Monthly Archives: November 2009

●「煙が目にしみる」~名曲の起承転結

●「煙が目にしみる」~名曲の起承転結 (前日のブログの続き) 【The Meaning Of “Smoke Gets In Your Eyes”】 スタンダード。 土曜日深夜、翌日ラジオのコーナーで紹介するバーブラ・ストライサンドの新作『ラヴ・イズ・ジ・アンサー』(メッセージはマイケルと同じだ)の収録曲のひとつ「煙が目にしみる」を訳詞付きでお送りしようと、必死に訳詞にとりかかっていた。この20行弱の歌詞に、見事に物語の起承転結があるのだが、訳してみて改めて、昔の曲はうまくできているなあ、などと感心しきりだった。 このSmoke gets in your eyesは直訳だと、煙があなたの目に入る、ということになるが、「煙が目にしみる」という邦題も秀逸だ。これはもともとは、1933年のミュージカル作品『ロバータ』のためにジェローム・カーン(作曲)、オットー・ハーバック(作詞)によって書かれた作品。『ロバータ』は、女性作家アリス・デュアー・ミラー(1874-1942)が1933年に書いた小説『ガウンズ・バイ・ロバータ』を元にしたもので、劇場で300回近く公演されるヒットとなった。これを受け、1935年同作品がフレッド・アステア、ジンジャー・ロジャースらの主演で映画化されるが、この作品中もっとも人気を集めた楽曲がこの「煙が目にしみる」となった。それ以来多数のカヴァー・ヴァージョンが生まれた。1958年のプラターズのヴァージョンは全米ナンバーワンになり、大変よく知られるようになったが、ほかにも、ナット・キング・コール、ダイナ・ワシントンなども有名。 ハーバックは、ロシアの格言「When your heart’s on fire, smoke gets in your eyes,」(あなたの恋の炎が燃え上がる時、煙があなたの目を直撃する)からヒントを得て、この曲の歌詞を作った、という。 そして、訳詞をちーちゃん(=しのきちさと=『ソウル・ブレンズ』のDJのひとり)に読んでもらうときのBGMを探す。多数のカヴァーがある「煙が目にしみる」なので、すぐにインスト物など見つかるかと思いきや、なかなかインストがなく、やっと探し当てたのが、ハンク・ジョーンズのピアノをフィーチャーしたザ・グレイト・ジャズ・トリオのヴァージョン。 日曜午後2時。東京FMの『サンデイ・ソングブック』をつけると、なんと達郎さんがど頭1曲目で達郎さんヴァージョンの「煙が目にしみる」をプレイ! これにはさすがにびっくり。前夜遅くまで何度も聴きながら、英詞と日本語詞を煮詰めていたので、達郎さんヴァージョンも感無量だった。 そして、午後4時半過ぎ。BGMから静かにちーちゃんが、見事な朗読を聴かせてくれた。DJマーヴィンがそれを聴いて、「バーブラが日本に来て歌うときには、その歌の前に、ちーちゃんが詞を朗読すればいい」とまで言う。ちーちゃん、朗読うまい。前回読んでもらったのは、「スターダスト」だった。スタンダード曲には訳詞朗読があっている。 SMOKE GETS IN YOUR EYES (Jerome Kern / Otto Harback) … Continue reading

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△バーブラ・ストライサンド最新作『ラヴ・イズ・ジ・アンサー』~全米1位初登場アルバム

△バーブラ・ストライサンド最新作『ラヴ・イズ・ジ・アンサー』~全米1位初登場アルバム 【Barbra Streisand Latest Album “Love Is The Answer”】 彩(いろどり)。 アメリカ・エンタテインメント界の超大物バーブラ・ストライサンドのニュー・アルバムが『ラヴ・イズ・ジ・アンサー』が日本では2009年11月25日にリリースされた。このアルバムがまた見事な出来になっているのでご紹介したい。 今回のアルバムは、バーブラがジャズのスタンダードに挑戦したもので、それも、全13曲をオーケストラ・ヴァージョンと、カルテット・ヴァージョンの2ヴァージョンで録音した。同じ曲をオーケストラとカルテットで、違いを見せたわけだ。カルテットは、かのダイアナ・クラールである。プロデュースもダイアナと巨匠トミー・リピューマ。 たとえば、プラターズなどで有名な「煙が目にしみる(Smoke Gets In Your Eyes)」。リッチーなオーケストラものはコンサート・ホールで聴いているかのようで、一方しっとりとしたカルテットものは小さなナイトクラブでお酒でも飲みながら流れているような気にさえなる。 このクラスのシンガーになると、もはや楽曲の解釈力は超ずば抜けていて、何を歌っても、その本人のものにしてしまう。バーブラのこの素晴らしさは、筆舌に尽くしがたい。単語ひとつひとつの意味を、噛み砕き、自分の栄養にして、そこに新たな息吹を与え、再び口から出す。単語へ命を込めるその術は群を抜く。だから、バーブラがSmoke gets in your eyes と歌うとき、そこの煙が目に染みるように聴こえてくる。 さて、この両方のヴァージョンでピアノを弾いているのは、フュージョン界の第一人者、タミール・ヘンデルマン。ダイアナ・クラールとも一緒にツアーをしたり、昨年のナタリー・コールのバックで来日にしていた。歌物の伴奏としては最高峰と言っていい。 これはまた来年のグラミーにノミネートされるかと思いきや、発売日が9月29日だったので、グラミー締め切り(8月末日)に間に合わず、入るとしても再来年ということになる。 バーブラはこのニュー・アルバムをプロモートするために、リリース時にニューヨークの小さなライヴ・ハウス、ヴィレッジ・ヴァンガードでカルテットでライヴを行った。9月26日のこと。彼女が同店に出演したのは、マイルス・デイヴィスのオープニングを担当した48年前(1961年)以来のことだという。滅多にライヴをやらないバーブラ、しかもたまにやったとしても、通常マジソン・スクエア・ガーデン級(2万人超)のところでやる彼女が300人も入らないであろうライヴ・ハウスでやるということで、大変な話題になった。アルバムは全米アルバム・チャートで1位初登場になり、すでにゴールド・ディスク(50万枚)を突破、彼女にとっては51枚目のゴールド・ディスク、9枚目の全米1位アルバムになった。彼女は、1960年代から5ディケード(60年代~00年代)にわたってナンバーワン・アルバムを出した初のアーティストとなっている。この時のチャート・バトルは、同日リリースのマライアのアルバムとの一騎打ちで、バーブラに軍配が上がった。 今回の1位初登場はアメリカの音楽業界関係者を驚かせたが、それはバーブラのアルバムが、従来のCDショップではなく、スターバックス、QVCというテレビ通販、また本人のウェッブサイトを通してよく売れたことが大きな要因らしい。 アルバムにはいつものようにバーブラ自身の詳細なライナーノーツ、そして今回はダイアナ・クラール、さらに制作担当のジェイ・ランダースのライナーノーツも読み応えたっぷりだ。 それによると、2008年9月のオバマの資金集めパーティーで、バーブラは6曲目の「メイク・サムワン・ハッピー」の歌詞の一部を変えて、オバマの応援歌にした。彼女は「オバマ上院議員の掲げる理想や、彼のより素晴らしい状態を目指す信念がアメリカン・ドリームという約束を立て直すのだという考えを伝えるため」と書いている。 全曲スローで、このアルバムをかけながらドライヴすれば、まさにモノトーンの景色が見事に彩られるかのようだ。 Track listing 1.”Here’s to Life” (Artie Butler, Phyllis Molinary) – … Continue reading

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☆『ディス・イズ・イット』終了~マイケルのエクステンション

☆『ディス・イズ・イット』終了~マイケルのエクステンション 【”This Is It” Final Screen】 エクステンション。 「あああ、終わっちゃった…」 なんか気が抜けた…。そんな感じだ。11月27日(金)、2週間延長になっていた『ディス・イズ・イット』の公開が終わった。まだいくつかの映画館では朝まで上映されているところがあるが、とりあえず、DVDまではしばしお休みか。 結局、六本木ヒルズ、新宿、品プリ、有楽町など軒並みだめで、やっと探し当てた港北ニュータウンのワーナーマイカルまで出向いた。前日の様子だと、意外と空いていたと思ったが、道に迷いぎりぎりに入ったところ、超満員。しかも、26時過ぎの回を急遽、追加しました、と盛んにアナウンスしていた。すごいな、土壇場に来て。 毎回思うことを。それにしても、冒頭オーディションのところはすごい。5000人から11人が選ばれたというが、他にアンダースタディー(怪我などのときの代役)は取ってないのだろうか。 マイケルは、6割くらいの力なのだろうが、マイケルと一緒にステージにあがるダンサーやミュージシャンたちは、マイケルがそこにいるだけで120パーセントの力を出している。あらゆる点でマイケルのマジックがかかっている。 「ビート・イット」でマイケルがクレーンに乗るが、その後オルテガがMichael is on cherry picker againといったようなことを叫ぶ。ずっと意味がわからなかったのだが、今、いろいろ調べたらチェリーピッカーがああいうクレーンのことを指していた。 前回書いたマイケルのナレーションの件。最後の方、週末、全員をまとめて円陣を組み、オルテガが挨拶した後、マイケルがちょっとした挨拶をする。ああいう挨拶が何回かあって、その中の1回でナレーションで使ったようなことを言ったのかな、とも少し思った。でも、そういうみんなの前でしゃべるもの、というより、やはり、ナレーションっぽいんだよなあ。元々「メイキング」を作るつもりで、そうしたニュアンスのナレーションを録っていたのか。これは、機会があったら、ぜひオルテガに訊きたい。 マイケルがこのツアーで「ヒール・ザ・ワールド(世界を癒そう、直そう)」というメッセージを発信しようとしたことはよーくわかった。 オルテガが冒頭でダンサーたちに向かって言う。「君たちは、マイケルのエクステンション(extension=延長、伸ばし、エクステ)なんだ」(マイケルの体の一部となって動くんだ。マイケルの体の延長なんだ、といったニュアンス) それは、体の動き、ミュージシャンなら演奏、歌を意味する。しかし、今、この映画を見た観客もまた、マイケルのエクステンションになると言っていいだろう。 マイケルの分身。ダンサーもマイケルの分身、ミュージシャンもシンガーも分身だ。そしてこれからは、観客がマイケルの分身になっていく。そう、マイケルが伝えたいその熱いメッセージを、観客一人一人が胸に秘め、醸造し、それをマイケルのエクステンションとして、人々に発信していくのだ。物事が広がっていくということは、こういうところから始まるのではないかと、強く思った。まさに、Make that changeだ。これは、字幕よりもっと強い「意志を持って変えていこう」「自分たちで変えなければならない」といった気持ちが固くその言葉に込められている気がする。 最終回、最終日の上映は映画館によっては、ライヴ会場でライヴを見ているかのように1曲ごとに拍手が巻き起こったりした場所があったそうだ。すばらしい。これほどリピート率の高い映画もなかっただろう。かつての『ロッキーホラー・ショー』みたいな延々とやっている常設館なんか出来てもおかしくない映画だ。 +++++ 三宿。 映画終了後、三宿に直行。「郷太祭り」という西寺郷太さん誕生日を祝うイヴェントで、郷太さんがマイケルの『ディス・イズ・イット』の曲をかたっぱしからかけるという。三宿ウェッブはかなり煙かったが、「ウォナ・ビー・スターティン・サムシン」から爆音でマイケルがかかった。 途中MCで郷太さんが、最新情報として、「つい最近自殺したイヴァン・チャンドラーの息子ジョーダン・チャンドラーがジャーメイン・ジャクソンに電話をしてきて、『マイケルにいたずらされたというのは全部父親に言わされたもので、うそでした。ごめんなさい』と言ったという」情報が伝わってきた旨の話しをし、客から驚嘆の声があがった。ひじょうに興味深い。 郷太さんは、「シーズ・アウト・オブ・マイ・ライフ」をアカペラで歌っていた。 ■ ディス・イズ・イットCD マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・エディション(初回生産限定盤) posted with amazlet at … Continue reading

