「勝手にキャッチフレーズ」はこんな感じで。 「日本にブラック・ミュージックのエッセンスを振りまく第一人者、久保田利伸 4年ぶりの最新作、ニューヨークのソウルが、フィリーの風に乗って、東京にやってくる。」 『タイムレス・フライ』 4年の時を超越しながら発売中 山野楽器へ直行!」 本編内で言い忘れたが、久保田さんは2010年6月20日から8月まで20本におよぶホール・ツアーを行う。 リアル・ソウル、リアル・トーク、久保田さん、いやあ、本当にありがとうございました。また、いつでも遊びにいらしてください。 ■久保田利伸 オフィシャル・ホームページ(ツアー予定なども) http://www.funkyjam.com/artist/kubota/ ■ … Continue reading

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