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◎B.T.エクスプレス、ライヴ@ビルボード

◎B.T.エクスプレス、ライヴ@ビルボード 【B.T.Express Live At Billboard Live】 パーティーバンド。 1974年「ドゥ・イット」の大ヒットで一躍スターダムにのし上がったニューヨーク出身のパーティーバンド、B.T.エクスプレス(エキスプレス)。リーダー格ジャマール・リスブルックによると11年ぶり4回目の来日とのこと。僕が記憶にあるのは、1982年6月の「ライヴ・イン82」でのライヴ。ライヴも見て、インタヴューもしたので、よく覚えている。よって個人的には27年ぶりの彼らのライヴということになる。 余談だが、あのライヴ・イン82という店は今から考えたら、消防法的に相当危ない店だったと思う。(笑)韓国の射撃場火事のニュースがあったが、もしライヴ・インで火事なんか起こったら何十人という単位で死者が出たのではないか、と今になっては思う。それほどぎゅう詰め、非常口などどこにあるのかわからず、階段もかなり狭かった。逆にライヴをやるには、一体感が生まれめちゃくちゃ熱狂して見られた。 ジャマールによれば、ライヴ・インのあとに、福岡、大阪のブルーノートにそれぞれ別にやってきたので、今回の来日は4度目だと思う、と言っていた。ステージでは11年ぶりと言っていたので、1998年に大阪か福岡のどちらかにやってきていたのだろう。今回来日メンバーでオリジナルは、ベースのジャマールとパーカッションのデニス・ロウ、ドラムスのリロイもかなり古い。 観客席にはソウル・ショーではいつもよく見かけるソウル・ファンが目白押し。アシュフォード&シンプソンでも会ったDJアトムご一行さまが、始まる前からすでに大パーティー状態。メンバーがぞろぞろステージに上がったら、アトムがやんやの喝采を浴びせる。それだけで彼がここにいることがわかる。ミスター・盛り上げ隊長! 今回は、ドラムス、ギター、ベース、キーボード、サックス2、パーカッション、そして女性リード・ヴォーカルという8人編成。典型的なニューヨークのパーティーバンドでほとんどミディアムからアップテンポの曲でどんどん飛ばしていく。観客のあおり方、盛り上げ方は、この手のグループなら、みなお手の物。 そしていきなり「ピースパイプ」からスタート。1階の客席はほぼ総立ち状態だ。なぜかリック・ジェームスの「スーパーフリーク」、そして、「シャウト・イット・アウト」と続き、ブルーズ曲をはさみ、「ギヴ・アップ・ザ・ファンク」。最後は、「ドゥ・イット」「ハヴ・サム・ファン」で本編終了。アンコールで「エクスプレス」。大ヒットはすべてやったというライヴだった。 しかし、この手の古株のソウルバンドのライヴは、ファンの絶対数は少ないようだが、集まるファンの熱気度が濃いのでえらく盛り上がる。そして、ライヴ後は、メンバーの多くがサイン会へ登場。 ◎B.T.エクスプレス、ライヴはビルボードライブ東京で、11月27日も。 http://www.billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=top&shop=1 東京都港区赤坂9-7-4東京ミッドタウンガーデンテラス4階 電話03-3405-1133 ■ B.T.エクスプレス アンソロジー(「ハヴ・サム・ファン」以外は入ってます) BT Express (Anthology) posted with amazlet at 09.11.27 BT Express Harmless (2007-05-08) 売り上げランキング: 45516 Amazon.co.jp で詳細を見る ■ 「ハヴ・サム・ファン」はこちら↓ 1980 posted … Continue reading

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○『ディス・イズ・イット』を観に『メロウ・ディズニー』をバックに舞浜イクスピアリへ

○『ディス・イズ・イット』を観に『メロウ・ディズニー』をバックに舞浜イクスピアリへ 【Headed For Ikspiari To See “This Is It”】 メロウ。 いよいよ今週27日(金)に終わってしまうマイケル・ジャクソンの映画『ディス・イズ・イット』。というわけで、昨日(25日水曜)、近場で見ようと思い、品川プリンスをチェックしてみると、夕方、夜が満席ソールドアウト。川崎アイマックス、六本木ヒルズ、新宿バルト、豊洲、新百合丘など片っ端から、満席か席があっても一番前とかでだめということが判明。あきらめかかったところ、舞浜のイクスピアリでなんとか入れそうなのでさっそく8時50分の回をネットで予約。 舞浜といえば、ディズニーランド。そこで、そのお供にはブラザー松尾KC潔氏プロデュースの最新作『メロウ・ディズニー』を。つい先日CDをもらい、カーステにいれて舞浜へ。ディズニーに行くBGMにはうってつけ。このアルバムは、ディズニー作品を松尾さんが、最近のR&B系アーティストを起用してプロデュースしたもの。登場アーティストは東方神起、MayJ.(メイジェイ)、平井堅、古内東子、三浦大知、有坂美香、青山テルマなどなど錚々たる面々。 「ホール・ニュー・ワールド」から、「ホエン・ユー・ウィッシュ・アポン・ア・スター」、「ビューティー・アンド・ザ・ビースト」などおなじみのタイトル全12曲。これを今風R&Bサウンドで味付け、若いJポップファンに支持されそうな作品に仕上げた。この中ではゴスペル調の有坂美香の「サムデイ」が堂々とした歌いっぷりで個人的に気に入った。着ウタ、アルバム買いか。 何でも、今の20代、30代がクリスマスに過ごしたいホテルのベスト3はディズニー関連ホテルが独占しているということで、そんなクリスマス時期にこの『メロウ・ディズニー』はぴったりかもしれない。12月9日発売なので、その日がお誕生日の子にプレゼントもよし、クリスマスプレゼントにもよし。松尾潔プロデュースの極上なメロディーで愛が深まることまちがいなし。(笑) そうこうしているうちに、舞浜に到着。通算5回目となる『ディス・イズ・イット』だが、ネットで予約した時点では半分くらいだったが、なんと到着してみると、満席ソールドアウト。ネットで予約しといてよかったなぁ~。 今回の発見は、いや、再確認は「アース・ソング」。どうもこの歌は僕は、リハの音源ではなく、既存録音のCD音源か何かのアウトテイク(別ヴァージョン)ではないかと思っていたのだが、それに対してけっこう確信を持った。 それにしても、マイケルが地球温暖化について言及しているナレーション部分は、なぜああいうナレーションがあったのか不思議に思う。コンサートで流すビデオ映像のバックにマイケルのナレーションが入るとは思えないのだが、流すつもりだったのだろうか。「アース・ソング」「ヒール・ザ・ワールド」「マン・イン・ザ・ミラー」での3部作におけるメッセージを語る上ではひじょうに重要なナレーションだ。 エンドロールが終わり、「ヒューマン・ネイチャー」がかかる。ブレイクでストップしてマイケルが言う。「ここでボタンをかけ、自分の時間が少し欲しいんだ。そして観客をじらして~」 キラキラ光るマイケルの足がつま先立って、映画は幕を下ろす。マイケルは、映画が終わった後も観客をじらし、そして、マイケルの時間に浸っている。まだつま先立ちをして、たまたま瞬間立ち止まっているだけなのだ。それはあたかも、To Be Continued (つづく)と言っているかのようでもある。この日は映画が終わると、かなりまとまった拍手が巻き起こり、やはり最終日も観に行こうと決意を新にした。(だが、チケットがけっこうないみたいらしい) ■『メロウ・ディズニー』(2009年12月9日発売)ディズニー・ファンはチェキ Mellow Disney ~R&B Revisited~ posted with amazlet at 09.11.26 ディズニー WALT DISNEY RECORDS (2009-12-09) 売り上げランキング: 649 Amazon.co.jp で詳細を見る … Continue reading

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◆マイケル・ジャクソン@湘南ビーチFM ~ 『全記録』増刷分は12月4日までに書店などに ~ 

◆ マイケル・ジャクソン@湘南ビーチFM ~ 『全記録』増刷分は12月4日までに書店などに ~ AMAでマイケル4部門受賞 【Featuring Michael Jackson On Shonan Beach FM】 メッセージ。 タワー・レコードのイヴェントに続いて、昨日(2009年11月24日)は、葉山マリーナまで出向き、湘南ビーチFMの人見欣幸(ひとみよしゆき)さんの『スターライト・クルージング』にゲスト出演して、マイケル・ジャクソンの話をしてきた。この番組には今年の6月マーヴィン・ゲイ特集のときに出演させていただいたが、このブログでも何度も紹介している通り、番組全体が音楽も含めてインターネットで聴取できる。 本をプレゼントすることになっていたが、30通以上のメールをいただき、なんと番組中にはすべてのメールを読むことができず(どのメールもみんな熱くて文章が長いのです!)、番組終わりにすべて読み、当選者を決めた。なので、『マイケル・ジャクソン全記録1958-2009』の当選者は、来週火曜日の同番組の中でDJ人見さんが発表します。 今回は、『マイケル・ジャクソン全記録』の本のほかに、映画『ディス・イズ・イット』話題が中心になった。曲は、同映画でかかる曲をほぼ順番にかけ、ところどころで1曲聴くというスタイル。番組前には6曲くらいかけようと思っていたが、結局かかったのは、案の定4曲だけ。他はみなBGMになってしまった。(笑)しかも1曲は番組レギュラーのシック関連の1曲として、「カム・トゥゲザー」がかかった。これはマイケル・ジャクソンのものだが、ナイル・ロジャースがギターで参加している。 話しの内容は、『ディス・イズ・イット』のエンドロールの後の部分の意味、映画の運命的な必然、映画に出てこない他のセットリストの曲、『アース・ソング』『ヒール・ザ・ワールド』から伝わるマイケルの『ディス・イズ・イット』にこめたメッセージなどなどだ。 Song list: Starlight Crusing On Shonan Beach FM. November 24,2009 M1 Wanna Be Startin’ Something M2 Come Together (Chic corner) M3 Human Nature M4 Earth … Continue reading

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★マイケル・ジャクソン・イヴェント満員御礼 ★12月NHK-FMでマイケル特集決定

★マイケル・ジャクソン・イヴェント@タワー・レコード~12月NHK-FMでマイケル特集 【Talk Event At Tower Records And NHK-FM Program Due December】 満員御礼。 2009年11月23日(月曜=祝日)、渋谷タワー・レコード7階で、マイケル・ジャクソンに関するトーク・イヴェントが行われた。吉岡正晴と西寺郷太さんがトークを約1時間20分ほど繰り広げた。 7階のブック売り場には開演4時の1時間ほど前から観客が集まり、4時前にはかなりの人が集まった。まずは、タワーの槇田さんの司会で、吉岡が簡単に『マイケル・ジャクソン全記録1958-2009』の誕生の経緯、読みどころなどを説明、さらに1983年8月にマイケル・ジャクソン邸を訪問したときのエピソードなどを紹介、その後西寺郷太さんを呼び込み、2人でマイケルの話を続けた。 当初のネタは、マイケルに対して最初の幼児虐待疑惑の訴えを起こしたイヴァン・チャンドラーが数日前に自殺したというニュース。これらの疑惑はすべて裁判で無罪が確定、いわゆる有名人に対するたかりだったことが証明されたが、ここでマイケルが和解金を支払ってしまったことで、灰色決着と言われるようになった。いわば、このチャンドラーが後にマイケルに対してのさまざまな言いがかりをつける模倣犯を生み出す最初の原点となった人物の死だけに、大きな意味を持つ。 映画『ディス・イズ・イット』についての2人の感想、その意義などの話し。郷太さんがインタヴューしたライオネル・リッチーの話し、23日夜10時から放送されるテレビ番組『スマップ・スマップ』の話し、マイケルの手袋問題(右か左か)、訳詞集の出版が難しいという件など、多岐にわたった。 僕はここで映画についてこんな話をした。『ディス・イズ・イット』は、一切マイケルが死んだという事実が出てこない。マイケルを振り返るシーンも一切ない。これはケニー・オルテガの監督としてのすごいところだ。もし20年か30年後、何も知らないでこの映画を見た人はこの映画の主人公が死んでいるかどうかなどわからなくなるだろう。まだずっと生き続けるというメッセージがあるようだ。 トークの後、郷太さんと僕でそれぞれサイン会。6時近くにイヴェントは終了した。 ++++ 郷太さんはこの日、前日朝までの新宿でのトーク・イヴェント明けだった。このイヴェントでは毎年、いつも強力に酒を飲まされ、その二日酔いでやってきた。控え室では死にそうな青白い顔をしていたが、ステージに上がると、絶好調トークを披露。マイケルの歌マネまで見せてくれたが、サイン会が終わり、控え室に戻ると、「また気持ち悪くなった…」と机に伏せた。あまりにその落差が激しくめちゃくちゃおもしろかった。本番には強いんだなあ…。(笑) (この項、続くかも) ■マイケル・ジャクソン全記録 マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009 posted with amazlet at 09.11.24 エイドリアン・グラント ユーメイド 売り上げランキング: 24 Amazon.co.jp で詳細を見る ■ 新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書 新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書 posted with … Continue reading

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▲『サンデー・ソングブック』はスイートソウル特集だった

▲『サンデー・ソングブック』はスイートソウル特集だった 【Sunday Song Book Featuring Sweet Soul】 スイートソウル。 昨日の日曜(2009年11月22日)は、3連休の中日。東京FM系列で毎週日曜午後2時から放送されている山下達郎さんの『サンデー・ソングブック』が、久々にスイートソウル特集だった。達郎さんが、ソウル系の特集をするときは、いつもマニアックなので、メモを片手に聞き耳を立てずにはいられない。 この日も、ニューバース、ブルー・マジック、コンティネンタル・フォー、シリータなどがかかる。なんとこの日の最大のレアものは、黒人2人組パターソン・ツインズのシングル「アイ・ニード・ユア・ラヴ」。これはマラコ・レコードから1975年に出たということだが、僕も知らなかった。彼らはアルバムが出ているが、もちろんそれには入っていない。 2曲目ブルー・マジックをかけるときに、彼らの全盛は1970年代だが、その全盛期が過ぎたような時期の作品のほうが「アクがぬけていていい」という紹介に膝を打った。「アクがぬけた」ブルー・マジック。まさに、その通りという感じで、この言葉に感銘。ひょっとしてジェームス・ブラウンの1990年代の作品なども「アクが抜けた」作品と言えるかな。 コンティネンタル・フォーは、このアルバムは持っているが、もうすっかりごぶさた。何年も聴いていない。もっとスイートなイメージが漠然とあったが、けっこうサウンドはスイートだが、インパクトが強い。 ラジオ、あるいはソウル・バーでも同じだが、自分で持っていても何年も聴いていないで、すっかり忘れているような作品がぽっと飛び出てくるというのはとても嬉しいもの。そのレコードを手に入れた頃のことなども思い出す。その当時は、まさか自分が30年後にこのアルバムに入った曲を、ラジオから聴くなんてことは夢の夢にも思わなかっただろう。 それにしても、日曜の午後、日本全国でこんなマニアックなソウルの曲がラジオから流れてくるなんて、なんてすごいことなんだ。 On Air List : 2009/11/22 Sunday Song Book 14:00 – 1. パレード (95 Remix) / 山下達郎 2. Dream Merchant / New Birth 3. Land Of Make … Continue reading

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■アシュフォード&シンプソン(パート3):インタヴュー:モータウンでは「スピード」が必要だ

■アシュフォード&シンプソン(パート3):インタヴュー (昨日からの続き) 【Ashford & Simpson: Said “Speed Is Important At Motown”】 スピード。 モータウンの成功についてニックが言う。「ベリー・ゴーディーが生み出した『サウンド・オブ・ヤング・アメリカ』というコンセプトがとても生きていたと思う。もちろん、それを支える素晴らしいソングライター、プロデューサー、素晴らしい歌手たち、素晴らしい楽曲。すべてのコンビネーションがうまく行ったんだ。一番の大きな要因は、その楽曲をしっかり歌えるシンガーがいたということだと思う。今の時代は、とてもトリッキーなシンガーが多いだろう。あの頃は違った」 ヴァル。「あの頃、モータウンで私たちは驚くべきことに、クリエイティヴ・コントロール(何かを好きにクリエイトする自由)があったのよ。曲のここをこうしろ、ああしろ、サウンドはこうしろ、なんてことは滅多に言われなかった。私たちも『こうしたほうがいいかしら』などと彼らに尋ねることもなかった。私たちは出来上がったサウンドのマスターを彼らに渡すだけ。で、ほとんどの場合、そのマスターがそのままリリースされていた」 ニック。「モータウンで心がけなければならなかったことのひとつは、『スピード』だ。モータウンには多くのシンガー、アーティストがいる。だから、いい曲をすぐに作って、すぐにリリースしないといけない。早く曲ができないとダメなんだ。みんな、たとえば、1日で3曲レコーディングしたいと思っている。スタジオでぐずぐずしているヒマはないんだよ。(笑)すぐに終えなければならない。そして、最終段階ではベリー・ゴーディーが『クオリティー・コントロール』(品質管理)をするというわけだ。早くても、ダメな作品はダメ、ということだね」 モータウンは印税率が低いことで評判だった。たとえば、モータウンきってのプロデューサー・チームで多くの傑作を生み出したホランド・ドジャー・ホランドは、その印税率の低さを不満に思い、モータウンを辞めて独立、ホットワックス/インヴィクタス・レコードを自ら立ち上げる。ノーマン・ウィットフィールドも、モータウンを辞めたり、アーティストたちも徐々に去っていくようになる。アシュフォード&シンプソンも1973年までにはモータウンを去る。やはり、モータウンの印税は低かったのが辞めた理由なのだろうか。 ニックが慎重に言葉を選ぶ。「モータウンは独特のビジネスのやり方があってね。これは有名な話しだが、最初モータウンと契約するときは、契約書をモータウンのオフィースから持ち出せない。だから、僕らは僕らの弁護士と相談することもできない。サインするか、しないか、だけなんだ。僕たちはまだ当時まったく何も知らない新人だったから、そして、モータウンで曲が書けるということに大喜びしていたので契約書にサインするしかなかったというわけだ(笑)」 ヴァル。「モータウンはあの時代、あらゆるもののトップに君臨していた。アーティストをプロデュースすること、曲を書くこと、シンガーたち。私たちは何も知らなかった。モータウンという名前が大きく輝いていたのね。そしてある部分は、ビッグ・シークレット(大きな秘密)だった。そこを私たちは知ることはなかった。でもその秘密があっても、モータウンはそれが機能していた。ひじょうにうまく機能していたのね、何年も、何年も」 あなたたちが、モータウンを去ったのはやはり同じ理由なのでしょうか。 ヴァル。「いや、基本的には、私たちが去ったのは、契約期間が切れたから、ということね。でも、私たちは(ソングライターとしての)契約が切れた後も、ダイアナ・ロスのプロジェクトをてがけたり、曲を提供したり、それからダイナミック・スペリアーズといったグループをプロデュースしたり、いろいろ仕事はしていて良好な関係なのよ」 ニック。「僕たちはモータウンに対して怒ったりしてないよ。(笑) 僕たちは『モータウン・カレッジ』をハッピーに『卒業』したんだ、ははは」 モータウンでソングライターとして成功を収めたアシュフォード&シンプソンは、約7年のモータウン時代を「卒業」し、アーティストとしてワーナー・ブラザースと契約する。 ヴァル。「ワーナー時代も楽しい時代だったわ。もちろんこの時代にも多くのことを勉強した。ファースト・アルバムは、今でも誇りに思っている。もっともあの頃は、私たち自身、何をどうすればいいかまったくわからなかったんですけどね(笑) ワーナーに来て、『センド・イット』のアルバムが、私たちの最初のゴールド・アルバムね」 ファースト・アルバム『ギミ・サムシング・リアル(Gimme Something Real)』は1973年10月にリリースされた。『センド・イット』は1977年にリリースされた5枚目のアルバムだ。 「ちょうどその頃からライヴをやるようになり、ツアーを始めた。アーティストとしてのヒット曲を作る、ということが大きな目標になってきたんだ」 先にダイナミック・スペリアーズの名前が出たので、彼らに尋ねた。「ダイナミック・スペリアーズの「シュー・シュー・シャイン」は僕の大好きな曲のひとつですが、これはあなたたちはステージではやらないのですか?」 ヴァル。「あらあ、これはやったことはないわ」 「なんでやらないんですか」と僕。ニック。「やってないなあ。考えたことなかった。でも、じゃあ、そう言うなら、こんどやってみようか」「じゃあ、次回の来日のときでも、ぜひお願いします」 他にも聴きたい曲はたくさんある。そして、他にも訊きたいことはたくさんあったが、あっという間に予定の20分が過ぎた。 ◎ アシュフォード&シンプソン・ライヴは、今日(2009年11月22日)まで東京ブルーノートで。 http://www.bluenote.co.jp/jp/index.html ■ アシュフォード&シンプソン、初来日ライヴ評 November 20, 2009 アシュフォード&シンプソン:ストーリーを聴かせるライヴ (パート1) http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10392434386.html November … Continue reading

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●アシュフォード&シンプソン (パート2): インタヴュー

●アシュフォード&シンプソン (パート2): インタヴュー 【Ashford & Simpson Talks】 夢。 ニューヨークの小さなアパートの部屋で見よう見まね、聴きよう聴き真似で曲を作っていた夫婦のニック・アシュフォードとヴァレリー・シンプソン。1960年代から売れっ子ソングライターとなり、1970年代には自身でヒット曲を出すアーティストとなった。僕は彼らの作り出すメロディーが大好きで、1985年と1986年にニューヨークでインタヴューをしたことがある。ライヴはロスアンジェルスのユニヴァサール・アンフィシアターで見た。来日は初。再会は23年ぶりということになるが、仲良し夫婦ぶりはまったくかわらなかった。 インタヴューの部屋に現れた二人はソファにぴったり寄り添って、質問にてきぱきと答えていく。 「モータウンとのきっかけは、元々はホランド・ドジャー・ホランドからだった。彼らが僕らが作ったテープを聴いてね。『この歌、全部君たちが作ったのか、このトラック、全部作ったのか、歌詞もか』と言って、ずいぶん驚いた様子だった。そして彼らが(モータウン社長の)ベリー・ゴーディーに僕らのことを話したんだ。その後の話は、昨日ステージで話した通りだよ。(笑) ミスター・ゴーディーから連絡があったときは、大いに喜んだよ」とニック。 ヴァルが言う。「モータウン・ファミリーに入るのは、ソングライターの夢よ。ソングライターなら皆それを夢見ていたわ」 ニック。「(モータウンでは)本当に多くのことを学んだ。そして競争が厳しかった。本当に『ベスト』でなければならない。あるとき、モータウンで有名な『クオリティー・コントロール会議』(作品評価会議、直訳では品質管理会議)に出席したことがあった。その曲が(翌週モータウンから)リリースされるか、どうか、決める会議だ。そのときは、まずスモーキー・ロビンソンの曲が提出された。『もうちょっとだな』と言われた。ノーマン・ウイットフィールドの曲が出された。『もう少しだな』 そして僕たちが書いた曲が流された。僕はものすごくナーヴァスになった。出席者はとても静かになった。するとベリー・ゴーディーが言った。『この曲は投票は必要なさそうだな。すぐ、プレス工場へ送れ』 その曲は、『ユー・アー・オール・アイ・ニード・トゥ・ゲット・バイ』だった」 ヴァル。「私はその会議には出席してなかったんだけどね。私たちもそんなにたくさんその会議に出席したわけではないのよ。私たちはニューヨークに住んでいたから。2-3ヶ月に1回くらいしかデトロイトには行かなかった」 曲を書くパターンは決まっていない、という。ニック。「誰かが、僕のところにやってきて、『ソリッド、ブラザー』と言った。そこで、『ソリッド』という言葉が響いたので、それを元に曲を作ったんだ」 ヴァル。「ドラマーとときにベース・プレイヤー、あるいはキーボード・プレイヤーくらいで、とてもシンプルな編成でデモは作るわ」 彼らが作り出した作品には多くの傑作がある。前日のステージでもっとも盛り上がった「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」は果たしてどんな風に出来たのか。 ニックが説明する。「あるとき、セントラル・パークを歩いていた。するとマンハッタンのビル郡が僕には山のように見えたんだ。そこでAin’t no mountain high enough like in New York, I’m gonna make it(ニューヨークみたいにビルが山のように高くなっている所はない、僕はここで絶対成功してみせるぞ)って思ったんだ。それですぐ部屋に戻ってヴァルにその話をして、一緒に曲を書いたんだ」 ニックは詩人だ。 「この曲には、ご存知のように2つのヴァージョンがある。最初は、ハーヴィー・フュークワがプロデュースしたマーヴィン&タミーのヴァージョン、そして、ダイアナ・ロスのソロ・キャリアを飾ったヴァージョンだ。ダイアナのヴァージョンは僕たちがプロデュースしたんだが、ちょうどあの頃、アイザック・ヘイズが長尺の曲を録音していてね。僕たちも、この曲をそんな風にロング・ヴァージョンでやってみよう、ということになった。それであれはあんなに長いんだよ」 ダイアナのヴァージョンは6分超だ。当時のシングルとしては異例の長さだった。 ニック。「マーヴィン・ゲイというシンガーは、本当に素晴らしい。たとえば、自分が書いた歌詞があまり強力じゃないと思っていたとする。でも彼がその歌を歌うと見事な曲になるんだ。まるで、マーヴィンが歌うとバイブルのようになる」 ヴァル。「彼はステージではとてもクールに振舞うんだけど、スタジオでは本当に真剣にガッツを持って必死になって曲に取り組むの。彼がソウルに触れようとしているのがわかるわ。ああいう姿を見ているのは本当にエキサイティングだったわ」 ヴァル。「『エイント・ナッシング・ライク・ア・リアル・シング』は、私たちが実質的に初めてプロダクション全部をてがけた作品だった。レコーディング・スタジオでは多くの人たちがその様子を見ていて、とてもナーヴァスになった。マーヴィンは私たちがうまく行くように仕向けてくれたので、結果、とてもいいものが出来た」 彼らがモータウンにいたのは、約7年。そして、彼らは「モータウン学校を卒業した」。モータウンの後、アシュフォード&シンプソンは、ワーナー・ブラザースとアーティスト契約を結ぶ。ニックは「僕たちは、人前で歌うことも好きだったから、パフォームすることにより重点を置くようになるんだ」とその変遷を語る。 (この項続く)  ■ アシュフォード&シンプソン、初来日ライヴ評 November 20, 2009 … Continue reading

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⊿アシュフォード&シンプソン:ストーリーを聴かせるライヴ (パート1)

⊿アシュフォード&シンプソン:ストーリーを聴かせるライヴ (パート1) (ライヴ、ネタばれあります。これからごらんになる方はご注意ください) 【Ashford & Simpson Tell Their Story On The Stage】 鏡。 1960年代から1970年代にかけて多くのヒットを書き、さらに自分たちでもヒットを放ってきたニューヨークのおしどり夫婦ソングライター・デュオ、アシュフォード&シンプソン待望の初来日公演。まずはなによりソングライターとして多数のヒットがあるので、全14曲、すべてヒット曲というファンとしては嬉しいセットリストになった。 彼ら自身の歌でなくとも、ダイアナ・ロスの「ボス」、シャカ・カーンやホイットニー・ヒューストンで知られる「アイム・エヴリ・ウーマン」、映画『天使にラヴソング』の挿入歌としても知られる「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」などなど彼らの作品は素敵な歌詞にひじょうに覚えやすいメロディーが散りばめられる。星の数ほどあるヒット曲は、ヒット曲としての鏡のような作品群だ。 彼らの出世作でレイ・チャールズによって歌われ1966年に大ヒットした「レッツ・ゴー・ゲット・ストーンド」を歌い終えるとニックがバックのミュージシャンのメロディーにのせて語り始めた。 「この『レッツ・ゴー・ゲット・ストーンド』が大ヒットしたら、僕たちの生活は一変した。それまでは(食べていたものが)ハンバーガーだったのが、ステーキになり、小さなアパートがラグジュアリーなマンションになった。そしてデトロイトから1本の電話がかかってきた。ミスター・ベリー・ゴーディーだ。彼はモータウンへ僕たちを誘うために、航空券を送ってくれた。それを見て驚いたものだ。なんとファースト・クラスのチケットだったんだ。デトロイトに行ってミスター・ゴーディーに会うと彼は言った。君たちはいいソングライターのようだが、我々は『レッツ・ゴー・ゲット・ストーンド』のような曲はいらない。うちにいるのはクラッシーなアクト(品のいいアーティスト)だ。たとえば、ダイアナ・ロス、テンプテーションズ、マーヴィン・ゲイなどだ。彼らにあった曲を書いてくれ」 「僕たちはニューヨークに戻り、缶詰になって一生懸命曲を書いた。書いて、書いて、なんとかして遂に曲が完成した。僕たちはデトロイト行きのチケットを買って、デトロイトに行き、ミスター・ゴーディーに言った。あなたが探している曲がやっと書けました。こんな曲です」 そう言って始まったイントロが、「エイント・ナッシング・ライク・ア・リアル・シング」(マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルの1968年の大ヒット)だ。ヴァレリーが最初の数単語を歌うだけで観客からやんやの喝采。以来彼らの書いたヒットはモータウンから次々とヒット。ここでは3曲メドレーで披露される。「ユア・プレシャス・ラヴ」、そして、「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」、いずれもマーヴィン&タミーのヒット。 Ain’t no mountain high enough Ain’t no valley low enough Ain’t no river wide enough Nothing To keep me from getting to … Continue reading

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△スーパー・ディスコ・ナイト、12月20日に開催

△スーパー・ディスコ・ナイト、12月20日に開催 【”Super Disco Night” Will Be Held On December 20th】 告知。 玉川高島屋がちょうど40周年となることを記念し、三宿のソウル・バー、ソウル・ナッツ、FM世田谷らが手を組み、『クリスマス・スペシャル~スーパー・ディスコ・ナイト~東京ウエスト・サイド』と題した一大ソウル、ディスコ・イヴェントを来る2009年12月20日(日曜日)、玉川高島屋アレーナ・ホールで行う。このイヴェントには、世田谷区のソウル・バー、川崎のソウル・バーなども協力。この近辺の17軒のソウル・バーなどを紹介した、ちょっとしたソウル・バー・マップを大量に印刷、フライヤーとしても配布している。 ライヴ出演は、バブルガム・ブラザーズからブラザー・コーン、マイケル・ジャクソン生き写しのパフォーマンスが高い評価を得ているMJスピリット、ソウルフルな2人組シュガー・ピンプス、ロックンロール&ソウルのワンダラーズ、レディー・キューブ、ソウルダンスのマイケル鶴岡ら。DJ陣は、DJオッシー(Osshy)、ケイコ(K-Co=ソウル・ナッツ)。MCに吉岡正晴。 なお本ブログをごらんになり、superdisconight@yahoo.co.jp に予約を入れてくださった方は、特典として、優待価格(3500円)で入場でき、特製ステッカー、世田谷地区ソウルバー・マップなどのグッズがもらえます。 概要 タイトル:クリスマス・スペシャル 『スーパー・ディスコ・ナイト~東京ウエスト・サイド』 日時:2009年12月20日(日曜)18時~23時 場所:玉川高島屋ショッピング・センター西館1階 アレーナ・ホール 〒158-0094 東京都世田谷区玉川3-17-1 電話:03(3709)2222 http://www.tamagawa-sc.com/home.html 料金:4000円(1ドリンク付き) ショータイム:20時から 出演: ブラザー・コーン、マイケル鶴岡、MJ-スピリット、シュガー・ピンプス、レディー・キューブ、ワンダラーズ、ほか。 DJ: DJオッシー、DJケイコ 司会: 吉岡正晴 特典: 本ブログをごらんになり、superdisconight@yahoo.co.jp に予約を入れていただいた方には、優待価格で入場できる優待券、特製ステッカーなどのプレゼントをお送りします。 superdisconight@yahoo.co.jp まで、あなたのお名前、住所、連絡先、入場人数をお書きの上、メールをお送りください。折り返し、チケットの引き換え方法など詳細を書いた確認メールを差し上げます。なお、携帯メールからお送りいただく場合、こちらからの返信アドレス@yahoo.co.jpを受信できますよう、ドメイン指定などお願いいたします。 EVENT>ANNOUNCEMENT

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☆キャプテンEO、2010年1月米ディズニーで再公開へ

☆キャプテンEO、2010年1月米ディズニーで再公開へ 【”Captain EO” Will Be Coming Back To Disney January 2010】 復活。 1986年、アメリカのディズニー・ランドで公開されたマイケル・ジャクソンの3D(スリーディー)映画『キャプテンEO(イオー)』が2010年1月から同じディズニー・ランドで公開されることになりそうだ。ハリウッド・リポーター誌のロジャー・フライドマンなどが2009年11月16日、明かした。同映画の権利はすべてディズニー社が保有しており、再上演に関してはディズニー次第と言われている。ディズニーでは再公開に向けて、レッド・カーペットのイヴェントも計画中とのことだ。マイケル死去後、再公開を望む声が高まっていた。 『キャプテンEO』は1986年9月18日から、1997年4月までおよそ足掛け12年にわたってディズニー・ランドで公開されてきた約17分のショートフィルム。(日本では1987年3月20日から1996年9月1日まで公開) 入口で3D眼鏡をもらい、それをかけて映画を楽しむ。実際、これをかけてみると、宇宙に浮遊している石や登場人物などが飛び出してくるように見える。 ジョージ・ルーカスがプロデューサーとなり、彼から振られたスティーヴン・スピルバーグがフランシス・フォード・コッポラに振り、最終的にコッポラが監督した『スターウォーズ』風の短編映画。マイケル・ジャクソン主演、アンジェリカ・ヒューストン、ディック・ショーン共演。共演のディックは、公開後1年余で他界している。 ここで歌われるマイケルの楽曲は、「ウィ・アー・ヒア・トゥ・チェンジ・ザ・ワールド」と「アナザー・パート・オブ・ミー」。前者は長くCD化はされていなかったが、2004年のマイケル・ジャクソンの『アルティメート・コレクション』に、また、後者は1987年のマイケル・ジャクソンの『バッド』のアルバムに収録された。後者は『アルティメート』にも収録。『キャプテンEO』の映像自体はまだ正式にはDVD化、映像作品化はされていない。 当時はカリフォルニア州アナハイム、フロリダのディズニー・ワールド、パリのディズニーランド、そして東京ディズニー・ランドの4箇所で公開されていた。 マイケルとディズニーに関しては、1997年、中東の富豪プリンス・アル・ワリード氏と手を組んで、ディズニーランド内に「ピーター・パンズ・ネヴァーランド」を作る構想があったが、結局実現していなかった。 ■ キャプテンEOの2曲は、今では『アルティメート・コレクション』に収録。 The Ultimate Collection posted with amazlet at 09.11.18 Michael Jackson Epic (2004-11-16) 売り上げランキング: 228 Amazon.co.jp で詳細を見る ■ 映画『ムーンウォーカー』も公開中。これはDVD ムーンウォーカー [DVD] … Continue reading

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◎「マイケル・ジャクソン全記録」~オノ・ヨーコさん~ノラ~マリオ~「ダンシング・グルーヴ」~デレ

◎「マイケル・ジャクソン全記録」~オノ・ヨーコさん~ノラ~マリオ~「ダンシング・グルーヴ」~デレクB訃報 【Michael Jackson Book etc.】 もろもろ。 おかげさまで『マイケル・ジャクソン全記録1958―2009』がご好評をいただいている。昨日、アマゾンでは一時的に品切れしているようだ。出版社によると、すぐに入荷するように手配したそうだが、全体的に品薄で、増刷も視野にいれている、とのこと。そうなると、当然、初版での誤字脱字を直すことになる。もし読者の方で、これらに誤字脱字、事実の違いなど発見されたら、メールなどいただけると幸いです。ebs@st.rim.or.jpまでよろしくお願いします。 マイケル・ジャクソン全記録↓ 昼間(2009年11月16日月曜)NHKの『スタジオ・パーク』にオノ・ヨーコさんが出ていた。毎年この時期にあるジョン・レノンのトリビュート・ライヴでの来日とのこと。こういうプロモーションで出ることにかなり驚いたが、インタヴューの女性アナと最初からからみあってない印象を受けた。アナの質問などのやりとりがあまりに内容が薄くて軽いために、超インテリで学識のあるオノ・ヨーコさんが戸惑っている風だった。オノ・ヨーコさんのような天才に対して、そこらの芸能人に応対するようにしてはいけない。それとちゃんとヨーコさんの答えを聴かないと。ぼくは、『ダブル・ファンタジー』(1980年)を聴いた時に、理由はないのだが、オノ・ヨーコさんっていうのはなんて天才なんだと直感した。周囲は誰も同意してくれなかったが…。 やはり『ダブル・ファンタジー』。ジョンとヨーコさんの曲が交互に。↓ ダブル・ファンタジー(紙ジャケット仕様) 昨日のソウル・サーチン・ブログでのノラ・ジョーンズの「チェイシング・パイレーツ」の記事について、元々のライナーの訳詞からでも意味はそこそこわかる、との指摘をいただいた。その方は女性だが、ノラの女心がよくわかる、とのこと。歌詞を見る男目線と女目線の違い…。 ノラ・ジョーンズ『ザ・フォール』↓ ザ・フォール 夕方、郵便物の中に湯川れい子先生からの直筆のお手紙。先日お送りした『マイケル・ジャクソン全記録』へのお礼状だった。達筆で、また、内容にも感動。 夜、ビルボードライブでマリオのライヴ。元気いっぱいで、アリーナ前列の女性ファンの目は全員ハートマーク。けっこうバラードもじっくり歌って、アンコール含めてちょうど70分。途中にマイケルの「ロック・ウィズ・ユー」を含み、アンコールにマーヴィン・ゲイの「セクシュアル・ヒーリング」。これは驚いた。 マリオ最新作↓ D.N.A.(期間生産限定盤) そして、FM横浜へ直行。鈴木しょう治さんDJの『ダンシング・グルーヴ』生放送。深夜12時半から30分弱。リスナーから来たマイケル邸訪問の話をしてください、というメールに応えて、その話しから『ディス・イズ・イット』、そして、『マイケル・ジャクソン全記録1958―2009』の話しへ。あっという間にしゃべり倒した。鈴木さんから、以前話をした「ソウル・バー本」はどうなった、と訊かれ、「そういえば…」と思い出したが、果たして。 『ダンシング・グルーヴ』を聴きながら第三京浜で自宅に戻る。ちょうど彼が先週行ったライオネル・リッチーのインタヴューをやっていた。「『エンドレス・ラヴ』、ケニー・ロジャースがヒットした後、モータウンから、ソロ・アルバムを作ろうlet’s do solo.と言われた。ソロになろうgo soloではなくてね」というコメントが印象深かった。 最新ベスト。ライナーノーツ書いてます↓ ベスト・オブ・ライオネル・リッチー(DVD付) 戻ってPCを立ち上げると、イギリスのラッパー、デレクBの訃報が。デレクBは1965年1月15日、イギリスのロンドン生まれ。デレク・ボーランド。15歳のころからDJを始め、イギリスの海賊ラジオで活動。ニューヨークのヒップホップ界の大御所ラッセル・シモンズと契約、アメリカ進出。クッキー・クリュー、エリック・B・ラキームなどをてがけた。2009年11月15日(日曜)にロンドンで死去。まだ44歳。海賊ラジオ=パイレート・レイディオpirate radio。ん? パイレートは、ここでは単数だなあ…。 そういえば、最近「ミスター・モロモロ」と言われることがある…。 ENT>MUSIC> OBITUARY>Derek B

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○ノラ・ジョーンズ最新作『ザ・フォール』~「海賊を追いかけて」の意味

○ノラ・ジョーンズ最新作『ザ・フォール』~「海賊を追いかけて」の意味 【What Is Metaphor Of “Chasing Pirates”?】 海賊。 ノラ・ジョーンズが通算4作目の新作『ザ・フォール』を出した。昨日(2009年11月15日)の「山野ミュージック・ジャム」(インターFM76.1mhz東京地区)でもご紹介したが、ノラは山野楽器でも特別売れるアーティストだ。FMでのこのコーナーが始まったのが2002年4月だが、その第2回目にちょうどリリースされたばかりの彼女のデビュー作『カム・ゴー・ウィズ・ミー』を紹介した。以来彼女のアルバムはリリースされるとすべて紹介、また彼女主演の映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』も紹介している。 僕は個人的にはやはりファースト・アルバムがベストだと感じてはいるが、それでもノラのアーティストとの発展性、伸びているところに注目している。何よりも、僕は彼女の声が好きなので、新譜は必ず聴く。彼女がロック寄り、あるいは、カントリー寄りになると、僕のテイストからははずれるが、さて、今回はどんな感じになるだろうか、と期待に胸を弾ませる。 アルバムのトップは、「チェイシング・パイレーツ(海賊を追いかけて)」だ。そして、この曲の英詞と訳詞を読んだ。…のだが、意味がよくわからない。英語のマーヴィン先生に尋ねたところ、彼も英語詞を読んでもこの言葉が意味するメタファーがわからなかった。 Chasing Pirates (Written by Norah Jones) In your message you said, you were going to bed, but I’m not done with the night. So I stayed up and read … Continue reading

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◆オバマ大統領と抹茶アイス

◆オバマ大統領と抹茶アイス 【Obama Focused On Matcha Icecream Than Buddah】 抹茶。 2009年11月13日、アメリカのオバマ氏が、アメリカ大統領として初来日。14日朝、港区のサントリー・ホールで演説を行った。NHKで生中継された。 なんと、我らがブレンダ・ヴォーンがこれに招かれ、朝8時のドア・オープンから並んだそうだ。しかも、前から6列目でオバマの演説を聴いたという。 10時過ぎから始まった演説。さすがに、オバマ大統領、つかみがうまい。いきなり、「子供のころ、母に鎌倉に連れてかれ、大仏を見たが、そのときは、抹茶アイスクリームのほうが気になっていた」と言って笑いを誘う。そして、昨日(前日)の夕食の席で鳩山首相とアイスクリームの思い出を話せてよかった、とも付け加える。まるで今朝書いたような(実際この朝に付け加えたのだろう)ライヴ感たっぷりの数行だ。 実はブレンダから8時ごろに着信履歴があり、僕は寝ていたのだが、終わった後、ブレンダにかけなおした。すると大使館関係から招待状が来て驚いたがこんなチャンスはないので、喜んで行ったという。「次の機会には、彼の前で歌いたいわね。あ、そうそう、演歌歌手のジェロがいたわよ」とのこと。「オバマに直接会えたか」と尋ねたら、さすがにそれはまったく無理だったそうだ。でも、前から6列目はすごいな。 話は変わるが、僕はひょんなことからオバマTシャツを数枚手に入れ、マーヴィン・デンジャーフィールド(大のオバマ好き)や、松尾さん、マーチン、ハセヤンにプレゼントした。 話は最初にもどるが、考えてみると、これから鎌倉の大仏の売店では、抹茶アイスが飛ぶように売れるんだろうなあ…。 ■ ソウル・サーチンのオバマ関連記事 November 08, 2008 「チェンジ・イズ・ゴナ・カム」から「チェンジ・ハズ・カム」へ~オバマ氏勝利演説 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081108.html オバマ演説の中で、このシカゴでの「ヴィクトリー・スピーチ」は最高峰、白眉の出来だ。歴代大統領の演説の中でも名演説と言える。 January 19, 2009 磁力持つオバマのソウル・スピーチ http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090119.html January 20, 2009 オバマ就任イヴェント、多数のアーティストが参加 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090120.html January 21, 2009 オバマ大統領誕生~アレサの歌が祝福 http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090121.html January 22, … Continue reading

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★フェイス・エヴァンス・ライヴ

★フェイス・エヴァンス・ライヴ 【Faith Evans Live】 クラブ。 Pディディーの秘蔵っ子としてデビュー、アルバム5枚(うち1枚はクリスマス・アルバム)で瞬く間にアメリカR&B業界でのスターになったフェイス・エヴァンスのライヴ。4枚のアルバムはいずれもプラチナム(100万枚以上)のセールスを記録しているので、圧倒的な人気を獲得している。かつて来日が決定したがキャンセルされたため、今回が待望の初来日。 バンド編成は、ドラムス、ギター、キーボード2人にDJという5人。多くの音はキーボードからシークエンスで出ているようだ。女性コーラスなども事前録音。全体的には、クラブなどで行われるショーという感じだが、フェイスの歌声はひじょうに魅力的。なによりも、その声の良さと歌のうまさが、ヒップホップ系ではずばぬけている。 会場の1階は、ほぼ最初からスタンディングで、フェイスに熱狂的に反応。曲も、踊れるミディアムからアップテンポの曲が多かったので、のりのりになった。所々聞かれるバラードでの歌唱は抜群だ。ただこの日は喉の調子が悪いとかで、ショーが途中のDJプレイを含めても正味62分。次回はなによりあの素晴らしい声と歌を、フル・バンドでのフル・ショーを見てみたい。 ■フェイス・エヴァンス過去4枚のアルバムはいずれもプラチナ・アルバムに Faith posted with amazlet at 09.11.13 Faith Evans Bad Boy (2005-10-24) 売り上げランキング: 46993 Amazon.co.jp で詳細を見る Keep the Faith posted with amazlet at 09.11.13 Faith Evans Puff Daddy (2005-10-31) 売り上げランキング: 77651 Amazon.co.jp … Continue reading

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▲『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』発売プロモーション開始

▲『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』発売プロモーション開始 【Michael Jackson Visual Documentary; Promotion Just Begun】 宣伝。 マイケル・ジャクソンが、何年何月何日、どこで何をしたか、どのように。そうした事実だけを忠実に記録し、それらを集大成した著作『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』(エイドリアン・グラント著、吉岡正晴翻訳監修)が2009年11月10日リリースされた。少しずつプロモーションを開始した。 やはり、この本の素晴らしいところは、「ゴシップはいらない。事実の積み重ねだけで、マイケルの足跡を振り返る」というコンセプトだ。イチローがよく言う。「ヒットの1本1本の積み重ねが、偉大な記録を作る」 まさにその通りで、この本で記録されているひとつひとつの積み重ねがマイケル・ジャクソンを偉大なスーパースターにしているのだ。そういう意味では、マイケル・ジャクソンというスーパースターのDNAをひとつひとつ解剖しているかのような書と言ってもいいかもしれない。 昨日(11月12日)は、午後ずっとメールの返事やら、電話やらで忙殺され、夕方、幕張のベイFMへ。一度今年の5月にマーヴィン・ゲイ本の宣伝に行き、道も覚えていた。道は混んでいなかったので、40分程度で到着。5時過ぎに着くと、あたりはもう真っ暗。前回来た時は、時間が早かったせいもあるが、まだまだ明るかった。この日は暗くて、どのビルだったかが、わからなかった。でも、ツインタワーを見つけて、駐車場に。 DJ伊津野さんは、おそらく1970年代後期、あるいは1980年代初期か、ディスコ協会の勝本さんを通して知り合って以来だと思うので、30年近い付き合いか。正確に何年何月何日に初めて会ったのかがわからない。読者のみなさんも、『自分全記録19xx–』というのを、『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』の余白に書き込んでください。(渡辺祐氏アイデアより) つくづく日記というのは、書いておくものだなあ、と思う。文章にしなくても、誰と会ったとか、どこ行ったとか、何を食べたかだけでもいいかも。 6時の時報から、あっという間の30分。2曲(「アース・ソング」と「マン・イン・ザ・ミラー」)をかけるつもりだったが、例によって話が長くなり、後者はかからず。番組終わるのを待ち、軽く挨拶をして、ベイを後に。 半蔵門に向かい、8時半、TFMのスタジオへ。JFN用の番組のコメントを録り、その後10時からの『大西貴文のザ・ナイト』へ。前半と後半で2曲ずつ計4曲選んでおいてください、というので、選んだのは、「スムース・クリミナル」、「ビリー・ジーン」、「マン・イン・ザ・ミラー」、「ヒール・ザ・ワールド」。 結局かかったのは、前半で「スムクリ」、途中で「ビリー・ジーン」、さよならのご挨拶で「ヒール・ザ・ワールド」、実質3曲。 本の話しとしては、この翻訳本が誕生した経緯、追加分が200ページ近くなっていること、個人的にはリサ・マリーの追悼文、エイドリアン・グラントのあとがき、そして、マイケル・ジャクソン発言集がひじょうに感動的だ、というようなことを話した。 マイケル本どれを買えばいいか、と問われれば、究極的に言えば、マイケル・ジャクソン本人が書いた『ムーンウォーク』(田中康夫翻訳)、西寺郷太著『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』、そして、この『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』(エイドリアン・グラント著)と言える。(若干手前味噌で申し訳ないが・・・) そして、それ以上にもちろんのことだがCDとDVDで、マイケルを知るのが一番いい。 アマゾンにおいて、 本 > エンターテイメント > 音楽 > 海外のロック・ポップス のジャンルで、おかげさまでずっと1位になっています。ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。 ■ マイケル本、買うならこの3冊 『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』 マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009 posted with amazlet at 09.11.13 エイドリアン・グラント … Continue reading

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■『ディス・イズ・イット』IMAXシアターで見る

■『ディス・イズ・イット』IMAXシアターで見る 【This Is It at IMAX Theater】 IMAX。 『ディス・イズ・イット』をIMAX(アイマックス)シアターで見た。今回、アイマックスで見るというので、どこへ行けばいいのか、いろいろ調べたら、以前品川プリンスにあったアイマックスも、新宿の高島屋にあったアイマックスも、どちらもつぶれてなくなっていた。というわけではるばる川崎まで雨の中出向く。 以前のアイマックスのスクリーンというと、それこそビル3階建て分くらいの高さがあったような気がしたが、今回は普通サイズみたいな感じ。 確かに、音も大迫力、そして、360度回る感じで、映像は特に最初の部分がクリアで素晴らしい。よく綺麗に見えるのだが、高性能のカメラで撮影していない部分の画像との格差が意外と目だってしまう。普通の映画館で見れば、その差はそれほどないように見えるのだが、ここだと綺麗なところがひじょうに綺麗に見えるので、そうでないところが逆に目だってしまう。皮肉なものだ。 だが、そんなことは些細なことで、いつでもこちらはマイケルのパフォーマンスに没頭する。 今回は、なぜかマイケルが歌うジャクソン5メドレーの特に「アイル・ビー・ゼア」で胸が一杯になった。子供時代のスチール写真をインサートするのは、ずるい。(笑) 「アイル・ビー・ゼア」の部分で、マイケルは兄弟の名前と両親の名を呼ぶ。しかし、なぜ姉妹たち(リビー、ラトーヤ、ジャネット)の名前を呼ばないのか、という質問を複数の方からもらった。(みな、疑問を持つところは同じようだ) 僕は、それはここは、やはりジャクソン5のトリビュート部分だからだと思う。あくまで、マイケルのすべてのルーツ、歴史の出発点となったのが、ジャクソン5であり、彼ら兄弟なしには、自分はなかった。そして両親なしに自分も生まれることはなかった、ということだ。そういう意味でジャクソン5(そして、ランディーも)のメンバーと両親へのシャウトアウトなのだろう。エンタテインメントの世界では、特にスタート地点では姉妹はマイケルとは直接関係はなかった。 さて、今回の発見は、「アース・ソング」はCD音源、もしくは既存音源を使ってるのではないか、と思ったのだが確証が持てないので、次こそ耳をそばだててみることにする。(笑) 僕はこの映画で「アース・ソング」、「マン・イン・ザ・ミラー」、「ヒール・ザ・ワールド」の3曲がもっともマイケルが訴えたいメッセージを込めた歌だと思う。『ディス・イズ・イット』のハイライト3部作だ。 「アース・ソング」の映像では、ジャングルで眠りについている少女が突然の伐採機の音に目を覚ます。そして、小さな苗を土から堀り起こし、伐採機の伐採から守る。それは、(地球も)ギリギリのところで助かった、ということを暗示しているのかもしれない。マイケルは歌う。 「地球は泣いている、われわれはこの世界に何をしてしまったのか 我々がやってしまったことを見よう。 自分の息子だけに誓った平和とやらは、どうなった 花が咲き誇る畑はどうなった…」 地球は、人間の力によって、大きく傷ついている。温暖化が起こり、異常気象が発生している。これを今こそ止めなければならない。もう時間はない。そうマイケル・ジャクソンは世界に発信している。 「アース・ソング」で今の地球の問題を提起し、それへの心構えを「マン・イン・ザ・ミラー」(誰かがやるのではなく、自分からやろう、チェンジを起こそう)で歌い、そして、最後に「ヒール・ザ・ワールド」(地球を癒そう、治そう)でその意識を観客、地球人と共有するという3段ロケットだ。僕はこれは、「癒そう」では少し日本語が弱いような気がする。地球を治療しよう、直そう、もっと地球に優しく触れよう、といったニュアンスではないだろうか。 おそらくマイケルは「マン・イン・ザ・ミラー」で本編を終え、アンコール部分で「ヒール・ザ・ワールド」というのが、大まかな流れだったのではないかと思う。ただそこまでリハーサルが進まず、「ヒール・ザ・ワールド」のリハ映像は残らなかった。だから、後からここで見られるような映像を作ったというわけだ。 そうそう、これも想像だが、マイケル・ジャクソンは絶対に『プラネット・アース』もしくは『アース』の番組(日本ではNHKで放映、イギリスではBBCで放映。DVDもある)を見ていて、気に入っていると思う。 ■ アース アース [Blu-ray] posted with amazlet at 09.11.12 ギャガ・コミュニケーションズ (2008-06-27) 売り上げランキング: 986 Amazon.co.jp … Continue reading

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●緊急告知 タワーレコード渋谷店でイヴェント決定、FMバード『ザ・ナイト』、『スターライト・クル

●緊急告知 タワーレコード渋谷店でイヴェント決定、FMバード『ザ・ナイト』、『スターライト・クルージン』ゲスト出演決定 【Talk Event Will Be Held At Tower Records Nov. 23rd】 タワーレコード・イヴェント。 『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』発売に関連して、来る2009年11月23日(月曜日=祝日)16時から約1時間、タワーレコード渋谷店7階タワーブックスでトーク・イヴェントを行う。出演は、同翻訳書の監修・翻訳をてがけた吉岡正晴、ゲストに『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』著者、西寺郷太氏。 タワーレコード7階のタワーブックスでは、定期的に文学、アート、音楽、映画などについてのトーク・ショーを行っており、今回は第6回。 概要 「本を読むだけでは飽き足らない。文学、アート、映画、音楽、ストリート・カルチャー他、タワーレコードならではの分野のスペシャリストをお招きしてお贈りする定例イベントがいいよタワーブックスで始動! 教養は大人の嗜み(たしなみ)、生の言葉の価値を一緒に感じてみませんか?」 第6回タイトル 「マイケル・ジャクソン 『ディス・イズ・イット』で残した遺言」 ~『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』番外編~ 現在公開中の大ヒット映画「Michael Jackson’s “This Is It”」で才能が再評価されているマイケル・ジャクソン。そんな中、マイケルの50年の歴史を完全に網羅した絶対的なバイブルがついに刊行されました! そして、この本の監修/訳を担当され、マイケルへのインタヴュー経験もある吉岡正晴さんが、ノーナ・リーヴスの西寺郷太さんとともにタワーブックスに登場! 出演 吉岡正晴 (音楽評論家/ザ・ソウル・サーチャー) スペシャル・ゲスト 西寺郷太 (ノーナ・リーヴス) 日時 2009年11月23日(月曜、祝日) 16時~ 場所 タワーレコード渋谷店 7階 タワーブックス 〒150-0041 東京都渋谷区神南1-22-14 観覧無料 問い合わせ 03-3496-3661 *店内オープンスペースでの開催の為、立見でのご観覧も可能ですが、スペースには限りがございます。予めご了承下さい。また開場時刻よりも前に来てスペース確保することはできません。開場時刻はまだ決まっていませんが、通常は開演の約30分前から1時間前です。 詳細など http://towergoto.towerrecords.jp/blog/2009/11/tower.html ■マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009 マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009 posted with … Continue reading

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⊿シャカ・カーン(チャカ・カーン)、鳥のように自由に歌う

【Chaka Khan Sings Free As Bird】 鳥。 シャカ・カーンの2008年6月、2009年1月に続く10ヶ月ぶりライヴ。すっかり安定した人気公演となり、初日もほぼ満席。 この日、シャカはよくしゃべった。「私の人生の中で、とてもたくさんの素晴らしい才能の持ち主に出会ってきました。マーヴィン・ゲイ、彼と一緒に仕事ができなかったことは本当に悔いに残ることね。ルーサー・ヴァンドロス、彼とは仕事をした。マイルス・デイヴィスも逝ってしまった。アリフ・マーディンも。そしてもうひとり私の人生に大きく触れた人がいました。マイケル・ジャクソンです。今日は、私のバックコーラス隊、シャカレッツにマイケルの曲を歌ってもらいましょう」 そういって、コーラス3人がそれぞれマイケル楽曲を歌った。最後の「アイル・ビー・ゼア」で、シャカがかぶさるように登場。そういえば、シャカは自身でマイケルの大ヒット「ガット・トゥ・ビー・ゼア」をカヴァーしている。この「アイル・ビー・ゼア」の後に「ガット・トゥ・ビー・ゼア」を歌えばどうだろう? シャカレッツ? そんな名前付けたんだ。知らなかった。 このところ、シャカはすっかり精神的にも安定し、真摯に人生を生きているようだ。ステージのMCで言う。「私は、前はものすごくバッド・ガールだった。いつでもハイでね。子供が2人、夜中に『ママ、ママ』と泣いても、仕事に行ってしまったり。でも、あるとき、神様が私に語りかけてくれた。ありがとう、神様。私も、人生いろいろあって、たくさんのアップス&ダウンを経験してきた。そんな中で書いた曲。『エンジェル』。これは、あなたがエンジェルだという歌。神は、エンジェルであるあなたを愛しているんです」 下記セットリスト自作の「エンジェル」から傑作「スルー・ザ・ファイアー」の流れは、完璧に最近のシャカのハイライトになっている。特に後者はかなりゴスペル・フレーヴァーが濃くなり、味わいも深い。おそらく人生の年輪を重ね、この楽曲の年輪も深まっているということなのだろう。ライヴの中でも最大の聴き所。見事だ。 シャカはまるで自由な鳥のように歌う。ハスキーな声、低い声、キンキンする高い声、あらゆる声(Voice)を自由自在に操り、観客を虜にする。この日は、初日だというのにかなりのっていたようだ。ごきげんもよく、気持ちよさそうに歌っていた。 ◎ シャカ・カーン公演は土曜日までビルボード東京で。 http://www.billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=top&shop=1 ■チャカ・カーン 「エンジェル」収録の最新作 Funk This posted with amazlet at 09.11.10 Chaka Khan Smi Col (2007-09-25) 売り上げランキング: 29252 Amazon.co.jp で詳細を見る ◎ 主なベストヒットを収録 チャカ・カーン・ベスト!~エピファニー(スーパー・ファンタスティック・ベスト2009) posted with amazlet at 09.11.10 … Continue reading

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△告知 今後の吉岡正晴ラジオ・ゲスト出演の予定

△告知 今後の吉岡正晴ラジオ・ゲスト出演の予定 【Yoshioka Masaharu Will Be On Radio Programmes】 ゲスト。 『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』が2009年11月10日に発売されるのに伴い、監修・翻訳をてがけた吉岡正晴が、ラジオ・ゲスト出演して、マイケル・ジャクソンについて語る。 第一弾は、11月12日(木)ベイFM(千葉=78.0mhz)の夕方の帯番組『ベイ・ライン・ゴー・ゴー』(16時~19時)。この中で、18時頃から約30分出演する。DJは伊津野亮、岡部玲子。 第二弾は、11月16日(月)深夜(正確には17日午前0時すぎ)FM横浜(神奈川県=84.7mhz)の『ダンシング・グルーヴ』(0時~4時)。この中で、0時半ごろから30分出演の予定。DJは、鈴木しょう治。 今後いくつか増える予定。また、12月23日のトーク・イヴェント(2009年11月8日付ブログで発表)以外にも、小規模なものが企画中。決定次第、本ブログなどで発表する。 ++++ プロンプター。 先週、映画『ディス・イズ・イット』を新宿のバルト7という映画館で見てきた。館内は超満員、マイケル風のファンも何人かいて、マイケルの映画を見るには絶好の環境だ。さまざまな人たちが、それぞれの地元で見ている感想を聞いたりするが、いつしか僕はそういう人たちに「拍手、起こった?」と必ず聞くようになってしまった。映画館によってかなり温度差があるようだ。ちなみに新宿のバルトでは、終わった後、拍手が起こった。 3回目にして初めての発見。なんと、マイケル、「ウォナ・ビー・スターティン・サムシン」を歌っているとき、いわゆる「プロンプター」を使っていたこと。プロンプターとは、歌詞カードを曲の流れとともに、モニターに映し出すもの。カラオケの文字がメロディーとともに流れるものと同じだ。 舞台、マイケル側から客席に向かって、右側の端にそれがほんの少しだが映し出されていた。ちょっと衝撃だ。リハだからプロンプターを動かしていたのか。まさか本番では使わないとは思うのだが。確かに、曲によっては歌詞も全部が全部をきっちりと歌っていたわけではなかったが。まさに、それも含めて、改めて我々がここで見ている映像は、リハーサルなのだ、ということを感じた。 しかし、これを見たら誰だって本番を見たくなる。本番への、これほど素晴らしいプロモーション・ツールはない。こんな映像を見せられたら、最低でも10回くらいは本番は見たい。ひょっとして来年の7月から、本当はこのツアーがあって、それへのプロモーションではないか、などとも思ってしまう。 最近、『ディス・イズ・イット』を3回見て、この映画の意義、マイケルの死の意味をよく考えるようになっている。たとえば、「フェイドアウトの死」ではなく、オマー・エドワーズが語っていた「カットアウトのような死」のこと、ゴシップの意味、「Gossip Killed Radio Star」ということ、あるいは、死がもたらす大きな影響力、といったこと。ライヴはせいぜい100万にしか見ることができない「クローズド」なものだが、映画という媒体によって、何千万人、何億人という人がマイケルのメッセージを受け取ることができる。この運命的必然のこと。いろいろ頭を巡るので近いうちに考えをまとめて、文章にしてみたい。 ++++ 発売。 2009年11月10日発売の『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』、アマゾンで予約された方には、すでに昨日あたりから届き始めているようだ。アマゾンのページにもすでに感想が書き込まれ始めている。感謝。 引き続き、よろしくお願いいたします。 マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009 posted with amazlet at 09.11.09 エイドリアン・グラント ユーメイド 売り上げランキング: 21 Amazon.co.jp で詳細を見る … Continue reading

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☆発表! 『マイケル・ジャクソン・ラヴ・ナイト』12月23日に開催

☆発表! 『マイケル・ジャクソン・ラヴ・ナイト』12月23日に開催 【Michael Jackson L.O.V.E.Night @ Culture, Culture, Odaiba】 愛。 来る2009年12月23日(水曜=祝日)、西寺郷太さんと吉岡正晴で『マイケル・ジャクソン・ラヴ・ナイト』というトーク・イヴェントを行います。会場はお台場の「カルチャーカルチャー」というお店。お台場ゼップの2階にある飲食もできるお店です。 トークはおよそ4時間。さまざまなテーマを2人でもちより、それについて語ります。最初の2時間は、インターネットでの中継もしますので、チケットが入手できなかった方は、ネットでお楽しみください。 マイケル・ジャクソンのメッセージを正しく理解し、正しく伝えることが出来るように4時間を構成します。きっとマイケルの愛のメッセージの一部でもお伝えすることができるのではないかと思います。 ただ会場の収容人数が少なく、120席ほどしかありません。早目のご予約をお勧めします。 なお当日、ご希望の方には、2人が著作にサインをいたします。 +++++ イヴェント概要 【イヴェント・タイトル】 「西寺郷太と吉岡正晴の”マイケル・ジャクソン・ L.O.V.E(ラヴ)・ナイト”」 【イヴェント内容】 「新しい『マイケル・ジャクソン』の教科書」著者である西寺郷太と、「マイケル・ジャクソン全記録1958 – 2009」の翻訳・監修者の吉岡正晴が、激動の今年を締めくくりマイケルを追悼するクリスマス・スペシャル・イヴェント。語りだすと止まらないこの日本のマイケル・マニアを代表するふたりが、膨大な情報と沢山の素敵なエピソード満載で思いっきり「愛=L.O.V.E(ラヴ)」をこめてお送りする、幾多のマイケル・ジャクソン・ナイトの頂点に位置する4時間!! 最初の2時間はインターネットで生中継予定あり!!」 『マイケル・ジャクソンの新しい教科書』、『マイケル・ジャクソン全記録1958-2009』の販売、サイン会もあります。(すでに他でお買い求めの本でもかまいません) 【インターネット配信】 イヴェントの最初の2時間をインターネットで有料で生中継する予定です。アクセス方法など詳細は、後日お知らせします。 【出演】 西寺郷太(ノーナリーヴス)、吉岡正晴(音楽評論家)他、飛び入りゲストありかも!? 【日時】 2009年12月23日(水・祝) 開場16時・開演17時・終了21時予定 前売券3,000円・当日券3,500円(飲食代別途必要・ビール590円など) 前売券はイープラスにて2009年11月13日より発売 【会場】 東京カルチャーカルチャー TOKYO CULTURE CULTURE 住所:東京都江東区青海1丁目パレットタウン Zepp … Continue reading

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◎テンプテーションズ~ポール・ウィリアムス・ジュニアをフィーチャー

◎テンプテーションズ~ポール・ウィリアムス・ジュニアをフィーチャー (テンプテーションズ・レヴューのライヴ評です。これからご覧になる方で事前に内容を知りたくない方はご注意ください) 【Dennis’ Temps Including Paul Williams Jr.】 父息子。 「今夜は特別な夜なんだ」 リーダーのデニス・エドワーズがマイクを持って語る。「40年前(1969年)、僕はテンプテーションズに入った。そのとき、いろいろなことを教えてくれた人物がいた。歌、踊り、すべてだ。それがポール・ウィリアムスだった。今夜、光栄なことに、その息子が僕と一緒にステージにいます。ご紹介しましょう。みなさん、盛大な拍手を! ポール・ウィリアムス・ジュニアー!!」 そして、父親によく似たポール・ウィリアムス・ジュニアがリードを取って、「ドント・ルック・バック」を歌い始めた。1965年、父親ポール・ウィリアムスがリードを取ったスモーキー・ロビンソン&ロニー・ホワイト作品だ。父から学んだデニスが、今、その息子に多くを教えようとしている。ソウルのバトン・タッチだ。 今回の来日で3年連続となる「テンプテーションズ・レヴュー・フィーチャリング・デニス・エドワーズ」。2007年は、アリ・オリをフィーチャリング、2008年は、GCキャメロン、そして、今年はポール・ウィリアムス・ジュニアだ。 歌と踊りは、いつも通り、ばっちり決まって、アップ・テンポ、スロー・バラードと観客を完璧に巻き込む。メンバー全員がそれぞれ、舞台一番右端のマイクにやってきて、リードを歌う。曲間の変わり身がすばやく楽しい。 アンコールで、まず、アカペラで「オール・マン・リヴァー」を披露。さらに、これが終わると「あの」ベース・ラインが響き渡った。驚いたことにデニス・エドワーズのソロとしての最大のヒット曲「ドント・ルック・エニー・ファーザー」を歌ってくれたのだ。これは嬉しい選曲だった。僕はこのベース・ラインが大好き。1984年初頭に全米で大ヒットしたが、これを書いていたのは、デニス・ランバート&ブライアン・ポッター。 レコードでは、デニスとサイーダ・ギャレットとのデュエットだった。この曲は1983年暮れくらいから、音楽出版社の間に出回っており、ほぼ同じ時期アリスタ・レコードのA&Rが、この曲に目を付け、彼が育てようとしていた新人に歌わせることにした。だがデニスが録音してシングルにしたのを知り、泣く泣くその新人はこの曲を諦めた。それがホイットニー・ヒューストンだ。その担当は、ホイットニーとジャーメイン・ジャクソンのデュエットを考えていた。 デニスを始め、メンバー5人はこの日は白地に黒の太線のゼブラ模様のジャケットで登場。途中それぞれに見せ場を作り82分を駆け抜けた。 ◎ テンプス、ライヴはあと7日(土曜)と8日(日曜)。コットンクラブにて各日2ステージ。 詳細は、コットンクラブへ。 http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/reservation/ ■ベスト・オブ・テンプテーションズ ザ・ベスト・オブ・テンプテーションズ posted with amazlet at 09.11.07 テンプテーションズ USMジャパン (2008-12-17) 売り上げランキング: 91806 Amazon.co.jp で詳細を見る ■過去関連記事~テンプテーションズ December 25, 2008 テンプテーションズ&G.C.キャメロン http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081225.html … Continue reading

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○『アイ・ウォント・ユー・バック』のイントロ・ピアノは、ジョー・サンプルだった

○『アイ・ウォント・ユー・バック』のイントロ・ピアノは、ジョー・サンプルだった 【Intro of “I Want You Back” Is Joe Sample】 ワンテイク。 ジョー・サンプルが参加したウィリー・ネルソンのアルバム『アメリカン・クラシック(アメリカの歌)』が流れている。 「お、ウィリーだな、ヨランダ、このCDまだ来てないよね」とジョーが言う。 「そうね、まだ送ってもらってないわね。ファイナル・トラックのCDRしか聴いてないわ」 ヨランダはジョーの奥さんだ。 ジョーにモノクロのジャケットを見せた。ジョー夫妻の元には、まだ完成したジャケット付きのパッケージが届いていなかった。「ウィリーのマネージャーに言わないと(笑)」 ジョーによれば、このアルバムのレコーディングはニューヨークで昨年12月に行われた。つい最近、シカゴでPBS(公共放送)でのライヴの話があったが、どうやらキャンセルされたらしい。レコーディングではほとんどの曲を、バンド・メンバーがワンテイク(一度の録音)で仕上げている、という。すでにアレンジが譜面に起こされていて、スタジオに入り、ウィリーとともに「せいの」で始めて、1曲終わると、それで終わりだ。 「レコーディングは早いよ。1日4-5曲(録音)できる。ま、ただ曲によって、ギターが弾きすぎたりしたのはあって、それはやり直したのがある。ギターのアンソニー(・ウィルソン)は、ものすごくいいギタリストだが、時に(ウィリーの歌を)聴かないことがある。たとえば、ウィリーがもっとゆっくりのテンポじゃないと歌えない、といってもおかまいなしにガンガン弾いてしまったりね」とジョー。 ジョー、ヨランダと島津山の「フランクリン・アヴェニュー」にランチをしにやってきた。 ヨランダは、シェフお勧めのマッシュルーム・バーガーを食べている。ジョーはチリ・バーガーだ。 イントロ。 「ちょうど、この前、マイケル・ジャクソンの映画『ディス・イズ・イット』を見たんです。見ましたか?」と僕が聞くと、「いや、まだだ。見に行こうか」とジョーがヨランダに言う。「リハーサルの模様、どのようにステージを作っていくか、ダンサーやシンガー、ミュージシャンたちへの指示の出し方など、とても興味深く勉強になりました」と僕が説明した。 「今まで、マイケルの曲をやったことある?」と僕は尋ねた。それは、マイケル楽曲をジョー風にカヴァーしてやったことがあるか、という意味での質問だった。彼から返ってきたのは、「ああ、たしか、『アイ・ウォント・ユー・バック』と『ABC』かな」という答え。「トリオとかで、あるいはバンドで?」 「いや、ジャクソン5のレコードで弾いてるんだよ」 「えええええっっっ!!!???」 モータウンのレコードは1973-4年くらいまで、ほとんどミュージシャンのクレジットを載せていない。マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイング・オン』(1971年)はマーヴィンのたっての願いでミュージシャン・クレジットを載せた。だが他のセッションはそれほどミュージシャンの名前が出ていない。 自宅に戻り、ジャクソン5のいろいろなCDなどをチェックするが、やはりミュージシャン・クレジットは一切でていない。 「『アイ・ウォント・ユー・バック』のイントロのタララララというピアノ、あれ、僕だと思うよ。もう1曲くらいやっていたかな。40年くらい前だろう。あんまり覚えてないんだ。(笑) あと、たぶん『ABC』も」 彼はしばらくすっかりそのことを忘れていたという。だが、それらの楽曲が映画などで使われると、使用料がジョーの元に来るようになって、それらの曲で自分がプレイをしていたことを知った、いや、思い出した、というのだ。 ジョーはチリ&チーズのハンバーガーをナイフとフォークを上手に使いながら、実にうまく食べる。「これは、ものすごくおいしいなあ」と言ってシェフの幸三さんに向かって親指を上げる。「さて、モータウンにスージーという女性がいて、彼女があらゆるデータを集めて、(楽曲のクレジットを)整理してるんだ。誰がどの楽器をどの曲でプレイしているかを、事細かに調べていてね。映画で使われると、ミュージシャンにちゃんとお金がわたるようにしているんだよ」 しかし、ジョーはクインシーがてがけた『オフ・ザ・ウォール』を含め、それ以降のクインシー・セッションではほとんどピアノは弾いていない。グレッグ・フィリンゲインズがてがけている。なので、他のマイケル楽曲では彼のプレイは聴けない。 ジョーは1958年にテキサスからロスアンジェルスに出てきて、1999年にテキサスに戻るまで41年ロスに住んでいた。ちょうど彼が住んでいた家は、フランクリン・アヴェニューから1本入った道にあったという。今はその家は息子のニックが住んでいる。 彼がロスにいた41年間、それこそ星の数ほどのレコーディング・セッションに参加している。彼のひょんなところから出てくる昔話には引きこまれずにはいられない。 ■ ジャクソン5『帰ってほしいの/ABC』(2イン1)紙ジャケット。(しかし、「帰ってほしいの」のイントロのあのピアノがジョー・サンプルとは…) 帰ってほしいの/ABC+1(紙ジャケット仕様) posted with amazlet at 09.11.06 ジャクソン5 USMジャパン (2009-09-09) … Continue reading

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◆エクセロ・しずおか屋35周年記念パーティー (パート2)

◆エクセロ・しずおか屋35周年記念パーティー (パート2) 【Excello 35th Anniversary】 ご縁。 「ふだん滅多にこんなに一緒になったりすることがない、ラッツのメンバーを集めてしまう冨田さんは、すごい」(田代さん) 方南町、下北沢、環七沿い、下北沢(本多劇場前)と、何度か店の場所は変えながらも、1974年10月オープン以来、ずっと続くソウル・バー、ソウルおでんや「エクセロ・しずおか屋」。ラッツのメンバーは、方南町時代からのちょっとした常連だった。 そして、現在の「エクセロ・しずおか屋」の店のロゴの書は、俳優、光石研さん。 光石さんに聞くと、彼は緒形拳さんと同じ事務所に所属していたが、その緒形さんが書を楽しむのを見て、自分も「書(しょ)とまでは言えないが見よう見まねで始めた」という。滅多に字を書いてくれとは言われないが、一度友人が九州でイタリアン・レストランを開いたときにその店の名前を書いたことがあるそうだ。でも、その店は今ではつぶれてなくなってしまったので、光石さんの文字が店名として見られるのは、下北沢のしずおか屋だけということになる。 シャネルズのメンバーがエクセロのことを知ったのが、雑誌『ソウル・オン』に出ていた小さな広告を見てから。その『ソウル・オン』を都内のソウル・バーなどにせっせと配本していたひとりが僕。光石さんがエクセロに行き始めたのは、シャネルズがどこかの雑誌でエクセロのことを書いていたのを読んだのがきっかけだという。光石さんは方南町時代は知らずに、下北沢になってから。 この日は、光石さんの音楽的ルーツでもあるそのシャネルズの面々がたくさん来ているというので、ステージにあがる際も大変な緊張ぶり。しかも、「後でぜひ一緒に写真を撮らせていただきたいと思っています」とファンぶりを見せていた。そんな光石さんが彼にとって大あこがれのシャネルズとある意味同じステージに立ったというのも、エクセロ・しずおか屋というお店があったからこそ。これも、ソウルがつなぐご縁だ。 すべての点と点が、35年という歳月を経て、冨田夫妻のマジックによって、見事につながった夜となった。 さて、この35周年パーティーは11月3日に行われたが、その前日にしずおか屋ではテレビのロケが行われていた。テレビ朝日系列で放送されている「スマステ」の収録だ。街のB級グルメを探るということで、しずおか屋のほか2軒周ってロケを敢行するらしい。 香取慎吾、YOU、そしてテレ朝の大下容子アナが登場し、ここしずおか屋のおでん15種類以上のものから人気ベスト3を当てるという企画。いろいろみんなおいしいと言って食べていたが、「しのだまき」というのがえらく受けていた。ベスト3が何かは、今週土曜日(2009年11月7日)午後11時からテレビ朝日をどうぞ。これでテレビに出ちゃうと、またしばらく行列が出来てしまうだろうなあ。 収録後、香取さんに『マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009』と『マーヴィン・ゲイ物語』を直接手渡すことができた。マイケル本は、軽く本の内容を説明をしたところ「すごーい」と喜んでいただいたようで、翌日からの海外ロケで読みます、とのこと。ひじょうに嬉しい言葉だった。 ■ マイケル・ジャクソン全記録1958-2009 2009年11月10日発売 マイケル・ジャクソン全記録 1958-2009 posted with amazlet at 09.11.05 エイドリアン・グラント ユーメイド 売り上げランキング: 13 Amazon.co.jp で詳細を見る ■マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル (P‐Vine BOOKs) posted with amazlet at 09.11.05 … Continue reading

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★しずおか屋35周年パーティー、開かれる

★しずおか屋35周年パーティー、開かれる 【Excello/Shizuokaya 35th Anniversary Party】 35周年。 ソウル・バーの老舗「エクセロ/しずおか屋」の35周年記念パーティーが、2009年11月3日(火曜=祝日)、下北沢のライヴハウス「440(フォーフォーティー)」で行われた。オウナーである冨田さんらの仲間のバンド演奏、エクセロの常連などとのトークがにぎやかに行われ大パーティーとなった。 トーク・ゲストでは、常連のネイル界の第一人者、仲宗根幸子さん、俳優、光石研さん、ラッツ&スターのメンバーのみなさん(田代さん、佐藤善雄さん、もちろん、マーチン鈴木雅之さん、神保さん、山崎さん、高橋さん)らも登場、昔話に花が咲いた。また、マーヴィン・ゲイが使用していたニット帽を持っているというブルームーン(越智正志)さんが、そのニット帽についてのトークを繰り広げた。 ステージにラッツのメンバーが所狭しと上がると、多くの観客がデジカメで撮影、フラッシュの嵐となった。すると、マーチン横にいた田代さん、「写真、撮ってもいいですけど、くれぐれも盗撮だけはやめてください」といって爆笑を誘う。いきなり、マーチンと2人の独演漫談のような形に。 マーチンが、初めて1977年ごろ、方南町のエクセロを訪れたときのことをおもしろおかしく話してくれた。「(ソウル・ミュージックのマニア向け雑誌)『ソウル・オン』に載ってた広告を見て、田代と『ここに行こうぜ』と行ったんです。2人で車連ねてね」 田代「おまえ、シャコタンのセリカだったな」 マーチン「おまえ、サニーだったな。で、怪しげな階段、急な階段を昇って行くと、ぶっきらぼうな(笑)マスターがいてね」 田代「よく覚えてるのが、マスターに『どんなのやってんの』と聞かれて、『リトル・ダーリン』なんかです、って言うと『だれの?』と言われ、『ダイアモンズです』って答えたら、フンって鼻で笑われてね。で、『これは、黒人のグラジオラスっていうのが最初にやってるんだよ』って教えられて」 マーチン「それで、その(グラジオラスのレコードが出た)レーベルが、エクセロって言うんだ、と教わるわけですよ」 マーチン「マスターからあるときね、ワンダラーズの『ア・リトル・トゥー・ロング』って曲を聴かされてね、すごく気に入ったら、マスターがカセット・テープにいれてくれたんです。で、それがすごくよくて、何度もカセット聴いて、それを元に作ったのが『夢見る16歳』なんです」 田代「じゃあ、パクリかよ」 マーチン「…」 絶妙の間の、超絶つっこみ。この2人のトークは最高だ。 個人的には、僕は田代さんに会うのは初めてだったが、早くオフィシャルなステージに上がって欲しいと思った。また、昨年ブログに書いた光石さんとゆっくりお話することができ、嬉しかった。 ソウル関係者がたくさん集まるということで、僕はマーヴィン・ゲイの本を即売、マイケル本も販売したかったのだが、残念ながらまだ販売分を用意できず、サンプルだけを見せるのみにとどまった。 (この項、続く予定) ● 告知 今週土曜日(2009年11月7日)テレビ朝日系列『スマステ』にしずおか屋が登場します。11月2日に香取慎吾、You、大下容子アナがしずおか屋に来て、名物しずおかおでんを大量に食して行きました。その模様が放送されます。 ■シャネルズ BACK TO THE BASIC posted with amazlet at 09.11.04 RATS&STAR シャネルズ エピックレコードジャパン (1996-07-20) 売り上げランキング: 6141 Amazon.co.jp で詳細を見る ■メンバー 越智正志 (ヴォーカル) 梅沢健 (ヴォーカル) チャーリー深見 (ヴォーカル) … Continue reading

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▲デイヴ・コーズ&ジョナサン・バトラー・ライヴ

▲デイヴ・コーズ&ジョナサン・バトラー・ライヴ 【Dave Koz & Jonathan Butler Live At Blue Note】 シチュー。 稀代のエンタテインメント系サックス奏者、デイヴ・コーズと、南アフリカ出身のギタリスト、ジョナサン・バトラーのジョイント・ライヴ。ジョナサンは1980年代によくCDを聴き、インタヴューもし、原稿も書いた好きなギタリストだけに、この組み合わせはなかなかおもしろいと期待して出向いた。 案内が始まると、ジョナサンとデイヴが通路後ろ側、左右に分かれて立ってあいさつをしてから、ステージに上がる。 ライヴはこれまた想像以上の楽しさだった。デイヴを従え、ジョナサンが歌ったり、ギターを弾いたり、ステージは渋く、華やか。デイヴのコミカルな動きや、MCに勝るとも劣らないのがジョナサンのキャラクター。なかなかいいコンビだ。 今回はドラムスとベースが、ジョナサンのバンドから、ギターとキーボードがデイヴのバンドからの集合部隊。デイヴによれば、「2つのバンドをシチューのように煮込んだバンドだよ」とのこと。デイヴのバンド曲での、動きのある振り付けがついているのはいつ見ても楽しい。 ジョナサンもまた左利き、この日はベース奏者も左利きだったので、2人のレフティーが並んだ。久々に聴くジョナサンも、新鮮で素晴らしかった。 デイヴのMCもかなりおもしろい。「先日、僕はハリウッドのウォーク・オブ・フェイム(有名人歩道)に名前が刻まれたんだ。その連絡が来たときには、意味がわからなくてね。なんで僕なんだって感じで。で、その式典に出た。歩道に被さられていた幕を取ると、なんと僕の名前のスペルが間違っていたんだ。僕は確かにちょっとスペルの難しいファミリー・ネームを持っている。コーズね。だが、そこではデイヴの方のスペルが間違っていたんだよ。(笑)DAV、ダヴ・コーズだ。もし、ハリウッドに来たらぜひよってみてくれ。丸い有名なキャピトル・タワーの前あたりだ。ヴァイン・ストリートとハリウッド・ブルヴァードの角あたり。そこに来てくれたら、僕に会える。僕は毎日そこにいて、その歩道を磨いているんだ。(笑) 誰にも汚されたくないからね」 ■ジョナサン・バトラー、ベスト (「ライズ」と「サラ・サラ」、収録) Jonathan Butler posted with amazlet at 09.11.02 Jonathan Butler Jive/Novus (1990-10-25) 売り上げランキング: 84236 Amazon.co.jp で詳細を見る ■日本人なら誰でも知ってる映画音楽を集めたアルバム。ここからデイヴは、「ムーンリヴァー」「オーヴァー・ザ・レインボウ」などをプレイ At the Movies posted with amazlet at … Continue reading

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■『ディス・イズ・イット』映画、CDともに大ヒットへ~映画公開2週間延長決定

■『ディス・イズ・イット』映画、CDともに大ヒットへ~映画公開2週間延長決定 【”This Is It” Screening Will Be Extended 2 Weeks】 未曾有。 マイケル・ジャクソンの映画『ディス・イズ・イット』が大ヒット、その同名タイトルのCDが空前の売れ行きを見せている。映画は、日本でも初日だけで1億円以上の興行収入をみせ、10月31日までの4日間で売り上げ6億5000万円超、動員も約51万人を記録。アメリカでも初日だけで2億円以上。全世界では、初日だけで18億円を超え、2週間でトータル500億円くらいになるのではないか、という見方も出ている。 こうした大ヒットを受け、映画『ディス・イズ・イット』は、日本では2週間公開延長が正式に決まり、ソニー・ピクチャーズから発表された。現在上映している324館のうちおよそ7割の劇場が2週間延長し、11月27日(金)まで公開する。現在、時間帯によっては満席になっている映画館も、これによって、若干余裕が生まれるかもしれない。 同名タイトルのCDは、次号ビルボード誌アルバム・チャート(11月5日発表の11月14日付け)で1位初登場することが確定した。初回出荷がおよそ140万枚とされ、1週間弱で30万枚から35万枚程度が実際に売れたものと見られる。最近のアルバム1位の1週間の売り上げは10万枚から14万枚程度なので、通常の売れ行きの倍の勢いだ。 日本では2パターンCDが出ている。通常の1枚ものと、デラックス・エディションという2枚組み。デラックスにつく2枚目のCDには、未発表音源3曲(「シーズ・アウト・オブ・マイ・ライフ」、「ウォナ・ビー・スターティン・サムシン」、「ビート・イット」のデモ・テープ音源)と「プラネット・アース」という詩の朗読ヴァージョン。 ●最新アルバム 『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』 【デラックス・エディション】3780円 新曲「THIS IS IT」と未発表音源を収録した2枚組 ■DISC1:映画本編に登場する順で、ヒット曲・代表曲(スタジオ音源)収録 新曲「THIS IS IT」(ジャクソンズがコーラス参加)収録 ■DISC2:未発表3音源と、マイケル本人の朗読音源を収録 ■ハードカバー・デジブック仕様 ■豪華36頁ブックレットには幻のロンドン公演リハーサルの未発表ショットを使用 CD 2枚組 スペシャル・パッケージ初回生産限定盤 EICP1301-1302 定価¥3,780(税抜¥3,600) マイケル・ジャクソン THIS IS IT … Continue reading

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●ジョー・サンプル・ライヴ、解説付きで音楽を楽しむ

●ジョー・サンプル・ライヴ、解説付きで音楽を楽しむ 【Joe Sample Performs With Lecture Of History】 解説。 今年(2009年)3月にやってきたばかりのジョー・サンプルがまたまたトリオで来日。今回は、コットンクラブとブルーノート。 もちろん、ワン&オンリーなジョーのプレイを堪能するのは当然として、もうひとつのジョー・ライヴの楽しみに、彼の楽曲解説がある。ちょこっと次にやる曲の解説をしたり、エピソードを披露したりするのがなかなかおもしろい。 「次の曲は、『チェイン・リアクション』、クルセイダーズの曲ですが、トリオでめったにやりません。今日はトリオでやってみましょう」 それが終わったところで、「このピアノ、なかなか言うこときかない」と言って何度か腕を振るしぐさをみせたジョー。冗談で、「このピアノはスポーツジムみたいだ。こいつに殺されちゃうよ(笑)」とおどける。 「次の曲『ストーミー・ウェザー』は、1941年ごろの映画の曲。オール・キャストがニグロ(黒人)だったんです。黒人だけの映画としては初めてのものでした。僕は2歳ということになりますが、きっと何年後かに、何度も何度も見たのでしょう」 ちょっと調べてみた。映画『ストーミー・ウェザー』は、1943年に公開され、リナ・ホーン、キャブ・キャロウェイらが出演。ハリウッドのメジャーで製作された映画で、これともう1本『キャビン・イン・ザ・スカイ』という作品とともに出演者がほぼ全員黒人という初めての映画だという。 映画のタイトルは、1933年の同名の曲から取っている。映画は、1930年代に活躍したダンサー、ビル・ボージャングルス・ロビンソンの生涯をベースにした物語だ。この映画からは、他に「エイント・ミスビヘーヴィン」などのスタンダード・ヒットが生まれている。ジョーが、ピアノを弾きながら、ところどころ口でメロディーらしきものを歌うのが漏れ聴こえてくる。 ■ 輸入盤DVDがありました。ただしリージョン1と表記なので、オール・リージョン再生機が必要かもしれません。 Stormy Weather [DVD] [Import] posted with amazlet at 09.10.31 Amazon.co.jp で詳細を見る ジョーの語り口は、大学の教授みたい。 「1961年に、僕たちがジャズ・クルセイダーズだった頃、レコーディングした曲をやります。あの頃、僕らはラスヴェガスに行って、ショーバンドとしての仕事をこなしていました。あのキラキラのラス・ヴェガスは大嫌いなんだけどね。(笑) ジャズ・レーベルのオーディションを受けて、当時、僕たちはパシフィック・ジャズというレコード会社の人間と知り合い、そこからレコードを出すようになります。最初はリハーサルのようなものばっかりだったんですが、2ヶ月くらいひたすらやって、そこのボスに『さあ、君たちはレコーディング・アーティストになった』と言われて、レコーディングしたのが僕が書いたこの曲です。『フリーダム・サウンド』。ちょうど公民権運動が盛り上がっていて、そこでこういうタイトルにしたんです」 でも、教授はこんな話はしないか。(笑)メモ帳がどんどん汚い字で埋まっていく。 「フリーダム・サウンド」からはノンストップで、おなじみの「スペルバウンド」へ。何度聴いてもいい曲。 ■ 『スペルバウンド』 Spellbound posted with amazlet at … Continue reading

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